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第一章
18 聖女の大胆な宣言と行動
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とっくに儀式は終わっていたという、聞き捨てならない言葉にヒナリは思わずベルトランと繋いだ手に力をこめてしまった。
ベルトランはじゃれ付くかのように何度かヒナリの手を握り直すと、アルトゥールに投げていた視線をヒナリに向けた。
「僕らの儀式って、賢者が聖女様の胎内に一度でも魔力を注げば、一回分はそれで完了となるんだ」
「そうなの!?」
「そのあと二回、三回と立て続けに魔力を捧げること自体は禁じられてはいないけれど、聖女様の御身を案じるのであれば、朝まで放さず抱き潰すなんて、身勝手と言わざるを得ないね」
(一回分は、とっくに終わってはいたのか……結構頑張って受け入れてたのにな……)
必ずしも頑張り続ける必要があったわけではなかったと分かり、悲しくなってくる。
とはいえあれほどまでに熱く求められて、男性の欲求を受け止め慣れてない自分にはあの場ではっきりと拒絶する勇気は出なかっただろう。
アルトゥールがヒナリの斜め前に移動し、頭を下げる。
「改めて、申し訳ございませんでした、聖女ヒナリ様」
「いえ! 私の方こそごめんなさい。あの……あなたのことを全部受け止めるなんて宣言しておいて、受け止めきれなくて気絶しちゃって……」
その時のことをまざまざと思い出し、顔が熱くなる。
「寛大なお言葉、痛み入りますヒナリ」
「あの、アルトゥール」
「はい」
「私、もっと体を鍛えるから!」
「え!?」
ヒナリの宣言に、賢者たちの驚きの声が重なる。
「私にもっと体力があれば、アルトゥールの気が済むまで長く続けてもらっても大丈夫になる、かも……?」
ヒナリがそこまで言ったところで、室内がしん、と静まり返った。
(なに言ってんの私!? これじゃ私の方まで長時間セックスしたいって言ってるようなものじゃない!)
恥ずかしさのあまり全身から汗が噴き出す。
ヒナリはベルトランの手を振りほどいて両手で顔を覆うと、手の中に声をこもらせた。
「なんでもないです……。今のは忘れてください……」
「ヒナリ……!」
感激した風な声で呼び掛けられた、次の瞬間。
熱く大きな手に両手を握り込まれた。アルトゥールがベルトランを押し退けて、隣の席に体をねじ込ませて来たのだった。
「ああ、ヒナリ……! なんてお優しいんだ貴女は。貴女はご自身に何の取り柄もないなどとおっしゃるが、貴女のその寛大さ、そして愚かなる私めにさえ寄り添ってくださるその御心は、まさに聖女そのものです」
アルトゥールがラピスラズリ色の目を潤ませる。
「そんな、大げさだよ……」
感激した眼差しが眩しくて、思わず目が泳いでしまう。
(でも、ありがとう。私を聖女だと言ってくれて)
特別なことをしていないのに盛大に讃えられて、照れくさくなる。
ヒナリは、アルトゥールとベルトランの『ヒナリの隣には私が座るのだ』『いや僕が座る』と主張し合う声を聞きながら、癒えた心のぬくもりを噛み締めたのだった。
◇◇◆◇◇
二日連日の儀式に加えて二日目は朝まで続けられてしまったことにより、あわよくば休みをもらえないかと期待したのだが、世界の人を救うためという大義に際し、聖女ひとりの疲労は考慮されないようだった。
当然といえば当然なのかも知れない。
とはいえ賢者クレイグの疲労回復薬を飲んだあと、強い眠気に襲われて自室で昼寝をしたら夕食に呼ばれる頃にはすっかり回復していた。
ヒナリは魔法薬というもののすごさを改めて実感させられたのだった。
夕食後に湯浴みをし、透けたベビードールと紐でほどけるショーツの上からガウンを羽織るといういかにも脱がされやすい格好をして、賢者クレイグの部屋を訪ねる。
賢者クレイグの部屋は先のふたりの部屋とは違い、さすが魔法薬学者というべきか書斎机の上には所狭しと調剤器具が並べられていた。分厚い本も山積みになっている。
寝室に入ると、賢者クレイグは天蓋付きベッドの方ではなく窓際のソファーの方に腰かけてヒナリを待っていた。ガウンの下に、寝間着らしきものを着ている。
ベッド脇のテーブルにはジャスミンが飾られていた。
(あれってクレイグさんが自分で選んだのかな)
花を飾るような人には見えないかも、と一瞬思ってしまったヒナリは、失礼なことを考えてしまったことを反省した。
無言で示された通りに向かいのソファーに着く。すると賢者クレイグは何も言わず、綺麗な小瓶から透明な液体をグラスに注いだ。
(また疲労回復薬かな? なんで今、回復薬なんだろう。これから疲れることをするから?)
