21 / 46
2 夫と再会した後の私のそれから
7 聖歌隊の歌の練習
しおりを挟む
「ううっ、太陽がまぶしい……」
「ははっ、奥様は庭を散歩する以外に外に出るのは久しぶりですからね」
なぜかあの後、クリストファーから許可が下りて今まで通り教会や孤児院の手伝いや聖歌隊の練習に参加できることになった。今日はクリストファーに蹂躙されてから、初めての外出だ。教会での聖歌隊の練習にいつものように家令のダンとタニアが付き添ってくれている。アイリーンの言葉に心配性のタニアがすかさず日傘を差してくれる。
「ご当主様の独占欲にも困ったものですね……」
道中にどこからか現れたのか神父が横から話しかけてくる。
「私が自分に甘い人だから制限されるのは仕方ないのよ」
「そうやって、なんでも受け入れていると、付け上がりますよ」
「そうかな? むしろ、甘やかしてるのはクリストファーの方なんじゃないのかな? 私は元々、クリストファーとか公爵家の物なんだから、優しくするメリットなんてないと思うんだけど……」
アンといい、神父といい、アイリーンの周りの人はなぜかクリストファーに当たりが強くて、アイリーンに甘い気がする。アイリーンの言葉に神父は苦い顔をした。やはり、久々の再会の時にアイリーンを蹂躙したことが尾を引いているのだろうか……
教会が見えてきて、久々に歌うことにアイリーンに緊張感が走る。もう、村人達に会う事に怖さはなかった。きっとみんなアイリーンがクリストファーに蹂躙されたことも、その後に、クリストファーの情人のようになっていることも知っている。それでも、きっと皆の態度は変わらない。アイリーンの中には村人達へ静かな信頼があった。
「ホラホラ、奥様! 全然声が出ていないですよ! しばらく休んでいるうちに発声の仕方を忘れましたか!」
聖歌隊の合唱の練習に混じると、やはり叱責の声がアイリーンに飛ぶ。合唱の取りまとめ兼先生のような立場のスーザンはぽっちゃりしていて、普段はほがらかなのだが、歌に関しては厳しい。聖歌隊といっても、村の中で歌の好きな人達の集まりなのでさほど人数は多くない。意外と一人一人の歌声がわかりやすい。
アイリーンはこれまでスーザンから教わったことを思い出して、お腹から声を出す。皆の声と自分の歌声が重なる。歌は聞くのも楽しいけど、やっぱり参加すると、一体感が気持ちいい。皆の歌声が青空の向こうへとどこまでも響く。
「皆、よかったですよ。奥様やればできるじゃないですか! その調子ですよ! ただ、油断すると音程が他のパートにつられるので気を付けて。では、パートごとに練習しましょうか」
スーザンに褒められて、アイリーンの頬が紅潮する。うれしくて微笑みが零れた。
その時、空気がざわっとしたと思ったら、アイリーンは腕を掴まれた。
「えっ? クリストファー?」
なんで、私の夫はいつもいつも驚くような登場の仕方をするんだろう? 突如として現れた公爵家当主に聖歌隊の面々も一瞬驚いていたが、次の瞬間には皆、普段の表情に戻った。
「なんでもない。仕事のついでに来た。アイリーンは今日はこれで抜ける。気にせず練習を続けてくれ」
スーザンや他の人達も無言で頷いて、パート練習を始めたようだ。アイリーンは、クリストファーに教会の裏に引きずられるように腕を引かれていく。なにか悪い事をしただろうか? クリストファーから外出の許可が出たというのは嘘だったのだろうか? 知らない間にまたクリストファーの逆鱗に触れるようなことをしたんだろうか? 蹂躙された再会の日のことを思い出して、アイリーンは震えた。
「アイリーン、他の奴に笑いかけるな」
教会の裏の木陰に連れ込まれて、大木に体を押し付けられる。アイリーンは血の気が引くのを感じた。真剣なクリストファーの目を見て、無言で頷く。やはり、外出したり、人と会わない方がいいのかもしれない。
「いや、違う。なんでもない。いいんだ。笑っていても。出かけてもいいんだ。今のは忘れてくれ」
クリストファーの顔が苦し気に歪む。そのまま、木に押し付けられるようにしてキスされる。クリストファーの手がアイリーンの体をまさぐる。
「んっ、ね……、クリストファー……んんっ、ここ外だし……みんないるし……んむぅ」
