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1章⭐︎アインス王国脱出編⭐︎
忘れてた
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-side リアム-
「んんっ……。ってうわっ。
なんだルーカスか。」
翌朝、起きるとルーカスが改まった表情をして俺の腹の上に乗っていた。
今日は午後から商業ギルドに行く。
俺が声をかけても眠いのか無言である。
しばらく、うとうとしているルーカスをぼーっと眺めることにした。
いくらでも見てられるな。
『あ…ああ、起きたのか。なあ…主人。なんで教えてくれなかったんだよ。』
珍しく元気なさげな声で、俺に語りかけてきた。とはいえ、ルーカスには俺の情報が筒抜けなので、思い当たる節がなさすぎて困惑する。
「へ?何を?」
『スキルのことだよ。スキルの。
素晴らしいスキルを持っているのに今まで、なんで使わなかったんだ?』
「素晴らしいスキル?俺のスキル、結構発動してると思ってたんだけど。」
俺のスキルなんてちょっと他の人よりも味がわかる程度だって言ってたしなあ。
『はあ。その様子だと本気で忘れてたみたいだな。』
「あ、ああ」
たしかに。なんか忘れてたような。
『今朝方、信託が降ってな。お前には、3つのスキルがあって、そのうち[テイム]と[食の大賢者]は発動しているが、[絶対食堂領域]は発動していないんだとよ。
絶対忘れているから思い出させてくれってノート様が言ってたぜ。』
確かに。そういえば、そんなスキルもあったような。
「へー。でも、スキルの発動のさせ方わからないしなあ。」
『そのことについても、言及してた。
大体異世界からここにくるやつは、無双系のスキルには絶対興味があるから、
スキルの使い方を知らなくても勝手にルーカスに聞くだろうと思ってて、神界にいる時教えるの忘れてた。ごめんってな!』
「………。それスキル使えてないの、俺のせいじゃなくね!?」
『はあ……。それにしたって、自分のスキルが発動できるかくらいは確認して俺に報告してくれてもいいだろ?
なんとかしてやれるんだからさ。』
「は……はい。おっしゃる通りです。」
ルーカスが優しい口調で諭してくる。
おそらく、ガチギレである。
『まあ、それはともかく[絶対食堂領域]は楽しみだ。使い方は自分が思い浮かぶ最高の、厨房をイメージするだけだとよ。』
「ふーん。そんなんでいいのか。」
俺は、前世のことを思い出し、イメージしてみる。最新調理家電も趣味の一環で好きだったのだ。
果物を適当に入れるだけでスムージーを作れるミキサーや、一つあれば結構な品数のものが作れる電子レンジ、乾麺を茹でるのにちょうどいいサイズの電気ケトル、その他自分が欲しいと思ってた炊飯器や、冷蔵庫、フライパンなどを思い浮かべた。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
「こんな感じかなあ。」
俺がそういうと、俺の目の前、つまり向かい合っていたルーカスの後ろに、キッチンが現れた。
『おお!!』
ルーカスは後ろを振りむくと、俺の腹の上から飛び上がると中に飛び込む。
『すげえなこれ。見たことないのがいっぱいだぜ。』
眠気を抑え仕方なく、俺もベッドから飛び上がる。
中に入ると、料理動画配信者などがよく使っているような、厨房がそこにはあった。
しっかり、ご飯を食べれる場所まで付いている。
「これは、本当にすごいな」
俺がさっきまで思い浮かべた最新家電はもちろん、冷蔵庫を開けてみたら一通りのお肉や野菜が入っていた。
食器棚もあったので、そこを調べてみると食器も俺が前世で使っていたのと同じお皿が置いてあった。
『なあなあ。主人、飯作ってくれよ。
材料はあるから。』
そう言って、ルーカスは亜空間からオークを出した。
「うぐっ……。いや、流石にオークは……。」
そう言ったが、不思議とオークを見ているとこう、美味しそうなレシピがたくさん思い浮かぶのだ。
ほんと仕方のないスキルである。
「……いけるかもしれない。」
『お、流石主人だぜ。』
出会ったばかりで、流石というやつは大体おだて上手で賢いということから、
ルーカスにこの先上手く転がされるんだろうなと察した俺は大人しくご飯を作ることにした。
とはいえ、前提として、オークをどうやって捌くか、雑菌処理とかは大丈夫なのか?
という疑問が上がってきた。
「はあ。それくらいなんとかできる機械とかないのかなあ。ってうわあ」
目の前に機械が現れた。
初めてみる機械だ。
『お、全自動魔物解体装置だとよ。初めて見たぜ!!』
「わかるのか?」
『ああ!俺には鑑定スキルがあるからな!』
「え?鑑定スキル持ちって、この世界では1人しかいないんじゃなかったっけ?」
『1人だからな。俺は人間ではないし、この世界で使えるやつならたくさんいるぜ!』
「え……?ええ。それって俺がスキル持ちってことバレる可能性があるの結構高いんじゃ……。」
『いや、鑑定スキル持ちが人の前に姿を表すことは稀だ。
そもそも、スキルがバレる以前に、鑑定スキル持ちの魔物が目の前に現れたら命がないって思っといたほうがいいぜ。
それくらい、格の違う魔物だ。』
「ふーん。ならいっか。」
確かに今は慣れたけど、ルーカスも見た目は神々しいし、人前で姿を表すのはほとんどないから、そんなものなのだろう。
『そんなことより主人、これ、使うわせてもらうぜ!』
そういうと、ルーカスは念力を使ってオークを魔物解体装置の中に運んだ。
--ガシャン!と蓋が勝手に閉じる。
ウィーーーン。ガシャン。
ザク、ブチ、ブシュッ。
機械音が聞こえてきたと思ったら、グロそうな音が聞こえてきた。
3分クッキングだったら、絶対カットされている音である。
--チーン。……と思ったら、3分クッキングの最後に聞こえてそうな音が聞こえてきた。終わりよければ全てよしってか。
『何1人でボケてるんだ。出来上がったぞ!』
ルーカスがそう言ったのを聞き、蓋を開けて中を覗くと、ピカピカ光った部位ごとに分けられた肉と、その他の素材に分けられていた。血などの売れないものはどこかに消えたようだ。
「『おおー』」
『うまそうだな』「だね。」
目の前にある美味しそうな肉を取り出し、調理を開始する。
まずは、オーソドックスに焼くのがいいだろうなと思い、ロースをステーキサイズにカットして使うことにした。
少し多いかなと思ったが、多い分には別にいいだろう。
「ソース作らなくても、塩胡椒でいっか」と思っていたのだが、『えー。どうせなら、お前がつくったソースも食べたいぞ。』とやる気の出る発言をされたので、まんざらでもなく、作ることにした。
本当に人を転がすのが上手い。
作るのは、オニオンソースだ。
玉ねぎとニンニクをすりおろして、醤油、砂糖、みりんと一緒に軽く温めたら完成である。
ご飯を炊くのは時間がかかるので、じゃがいもを茹でて、焼くことにした。
オニオンソースにも合うからだ。
所要時間30-40分といったところだろうか。
動いて、頭使ったので、朝だがお腹が空いてきた。
少し全部食べれるか不安だった量の、ポークステーキも食べれそうだ。
「かんせーい。」
『いい香りだぜ!』
どうせなら、座って食べようと思い、一緒に食べる。
ガブガブ……。
『うめえ!!』
「うっま。」
昨日食べたオークの肉よりも美味しく感じるのは気のせいではないだろう。
『昨日食べた肉よりも美味しく感じるな!
きっと、スキルのおかげだな。』
ルーカスもそう思ったみたいだ。
「確かに。自分で作るのは少し面倒だけど、このクオリティを食べれるとなると、確かに作った方がいいかもね。」
『ああ。というわけで次回も美味しい飯を頼むな。主人。』
俺が食べれないだろうなと判断した肉も全部食べ、ちゃっかり、次も作る雰囲気にさせたルーカスは本当に罪だと思う。
「はあ。それはそうと、片づけもめんどくさいなあ。」
そんなことを考えると、突然床の下からゴーレムが浮かび上がってきた。
「え?」
そして、ゴーレムが掃除や皿洗いをしてくれる。あっという間にピカピカになった。
『なあ、これって、最初からゴーレム使ってれば、もっと早く終わってたんじゃ…』
「ま、まあ。今回は最初だから。
次回から使うよ。」
『なんつーか。締まらねえな。』
そんなこんなで、俺はスキルの使い方を知ったのであった。
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「んんっ……。ってうわっ。
なんだルーカスか。」
翌朝、起きるとルーカスが改まった表情をして俺の腹の上に乗っていた。
今日は午後から商業ギルドに行く。
俺が声をかけても眠いのか無言である。
しばらく、うとうとしているルーカスをぼーっと眺めることにした。
いくらでも見てられるな。
『あ…ああ、起きたのか。なあ…主人。なんで教えてくれなかったんだよ。』
珍しく元気なさげな声で、俺に語りかけてきた。とはいえ、ルーカスには俺の情報が筒抜けなので、思い当たる節がなさすぎて困惑する。
「へ?何を?」
『スキルのことだよ。スキルの。
素晴らしいスキルを持っているのに今まで、なんで使わなかったんだ?』
「素晴らしいスキル?俺のスキル、結構発動してると思ってたんだけど。」
俺のスキルなんてちょっと他の人よりも味がわかる程度だって言ってたしなあ。
『はあ。その様子だと本気で忘れてたみたいだな。』
「あ、ああ」
たしかに。なんか忘れてたような。
『今朝方、信託が降ってな。お前には、3つのスキルがあって、そのうち[テイム]と[食の大賢者]は発動しているが、[絶対食堂領域]は発動していないんだとよ。
絶対忘れているから思い出させてくれってノート様が言ってたぜ。』
確かに。そういえば、そんなスキルもあったような。
「へー。でも、スキルの発動のさせ方わからないしなあ。」
『そのことについても、言及してた。
大体異世界からここにくるやつは、無双系のスキルには絶対興味があるから、
スキルの使い方を知らなくても勝手にルーカスに聞くだろうと思ってて、神界にいる時教えるの忘れてた。ごめんってな!』
「………。それスキル使えてないの、俺のせいじゃなくね!?」
『はあ……。それにしたって、自分のスキルが発動できるかくらいは確認して俺に報告してくれてもいいだろ?
なんとかしてやれるんだからさ。』
「は……はい。おっしゃる通りです。」
ルーカスが優しい口調で諭してくる。
おそらく、ガチギレである。
『まあ、それはともかく[絶対食堂領域]は楽しみだ。使い方は自分が思い浮かぶ最高の、厨房をイメージするだけだとよ。』
「ふーん。そんなんでいいのか。」
俺は、前世のことを思い出し、イメージしてみる。最新調理家電も趣味の一環で好きだったのだ。
果物を適当に入れるだけでスムージーを作れるミキサーや、一つあれば結構な品数のものが作れる電子レンジ、乾麺を茹でるのにちょうどいいサイズの電気ケトル、その他自分が欲しいと思ってた炊飯器や、冷蔵庫、フライパンなどを思い浮かべた。
♢ ♢ ♢ ♢ ♢
「こんな感じかなあ。」
俺がそういうと、俺の目の前、つまり向かい合っていたルーカスの後ろに、キッチンが現れた。
『おお!!』
ルーカスは後ろを振りむくと、俺の腹の上から飛び上がると中に飛び込む。
『すげえなこれ。見たことないのがいっぱいだぜ。』
眠気を抑え仕方なく、俺もベッドから飛び上がる。
中に入ると、料理動画配信者などがよく使っているような、厨房がそこにはあった。
しっかり、ご飯を食べれる場所まで付いている。
「これは、本当にすごいな」
俺がさっきまで思い浮かべた最新家電はもちろん、冷蔵庫を開けてみたら一通りのお肉や野菜が入っていた。
食器棚もあったので、そこを調べてみると食器も俺が前世で使っていたのと同じお皿が置いてあった。
『なあなあ。主人、飯作ってくれよ。
材料はあるから。』
そう言って、ルーカスは亜空間からオークを出した。
「うぐっ……。いや、流石にオークは……。」
そう言ったが、不思議とオークを見ているとこう、美味しそうなレシピがたくさん思い浮かぶのだ。
ほんと仕方のないスキルである。
「……いけるかもしれない。」
『お、流石主人だぜ。』
出会ったばかりで、流石というやつは大体おだて上手で賢いということから、
ルーカスにこの先上手く転がされるんだろうなと察した俺は大人しくご飯を作ることにした。
とはいえ、前提として、オークをどうやって捌くか、雑菌処理とかは大丈夫なのか?
という疑問が上がってきた。
「はあ。それくらいなんとかできる機械とかないのかなあ。ってうわあ」
目の前に機械が現れた。
初めてみる機械だ。
『お、全自動魔物解体装置だとよ。初めて見たぜ!!』
「わかるのか?」
『ああ!俺には鑑定スキルがあるからな!』
「え?鑑定スキル持ちって、この世界では1人しかいないんじゃなかったっけ?」
『1人だからな。俺は人間ではないし、この世界で使えるやつならたくさんいるぜ!』
「え……?ええ。それって俺がスキル持ちってことバレる可能性があるの結構高いんじゃ……。」
『いや、鑑定スキル持ちが人の前に姿を表すことは稀だ。
そもそも、スキルがバレる以前に、鑑定スキル持ちの魔物が目の前に現れたら命がないって思っといたほうがいいぜ。
それくらい、格の違う魔物だ。』
「ふーん。ならいっか。」
確かに今は慣れたけど、ルーカスも見た目は神々しいし、人前で姿を表すのはほとんどないから、そんなものなのだろう。
『そんなことより主人、これ、使うわせてもらうぜ!』
そういうと、ルーカスは念力を使ってオークを魔物解体装置の中に運んだ。
--ガシャン!と蓋が勝手に閉じる。
ウィーーーン。ガシャン。
ザク、ブチ、ブシュッ。
機械音が聞こえてきたと思ったら、グロそうな音が聞こえてきた。
3分クッキングだったら、絶対カットされている音である。
--チーン。……と思ったら、3分クッキングの最後に聞こえてそうな音が聞こえてきた。終わりよければ全てよしってか。
『何1人でボケてるんだ。出来上がったぞ!』
ルーカスがそう言ったのを聞き、蓋を開けて中を覗くと、ピカピカ光った部位ごとに分けられた肉と、その他の素材に分けられていた。血などの売れないものはどこかに消えたようだ。
「『おおー』」
『うまそうだな』「だね。」
目の前にある美味しそうな肉を取り出し、調理を開始する。
まずは、オーソドックスに焼くのがいいだろうなと思い、ロースをステーキサイズにカットして使うことにした。
少し多いかなと思ったが、多い分には別にいいだろう。
「ソース作らなくても、塩胡椒でいっか」と思っていたのだが、『えー。どうせなら、お前がつくったソースも食べたいぞ。』とやる気の出る発言をされたので、まんざらでもなく、作ることにした。
本当に人を転がすのが上手い。
作るのは、オニオンソースだ。
玉ねぎとニンニクをすりおろして、醤油、砂糖、みりんと一緒に軽く温めたら完成である。
ご飯を炊くのは時間がかかるので、じゃがいもを茹でて、焼くことにした。
オニオンソースにも合うからだ。
所要時間30-40分といったところだろうか。
動いて、頭使ったので、朝だがお腹が空いてきた。
少し全部食べれるか不安だった量の、ポークステーキも食べれそうだ。
「かんせーい。」
『いい香りだぜ!』
どうせなら、座って食べようと思い、一緒に食べる。
ガブガブ……。
『うめえ!!』
「うっま。」
昨日食べたオークの肉よりも美味しく感じるのは気のせいではないだろう。
『昨日食べた肉よりも美味しく感じるな!
きっと、スキルのおかげだな。』
ルーカスもそう思ったみたいだ。
「確かに。自分で作るのは少し面倒だけど、このクオリティを食べれるとなると、確かに作った方がいいかもね。」
『ああ。というわけで次回も美味しい飯を頼むな。主人。』
俺が食べれないだろうなと判断した肉も全部食べ、ちゃっかり、次も作る雰囲気にさせたルーカスは本当に罪だと思う。
「はあ。それはそうと、片づけもめんどくさいなあ。」
そんなことを考えると、突然床の下からゴーレムが浮かび上がってきた。
「え?」
そして、ゴーレムが掃除や皿洗いをしてくれる。あっという間にピカピカになった。
『なあ、これって、最初からゴーレム使ってれば、もっと早く終わってたんじゃ…』
「ま、まあ。今回は最初だから。
次回から使うよ。」
『なんつーか。締まらねえな。』
そんなこんなで、俺はスキルの使い方を知ったのであった。
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