義妹ばかりを溺愛して何もかも奪ったので縁を切らせていただきます。今さら寄生なんて許しません!



10歳の頃から伯爵家の嫁になるべく厳しい花嫁修業を受け。
貴族院を卒業して伯爵夫人になるべく努力をしていたアリアだったが事あるごと実娘と比べられて来た。

実の娘に勝る者はないと、嫌味を言われ。
嫁でありながら使用人のような扱いに苦しみながらも嫁として口答えをすることなく耐えて来たが限界を感じていた最中、義妹が出戻って来た。

そして告げられたのは。

「娘が帰って来るからでていってくれないかしら」

理不尽な言葉を告げられ精神的なショックを受けながらも泣く泣く家を出ることになった。


…はずだったが。


「やった!自由だ!」

夫や舅は申し訳ない顔をしていたけど、正直我儘放題の姑に我儘で自分を見下してくる義妹と縁を切りたかったので同居解消を喜んでいた。

これで解放されると心の中で両手を上げて喜んだのだが…

これまで尽くして来た嫁を放り出した姑を世間は良しとせず。
生活費の負担をしていたのは息子夫婦で使用人を雇う事もできず生活が困窮するのだった。


縁を切ったはずが…

「生活費を負担してちょうだい」

「可愛い妹の為でしょ?」

手のひらを返すのだった。


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