不穏な空気を感じて、キスの合間にアイリーンはクリストファーに訴えるが、クリストファーが止まる気配はない。キスをしたまま、アイリーンのワンピースをまくると、股のあたりをまさぐる。
「あっ、クリストファー、そとだから……あぁっ」
そのまま、ぬかるみを指で混ぜられ、愛液をまぶした手で花芯をいじられる。その溶けるような感覚にアイリーンの意識はもっていかれてしまう。
「いやっ、クリストファー、いっちゃう……あんっ、もうむり……」
こんな時でもイクときは申告するようにというクリストファーの言いつけを守ってしまう。合唱のパート練習の歌声が聞こえてくる。アイリーンの理性はもうどこかに行ってしまって、快楽に身を委ねたくなる。
「あんっ、あんっ、イク、イッちゃう! クリストファー」
初めの頃と違って、優しく触るクリストファーの手に花芯をこすられて、アイリーンは高みに昇った。木にもたれて、ぐったりするアイリーンをクリストファーは満足げに眺める。すぐにまた、その手は花芯をいじりはじめる。
「いやぁっ、今、イッたところだから、クリストファー、おねがい……もう、やめて」
「ここはまだ満足してないんじゃないか?」
それから、数回アイリーンはクリストファーによってイカされた。まだ、この拷問のような快楽の時間が続きそうな気配がした。
「クリストファー、おねがい……」
目の前のクリストファーに縋る。クリストファーのそこも起ちあがっているようだが、涼しい顔をしている。アイリーンは自分が涙と涎でどろどろの顔をしているのも構わずに懇願する。
「やめてほしいのか?」
「違うの……お願い、もう我慢できないの……」
「なにがだ? 言葉にしないとわからないぞ」
「クリストファー、もう入れて……」
「ふん、外ではダメなんじゃなかったか?」
「いじわる……」
涙目で見上げるアイリーンをクリストファーは満足げに見ると、アイリーンの片足を曲げて持ち上げる、両サイドが紐になっている下着の片方の紐を器用にほどくと、クリストファーはそのままアイリーンに突き入れた。
「ふっ、んんっ!」
「よほど待ち遠しかったんだな。入れた瞬間イクとはな」
もう、アイリーンはここが外であることも、人がいることも、クリストファーの意地悪な言葉もなにもかもが吹き飛んでいた。ただ、目の前のクリストファーと快楽を求めて、縋って腰を振った。
ほどなくして、クリストファーが果てると、クリストファーが上着をアイリーンに掛けると横抱きにする。
「クリストファー、もっとぉ……」
クリストファーの首に縋っておねだりする。クリストファーの首元の香りをくんくんと嗅ぐ。ミントのような清涼な香りがして、落ち着く。
「わかった、わかった。アイリーンは感度が良すぎて心配になるな……。さすがに外で何回もできないだろ。続きは屋敷でするぞ」
「たくさん、して」
「その言葉、忘れるなよ」
クリストファーは足早に屋敷へと向かった。その言葉通り、クリストファーは帰る直前まで、アイリーンを抱いた。
◇◇
「ねぇ、アン、私、淫乱になっちゃったのかなぁ……」
今日は、アンが特殊な入浴剤を入れてくれて泡だったお風呂に使っている。泡のふわふわでもこもこの感覚が気持ちいい。今日の自分はなにか枷が外れてしまったようだった。やはり、アイリーンの理性や自制心など薄っぺらなものなのだろう。あまりの気持ちよさに何度もクリストファーにねだってしまった。今でも中にクリストファーのものが入っているような感覚がする。
「あーあ、すっかりご当主様の思う通りですねぇ……。しっかり、調教されちゃって……。ご当主様は下手くそなままの方がよかったんですかね……」
もの思いにふけるアイリーンを丁寧に洗うアンのぼやきが浴室に響いた。
アイリーンは快楽の記憶だけでなく、クリストファーの意地悪に煌めく空色の瞳とか、色っぽく荒く息をする様子とか、綺麗な顔に伝う汗とか、今日見た様々な場面が脳裏から離れなくて、その記憶を湯船に浸かりながら、反芻し味わった。
「ははっ、奥様は庭を散歩する以外に外に出るのは久しぶりですからね」
なぜかあの後、クリストファーから許可が下りて今まで通り教会や孤児院の手伝いや聖歌隊の練習に参加できることになった。今日はクリストファーに蹂躙されてから、初めての外出だ。教会での聖歌隊の練習にいつものように家令のダンとタニアが付き添ってくれている。アイリーンの言葉に心配性のタニアがすかさず日傘を差してくれる。