疑問はいくつも湧いてきたが、あれこれ質問したら不機嫌にさせてしまいそうな気がしたためすぐさまグラスに手を伸ばす。
「いただきます」
口を付けた瞬間、様々なハーブの香りが口内に広がった。
やっぱり賢者クレイグの作った薬は美味しいなと思いつつ一気に飲み干してグラスを下ろすと、眼鏡越しの目がこれ以上はないというほどに見開かれていた。
「はあああ!? 飲んでしまったのですか!?」
突然の大声に、ヒナリはびくりと肩をすくめた。
「飲んじゃダメでしたか?」
「いえ飲んでいただく予定でしたがそうではなく!」
「勝手に飲んでしまってごめんなさい。だって、あなたが出してくれるものならきっと良いものだと思ったから」
「はあ……それはどうも……」
思いがけない反応に面食らっていると、賢者クレイグが奥歯を噛み締める表情をしてぶつぶつと呟き出した。
「まったく、何と言って貴女にこれを飲ませるか散々悩んでいた私が馬鹿みたいではありませんか」
「え! 毒だった、とか……?」
咄嗟に両手の指先で口を押さえる。薬だと明言されたわけでもないものを勝手に飲んだのは聖女として迂闊だったかも知れない、そう焦り始めた瞬間。
「賢者が聖女様に毒を盛るはずがないでしょう!」
部屋中に反響する声を叩き付けられて、ヒナリはぎゅっと目を閉じた。
「そうですよね、ごめんなさい」
「はあ、まったく……」
深い溜め息、そして呆れ声。
賢者クレイグが小さく首を振る。しかし眼鏡の奥の瞳は鋭くヒナリを射抜いてきていた。
「あの、クレイグさん。ちなみにこれって疲労回復薬でないならなんなんですか?」
「……」
(教えてくれないのかな?)
「……。今に分かりますよ」
「え? ……あ」
ドクン、と心臓が強く脈打つ。
「え、あ、なに、これ」
たちまち全身が燃え上がる。その熱は脳までをも焼き、熱に浮かされたヒナリは何も考えられなくなった――わけではなく。
ただひとつの欲望――凄まじい性欲――に支配されたのだった。
「クレイグさんっ……!」
今すぐ性的刺激を得られなければ死んでしまう――そんな強烈な感情に突き動かされるがままに立ち上がり、賢者クレイグに襲いかかる。
ソファーに押し倒した賢者の下半身に股がり、まだ何の兆しもないそこにヒナリ自身の性器を薄布越しに擦り付ける。欲求を満たすにはあまりにも足りないもどかしい感覚に、必死で体を前後させる。
「クレイグさん、クレイグさんっ! 私、欲しいの、もっと、気持ちいいのが、欲しいっ……!」
支離滅裂なことを叫びながら賢者クレイグの衣服をつかみ、みっともなく腰を振る。布越しに硬い物が当たるようになっても、まだヒナリの求める感覚からは程遠かった。
顔を真っ赤に染めた賢者クレイグが、ほどんどひっくり返った声で叫びながら起き上がった。
「おおお落ち着いてくださいヒナリ様! ベッド! まずはベッドに参りましょう!」
ベルトランはじゃれ付くかのように何度かヒナリの手を握り直すと、アルトゥールに投げていた視線をヒナリに向けた。
「僕らの儀式って、賢者が聖女様の胎内に一度でも魔力を注げば、一回分はそれで完了となるんだ」
「そうなの!?」
「そのあと二回、三回と立て続けに魔力を捧げること自体は禁じられてはいないけれど、聖女様の御身を案じるのであれば、朝まで放さず抱き潰すなんて、身勝手と言わざるを得ないね」
(一回分は、とっくに終わってはいたのか……結構頑張って受け入れてたのにな……)
必ずしも頑張り続ける必要があったわけではなかったと分かり、悲しくなってくる。
とはいえあれほどまでに熱く求められて、男性の欲求を受け止め慣れてない自分にはあの場ではっきりと拒絶する勇気は出なかっただろう。
アルトゥールがヒナリの斜め前に移動し、頭を下げる。
「改めて、申し訳ございませんでした、聖女ヒナリ様」
「いえ! 私の方こそごめんなさい。あの……あなたのことを全部受け止めるなんて宣言しておいて、受け止めきれなくて気絶しちゃって……」
その時のことをまざまざと思い出し、顔が熱くなる。
「寛大なお言葉、痛み入りますヒナリ」
「あの、アルトゥール」
「はい」
「私、もっと体を鍛えるから!」
「え!?」
ヒナリの宣言に、賢者たちの驚きの声が重なる。
「私にもっと体力があれば、アルトゥールの気が済むまで長く続けてもらっても大丈夫になる、かも……?」
ヒナリがそこまで言ったところで、室内がしん、と静まり返った。
(なに言ってんの私!? これじゃ私の方まで長時間セックスしたいって言ってるようなものじゃない!)
恥ずかしさのあまり全身から汗が噴き出す。
ヒナリはベルトランの手を振りほどいて両手で顔を覆うと、手の中に声をこもらせた。
「なんでもないです……。今のは忘れてください……」
「ヒナリ……!」
感激した風な声で呼び掛けられた、次の瞬間。
熱く大きな手に両手を握り込まれた。アルトゥールがベルトランを押し退けて、隣の席に体をねじ込ませて来たのだった。
「ああ、ヒナリ……! なんてお優しいんだ貴女は。貴女はご自身に何の取り柄もないなどとおっしゃるが、貴女のその寛大さ、そして愚かなる私めにさえ寄り添ってくださるその御心は、まさに聖女そのものです」
アルトゥールがラピスラズリ色の目を潤ませる。
「そんな、大げさだよ……」
感激した眼差しが眩しくて、思わず目が泳いでしまう。
(でも、ありがとう。私を聖女だと言ってくれて)
特別なことをしていないのに盛大に讃えられて、照れくさくなる。
ヒナリは、アルトゥールとベルトランの『ヒナリの隣には私が座るのだ』『いや僕が座る』と主張し合う声を聞きながら、癒えた心のぬくもりを噛み締めたのだった。
◇◇◆◇◇
二日連日の儀式に加えて二日目は朝まで続けられてしまったことにより、あわよくば休みをもらえないかと期待したのだが、世界の人を救うためという大義に際し、聖女ひとりの疲労は考慮されないようだった。
当然といえば当然なのかも知れない。
とはいえ賢者クレイグの疲労回復薬を飲んだあと、強い眠気に襲われて自室で昼寝をしたら夕食に呼ばれる頃にはすっかり回復していた。
ヒナリは魔法薬というもののすごさを改めて実感させられたのだった。
夕食後に湯浴みをし、透けたベビードールと紐でほどけるショーツの上からガウンを羽織るといういかにも脱がされやすい格好をして、賢者クレイグの部屋を訪ねる。
賢者クレイグの部屋は先のふたりの部屋とは違い、さすが魔法薬学者というべきか書斎机の上には所狭しと調剤器具が並べられていた。分厚い本も山積みになっている。
寝室に入ると、賢者クレイグは天蓋付きベッドの方ではなく窓際のソファーの方に腰かけてヒナリを待っていた。ガウンの下に、寝間着らしきものを着ている。
ベッド脇のテーブルにはジャスミンが飾られていた。
(あれってクレイグさんが自分で選んだのかな)
花を飾るような人には見えないかも、と一瞬思ってしまったヒナリは、失礼なことを考えてしまったことを反省した。
無言で示された通りに向かいのソファーに着く。すると賢者クレイグは何も言わず、綺麗な小瓶から透明な液体をグラスに注いだ。
(また疲労回復薬かな? なんで今、回復薬なんだろう。これから疲れることをするから?)
疑問はいくつも湧いてきたが、あれこれ質問したら不機嫌にさせてしまいそうな気がしたためすぐさまグラスに手を伸ばす。
「いただきます」
口を付けた瞬間、様々なハーブの香りが口内に広がった。
やっぱり賢者クレイグの作った薬は美味しいなと思いつつ一気に飲み干してグラスを下ろすと、眼鏡越しの目がこれ以上はないというほどに見開かれていた。
「はあああ!? 飲んでしまったのですか!?」
突然の大声に、ヒナリはびくりと肩をすくめた。
「飲んじゃダメでしたか?」
「いえ飲んでいただく予定でしたがそうではなく!」
「勝手に飲んでしまってごめんなさい。だって、あなたが出してくれるものならきっと良いものだと思ったから」
「はあ……それはどうも……」
思いがけない反応に面食らっていると、賢者クレイグが奥歯を噛み締める表情をしてぶつぶつと呟き出した。
「まったく、何と言って貴女にこれを飲ませるか散々悩んでいた私が馬鹿みたいではありませんか」
「え! 毒だった、とか……?」
咄嗟に両手の指先で口を押さえる。薬だと明言されたわけでもないものを勝手に飲んだのは聖女として迂闊だったかも知れない、そう焦り始めた瞬間。
「賢者が聖女様に毒を盛るはずがないでしょう!」
部屋中に反響する声を叩き付けられて、ヒナリはぎゅっと目を閉じた。
「そうですよね、ごめんなさい」
「はあ、まったく……」
深い溜め息、そして呆れ声。
賢者クレイグが小さく首を振る。しかし眼鏡の奥の瞳は鋭くヒナリを射抜いてきていた。
「あの、クレイグさん。ちなみにこれって疲労回復薬でないならなんなんですか?」
「……」
(教えてくれないのかな?)
「……。今に分かりますよ」
「え? ……あ」
ドクン、と心臓が強く脈打つ。
「え、あ、なに、これ」
たちまち全身が燃え上がる。その熱は脳までをも焼き、熱に浮かされたヒナリは何も考えられなくなった――わけではなく。
ただひとつの欲望――凄まじい性欲――に支配されたのだった。
「クレイグさんっ……!」
今すぐ性的刺激を得られなければ死んでしまう――そんな強烈な感情に突き動かされるがままに立ち上がり、賢者クレイグに襲いかかる。
ソファーに押し倒した賢者の下半身に股がり、まだ何の兆しもないそこにヒナリ自身の性器を薄布越しに擦り付ける。欲求を満たすにはあまりにも足りないもどかしい感覚に、必死で体を前後させる。
「クレイグさん、クレイグさんっ! 私、欲しいの、もっと、気持ちいいのが、欲しいっ……!」
支離滅裂なことを叫びながら賢者クレイグの衣服をつかみ、みっともなく腰を振る。布越しに硬い物が当たるようになっても、まだヒナリの求める感覚からは程遠かった。
顔を真っ赤に染めた賢者クレイグが、ほどんどひっくり返った声で叫びながら起き上がった。
「おおお落ち着いてくださいヒナリ様! ベッド! まずはベッドに参りましょう!」
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