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第六章 月華星亮
初恋
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自分の気持ちを認めてからは、逆に頭が冴えてきたから不思議だ。もう迷いもなかった。私は貴妃になりたかったわけでもないし、今も王妃になりたいわけでもない。この旅が終わらなければいいのにとは思うが、そろそろ目的地に着いてしまう。
奕晨とだって…市井の宿でのひと夜が永遠であれば良かった。身分や宮殿、寵愛をねだったことはない。
目の前の奕世に恋をしている私にとっては、将来の約束など、むしろ疎ましいだけだった。何故世の男性は分からないのだろうか。奕晨と奕世しか知らない私だが、何故この二人は私が妃などという地位に惹かれると思っているのか。本当に理解できない。私は家庭教師になり、3食昼寝付きで誰にも怯えずに過ごしたいのだ。
このひと月のうちに何度も何度も人生が覆る経験をした。未来のことなど何も確かではない。皇帝陛下ですら、ままならぬことばかりなのだ。私が奕世と御伽話の公主のように結ばれて死ぬまで仲睦まじく幸せに暮らせるわけがない。
皇帝陛下に対しても、奕世に対しても、それは同じ。未来のことなど全く期待していない。銀蓮が小龍と駆け落ちした理由は二人で自由になりたかったからだろう。その結果、何があったかは分からないけれど、小龍は大怪我を負い今や離れ離れだ。つまり、駆け落ちすらうまくいかない星の元に私たちは生まれているのだ。
奕世に恋しているはずなのに、私は奕世の「王となり、お前を王妃にするうんちゃら」に対しては非常に懐疑的だった。絶対うまくいかない。恋してようがなんだろうが絶対上手くいかない話にはのれないのが、私雲泪なのだ。
奕世のことは好きなので、今回は逃げ出さずにちゃんと断ることにした。
決死の覚悟で、輿の窓を開けて、併走する奕世に話しかけてみる。
「奕世、話があるの」
「間もなく着く、我が屋敷で話そう」
その通りで、反刻もしないうちに浩特拉尔、我が母の故郷に到着した。浩特拉尔は高原にある要塞都市だった。
「母から聞いている風景と違ったか?この都市は20年でかなり変貌した」
私の顔を見て、奕世は声をかける。
「白く雪を被った山脈の風景は、母に聞いたとおりです」
「今や、浩特拉尔は最前線の要塞だからな」
奕世は屋敷へ私を連れていく。
「疲れただろう、湯を沸かさせよう。持ってこさせるから、身体を洗うといい。火を焚けば高床が煙で暖まる」
屋敷の一部屋に私を置くと、立ち去ろうとする。思わず、彼の袖を掴む。
「おいおい、ここは何も怖いことはないよ。俺は報告を終えたらすぐ帰ってくるから、ゆっくりお休み。長旅でずいぶん痩せたように見える」
私の頬に触れて、少し躊躇をみせたが、そのまま立ち去った。ほどなくして、老婆が湯を持ってきた。煤けた私の顔や身体を拭いてくれる。替えのお湯で髪も浸すことが出来た。脚もゆっくりお湯に浸かり、私は緊張が一気に解けたかのように眠くなった。
高床は奕世の言っていた通り、竈門の煙が床下を回り暖かい。その上に綿が入ったシンプルな寝具が敷かれている。入ると、やはりぽかぽかと暖かく柔らかかった。
いつの間に寝てしまったのだろう。私の頭を撫でる優しい手で目が覚める。まだゆめうつつだ。ほんのり目を開くと優しげな奕世だった。もう着替えて軽装になっている。薄着になると、余計に引き立つ身体をしている。
「起こしてしまったか、悪かったな」
謝る奕世は部屋から出て行こうとする。
「行かないで」
小さく、だがハッキリと私は彼を引き止める。
「どうした?知らない屋敷がこわいか」
彼が再び頬に手を伸ばしてくる。
「怖くはないけど、そばにいてほしい」
奕世は困ったように微笑んだ。
「先ほど、話があると言っていたな。今聞こうか」
寝起きなせいで、言いたいことの半分も見つからないような気持ちだ。だが、今言った方がいい。
「私、奕世がすきみたい」彼の袖を引っ張って側に来るように促す。奕世は寝具の中に入ってくる。大きな胸にしがみつく、そして彼を見つめる。彼の腕が私を抱きしめる。私は彼に口づけをすると、その腕から逃れて仰向けになる彼の上に馬乗りになった。
「私、あなたが好きだけど、龔鴑の王妃には全然なりたくないの」
彼は、私の言葉を勘違いしたのか。起き上がり、私の腰を抱きながら笑って口づけをする。
「いいとも。お前が王妃で満足できないなら、この大陸を全て獲ろう。皇貴妃にしてやる」
おお、これは。このままでは私は歴史に必ず残る稀代の悪女ではないか。龔鴑の王をけしかけ、王朝ごとぶんどるだなんて、発想すら無かった。私が王妃になりたくないと言っているのは、そのまんま王妃になりたくないという意味だ。
尊大な雄々しい奕世の眼は野望に溢れ輝いてみえる。かっこいい。
私は彼の首に腕を絡ませる。彼は私の腰骨から脇腹をまさぐり、首筋に唇を這わせてくる。いいえ、否定しなくては。私の理性なんて飛んでしまうくらいかっこいいけど、稀代の悪女として歴史書に名を刻みたくはない。
「違うわ、王妃になりたくないと私が言ったらそのままの意味よ。王だの皇帝だので喜んでいるのは男性だけだわ」
「そんなことないだろう、女は強く権力がある男が好きだろう」
「私は気ままな風が好きだわ。あなたが王でなくても、もちろん皇帝でなくても、賊のままでも。草原を駆けるその姿に何回でも恋すると思う」
奕世は再び私を持ち上げ、褥に横たわらせる。髪を撫でる指は限りなく優しい。
「だが、俺はお前に何でもしてやりたい。お前があのまま後宮にいれば、ヤツから得れただろうものを含めて全て」
「いらないわ、奕世。あなた自身以外を何も必要としてない」
それから、私と奕世はもう言葉を必要としなかった。
奕晨とだって…市井の宿でのひと夜が永遠であれば良かった。身分や宮殿、寵愛をねだったことはない。
目の前の奕世に恋をしている私にとっては、将来の約束など、むしろ疎ましいだけだった。何故世の男性は分からないのだろうか。奕晨と奕世しか知らない私だが、何故この二人は私が妃などという地位に惹かれると思っているのか。本当に理解できない。私は家庭教師になり、3食昼寝付きで誰にも怯えずに過ごしたいのだ。
このひと月のうちに何度も何度も人生が覆る経験をした。未来のことなど何も確かではない。皇帝陛下ですら、ままならぬことばかりなのだ。私が奕世と御伽話の公主のように結ばれて死ぬまで仲睦まじく幸せに暮らせるわけがない。
皇帝陛下に対しても、奕世に対しても、それは同じ。未来のことなど全く期待していない。銀蓮が小龍と駆け落ちした理由は二人で自由になりたかったからだろう。その結果、何があったかは分からないけれど、小龍は大怪我を負い今や離れ離れだ。つまり、駆け落ちすらうまくいかない星の元に私たちは生まれているのだ。
奕世に恋しているはずなのに、私は奕世の「王となり、お前を王妃にするうんちゃら」に対しては非常に懐疑的だった。絶対うまくいかない。恋してようがなんだろうが絶対上手くいかない話にはのれないのが、私雲泪なのだ。
奕世のことは好きなので、今回は逃げ出さずにちゃんと断ることにした。
決死の覚悟で、輿の窓を開けて、併走する奕世に話しかけてみる。
「奕世、話があるの」
「間もなく着く、我が屋敷で話そう」
その通りで、反刻もしないうちに浩特拉尔、我が母の故郷に到着した。浩特拉尔は高原にある要塞都市だった。
「母から聞いている風景と違ったか?この都市は20年でかなり変貌した」
私の顔を見て、奕世は声をかける。
「白く雪を被った山脈の風景は、母に聞いたとおりです」
「今や、浩特拉尔は最前線の要塞だからな」
奕世は屋敷へ私を連れていく。
「疲れただろう、湯を沸かさせよう。持ってこさせるから、身体を洗うといい。火を焚けば高床が煙で暖まる」
屋敷の一部屋に私を置くと、立ち去ろうとする。思わず、彼の袖を掴む。
「おいおい、ここは何も怖いことはないよ。俺は報告を終えたらすぐ帰ってくるから、ゆっくりお休み。長旅でずいぶん痩せたように見える」
私の頬に触れて、少し躊躇をみせたが、そのまま立ち去った。ほどなくして、老婆が湯を持ってきた。煤けた私の顔や身体を拭いてくれる。替えのお湯で髪も浸すことが出来た。脚もゆっくりお湯に浸かり、私は緊張が一気に解けたかのように眠くなった。
高床は奕世の言っていた通り、竈門の煙が床下を回り暖かい。その上に綿が入ったシンプルな寝具が敷かれている。入ると、やはりぽかぽかと暖かく柔らかかった。
いつの間に寝てしまったのだろう。私の頭を撫でる優しい手で目が覚める。まだゆめうつつだ。ほんのり目を開くと優しげな奕世だった。もう着替えて軽装になっている。薄着になると、余計に引き立つ身体をしている。
「起こしてしまったか、悪かったな」
謝る奕世は部屋から出て行こうとする。
「行かないで」
小さく、だがハッキリと私は彼を引き止める。
「どうした?知らない屋敷がこわいか」
彼が再び頬に手を伸ばしてくる。
「怖くはないけど、そばにいてほしい」
奕世は困ったように微笑んだ。
「先ほど、話があると言っていたな。今聞こうか」
寝起きなせいで、言いたいことの半分も見つからないような気持ちだ。だが、今言った方がいい。
「私、奕世がすきみたい」彼の袖を引っ張って側に来るように促す。奕世は寝具の中に入ってくる。大きな胸にしがみつく、そして彼を見つめる。彼の腕が私を抱きしめる。私は彼に口づけをすると、その腕から逃れて仰向けになる彼の上に馬乗りになった。
「私、あなたが好きだけど、龔鴑の王妃には全然なりたくないの」
彼は、私の言葉を勘違いしたのか。起き上がり、私の腰を抱きながら笑って口づけをする。
「いいとも。お前が王妃で満足できないなら、この大陸を全て獲ろう。皇貴妃にしてやる」
おお、これは。このままでは私は歴史に必ず残る稀代の悪女ではないか。龔鴑の王をけしかけ、王朝ごとぶんどるだなんて、発想すら無かった。私が王妃になりたくないと言っているのは、そのまんま王妃になりたくないという意味だ。
尊大な雄々しい奕世の眼は野望に溢れ輝いてみえる。かっこいい。
私は彼の首に腕を絡ませる。彼は私の腰骨から脇腹をまさぐり、首筋に唇を這わせてくる。いいえ、否定しなくては。私の理性なんて飛んでしまうくらいかっこいいけど、稀代の悪女として歴史書に名を刻みたくはない。
「違うわ、王妃になりたくないと私が言ったらそのままの意味よ。王だの皇帝だので喜んでいるのは男性だけだわ」
「そんなことないだろう、女は強く権力がある男が好きだろう」
「私は気ままな風が好きだわ。あなたが王でなくても、もちろん皇帝でなくても、賊のままでも。草原を駆けるその姿に何回でも恋すると思う」
奕世は再び私を持ち上げ、褥に横たわらせる。髪を撫でる指は限りなく優しい。
「だが、俺はお前に何でもしてやりたい。お前があのまま後宮にいれば、ヤツから得れただろうものを含めて全て」
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