「ご当主様の独占欲にも困ったものですね……」
道中にどこからか現れたのか神父が横から話しかけてくる。
「私が自分に甘い人だから制限されるのは仕方ないのよ」
「そうやって、なんでも受け入れていると、付け上がりますよ」
「そうかな? むしろ、甘やかしてるのはクリストファーの方なんじゃないのかな? 私は元々、クリストファーとか公爵家の物なんだから、優しくするメリットなんてないと思うんだけど……」
アンといい、神父といい、アイリーンの周りの人はなぜかクリストファーに当たりが強くて、アイリーンに甘い気がする。アイリーンの言葉に神父は苦い顔をした。やはり、久々の再会の時にアイリーンを蹂躙したことが尾を引いているのだろうか……
教会が見えてきて、久々に歌うことにアイリーンに緊張感が走る。もう、村人達に会う事に怖さはなかった。きっとみんなアイリーンがクリストファーに蹂躙されたことも、その後に、クリストファーの情人のようになっていることも知っている。それでも、きっと皆の態度は変わらない。アイリーンの中には村人達へ静かな信頼があった。
「ホラホラ、奥様! 全然声が出ていないですよ! しばらく休んでいるうちに発声の仕方を忘れましたか!」
聖歌隊の合唱の練習に混じると、やはり叱責の声がアイリーンに飛ぶ。合唱の取りまとめ兼先生のような立場のスーザンはぽっちゃりしていて、普段はほがらかなのだが、歌に関しては厳しい。聖歌隊といっても、村の中で歌の好きな人達の集まりなのでさほど人数は多くない。意外と一人一人の歌声がわかりやすい。
アイリーンはこれまでスーザンから教わったことを思い出して、お腹から声を出す。皆の声と自分の歌声が重なる。歌は聞くのも楽しいけど、やっぱり参加すると、一体感が気持ちいい。皆の歌声が青空の向こうへとどこまでも響く。
「皆、よかったですよ。奥様やればできるじゃないですか! その調子ですよ! ただ、油断すると音程が他のパートにつられるので気を付けて。では、パートごとに練習しましょうか」
スーザンに褒められて、アイリーンの頬が紅潮する。うれしくて微笑みが零れた。
その時、空気がざわっとしたと思ったら、アイリーンは腕を掴まれた。
「えっ? クリストファー?」
なんで、私の夫はいつもいつも驚くような登場の仕方をするんだろう? 突如として現れた公爵家当主に聖歌隊の面々も一瞬驚いていたが、次の瞬間には皆、普段の表情に戻った。
「なんでもない。仕事のついでに来た。アイリーンは今日はこれで抜ける。気にせず練習を続けてくれ」
スーザンや他の人達も無言で頷いて、パート練習を始めたようだ。アイリーンは、クリストファーに教会の裏に引きずられるように腕を引かれていく。なにか悪い事をしただろうか? クリストファーから外出の許可が出たというのは嘘だったのだろうか? 知らない間にまたクリストファーの逆鱗に触れるようなことをしたんだろうか? 蹂躙された再会の日のことを思い出して、アイリーンは震えた。
「アイリーン、他の奴に笑いかけるな」
教会の裏の木陰に連れ込まれて、大木に体を押し付けられる。アイリーンは血の気が引くのを感じた。真剣なクリストファーの目を見て、無言で頷く。やはり、外出したり、人と会わない方がいいのかもしれない。
「いや、違う。なんでもない。いいんだ。笑っていても。出かけてもいいんだ。今のは忘れてくれ」
クリストファーの顔が苦し気に歪む。そのまま、木に押し付けられるようにしてキスされる。クリストファーの手がアイリーンの体をまさぐる。
「んっ、ね……、クリストファー……んんっ、ここ外だし……みんないるし……んむぅ」
不穏な空気を感じて、キスの合間にアイリーンはクリストファーに訴えるが、クリストファーが止まる気配はない。キスをしたまま、アイリーンのワンピースをまくると、股のあたりをまさぐる。
「あっ、クリストファー、そとだから……あぁっ」
そのまま、ぬかるみを指で混ぜられ、愛液をまぶした手で花芯をいじられる。その溶けるような感覚にアイリーンの意識はもっていかれてしまう。
「いやっ、クリストファー、いっちゃう……あんっ、もうむり……」
こんな時でもイクときは申告するようにというクリストファーの言いつけを守ってしまう。合唱のパート練習の歌声が聞こえてくる。アイリーンの理性はもうどこかに行ってしまって、快楽に身を委ねたくなる。
「あんっ、あんっ、イク、イッちゃう! クリストファー」
初めの頃と違って、優しく触るクリストファーの手に花芯をこすられて、アイリーンは高みに昇った。木にもたれて、ぐったりするアイリーンをクリストファーは満足げに眺める。すぐにまた、その手は花芯をいじりはじめる。
「いやぁっ、今、イッたところだから、クリストファー、おねがい……もう、やめて」
「ここはまだ満足してないんじゃないか?」
それから、数回アイリーンはクリストファーによってイカされた。まだ、この拷問のような快楽の時間が続きそうな気配がした。
「クリストファー、おねがい……」
目の前のクリストファーに縋る。クリストファーのそこも起ちあがっているようだが、涼しい顔をしている。アイリーンは自分が涙と涎でどろどろの顔をしているのも構わずに懇願する。
「やめてほしいのか?」
「違うの……お願い、もう我慢できないの……」
「なにがだ? 言葉にしないとわからないぞ」
「クリストファー、もう入れて……」
「ふん、外ではダメなんじゃなかったか?」
「いじわる……」
涙目で見上げるアイリーンをクリストファーは満足げに見ると、アイリーンの片足を曲げて持ち上げる、両サイドが紐になっている下着の片方の紐を器用にほどくと、クリストファーはそのままアイリーンに突き入れた。
「ふっ、んんっ!」
「よほど待ち遠しかったんだな。入れた瞬間イクとはな」
もう、アイリーンはここが外であることも、人がいることも、クリストファーの意地悪な言葉もなにもかもが吹き飛んでいた。ただ、目の前のクリストファーと快楽を求めて、縋って腰を振った。
ほどなくして、クリストファーが果てると、クリストファーが上着をアイリーンに掛けると横抱きにする。
「クリストファー、もっとぉ……」
クリストファーの首に縋っておねだりする。クリストファーの首元の香りをくんくんと嗅ぐ。ミントのような清涼な香りがして、落ち着く。
「わかった、わかった。アイリーンは感度が良すぎて心配になるな……。さすがに外で何回もできないだろ。続きは屋敷でするぞ」
「たくさん、して」
「その言葉、忘れるなよ」
クリストファーは足早に屋敷へと向かった。その言葉通り、クリストファーは帰る直前まで、アイリーンを抱いた。
◇◇
「ねぇ、アン、私、淫乱になっちゃったのかなぁ……」
今日は、アンが特殊な入浴剤を入れてくれて泡だったお風呂に使っている。泡のふわふわでもこもこの感覚が気持ちいい。今日の自分はなにか枷が外れてしまったようだった。やはり、アイリーンの理性や自制心など薄っぺらなものなのだろう。あまりの気持ちよさに何度もクリストファーにねだってしまった。今でも中にクリストファーのものが入っているような感覚がする。
「あーあ、すっかりご当主様の思う通りですねぇ……。しっかり、調教されちゃって……。ご当主様は下手くそなままの方がよかったんですかね……」
もの思いにふけるアイリーンを丁寧に洗うアンのぼやきが浴室に響いた。
アイリーンは快楽の記憶だけでなく、クリストファーの意地悪に煌めく空色の瞳とか、色っぽく荒く息をする様子とか、綺麗な顔に伝う汗とか、今日見た様々な場面が脳裏から離れなくて、その記憶を湯船に浸かりながら、反芻し味わった。
5
お気に入りに追加
114
あなたにおすすめの小説

《完結》愛する人と結婚するだけが愛じゃない
ぜらいす黒糖
恋愛
オリビアはジェームズとこのまま結婚するだろうと思っていた。
ある日、可愛がっていた後輩のマリアから「先輩と別れて下さい」とオリビアは言われた。
ジェームズに確かめようと部屋に行くと、そこにはジェームズとマリアがベッドで抱き合っていた。
ショックのあまり部屋を飛び出したオリビアだったが、気がつくと走る馬車の前を歩いていた。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。

いくら政略結婚だからって、そこまで嫌わなくてもいいんじゃないですか?いい加減、腹が立ってきたんですけど!
夢呼
恋愛
伯爵令嬢のローゼは大好きな婚約者アーサー・レイモンド侯爵令息との結婚式を今か今かと待ち望んでいた。
しかし、結婚式の僅か10日前、その大好きなアーサーから「私から愛されたいという思いがあったら捨ててくれ。それに応えることは出来ない」と告げられる。
ローゼはその言葉にショックを受け、熱を出し寝込んでしまう。数日間うなされ続け、やっと目を覚ました。前世の記憶と共に・・・。
愛されることは無いと分かっていても、覆すことが出来ないのが貴族間の政略結婚。日本で生きたアラサー女子の「私」が八割心を占めているローゼが、この政略結婚に臨むことになる。
いくら政略結婚といえども、親に孫を見せてあげて親孝行をしたいという願いを持つローゼは、何とかアーサーに振り向いてもらおうと頑張るが、鉄壁のアーサーには敵わず。それどころか益々嫌われる始末。
一体私の何が気に入らないんだか。そこまで嫌わなくてもいいんじゃないんですかね!いい加減腹立つわっ!
世界観はゆるいです!
カクヨム様にも投稿しております。
※10万文字を超えたので長編に変更しました。
愛を語れない関係【完結】
迷い人
恋愛
婚約者の魔導師ウィル・グランビルは愛すべき義妹メアリーのために、私ソフィラの全てを奪おうとした。 家族が私のために作ってくれた魔道具まで……。
そして、時が戻った。
だから、もう、何も渡すものか……そう決意した。
とまどいの花嫁は、夫から逃げられない
椎名さえら
恋愛
エラは、親が決めた婚約者からずっと冷淡に扱われ
初夜、夫は愛人の家へと行った。
戦争が起こり、夫は戦地へと赴いた。
「無事に戻ってきたら、お前とは離婚する」
と言い置いて。
やっと戦争が終わった後、エラのもとへ戻ってきた夫に
彼女は強い違和感を感じる。
夫はすっかり改心し、エラとは離婚しないと言い張り
突然彼女を溺愛し始めたからだ
______________________
✴︎舞台のイメージはイギリス近代(ゆるゆる設定)
✴︎誤字脱字は優しくスルーしていただけると幸いです
✴︎なろうさんにも投稿しています
私の勝手なBGMは、懐かしすぎるけど鬼束ちひろ『月光』←名曲すぎ

結婚30年、契約満了したので離婚しませんか?
おもちのかたまり
恋愛
恋愛・小説 11位になりました!
皆様ありがとうございます。
「私、旦那様とお付き合いも甘いやり取りもしたことが無いから…ごめんなさい、ちょっと他人事なのかも。もちろん、貴方達の事は心から愛しているし、命より大事よ。」
眉根を下げて笑う母様に、一発じゃあ足りないなこれは。と確信した。幸い僕も姉さん達も祝福持ちだ。父様のような力極振りではないけれど、三対一なら勝ち目はある。
「じゃあ母様は、父様が嫌で離婚するわけではないんですか?」
ケーキを幸せそうに頬張っている母様は、僕の言葉にきょとん。と目を見開いて。…もしかすると、母様にとって父様は、関心を向ける程の相手ではないのかもしれない。嫌な予感に、今日一番の寒気がする。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
20年前に攻略対象だった父親と、悪役令嬢の取り巻きだった母親の現在のお話。
ハッピーエンド・バットエンド・メリーバットエンド・女性軽視・女性蔑視
上記に当てはまりますので、苦手な方、ご不快に感じる方はお気を付けください。
大好きなあなたを忘れる方法
山田ランチ
恋愛
あらすじ
王子と婚約関係にある侯爵令嬢のメリベルは、訳あってずっと秘密の婚約者のままにされていた。学園へ入学してすぐ、メリベルの魔廻が(魔術を使う為の魔素を貯めておく器官)が限界を向かえようとしている事に気が付いた大魔術師は、魔廻を小さくする事を提案する。その方法は、魔素が好むという悲しい記憶を失くしていくものだった。悲しい記憶を引っ張り出しては消していくという日々を過ごすうち、徐々に王子との記憶を失くしていくメリベル。そんな中、魔廻を奪う謎の者達に大魔術師とメリベルが襲われてしまう。
魔廻を奪おうとする者達は何者なのか。王子との婚約が隠されている訳と、重大な秘密を抱える大魔術師の正体が、メリベルの記憶に導かれ、やがて世界の始まりへと繋がっていく。
登場人物
・メリベル・アークトュラス 17歳、アークトゥラス侯爵の一人娘。ジャスパーの婚約者。
・ジャスパー・オリオン 17歳、第一王子。メリベルの婚約者。
・イーライ 学園の園芸員。
クレイシー・クレリック 17歳、クレリック侯爵の一人娘。
・リーヴァイ・ブルーマー 18歳、ブルーマー子爵家の嫡男でジャスパーの側近。
・アイザック・スチュアート 17歳、スチュアート侯爵の嫡男でジャスパーの側近。
・ノア・ワード 18歳、ワード騎士団長の息子でジャスパーの従騎士。
・シア・ガイザー 17歳、ガイザー男爵の娘でメリベルの友人。
・マイロ 17歳、メリベルの友人。
魔素→世界に漂っている物質。触れれば精神を侵され、生き物は主に凶暴化し魔獣となる。
魔廻→体内にある魔廻(まかい)と呼ばれる器官、魔素を取り込み貯める事が出来る。魔術師はこの器官がある事が必須。
ソル神とルナ神→太陽と月の男女神が魔素で満ちた混沌の大地に現れ、世界を二つに分けて浄化した。ソル神は昼間を、ルナ神は夜を受け持った。
この度、猛獣公爵の嫁になりまして~厄介払いされた令嬢は旦那様に溺愛されながら、もふもふ達と楽しくモノづくりライフを送っています~
柚木崎 史乃
ファンタジー
名門伯爵家の次女であるコーデリアは、魔力に恵まれなかったせいで双子の姉であるビクトリアと比較されて育った。
家族から疎まれ虐げられる日々に、コーデリアの心は疲弊し限界を迎えていた。
そんな時、どういうわけか縁談を持ちかけてきた貴族がいた。彼の名はジェイド。社交界では、「猛獣公爵」と呼ばれ恐れられている存在だ。
というのも、ある日を境に文字通り猛獣の姿へと変わってしまったらしいのだ。
けれど、いざ顔を合わせてみると全く怖くないどころか寧ろ優しく紳士で、その姿も動物が好きなコーデリアからすれば思わず触りたくなるほど毛並みの良い愛らしい白熊であった。
そんな彼は月に数回、人の姿に戻る。しかも、本来の姿は類まれな美青年なものだから、コーデリアはその度にたじたじになってしまう。
ジェイド曰くここ数年、公爵領では鉱山から流れてくる瘴気が原因で獣の姿になってしまう奇病が流行っているらしい。
それを知ったコーデリアは、瘴気の影響で不便な生活を強いられている領民たちのために鉱石を使って次々と便利な魔導具を発明していく。
そして、ジェイドからその才能を評価され知らず知らずのうちに溺愛されていくのであった。
一方、コーデリアを厄介払いした家族は悪事が白日のもとに晒された挙句、王家からも見放され窮地に追い込まれていくが……。
これは、虐げられていた才女が嫁ぎ先でその才能を発揮し、周囲の人々に無自覚に愛され幸せになるまでを描いた物語。
他サイトでも掲載中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる