21 / 33
2 私が私の気持ちに気づくまでの日々
7 害虫駆除は徹底的に
しおりを挟む
プレスコット家に呼び出され、絶縁をナディーンに宣告されても、さすがエイダの父親だけあり、男爵はしつこかった。
「そ、それでも、エイダはマーカスの血縁にあたる子ではないですか……うちの男爵家と縁を切ると言っても、エイダまで切り捨てるんですか?」
エイダの父親は、ナディーンの怒気に当てられたのか、マーカス家の当主夫婦の方に縋るように目線を投げる。
「本当に血縁ならね。エイダは、マーカス家の当主であるうちの父の従妹の子どもということだが……。亡くなった先妻である父の従妹との子どもではないですよね? 確かに、エイダの外見にはたまたま、マーカス家の特徴が出ている。でも、うちの国では珍しくない。ね、先妻が亡くなる前から不倫関係にあった愛人、そう今の奥さまとの間にできた子どもですよね? 父の従妹が嫁いでから、ほとんど交流がありませんでしたから、こちらを欺けると思っていましたか?」
一歩前に出たマーカス家の長男のフレドリックの説明に、ざぁっとエイダの父親の顔色が変わる。
「え? え? パパ、どういうこと? え? アタシ死んだママの子じゃないの? 今のママの子なの? それがどうしてマーカスの血筋じゃないってことになるの?」
「バカなお前にもわかりやすく説明すると、死んだママにはマーカスの血が流れていた。お前のパパはマーカスの血は流れていない。お前の今のママにもな。お前は死んだママとパパの子どもではなくて、今のパパとママの子なんだよ。だから、マーカスの血は一滴も流れていない」
マーカス家の次男のレジナルドがエイダを睨みつけながら、淡々と説明する。
「そ、それは、そんなこと、どうやって証明するというんだ! 想像だけで、エイダを血縁ではないと切り捨てる気か!」
なぜか、マーカス家の長男のフレドリックには再び強気になってエイダの父親は噛みついた。
「それがわかるんだよ。マーカス家に来た初日に健康状態を調べるって、ちょっと血液抜いただろ? 親と子の血液が揃えば、それで親子関係があるか調べられるんだ」
「あの時の……!! 本人の許可もなく調べるなんて、そんなんダメでしょ!」
「いーわよぉ。じゃ、あんたたちの無銭飲食にツケにした服飾費やアクセサリー代を請求するのに然るべきところに行きましょうか。ついでに、正式に血液検査もしてもらいましょう。それ、国にちゃんと認められている方法だから。それで、血縁じゃないのにそんな狼藉働いてたってなったら、もっと罪が重くなるかもねぇ……」
ナディーンはにこやかな笑顔を向けて、えげつない提案をする。あれだけ威勢の良かったエイダの父親は項垂れ、夫人は夫に縋っている。
「え、私はどうなっちゃうの?」
「お前は今までどーり、パパとママの本当の子どもとして、ぬくぬく暮らしていけばいいんじゃないか? 男爵家の血筋なのは間違いないんだろうし」
縋るようにマーカス家やプレスコット家の面々を見るエイダに、マーカス家の次男のレジナルドが冷たく告げる。
「え、でもパパとママと一緒にいても、これから豪華な食事をしたり、可愛いアクセサリーや服を身に着けられないってことでしょ?」
そういった方面の頭の回転はいいのか、エイダがどこまでも自分勝手なことを訴えてくる。
「ソウカモネー。俺らの知ったこっちゃねーよ」
マーカス家の次男のレジナルドが吐き捨てる。
「なら、なら、私もリリアンみたいにプレスコット家の養子にしてよ! その子だって、元貴族令嬢なんでしょう? その子だって、なんの苦労もなくぬくぬく暮らしていたんでしょ? 今だって、お人形みたいにちやほやされるだけで、なんの役にも立っていないじゃない!!」
急に自分に矛先が向かって、リリアンは驚いた。隣にいるエイダの父親と目が合って、血の気がひく。
「うるさい。うるさい。リリアンは可愛いだけじゃなくって、いるだけで癒しの空気を放ってるんだから! あんたなんているだけで、人を嫌な気分にさせて、しかも香水つけすぎで臭いのよ! この悪臭製造機!!!」
