20 / 120
第19話 調査を始める前に…
しおりを挟む
「おい」
「ぐぬぅ、やりますねミールさん…」
「ふふん、僕に頭脳戦を挑もうなんて100年早いんだよ!」
「おい」
「しかし、ここから逆転するのもまた一興というものです、見せてあげましょう私の本気というやつをっ!」
「ぬぁー、そこに置くとは…これじゃ数が…いやまだ」
「ふんがぁぁぁぁぁあああああ」
「「ああぁああーーーーー」」
「ああぁああーーーーーじゃ、ねぇぇえええ!」
俺は2人が熱心に遊んでいたオセロ(俺考案)をひっくり返す
「お前等、何さも当然の様に俺の部屋に居座ってやがんだ!」
そう、ドゥムドゥムの討伐後、教団の調査の依頼を受けたのだが、調査に日数も必要なので俺は宿を借りた
その際にクラリの案で情報収集のため各自散らばり、ある程度情報を集めたらこの宿に集まる、と言った体にしたのだが…
「お前等、俺が情報集めて来て戻ってくる度にオセロやってるよな?てか、オセロしかしてねーだろ!?この無駄飯食らい共がぁぁぁぁ」
まぁ、情報集めて戻ってきた初日にミールと2人きりになって、クラリをただ待つのも暇だからそこらへんの石と木でオセロを作ってみたのはたしかに俺だけど
「な、し、失敬な…ちゃんと情報も集めてますよ!」
と、クラリ
完全に目が泳いでいやがる
「ほう、じゃあクラリ’さん’どんな情報があるか教えては頂けませんかね?」
「微妙に他人行儀にしないでください!」
「あぁ?そもそも仲間にした覚えが無いんだが、俺的には犬が勝手に付いてきているくらいのイメージなんだが?」
「うぅ…酷い……」
「完全残念娘のくせに、パーティーに入れて貰えると思うなよ」
「…胸」
クラリがボソッと呟く
「あ?」
「…胸触ったくせに!!凶夜さん、訴えてやりますよ! ええ、きっと5年は出てこれないでしょうね…しかも!恥辱に正気を失った私は宿屋の前で、鬼畜ヤローに犯されたって、有る事無い事言ってしまうかもしれません… 」
クラリはよよよと崩れ落ちる素振りをし、チラリとこちらを見てくる
くっ…女の武器を使ってくるとは、只の中二病患者だと思っていたが…汚ねぇっ
「後半なんて、無い事しかねーじゃねーか!卑怯だぞ!胸の件はテメーが勝手に魔力尽きて、背中に押しつけてきただけだろーがっ!」
「私を痴女みたいに言わないでくださいっ」
「キョーヤ…もういいじゃん、パーティー入れてあげようよ」
ミールがいつものように俺を可哀想なモノを見る目で見てくる
勝敗は決してしまったと言うのか…
俺はこの悪魔(クラリ)に勝てないと言うのかっ…
「うっ…だが…」
こんなまっーーーたく使えない奴をパーティーへ入れる余裕は…
「5年…懲役、臭い飯…」
クラリはさも傷ついた様に俯いているが
俺には分かる、これはぜっっったいにニヤついている
こいつに良いようにされるのは腹立たしい、腹立たしいが…ぐぅ
「あーっ、わーったよ!勝手にしろ!」
クラリは俺からの言質をとると、さっと顔を上げ、そして
「ありがとうございます!」
と、いい笑顔で言った
屈辱だ…
「だが、オセロは禁止だ」
「「えー」」
こっちも、ささやかな抵抗くらいさせて貰うぞ
「文句言うな!もう調査初めてから3日だぞ、お前等初日以外ずっとオセロしてんじゃねーか!働け!」
2人はぶーたれながらも、しぶしぶうなずく
「よし、じゃあこの3日で分かったことを整理するぞ」
この3日、俺達(主に俺が)教団についておおっぴらにならない程度に情報を集めた
あまり派手に動くと、相手がこちらに何かしらの攻撃をしてくるかもしれないからな
「えーとね、どうやら教団の出入りは1年近く前からあったみたい、その理由は分からないけど、村長と度々会っていたって話だよ」
ミールは村に顔がある程度聞くから、民家から情報収集して貰った
「1年か、その間に目立った動きは他に無いのか?只村に来るだけってことはないだろ?」
「それが、まったく…村に来るのも決まって1人だけで、複数で来ることは無かったみたい、あとは…袋、そう何回かに一回大きな袋を持って来てたって、宿の亭主の話だったんだけどね、部屋に運ぼうとしたら触るなって凄い怒られたって言ってたよ」
「袋…怪しいな、クラリは何かあるか?期待はしてないけど」
ミールの話を、ふんふんと聞いていたクラリに振る、本当にまったくこれっぽっちも、期待はしてないけど
「凶夜さん…凶夜さんっ!?酷いですっ、私だってがんばって情報集めて来たんですからっ」
「お、おう、悪かったな、そんなに怒るなよ…でどうなんだ?」
「ぐぬぅ、やりますねミールさん…」
