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1章⭐︎アインス王国脱出編⭐︎
バレた!
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-side リアム-
道中、暇だったので、ルーカスにこの世界のことをもっと詳しく聞いてみた。
「(へー。この世界には10個の国があると。)」
『今はそうだな。1番古い国が、お前らがさっきいた、アインス王国だぜ。……もっとも、俺が生まれた方がずっと早いがな。』
「(口調が若いし、精神年齢も幼いし、ちっさいから可愛く見えるだけで、実は爺ちゃんより爺ちゃんなんだよな。)」
『おい、なんだその失礼な発言は。俺は精神年齢が幼くも、爺ちゃんでもないぞ!』
「(やっべ。念話切ってなかった。やらかした~。……あっ。)」
この発言すら念話を切ってなかった。
『ふんっ。もう知らないもんな。この世界のこと、これ以上何も教えないぞ!』
ちょっ。それは、まずい。
「(ごめんって。本当に。悪いと思ってる。)」
誠心誠意謝る。
クスクスクス……。
すると、隣から声が笑い声が聞こえてくる。
「リアム様ったら、一人で百面相して面白いですね。」
「おい。言ってやるなって。」
みると、リサとアレクだけではなく、同じ馬車に乗っている、みんながコチラを注目していた。ちなみに6人乗りの馬車である。
そういえば、この人たちにはルーカスの姿が見えてないのだ。
「(え、まさか俺って超恥ずかしいやつ?)」
『ぎゃはは。前にも一回、町中でやらかしてるのに学習しないやつだな!』
「……。」
ルーカスがからかってくるが、言い返せない。言い返そうとすると、また1人で百面相しそうだからである。
『やーい。やーい。このど変態~。
1人で百面相してるとか何考えてるんだ!
ムッツリ。』
それを良いことにもっとからかってくる。
くっ。我慢だ我慢。
『まあ、まだ5歳だから、仕方ないよな。
俺もそういう時期もあった。
お兄さんお前に春が来て嬉しいぞ!』
やっぱできない。というか、5歳児に春は早すぎるって。
「(本当はお爺ちゃんのくせに、自分のこと兄さんとか。)」
『あ、何を~!』
そう言って、ルーカスは俺に飛びかかってきた。
「うわあ。やめろって!」
『やめねえよ!お前にはどちらが強いか、分からせてやる!』
「そういう問題じゃないって!」
『え?あっ。』
見ると、ルーカスも周りが注目していることに気づいたようだ。
『やらかしたーー。すまん。』
「(まあ、いいよ。それより、どうしよう。)」
『なるようになるだろう。』
「(そんな無責任な)」
『ふんっ。ちょっとは痛い目見ろってんだ。そうしたらお兄さんを敬うだろう。』
どう考えても、弟的な立ち位置のルーカス君は激おこである。
『あ、今失礼なこと考えてただろ。』
「(や、やだなあ~。俺を疑うなんて。俺がそんな酷いやつに見えるのか?)」
『はいダウト。犯人に限ってそういうこというんだよな。』
……チッ。隠しきれなかったようだ。
それはそれとして、唖然としている周りの人たちどうしようか。
さっきから、口をぽかんと開けているのだが。それもそうか。側から見れば、心霊現象に見えるだろうし。
「まさか…見えるのですか?」
リサが口を開く。
「え、何を?(ここで何かが見えるって言ったら、社会的に終わる気がする。)」
「惚けないでください!精霊ですよ。精霊。
この世界では10万人に1人と言われる確率で精霊使いが生まれるのです。
精霊は彼らにしか見えないため、側から見たらよく1人で喋ってるとか、百面相をしているとかと勘違いされるそうです。」
「精霊使いが使う魔法は、一般の魔法使いが使う魔法とはレベルが違う。
だから、どの王国は彼らを囲いたがるんだ。精霊使い1人の力は小国の戦力に匹敵すると言われているからな。
それで、お前はどうなんだ?」
「(ど、どうしよう。ルーカス。なんか勘違いしてるけど。)」
『まあ、あながち間違ってないからそのままでいいんじゃねえか?』
「(そうなの?)」
『ああ。殆どの人間には見えないから精霊としか表現されないが、人間達の精霊には神竜も含まれるはずだ。