「そうよ。リリアンは……リリアンは、あんたと違って色々人生の辛さ味わってんのよ! それを感じさせないくらいに強いのよ! それに、手先も器用で、ドレス作りのどの工程でも任せられるし、デザインのセンスもすごいし、いるだけでデザイナーのインスピレーションを刺激するし、とにかくすごいのよ! あんたなんてうちにいらない!!!」
ガタガタと椅子から立ち上がると、エリックと同じような綺麗な顔立ちから想像がつかないくらいの辛辣な言葉がカリスタとチェルシーから放たれる。
リリアンは、重ねられていたエリックの手をそっと放すと、椅子から立って、カリスタとチェルシーの前に立った。
「カリスタ姉さん、チェルシー姉さん、ありがとう。私、あなたみたいな、どうでもいい人に何を言われてもかまわない。あなたの希望が通るかは、父上と母上が決めることだから。ただ、私はあなたが大嫌い」
リリアンは青白い顔をしたまま、まっすぐにエイダを見て言った。エイダみたいな自分勝手な人に負けたくない一心で。
「本当に生意気ね。私だってあんたなんて大っ嫌い。可愛いからってだけで、みんなにお姫様みたいにかばわれちゃって……」
エイダはキリキリと歯ぎしりをしてリリアンを睨んだ。リリアンは静かに元の席に戻る。カリスタとチェルシーの陰で、ふらりと崩れ落ちたリリアンをエリックがしっかりと抱き留めてくれた。エイダの言葉を気にしないようにしようと思っても小さな棘のようにチクチク胸を奥を刺してくる。リリアンはエリックの胸から体を離し、自分の椅子に座りなおした。
「私だって、可愛い娘であるリリアンをいじめて、酷い事を言うエイダのこと大っ嫌いよ。二度とうちの敷居を跨がせないわ。もちろん、養子入りなんて論外よ」
「プレスコット家は男爵家と縁を切る。エイダがマーカス家と血縁があろうとなかろうと二度と関わりをもたない」
ナディーンに続いて、今まで口を開かなかったプレスコット家の当主である父上も言い切った。
「そんな……」
神経の太いエイダも涙目になる。
「マーカス家も今後、男爵家と縁を切る。むしろ、先妻である従妹をないがしろにし、マーカス商会や関連の店、ひいては妻の血縁であるプレスコット家関連の店での迷惑行為、恨みしかないのだが……。そこは縁を切るというのなら、多少の情はかけてやる。ただし、うちもエイダを引き取ることはないし、二度と姿を現さないでほしい」
静かに静観していたマーカス家当主も続けて宣告する。
「エイダ、こっちの関係者の前に姿を現したり、ちょっかいかけたりしたら、初日に言ったお前の情報、ばらまくからな。お宅の父親はお前のことを極上とか言ってるけど、頭がからっぽで純潔じゃない貴族令嬢に価値なんてあんのかね」
マーカス家の次男のレジナルドが最後に釘を刺した。自分の娘がまだ小さいので念には念をいれておきたいのだろう。
戦意をすっかり喪失した男爵夫婦は、弁済や絶縁を誓う書類に大人しくサインをすると泣きわめくエイダを引きずるように連れて帰って行った。
こうして、ナディーンが宣言した通り、数日で害虫駆除は幕を下ろしたのであった。
「そ、それでも、エイダはマーカスの血縁にあたる子ではないですか……うちの男爵家と縁を切ると言っても、エイダまで切り捨てるんですか?」
エイダの父親は、ナディーンの怒気に当てられたのか、マーカス家の当主夫婦の方に縋るように目線を投げる。
「本当に血縁ならね。エイダは、マーカス家の当主であるうちの父の従妹の子どもということだが……。亡くなった先妻である父の従妹との子どもではないですよね? 確かに、エイダの外見にはたまたま、マーカス家の特徴が出ている。でも、うちの国では珍しくない。ね、先妻が亡くなる前から不倫関係にあった愛人、そう今の奥さまとの間にできた子どもですよね? 父の従妹が嫁いでから、ほとんど交流がありませんでしたから、こちらを欺けると思っていましたか?」
一歩前に出たマーカス家の長男のフレドリックの説明に、ざぁっとエイダの父親の顔色が変わる。
