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2章⭐︎それぞれの役割編⭐︎
消えたルーカス
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-side リアム-
魔法の訓練を始めてから2、3日が経つ。
とうとうファイアーボールを自由自在に扱えるようになったため、
より実践的なエイム練習に移行する目的で魔物が沢山いる山へ行く事に決まった。
「気をつけてね。と言っても、リアムなら大丈夫だろうけど。」
「お気をつけて。たしかに、リアム様なら大丈夫でしょうし、心配いりませんよね。」
「え……?う、うん」
ノアとミラが門の前まで見送りに来てくれている。流石に王族を連れて危険な山には行けないから、着いてくるのはレオンとルーカスだけだ。
それにしても、気のせいだろうか。お見送りの言葉が微妙に心配されていないような?
普通、友人が魔物だらけの山に行くってなったら、もっと心配そうな表情と言動しそうなものだけど。おかしいな?
まあ……信頼されているって事でいいか。
「後のことは俺に任せろ。」
「ああ。頼りにしてるよレオン。」
「おう。行ってくる。」
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
こうして、俺たちは出発したのだった。
今回行く山は“死の山”という名前が付けられている。
昔は冒険者やドライ王国の騎士団が希少な魔物を取りに来ていたが、
生息する魔物が強すぎるゆえに、あまりの死亡率の高さからそう呼ばれるようになったみたいだ。
今はドライ国と冒険者ギルドにより制限がかけられていて、入場できるのはBランク以上の実力がある者に限られている。
今回俺は、国王であるイーサンに特例で入場許可を貰った。
なんでも、ミラが魔力制御を覚えたのが相当嬉しかったらしい。
それというのも、今までさまざまな家庭教師に見てもらっていたが、魔力制御を習得させることは出来なかったそうだ。
お陰で、王宮内でのレオンへの信頼度は爆上がり中である。
受付に並ぶと、知らないおっさん冒険者風の男性から声をかけられた。
「君たち。2人か?片方はまだ子供だし、お兄ちゃんも若い。帰っておねんねしてた方がいいんじゃないかい?」
『「「…。」」』
『(なあ。こいつ可哀想だな。明らかに自分より格上の存在に喧嘩売るなんて。)』
「(弱い奴ほどよく吠えるっていうし、仕方ない。おねんねしてもらうか。はははっ。)」
「(レオン。笑顔のくせに目が笑ってない状態でそのブラックジョークは怖すぎるって。)」
「(半分くらい本気だからな。)」
「(え……?)」
「(…別に冗談だ。)」
『「((これは……相当怒っていらっしゃる))」』
俺とルーカスは察して、後ろに下がる。
「ああん?なんか言えよこの野郎!」
「弱い奴ほどよく吠えるな。失せろ。」
「は?お前、誰に向かって言ってるんだ?俺はドライ王国騎士のスペック様だぞ!」
ザワザワ……。
(なんだなんだ?ってまたか。)(うわー。またスペックがやってるよ。弱いものいじめ。)
スペックとかいう騎士がギャンギャン騒いでいたのを見て周りがザワザワしだす。
どうやら、有名なことらしい。
その場にいた衛兵も動き出し、騒ぎを収めようと動き出した。
(止めななければな。相手は誰だ?…ってあれもしかして狂犬か?)
(狂犬!?なんでこんなところに?まあ…あの方だったら大丈夫というか、むしろうっかりスペックを殺してしまう可能性すらあるな。)
(相手が狂犬とか。日頃のバチが当たったわね。ご愁傷様だわ。)
だが、相手がレオンと分かるなり野次馬に徹する事にしたようだ。
触らぬ神に祟りなしって言うしな。
「ドライ王国騎士団というのが、どれだけ強いかは分からないが大したことはないみたいだな。ヘンリー様は頭もいいから、お前みたいなのも残してるんだろうけど。
戦争において数は大事だし、捨て駒としては役に立つんだろう。
なっ、リアム。お前もそう思うだろ?」
「えっ?(こっちにふってきます?)。あ……ああ。そうですね。」
まずい。ふられると思わなかったから適当に返してしまった。
(あれがレオンの弟子になったリアムか。)
(ここにくるってことはあいつも相当な腕前なんだろうな。)
(ああ。現にスペックを一緒に挑発している。それだけの自信があってのことだろう。)
まずい。なんか、良からぬ方向に勘違いされている。言い訳しないと。
「あ、でも。雰囲気的には俺よりもお強い方だと思うので、この人が騎士というのは納得だと思います。」
(ほほう。あの年で、自分より格上の相手の力を見切っているのか。末恐ろしいガキだ。)
(絶対あれ謙遜よ。多分実戦になったら相手の力を見切っているリアムって子の方が勝つと思うわ。)
(ああ、そうだな。)
本当にまずい。もっと、良からぬ勘違いを生んでしまったようだ。
ワナワナワナ……。
「……ってんめえ。ちょーしにのるのもいい加減にしろ!」
スペックがレオンの胸ぐらをつかんだと思ったら気づいたら、倒れていた。
動きを見切れなかったが、一瞬で気絶させたようだ。
「ふんっ。相手との実力差くらい正確に把握してから挑むんだな。」
ぱんぱんっと手を叩きながら何事も無かったように、呟くレオン。それと同時に衛兵が来て野次馬も消え去った。
「我が国の騎士が失礼いたしました。こいつはこちらで引き取らせていただきます。」
「ああ。頼む。これが、招待状とギルドカードだ。」
「ええ。たしかに。お入りください。」
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
こうして、時間はかかったのだが、入場許可が降りたのだった。
『ふむ。』
「どうしたんだ?ルーカス?」
山に入った途端ルーカスがソワソワして、俺の周りをぐるぐる飛んでいる。
『強いやつの気配がする。』
「え、それって?」
確か前、ルーカスが強いと認めるのは数える程度って言っていたような。
『ああ。さすが死の山と言われるだけあるな。少し楽しみだ(ニヤリ)』
少しゾクリとした。薄々気づいていたが、ルーカスも戦闘ジャンキーなようだ。
「ど、どうしよう?帰る?」
「ばーか。国王から許可までもらって、今更手ぶらで帰れるかよ。
それに、そんな強い魔物が俺らのところにわざわざ来ねえから大丈夫だ。」
「え?そうなの?」
「ああ。前に一度エンシェントドラゴンと話したことがあるんだが、興味ないし騒がれるとうるさいから人前には現れないんだと。」
「へー。」
少し安心した。
『(だが、この気配。俺に気づいているな。ククッ。面白え。)』
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
それから切り替えて俺は今、洞窟の中で訓練している。
「ファイアーボール。あ、また外した。」
「視野が狭いな。敵をしっかり見てから魔法を撃っていたらこうはなってないはずだ。」
「う、うん。」
前にレオンが、“嘘をつく時に、瞳孔が開いたところを見ることさえできなければ、Sランクになれない”的なことを言っていた時は半分くらい誇張が入っていると思った。
だが、今ならあの意味が本当だったということがよくわかる。
それくらいの動体視力がなければ、暗闇の洞窟でコウモリに似た魔物複数同時にファイアーボールは当てられないのだ。
「ファイアーボール。あ、魔力が切れた。」
「はーー。とりあえず一旦休憩するか。」
魔力回復ポーションを飲むため、一旦洞窟からでる。
「うん。ってルーカスはどこ行った?」
「あー。そういえば、たしかにいねえな?」
どおおおおん……!!
その時凄まじい音がした。
また爆発音かあ。
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魔法の訓練を始めてから2、3日が経つ。
とうとうファイアーボールを自由自在に扱えるようになったため、
より実践的なエイム練習に移行する目的で魔物が沢山いる山へ行く事に決まった。
「気をつけてね。と言っても、リアムなら大丈夫だろうけど。」
「お気をつけて。たしかに、リアム様なら大丈夫でしょうし、心配いりませんよね。」
「え……?う、うん」
ノアとミラが門の前まで見送りに来てくれている。流石に王族を連れて危険な山には行けないから、着いてくるのはレオンとルーカスだけだ。
それにしても、気のせいだろうか。お見送りの言葉が微妙に心配されていないような?
普通、友人が魔物だらけの山に行くってなったら、もっと心配そうな表情と言動しそうなものだけど。おかしいな?
まあ……信頼されているって事でいいか。
「後のことは俺に任せろ。」
「ああ。頼りにしてるよレオン。」
「おう。行ってくる。」
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
こうして、俺たちは出発したのだった。
今回行く山は“死の山”という名前が付けられている。
昔は冒険者やドライ王国の騎士団が希少な魔物を取りに来ていたが、
生息する魔物が強すぎるゆえに、あまりの死亡率の高さからそう呼ばれるようになったみたいだ。
今はドライ国と冒険者ギルドにより制限がかけられていて、入場できるのはBランク以上の実力がある者に限られている。
今回俺は、国王であるイーサンに特例で入場許可を貰った。
なんでも、ミラが魔力制御を覚えたのが相当嬉しかったらしい。
それというのも、今までさまざまな家庭教師に見てもらっていたが、魔力制御を習得させることは出来なかったそうだ。
お陰で、王宮内でのレオンへの信頼度は爆上がり中である。
受付に並ぶと、知らないおっさん冒険者風の男性から声をかけられた。
「君たち。2人か?片方はまだ子供だし、お兄ちゃんも若い。帰っておねんねしてた方がいいんじゃないかい?」
『「「…。」」』
『(なあ。こいつ可哀想だな。明らかに自分より格上の存在に喧嘩売るなんて。)』
「(弱い奴ほどよく吠えるっていうし、仕方ない。おねんねしてもらうか。はははっ。)」
「(レオン。笑顔のくせに目が笑ってない状態でそのブラックジョークは怖すぎるって。)」
「(半分くらい本気だからな。)」
「(え……?)」
「(…別に冗談だ。)」
『「((これは……相当怒っていらっしゃる))」』
俺とルーカスは察して、後ろに下がる。
「ああん?なんか言えよこの野郎!」
「弱い奴ほどよく吠えるな。失せろ。」
「は?お前、誰に向かって言ってるんだ?俺はドライ王国騎士のスペック様だぞ!」
ザワザワ……。
(なんだなんだ?ってまたか。)(うわー。またスペックがやってるよ。弱いものいじめ。)
スペックとかいう騎士がギャンギャン騒いでいたのを見て周りがザワザワしだす。
どうやら、有名なことらしい。
その場にいた衛兵も動き出し、騒ぎを収めようと動き出した。
(止めななければな。相手は誰だ?…ってあれもしかして狂犬か?)
(狂犬!?なんでこんなところに?まあ…あの方だったら大丈夫というか、むしろうっかりスペックを殺してしまう可能性すらあるな。)
(相手が狂犬とか。日頃のバチが当たったわね。ご愁傷様だわ。)
だが、相手がレオンと分かるなり野次馬に徹する事にしたようだ。
触らぬ神に祟りなしって言うしな。
「ドライ王国騎士団というのが、どれだけ強いかは分からないが大したことはないみたいだな。ヘンリー様は頭もいいから、お前みたいなのも残してるんだろうけど。
戦争において数は大事だし、捨て駒としては役に立つんだろう。
なっ、リアム。お前もそう思うだろ?」
「えっ?(こっちにふってきます?)。あ……ああ。そうですね。」
まずい。ふられると思わなかったから適当に返してしまった。
(あれがレオンの弟子になったリアムか。)
(ここにくるってことはあいつも相当な腕前なんだろうな。)
(ああ。現にスペックを一緒に挑発している。それだけの自信があってのことだろう。)
まずい。なんか、良からぬ方向に勘違いされている。言い訳しないと。
「あ、でも。雰囲気的には俺よりもお強い方だと思うので、この人が騎士というのは納得だと思います。」
(ほほう。あの年で、自分より格上の相手の力を見切っているのか。末恐ろしいガキだ。)
(絶対あれ謙遜よ。多分実戦になったら相手の力を見切っているリアムって子の方が勝つと思うわ。)
(ああ、そうだな。)
本当にまずい。もっと、良からぬ勘違いを生んでしまったようだ。
ワナワナワナ……。
「……ってんめえ。ちょーしにのるのもいい加減にしろ!」
スペックがレオンの胸ぐらをつかんだと思ったら気づいたら、倒れていた。
動きを見切れなかったが、一瞬で気絶させたようだ。
「ふんっ。相手との実力差くらい正確に把握してから挑むんだな。」
ぱんぱんっと手を叩きながら何事も無かったように、呟くレオン。それと同時に衛兵が来て野次馬も消え去った。
「我が国の騎士が失礼いたしました。こいつはこちらで引き取らせていただきます。」
「ああ。頼む。これが、招待状とギルドカードだ。」
「ええ。たしかに。お入りください。」
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
こうして、時間はかかったのだが、入場許可が降りたのだった。
『ふむ。』
「どうしたんだ?ルーカス?」
山に入った途端ルーカスがソワソワして、俺の周りをぐるぐる飛んでいる。
『強いやつの気配がする。』
「え、それって?」
確か前、ルーカスが強いと認めるのは数える程度って言っていたような。
『ああ。さすが死の山と言われるだけあるな。少し楽しみだ(ニヤリ)』
少しゾクリとした。薄々気づいていたが、ルーカスも戦闘ジャンキーなようだ。
「ど、どうしよう?帰る?」
「ばーか。国王から許可までもらって、今更手ぶらで帰れるかよ。
それに、そんな強い魔物が俺らのところにわざわざ来ねえから大丈夫だ。」
「え?そうなの?」
「ああ。前に一度エンシェントドラゴンと話したことがあるんだが、興味ないし騒がれるとうるさいから人前には現れないんだと。」
「へー。」
少し安心した。
『(だが、この気配。俺に気づいているな。ククッ。面白え。)』
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
それから切り替えて俺は今、洞窟の中で訓練している。
「ファイアーボール。あ、また外した。」
「視野が狭いな。敵をしっかり見てから魔法を撃っていたらこうはなってないはずだ。」
「う、うん。」
前にレオンが、“嘘をつく時に、瞳孔が開いたところを見ることさえできなければ、Sランクになれない”的なことを言っていた時は半分くらい誇張が入っていると思った。
だが、今ならあの意味が本当だったということがよくわかる。
それくらいの動体視力がなければ、暗闇の洞窟でコウモリに似た魔物複数同時にファイアーボールは当てられないのだ。
「ファイアーボール。あ、魔力が切れた。」
「はーー。とりあえず一旦休憩するか。」
魔力回復ポーションを飲むため、一旦洞窟からでる。
「うん。ってルーカスはどこ行った?」
「あー。そういえば、たしかにいねえな?」
どおおおおん……!!
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