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第15話 そう、俺がちょむちょむだ!
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俺達(倒れているクラリを除く)は急遽出現したちょむちょむと対峙していた
「お前、人間の言葉が喋れるのか?」
登場していきなり盛大にずっこけた<ちょむちょむ>は起きあがって開口一番こちらを罵倒してきたのだ
『人が困ってたら助けるもんだろ、そんなのもわからねーのか!このゴミくず共がぁ!』と
…魔物に言われたく無い
そもそも、こいつは人じゃない
「あぁん?何言ってやがるんだ! 人族のくっせぇ言葉なんて話せるわけねーだろぉ?」
はて?何やら話が食い違っている気がする、じゃあなんで俺はコイツの言葉が理解出来ているんだ、そればかりかこちらの言葉も通じているし
「キョーヤ、あのちょむちょむ 人族語で喋ってる…よね? たしかに人族語を魔物が話す事例はあるけど、それは高等魔族って言われる一部の魔物にしか確認されていないんだよ…まさかコレがそうなの…」
どうやらミールも理解出来ているらしい、となるといよいよ分からなくなる
「だから、人族語じゃねーって言ってんだろ! お前はなんなの? バカなの? フライドチキンにすっぞ! まぁ? 俺が高等かつったら、高等寄りだなぁ なんせ俺は何を隠そうドゥムドゥムなんだからよぉ!!」
なんだその打楽器の音みたいな愉快な名前は
てか、フライドチキンってお前…それお前の調理法だろ
それにしても、ちょむちょむといい、魔物の名前付けた奴はネーミングセンスが可笑しくないか?
「なっ、鳥にバカって言われたくないよ! ドゥムドゥムなんて所詮ちょむちょむの上位種でしょ、そんな大差ないじゃん」
「き、貴様!この俺様をあんな脳筋と一緒にすんじゃねーーー! アイツ等なんて俺が何度言っても部屋の中でクソ垂れやがるし、餌は散らかすし…動物以下なんだぞ!」
どうやら、コイツはコイツで苦労してるみたいだな
少し親近感を覚えるぞ
「ってか、お前等…なんで魔物語が話せるんだぁ? どう見ても人族だよなぁ? 魔物が化けてるって感じでもねぇ」
ドゥムドゥムは、こちらを訝しげに(と言っても鶏頭なので表情はイマイチ分かり辛いが)見ている
「あ」
もしかして、あれか
俺は酒場で取得したスキルの事を思い出していた
言語適応スキルーーー
考えられるとすればアレしかない。ミールまで影響があるのは想定外だったが、恐らくパーティメンバー全員に適応されるんだろう、ゲーム脳的にはそれがしっくりくる
という事は恐らくコイツは高等魔族ではないな…自分で魔物語って仕切に言ってるし、ミールへのスキルの説明は後だな、わざわざ敵に教えてやる必要もない
「どうしたのキョーヤ?何を見てるの?」
「いや、あのドゥムドゥムってさ、会話こそバカらしいけど、ちょむちょむの上位種なんだろ?危険度ってどれくらいなんだろうって思って」
「うーん、僕もうろ覚えなんだけど7以上だったと思うよ、でも言葉を話してるし、高等魔族なら10でもおかしくないよ…」
ミールが不安そうに呟く
「いや、それは大丈夫だ、理由は言えないが言葉の件は無視していい」
ミールは首を傾げるが、とりあえず俺を信じる事にしたのかコクリと頷いた
にしても…7か
上級寄りの中級じゃねぇか!
やっぱりか、嫌な予感当たりすぎだろ
「撤退するぞ」
「えぇークラリはどうするのさ」
「クラリは死んだ、もういない」
「いるよ!?そこで死んだように寝てるからね?」
でも、死んだように寝てるってのは死んだって事でいいのかな…とかミールが物騒な事を言っていたのを俺は聞き逃さなかったが、まぁそれはそれとして
逃げる算段を始める俺とミール
「おい、お前等何をこそこそやってるんだ、まさか仲間を置いて逃げたりしねぇよな? 流石にそれは俺もどうかと思うぞ」
ドゥムドゥムがこちらを半目でみている
半目が許されるの美少女だけなんだよ! 鳥が使っていい目じゃねーぞ!
てかいい加減、ドゥムドゥムって言い辛いな、この名前付けた奴見つけたら殴ろう
「見逃しては」
「やらんな」
「ですよねぇ」
ヤバい、ていうかドラゴンといい強敵に遭遇し過ぎじゃねーか仕組まれてるとしか思えない
強敵と書いて友と呼ぶとかいうけど絶対なれねぇわ、殺す気まんまんだものコイツ
緊張した空気が流れ、数秒
「まぁ、腹括れやクソガキ」
「…ごめんだね」
こんなところで死ぬわけにはいかない
俺はまだ、異世界の気ままな生活も懐にしまった惚れ薬で村の可愛い娘といちゃいちゃもしていないのだから
「キョーヤ、行くよ、ルーク!!」
「ぶももももぉぉぉぉぉ」
「スロットォォォ!」
戦いの火蓋はきって落とされたのだった
「お前、人間の言葉が喋れるのか?」
登場していきなり盛大にずっこけた<ちょむちょむ>は起きあがって開口一番こちらを罵倒してきたのだ
『人が困ってたら助けるもんだろ、そんなのもわからねーのか!このゴミくず共がぁ!』と
…魔物に言われたく無い
そもそも、こいつは人じゃない
「あぁん?何言ってやがるんだ! 人族のくっせぇ言葉なんて話せるわけねーだろぉ?」
はて?何やら話が食い違っている気がする、じゃあなんで俺はコイツの言葉が理解出来ているんだ、そればかりかこちらの言葉も通じているし
「キョーヤ、あのちょむちょむ 人族語で喋ってる…よね? たしかに人族語を魔物が話す事例はあるけど、それは高等魔族って言われる一部の魔物にしか確認されていないんだよ…まさかコレがそうなの…」
どうやらミールも理解出来ているらしい、となるといよいよ分からなくなる
「だから、人族語じゃねーって言ってんだろ! お前はなんなの? バカなの? フライドチキンにすっぞ! まぁ? 俺が高等かつったら、高等寄りだなぁ なんせ俺は何を隠そうドゥムドゥムなんだからよぉ!!」
なんだその打楽器の音みたいな愉快な名前は
てか、フライドチキンってお前…それお前の調理法だろ
それにしても、ちょむちょむといい、魔物の名前付けた奴はネーミングセンスが可笑しくないか?
「なっ、鳥にバカって言われたくないよ! ドゥムドゥムなんて所詮ちょむちょむの上位種でしょ、そんな大差ないじゃん」
「き、貴様!この俺様をあんな脳筋と一緒にすんじゃねーーー! アイツ等なんて俺が何度言っても部屋の中でクソ垂れやがるし、餌は散らかすし…動物以下なんだぞ!」
どうやら、コイツはコイツで苦労してるみたいだな
少し親近感を覚えるぞ
「ってか、お前等…なんで魔物語が話せるんだぁ? どう見ても人族だよなぁ? 魔物が化けてるって感じでもねぇ」
ドゥムドゥムは、こちらを訝しげに(と言っても鶏頭なので表情はイマイチ分かり辛いが)見ている
「あ」
もしかして、あれか
俺は酒場で取得したスキルの事を思い出していた
言語適応スキルーーー
考えられるとすればアレしかない。ミールまで影響があるのは想定外だったが、恐らくパーティメンバー全員に適応されるんだろう、ゲーム脳的にはそれがしっくりくる
という事は恐らくコイツは高等魔族ではないな…自分で魔物語って仕切に言ってるし、ミールへのスキルの説明は後だな、わざわざ敵に教えてやる必要もない
「どうしたのキョーヤ?何を見てるの?」
「いや、あのドゥムドゥムってさ、会話こそバカらしいけど、ちょむちょむの上位種なんだろ?危険度ってどれくらいなんだろうって思って」
「うーん、僕もうろ覚えなんだけど7以上だったと思うよ、でも言葉を話してるし、高等魔族なら10でもおかしくないよ…」
ミールが不安そうに呟く
「いや、それは大丈夫だ、理由は言えないが言葉の件は無視していい」
ミールは首を傾げるが、とりあえず俺を信じる事にしたのかコクリと頷いた
にしても…7か
上級寄りの中級じゃねぇか!
やっぱりか、嫌な予感当たりすぎだろ
「撤退するぞ」
「えぇークラリはどうするのさ」
「クラリは死んだ、もういない」
「いるよ!?そこで死んだように寝てるからね?」
でも、死んだように寝てるってのは死んだって事でいいのかな…とかミールが物騒な事を言っていたのを俺は聞き逃さなかったが、まぁそれはそれとして
逃げる算段を始める俺とミール
「おい、お前等何をこそこそやってるんだ、まさか仲間を置いて逃げたりしねぇよな? 流石にそれは俺もどうかと思うぞ」
ドゥムドゥムがこちらを半目でみている
半目が許されるの美少女だけなんだよ! 鳥が使っていい目じゃねーぞ!
てかいい加減、ドゥムドゥムって言い辛いな、この名前付けた奴見つけたら殴ろう
「見逃しては」
「やらんな」
「ですよねぇ」
ヤバい、ていうかドラゴンといい強敵に遭遇し過ぎじゃねーか仕組まれてるとしか思えない
強敵と書いて友と呼ぶとかいうけど絶対なれねぇわ、殺す気まんまんだものコイツ
緊張した空気が流れ、数秒
「まぁ、腹括れやクソガキ」
「…ごめんだね」
こんなところで死ぬわけにはいかない
俺はまだ、異世界の気ままな生活も懐にしまった惚れ薬で村の可愛い娘といちゃいちゃもしていないのだから
「キョーヤ、行くよ、ルーク!!」
「ぶももももぉぉぉぉぉ」
「スロットォォォ!」
戦いの火蓋はきって落とされたのだった
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