「え? え? パパ、どういうこと? え? アタシ死んだママの子じゃないの? 今のママの子なの? それがどうしてマーカスの血筋じゃないってことになるの?」
「バカなお前にもわかりやすく説明すると、死んだママにはマーカスの血が流れていた。お前のパパはマーカスの血は流れていない。お前の今のママにもな。お前は死んだママとパパの子どもではなくて、今のパパとママの子なんだよ。だから、マーカスの血は一滴も流れていない」
マーカス家の次男のレジナルドがエイダを睨みつけながら、淡々と説明する。
「そ、それは、そんなこと、どうやって証明するというんだ! 想像だけで、エイダを血縁ではないと切り捨てる気か!」
なぜか、マーカス家の長男のフレドリックには再び強気になってエイダの父親は噛みついた。
「それがわかるんだよ。マーカス家に来た初日に健康状態を調べるって、ちょっと血液抜いただろ? 親と子の血液が揃えば、それで親子関係があるか調べられるんだ」
「あの時の……!! 本人の許可もなく調べるなんて、そんなんダメでしょ!」
「いーわよぉ。じゃ、あんたたちの無銭飲食にツケにした服飾費やアクセサリー代を請求するのに然るべきところに行きましょうか。ついでに、正式に血液検査もしてもらいましょう。それ、国にちゃんと認められている方法だから。それで、血縁じゃないのにそんな狼藉働いてたってなったら、もっと罪が重くなるかもねぇ……」
ナディーンはにこやかな笑顔を向けて、えげつない提案をする。あれだけ威勢の良かったエイダの父親は項垂れ、夫人は夫に縋っている。
「え、私はどうなっちゃうの?」
「お前は今までどーり、パパとママの本当の子どもとして、ぬくぬく暮らしていけばいいんじゃないか? 男爵家の血筋なのは間違いないんだろうし」
縋るようにマーカス家やプレスコット家の面々を見るエイダに、マーカス家の次男のレジナルドが冷たく告げる。
「え、でもパパとママと一緒にいても、これから豪華な食事をしたり、可愛いアクセサリーや服を身に着けられないってことでしょ?」
そういった方面の頭の回転はいいのか、エイダがどこまでも自分勝手なことを訴えてくる。
「ソウカモネー。俺らの知ったこっちゃねーよ」
マーカス家の次男のレジナルドが吐き捨てる。
「なら、なら、私もリリアンみたいにプレスコット家の養子にしてよ! その子だって、元貴族令嬢なんでしょう? その子だって、なんの苦労もなくぬくぬく暮らしていたんでしょ? 今だって、お人形みたいにちやほやされるだけで、なんの役にも立っていないじゃない!!」
急に自分に矛先が向かって、リリアンは驚いた。隣にいるエイダの父親と目が合って、血の気がひく。
「うるさい。うるさい。リリアンは可愛いだけじゃなくって、いるだけで癒しの空気を放ってるんだから! あんたなんているだけで、人を嫌な気分にさせて、しかも香水つけすぎで臭いのよ! この悪臭製造機!!!」
「そうよ。リリアンは……リリアンは、あんたと違って色々人生の辛さ味わってんのよ! それを感じさせないくらいに強いのよ! それに、手先も器用で、ドレス作りのどの工程でも任せられるし、デザインのセンスもすごいし、いるだけでデザイナーのインスピレーションを刺激するし、とにかくすごいのよ! あんたなんてうちにいらない!!!」
ガタガタと椅子から立ち上がると、エリックと同じような綺麗な顔立ちから想像がつかないくらいの辛辣な言葉がカリスタとチェルシーから放たれる。
リリアンは、重ねられていたエリックの手をそっと放すと、椅子から立って、カリスタとチェルシーの前に立った。
「カリスタ姉さん、チェルシー姉さん、ありがとう。私、あなたみたいな、どうでもいい人に何を言われてもかまわない。あなたの希望が通るかは、父上と母上が決めることだから。ただ、私はあなたが大嫌い」
リリアンは青白い顔をしたまま、まっすぐにエイダを見て言った。エイダみたいな自分勝手な人に負けたくない一心で。
「本当に生意気ね。私だってあんたなんて大っ嫌い。可愛いからってだけで、みんなにお姫様みたいにかばわれちゃって……」
エイダはキリキリと歯ぎしりをしてリリアンを睨んだ。リリアンは静かに元の席に戻る。カリスタとチェルシーの陰で、ふらりと崩れ落ちたリリアンをエリックがしっかりと抱き留めてくれた。エイダの言葉を気にしないようにしようと思っても小さな棘のようにチクチク胸を奥を刺してくる。リリアンはエリックの胸から体を離し、自分の椅子に座りなおした。
「私だって、可愛い娘であるリリアンをいじめて、酷い事を言うエイダのこと大っ嫌いよ。二度とうちの敷居を跨がせないわ。もちろん、養子入りなんて論外よ」
「プレスコット家は男爵家と縁を切る。エイダがマーカス家と血縁があろうとなかろうと二度と関わりをもたない」
ナディーンに続いて、今まで口を開かなかったプレスコット家の当主である父上も言い切った。
「そんな……」
神経の太いエイダも涙目になる。
「マーカス家も今後、男爵家と縁を切る。むしろ、先妻である従妹をないがしろにし、マーカス商会や関連の店、ひいては妻の血縁であるプレスコット家関連の店での迷惑行為、恨みしかないのだが……。そこは縁を切るというのなら、多少の情はかけてやる。ただし、うちもエイダを引き取ることはないし、二度と姿を現さないでほしい」
静かに静観していたマーカス家当主も続けて宣告する。
「エイダ、こっちの関係者の前に姿を現したり、ちょっかいかけたりしたら、初日に言ったお前の情報、ばらまくからな。お宅の父親はお前のことを極上とか言ってるけど、頭がからっぽで純潔じゃない貴族令嬢に価値なんてあんのかね」
マーカス家の次男のレジナルドが最後に釘を刺した。自分の娘がまだ小さいので念には念をいれておきたいのだろう。
戦意をすっかり喪失した男爵夫婦は、弁済や絶縁を誓う書類に大人しくサインをすると泣きわめくエイダを引きずるように連れて帰って行った。
こうして、ナディーンが宣言した通り、数日で害虫駆除は幕を下ろしたのであった。
12
お気に入りに追加
136
あなたにおすすめの小説

婚約者を譲れと姉に「お願い」されました。代わりに軍人侯爵との結婚を押し付けられましたが、私は形だけの妻のようです。
ナナカ
恋愛
メリオス伯爵の次女エレナは、幼い頃から姉アルチーナに振り回されてきた。そんな姉に婚約者ロエルを譲れと言われる。さらに自分の代わりに結婚しろとまで言い出した。結婚相手は貴族たちが成り上がりと侮蔑する軍人侯爵。伯爵家との縁組が目的だからか、エレナに入れ替わった結婚も承諾する。
こうして、ほとんど顔を合わせることない別居生活が始まった。冷め切った関係になるかと思われたが、年の離れた侯爵はエレナに丁寧に接してくれるし、意外に優しい人。エレナも数少ない会話の機会が楽しみになっていく。
(本編、番外編、完結しました)
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。




【完結】長い眠りのその後で
maruko
恋愛
伯爵令嬢のアディルは王宮魔術師団の副団長サンディル・メイナードと結婚しました。
でも婚約してから婚姻まで一度も会えず、婚姻式でも、新居に向かう馬車の中でも目も合わせない旦那様。
いくら政略結婚でも幸せになりたいって思ってもいいでしょう?
このまま幸せになれるのかしらと思ってたら⋯⋯アレッ?旦那様が2人!!
どうして旦那様はずっと眠ってるの?
唖然としたけど強制的に旦那様の為に動かないと行けないみたい。
しょうがないアディル頑張りまーす!!
複雑な家庭環境で育って、醒めた目で世間を見ているアディルが幸せになるまでの物語です
全50話(2話分は登場人物と時系列の整理含む)
※他サイトでも投稿しております
ご都合主義、誤字脱字、未熟者ですが優しい目線で読んで頂けますと幸いです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる