幼馴染の境界線

秋原 くり

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番外編

職員会議にて

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「もうすぐ、期末試験ですので・・・」

俺は美野 伊織ミノ イオリ

この学校の教師の一人だ。

今は毎朝恒例の職員会議の真っ最中。

期末が近いので
気を引き締めていきましょう的なことを言われている。

「あと、美野先生」

「は、はい」

突然、校長に呼ばれた。

何かまずい事でもしたか!?

いや、そんな記憶は一切残ってない!

「先生のクラスの黒川君と邪答院さんのことでね」

あ、察した。

「毎日恒例の痴話喧嘩、
   皆の迷惑にならないようにしてくれと伝えておいてくれるかい?」

「はい、勿論です」

あの二人は何故付き合っていないのか、
それは謎に包まれている。

毎日、一緒に登下校するし
昼も一緒、週末は遊びに行ったりもしている。

、あいつらは付き合っていないのだ。

幼馴染だから付き合いにくいんじゃない?
と言われているが、それも真実かどうか分からない。

、この学校にいる全員が
あの幼馴染ペアに振り回されれいるのは間違いない。

担任として、しっかり注意しなくては!

そう、改めて決意した俺であった。
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