過去に、神竜を見れた人間なんて、実例がないから、多分だが。俺は強い精霊ってことでいいと思うぞ!』
そんな適当なとも思ったが、それで乗り切るしかないだろう。
「今聞いたところ、そうみたいです。」
「なに?その精霊はそんな知能が高いのか?」
話を外から聞き耳を立てていた、レオンがそう言った。
「え?」
「意思疎通できる精霊が最低でも上位精霊だとされている。
上位精霊を使役できる精霊使いなど、世界でも両手で数えられる程度だぞ。
それこそ、国のパワーバランスを変えてしまうほどの存在だ。」
「あーーっと。」
『まあ、いいんじゃねえか?俺も一応上位精霊(笑)だしな。』
よく分からないが、ルーカスのいうことに従う。
「そうみたいです。」
「「「「「「………!!」」」」」」」
場は騒然とする。
「そ、そうか。しかしそうなるとまずいな。」
アレクが深刻そうな顔で言う。
「な、なんでですか?」
「いや、亡命してもお前が目をつけられる可能性が高いからな。」
「大切にしてもらえることは確かだし大丈夫だろう。持っといて損はない能力だしな。」
「はあ。全くレオンは能天気だな。
けど、確かに持っていたら、邪険には扱われないだろう。
後は、バレたらバレたでその時考えるか。何が起こるか分からないしな。」
アレクはそのように結論付けた。確かにその通りだと俺も思う。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
「お、それよりついたようだぜ。
今日の宿泊地に。」
見ると、商人の馬車が大量に並んでる一帯があった。
宿場町というよりは、補給場と言ったところだろう。着くと、他の人たちが色々交渉してくれた。
一連の交渉が終わると、代表してキールが呼びに来てくれる。
「本日の宿泊場所が決まりました。
とは言っても亡命する人たちが非常に多いので、早速野宿になってしまいます。
おそらく、これからも野宿が続くでしょう。申し訳ございません。」
「大丈夫です。想定の範囲内ですから。
お気遣いありがとうございます。」
流石に、脅して無理矢理連れてもらっている身でこれ以上の文句は言えないし、
野宿になるだろうとは想定の範囲内だったので、問題はない。
「流石でございます。では、移動しますので、ついてきてください。」
「はい。」
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
人場に連れて行かれると、商会の人たちが寝袋を用意してくれたみたいだ。
「ここらで、晩御飯にしましょう。」
「はい。わかりました。」
そう言って、俺はルーカスに亜空間から、カツサンドを取り出してもらう。
今日の晩ご飯は、ゴーレムに作らせたオークカツサンドである。
『う、うめえな!なんだ、この外側のやつ!サクサクしてて美味しいぞ。
中もカリッとしている。』
オーブンで焼いた食パンに、隠れて飯を食っていたルーカスもご満悦である。一方、冒険者達は携帯食である干し肉を食べていたので、羨ましそうにこちらを見ている。
ジーーーー。
流石に悪びれずにずっと食べているのも居た堪れなくなり、「み、みなさんもどうですか?」と根負けして、分けることにした。
「うまっ」「うめえ。」「美味しいです。リアム様。」「美味しいわね」
大変ご好評であったが、これで用意していた弁当は全てなくなってしまった。
材料費はかからないから、別に問題はないんだけどね。そして、夕飯が終わった俺らは寝ることにした。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
その夜、『おい、他の奴らが寝ているうちに明日の昼飯用意した方がいいんじゃねえか?』というルーカスの発言により、俺はブラック労働することになった。
「ここら辺なら、大丈夫か。」
『だな!』
今、ルーカスは姿を現している。
人目につかない場所だし、夜中だし、まあ大丈夫だろう。
ガサゴソ……。
その時、草陰に誰かの気配がした。
『誰だ!?』
咄嗟にルーカスが俺を庇う体制をとる。
「おお!本当に、神竜を従魔にして、スキルも持っている。ほんとすごいな。流石、神に愛されし異世界の者。」
そこにいたのはノアだった。
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道中、暇だったので、ルーカスにこの世界のことをもっと詳しく聞いてみた。
「(へー。この世界には10個の国があると。)」
『今はそうだな。1番古い国が、お前らがさっきいた、アインス王国だぜ。……もっとも、俺が生まれた方がずっと早いがな。』
「(口調が若いし、精神年齢も幼いし、ちっさいから可愛く見えるだけで、実は爺ちゃんより爺ちゃんなんだよな。)」
『おい、なんだその失礼な発言は。俺は精神年齢が幼くも、爺ちゃんでもないぞ!』
「(やっべ。念話切ってなかった。やらかした~。……あっ。)」
この発言すら念話を切ってなかった。
『ふんっ。もう知らないもんな。この世界のこと、これ以上何も教えないぞ!』
ちょっ。それは、まずい。
「(ごめんって。本当に。悪いと思ってる。)」
誠心誠意謝る。
クスクスクス……。
すると、隣から声が笑い声が聞こえてくる。
「リアム様ったら、一人で百面相して面白いですね。」
「おい。言ってやるなって。」
みると、リサとアレクだけではなく、同じ馬車に乗っている、みんながコチラを注目していた。ちなみに6人乗りの馬車である。
そういえば、この人たちにはルーカスの姿が見えてないのだ。
「(え、まさか俺って超恥ずかしいやつ?)」
『ぎゃはは。前にも一回、町中でやらかしてるのに学習しないやつだな!』
「……。」
ルーカスがからかってくるが、言い返せない。言い返そうとすると、また1人で百面相しそうだからである。
『やーい。やーい。このど変態~。
1人で百面相してるとか何考えてるんだ!
ムッツリ。』
それを良いことにもっとからかってくる。
くっ。我慢だ我慢。
『まあ、まだ5歳だから、仕方ないよな。
俺もそういう時期もあった。
お兄さんお前に春が来て嬉しいぞ!』
やっぱできない。というか、5歳児に春は早すぎるって。
「(本当はお爺ちゃんのくせに、自分のこと兄さんとか。)」
『あ、何を~!』
そう言って、ルーカスは俺に飛びかかってきた。
「うわあ。やめろって!」
『やめねえよ!お前にはどちらが強いか、分からせてやる!』
「そういう問題じゃないって!」
『え?あっ。』
見ると、ルーカスも周りが注目していることに気づいたようだ。
『やらかしたーー。すまん。』
「(まあ、いいよ。それより、どうしよう。)」
『なるようになるだろう。』
「(そんな無責任な)」
『ふんっ。ちょっとは痛い目見ろってんだ。そうしたらお兄さんを敬うだろう。』
どう考えても、弟的な立ち位置のルーカス君は激おこである。
『あ、今失礼なこと考えてただろ。』
「(や、やだなあ~。俺を疑うなんて。俺がそんな酷いやつに見えるのか?)」
『はいダウト。犯人に限ってそういうこというんだよな。』
……チッ。隠しきれなかったようだ。
それはそれとして、唖然としている周りの人たちどうしようか。
さっきから、口をぽかんと開けているのだが。それもそうか。側から見れば、心霊現象に見えるだろうし。
「まさか…見えるのですか?」
リサが口を開く。
「え、何を?(ここで何かが見えるって言ったら、社会的に終わる気がする。)」
「惚けないでください!精霊ですよ。精霊。
この世界では10万人に1人と言われる確率で精霊使いが生まれるのです。
精霊は彼らにしか見えないため、側から見たらよく1人で喋ってるとか、百面相をしているとかと勘違いされるそうです。」
「精霊使いが使う魔法は、一般の魔法使いが使う魔法とはレベルが違う。
だから、どの王国は彼らを囲いたがるんだ。精霊使い1人の力は小国の戦力に匹敵すると言われているからな。
それで、お前はどうなんだ?」
「(ど、どうしよう。ルーカス。なんか勘違いしてるけど。)」
『まあ、あながち間違ってないからそのままでいいんじゃねえか?』
「(そうなの?)」
『ああ。殆どの人間には見えないから精霊としか表現されないが、人間達の精霊には神竜も含まれるはずだ。
過去に、神竜を見れた人間なんて、実例がないから、多分だが。俺は強い精霊ってことでいいと思うぞ!』
そんな適当なとも思ったが、それで乗り切るしかないだろう。
「今聞いたところ、そうみたいです。」
「なに?その精霊はそんな知能が高いのか?」
話を外から聞き耳を立てていた、レオンがそう言った。
「え?」
「意思疎通できる精霊が最低でも上位精霊だとされている。
上位精霊を使役できる精霊使いなど、世界でも両手で数えられる程度だぞ。
それこそ、国のパワーバランスを変えてしまうほどの存在だ。」
「あーーっと。」
『まあ、いいんじゃねえか?俺も一応上位精霊(笑)だしな。』
よく分からないが、ルーカスのいうことに従う。
「そうみたいです。」
「「「「「「………!!」」」」」」」
場は騒然とする。
「そ、そうか。しかしそうなるとまずいな。」
アレクが深刻そうな顔で言う。
「な、なんでですか?」
「いや、亡命してもお前が目をつけられる可能性が高いからな。」
「大切にしてもらえることは確かだし大丈夫だろう。持っといて損はない能力だしな。」
「はあ。全くレオンは能天気だな。
けど、確かに持っていたら、邪険には扱われないだろう。
後は、バレたらバレたでその時考えるか。何が起こるか分からないしな。」
アレクはそのように結論付けた。確かにその通りだと俺も思う。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
「お、それよりついたようだぜ。
今日の宿泊地に。」
見ると、商人の馬車が大量に並んでる一帯があった。
宿場町というよりは、補給場と言ったところだろう。着くと、他の人たちが色々交渉してくれた。
一連の交渉が終わると、代表してキールが呼びに来てくれる。
「本日の宿泊場所が決まりました。
とは言っても亡命する人たちが非常に多いので、早速野宿になってしまいます。
おそらく、これからも野宿が続くでしょう。申し訳ございません。」
「大丈夫です。想定の範囲内ですから。
お気遣いありがとうございます。」
流石に、脅して無理矢理連れてもらっている身でこれ以上の文句は言えないし、
野宿になるだろうとは想定の範囲内だったので、問題はない。
「流石でございます。では、移動しますので、ついてきてください。」
「はい。」
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
人場に連れて行かれると、商会の人たちが寝袋を用意してくれたみたいだ。
「ここらで、晩御飯にしましょう。」
「はい。わかりました。」
そう言って、俺はルーカスに亜空間から、カツサンドを取り出してもらう。
今日の晩ご飯は、ゴーレムに作らせたオークカツサンドである。
『う、うめえな!なんだ、この外側のやつ!サクサクしてて美味しいぞ。
中もカリッとしている。』
オーブンで焼いた食パンに、隠れて飯を食っていたルーカスもご満悦である。一方、冒険者達は携帯食である干し肉を食べていたので、羨ましそうにこちらを見ている。
ジーーーー。
流石に悪びれずにずっと食べているのも居た堪れなくなり、「み、みなさんもどうですか?」と根負けして、分けることにした。
「うまっ」「うめえ。」「美味しいです。リアム様。」「美味しいわね」
大変ご好評であったが、これで用意していた弁当は全てなくなってしまった。
材料費はかからないから、別に問題はないんだけどね。そして、夕飯が終わった俺らは寝ることにした。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
その夜、『おい、他の奴らが寝ているうちに明日の昼飯用意した方がいいんじゃねえか?』というルーカスの発言により、俺はブラック労働することになった。
「ここら辺なら、大丈夫か。」
『だな!』
今、ルーカスは姿を現している。
人目につかない場所だし、夜中だし、まあ大丈夫だろう。
ガサゴソ……。
その時、草陰に誰かの気配がした。
『誰だ!?』
咄嗟にルーカスが俺を庇う体制をとる。
「おお!本当に、神竜を従魔にして、スキルも持っている。ほんとすごいな。流石、神に愛されし異世界の者。」
そこにいたのはノアだった。
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