「ふふん、僕に頭脳戦を挑もうなんて100年早いんだよ!」
「おい」
「しかし、ここから逆転するのもまた一興というものです、見せてあげましょう私の本気というやつをっ!」
「ぬぁー、そこに置くとは…これじゃ数が…いやまだ」
「ふんがぁぁぁぁぁあああああ」
「「ああぁああーーーーー」」
「ああぁああーーーーーじゃ、ねぇぇえええ!」
俺は2人が熱心に遊んでいたオセロ(俺考案)をひっくり返す
「お前等、何さも当然の様に俺の部屋に居座ってやがんだ!」
そう、ドゥムドゥムの討伐後、教団の調査の依頼を受けたのだが、調査に日数も必要なので俺は宿を借りた
その際にクラリの案で情報収集のため各自散らばり、ある程度情報を集めたらこの宿に集まる、と言った体にしたのだが…
「お前等、俺が情報集めて来て戻ってくる度にオセロやってるよな?てか、オセロしかしてねーだろ!?この無駄飯食らい共がぁぁぁぁ」
まぁ、情報集めて戻ってきた初日にミールと2人きりになって、クラリをただ待つのも暇だからそこらへんの石と木でオセロを作ってみたのはたしかに俺だけど
「な、し、失敬な…ちゃんと情報も集めてますよ!」
と、クラリ
完全に目が泳いでいやがる
「ほう、じゃあクラリ’さん’どんな情報があるか教えては頂けませんかね?」
「微妙に他人行儀にしないでください!」
「あぁ?そもそも仲間にした覚えが無いんだが、俺的には犬が勝手に付いてきているくらいのイメージなんだが?」
「うぅ…酷い……」
「完全残念娘のくせに、パーティーに入れて貰えると思うなよ」
「…胸」
クラリがボソッと呟く
「あ?」
「…胸触ったくせに!!凶夜さん、訴えてやりますよ! ええ、きっと5年は出てこれないでしょうね…しかも!恥辱に正気を失った私は宿屋の前で、鬼畜ヤローに犯されたって、有る事無い事言ってしまうかもしれません… 」
クラリはよよよと崩れ落ちる素振りをし、チラリとこちらを見てくる
くっ…女の武器を使ってくるとは、只の中二病患者だと思っていたが…汚ねぇっ
「後半なんて、無い事しかねーじゃねーか!卑怯だぞ!胸の件はテメーが勝手に魔力尽きて、背中に押しつけてきただけだろーがっ!」
「私を痴女みたいに言わないでくださいっ」
「キョーヤ…もういいじゃん、パーティー入れてあげようよ」
ミールがいつものように俺を可哀想なモノを見る目で見てくる
勝敗は決してしまったと言うのか…
俺はこの悪魔(クラリ)に勝てないと言うのかっ…
「うっ…だが…」
こんなまっーーーたく使えない奴をパーティーへ入れる余裕は…
「5年…懲役、臭い飯…」
クラリはさも傷ついた様に俯いているが
俺には分かる、これはぜっっったいにニヤついている
こいつに良いようにされるのは腹立たしい、腹立たしいが…ぐぅ
「あーっ、わーったよ!勝手にしろ!」
クラリは俺からの言質をとると、さっと顔を上げ、そして
「ありがとうございます!」
と、いい笑顔で言った
屈辱だ…
「だが、オセロは禁止だ」
「「えー」」
こっちも、ささやかな抵抗くらいさせて貰うぞ
「文句言うな!もう調査初めてから3日だぞ、お前等初日以外ずっとオセロしてんじゃねーか!働け!」
2人はぶーたれながらも、しぶしぶうなずく
「よし、じゃあこの3日で分かったことを整理するぞ」
この3日、俺達(主に俺が)教団についておおっぴらにならない程度に情報を集めた
あまり派手に動くと、相手がこちらに何かしらの攻撃をしてくるかもしれないからな
「えーとね、どうやら教団の出入りは1年近く前からあったみたい、その理由は分からないけど、村長と度々会っていたって話だよ」
ミールは村に顔がある程度聞くから、民家から情報収集して貰った
「1年か、その間に目立った動きは他に無いのか?只村に来るだけってことはないだろ?」
「それが、まったく…村に来るのも決まって1人だけで、複数で来ることは無かったみたい、あとは…袋、そう何回かに一回大きな袋を持って来てたって、宿の亭主の話だったんだけどね、部屋に運ぼうとしたら触るなって凄い怒られたって言ってたよ」
「袋…怪しいな、クラリは何かあるか?期待はしてないけど」
ミールの話を、ふんふんと聞いていたクラリに振る、本当にまったくこれっぽっちも、期待はしてないけど
「凶夜さん…凶夜さんっ!?酷いですっ、私だってがんばって情報集めて来たんですからっ」
「お、おう、悪かったな、そんなに怒るなよ…でどうなんだ?」
0
あなたにおすすめの小説
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる