848 / 926
17章 わたしに何ができたかな?
第848話 潜入⑫報告
しおりを挟む 隠れ家に戻ると、キースさんたちの〝蜘蛛の巣〟討伐チームも報告のために帰ってきていた。
派手に壊してきたそうだ。
こちらのことを話すと、深刻な顔になる。
〝蓮の葉〟ではわかったことも多いけど、トップが不在だったので残りの人たちはやらされている感満載。警護をしていたとか、魔石を洗っていた、移動させていたなど実働していたことしかわかってないみたいだ。でも自分は組織の中で上の地位にいると、なぜかみんな意識が高いので、そこは不思議だ。
なんで上の地位にいて、自分たちの施設が何をしているかの全体像が掴めていないんだ? それは言わないようにしているだけかもしれないので、これから口を割らせる〝エキスパートな部隊〟にそれを任せるそうだ。
口を割らせるエキスパートって、おっかねー。
そして、みんなタフだな。
わたしなんか移動は常にもふもふに乗っていたのに、十分な睡眠をとっていないからか、かなり眠い。
でも話は聞いていたいし、眠るのは怖いので、頑張って起きている。
基本方針は変わらず〝蓮の葉〟を落としたことは隠して、トップが帰ってきたところを狙うようだ。問題はいつ帰ってくるか。3日後の納期までに帰ってくれば一番いい。その後とりあえず納期はするけれど、短い時間で壊れる玉を収めるわけだからいつ発覚するかわからない。最短では納期したその日にわかってしまうからもしれない。そしてバレたら戻ってくる馬鹿はいないだろう。行方が掴めなくなってしまう。
今度はもっとバレないよううまくやるだろうから、組織を潰すのは難しくなる。何がなんでもそのトップを押さえたいところだ。
そこでわたしの案が採用されることになった。
移動している間、伝達魔法の水色の鳥が飛び交っていたから、誰かと話を進めているのだろうと思ったけれど、思ったより遥かにしのぐことが決まっていた。
まず、フォルガードの王族が協力してくれるというから、本気で驚いた。
フォルガードとユオブリアは友好国同士だそうだ。
ユオブリアがバッカス討伐に乗り出した時、フォルガードも協力体制を取っている。発端となった貴族令嬢が拐われ、その兄妹たちが特にエレイブ大陸で活動するときは兵を出しているようだ。
あくまで協力体制をとっているに過ぎなかったけれども、バッカスはフォルガードにも巣食っていた。それも王都に。王はこれをとても重たく受け止めたそうだ。
フォルガードの元締めを捕らえるのに協力は惜しまないとのことで、加護玉を欲しいという王家を演じてくれるという。
シナリオ的には、〝蜘蛛の巣〟を潰し、そこのものたちを捕らえた。そこで加護玉のことを耳にして、自分も欲しくなってしまったという筋書きだ。
すごいよね、王族が手伝ってくれるなんて。
っていうか、加護玉が欲しいって需要を訴える窓口がわかっているわけ?
だったらそこから何かつかめそうじゃない?って思うんだけど。
それは別ルートで、あることをしておくと相手から連絡が来るらしい。ま、その方法をつかんだのがすごいよね。司法取引みたいなのをして得た情報らしい。
で、みんな明日からやることが盛り沢山で忙しいそうだ。
わたしは隠れ家でおとなしくしているか、フォルガードの王宮に行くかどっちがいいかを聞かれ、隠れ家でおとなしくしていることを選んだ。
王宮に行くなら王子殿下に合わせてやるぞって言われて、ちょっと興味はあったけど、知らない人は怖いから。
わたしに課せられたのは、精霊の入った玉をもふもふと一緒に見守ること。時々光魔法をかける、これはわたしにしか出来ないらしいので重要任務だ。
ひと段落すると、わたしは2階に行って休むように言われた。頷かないと、フランツに少し強く言われる。
「君は休むんだ」
「いい、眠くない」
みんな含み笑い。
「まぶたが閉じそうだよ?」
アダムが笑いを堪えながら言った。
わたしも眠いんだ。眠りたいんだ。
でも興奮しているっていうか……。
それになんか怖い。
「……まだみんな何かするんでしょ?」
「各自やることが終わったら眠るよ」
ロサがにこりと笑う。
「……わたしも」
おずおずと言うとフランツに遮られる。
「私たちと君では体の大きさが違うだろ? 君は疲れてる。眠るべきだ」
疲れてるは疲れてる。それに眠い。けど……。
「だって、起きたとき、どっか行っちゃってるんでしょ?」
「僕たちがいなかったら寂しいの?」
アダムがからかうように言う。
「うん。寂しいし、みんながいないのは怖い」
素直に言葉にすると、みんな奇妙な顔をしていた。
「これはクルな。素直すぎるぞ、フランツ」
アダムがフランツにエルボーしている。わたしが言ったのに、なんでフランツに?
「……出かけるけど、絶対に帰ってくるよ」
とロサ。
「もふもふたちは、とても強い。君を絶対に守ってくれる。一人にしたりしないよ。ガーシやシモーネもそばにいる。君がここで安全に居てくれたなら、わたしたちもここに帰ってくることができるんだ」
『我が離れずにいる』
フランツに続いて、もふもふが言ってくれた。もふもふぬいたちもだ。
だからわたしは頷いた。
みんなが忙しくしている中、わたしだけ暇で気が滅入る。
ひとつだけ朗報があって、フォルガードが加護玉が欲しいとアピールしたら、連絡がきたそうだ。
加護玉は需要が多いが、条件次第で融通することは可能。加護玉を量産するにはある者の協力が必要で、その者が現在フォルガードの王宮にいるはず。わかっていますよね?と。その者を王宮から出してください、あとはこちらで回収しますとのことだそうだ。
そういう連絡が来るってことは、〝蓮の葉〟のことはバレてないみたいだ。
ただ引き渡しになると思っていて、そこで捕まえられると踏んでいたから、そうじゃないのがネック。
どうするつもりなのか聞いたら、荷物にネックレスを忍ばせて、餌にして引き回してある場所に誘導。そこで捕まえるつもりだという。向こうも罠かもしれないとは思うんじゃないかな。わたしが思うぐらいだから、きっとみんなもそう思ってなにか対策を立てていることだろう。
派手に壊してきたそうだ。
こちらのことを話すと、深刻な顔になる。
〝蓮の葉〟ではわかったことも多いけど、トップが不在だったので残りの人たちはやらされている感満載。警護をしていたとか、魔石を洗っていた、移動させていたなど実働していたことしかわかってないみたいだ。でも自分は組織の中で上の地位にいると、なぜかみんな意識が高いので、そこは不思議だ。
なんで上の地位にいて、自分たちの施設が何をしているかの全体像が掴めていないんだ? それは言わないようにしているだけかもしれないので、これから口を割らせる〝エキスパートな部隊〟にそれを任せるそうだ。
口を割らせるエキスパートって、おっかねー。
そして、みんなタフだな。
わたしなんか移動は常にもふもふに乗っていたのに、十分な睡眠をとっていないからか、かなり眠い。
でも話は聞いていたいし、眠るのは怖いので、頑張って起きている。
基本方針は変わらず〝蓮の葉〟を落としたことは隠して、トップが帰ってきたところを狙うようだ。問題はいつ帰ってくるか。3日後の納期までに帰ってくれば一番いい。その後とりあえず納期はするけれど、短い時間で壊れる玉を収めるわけだからいつ発覚するかわからない。最短では納期したその日にわかってしまうからもしれない。そしてバレたら戻ってくる馬鹿はいないだろう。行方が掴めなくなってしまう。
今度はもっとバレないよううまくやるだろうから、組織を潰すのは難しくなる。何がなんでもそのトップを押さえたいところだ。
そこでわたしの案が採用されることになった。
移動している間、伝達魔法の水色の鳥が飛び交っていたから、誰かと話を進めているのだろうと思ったけれど、思ったより遥かにしのぐことが決まっていた。
まず、フォルガードの王族が協力してくれるというから、本気で驚いた。
フォルガードとユオブリアは友好国同士だそうだ。
ユオブリアがバッカス討伐に乗り出した時、フォルガードも協力体制を取っている。発端となった貴族令嬢が拐われ、その兄妹たちが特にエレイブ大陸で活動するときは兵を出しているようだ。
あくまで協力体制をとっているに過ぎなかったけれども、バッカスはフォルガードにも巣食っていた。それも王都に。王はこれをとても重たく受け止めたそうだ。
フォルガードの元締めを捕らえるのに協力は惜しまないとのことで、加護玉を欲しいという王家を演じてくれるという。
シナリオ的には、〝蜘蛛の巣〟を潰し、そこのものたちを捕らえた。そこで加護玉のことを耳にして、自分も欲しくなってしまったという筋書きだ。
すごいよね、王族が手伝ってくれるなんて。
っていうか、加護玉が欲しいって需要を訴える窓口がわかっているわけ?
だったらそこから何かつかめそうじゃない?って思うんだけど。
それは別ルートで、あることをしておくと相手から連絡が来るらしい。ま、その方法をつかんだのがすごいよね。司法取引みたいなのをして得た情報らしい。
で、みんな明日からやることが盛り沢山で忙しいそうだ。
わたしは隠れ家でおとなしくしているか、フォルガードの王宮に行くかどっちがいいかを聞かれ、隠れ家でおとなしくしていることを選んだ。
王宮に行くなら王子殿下に合わせてやるぞって言われて、ちょっと興味はあったけど、知らない人は怖いから。
わたしに課せられたのは、精霊の入った玉をもふもふと一緒に見守ること。時々光魔法をかける、これはわたしにしか出来ないらしいので重要任務だ。
ひと段落すると、わたしは2階に行って休むように言われた。頷かないと、フランツに少し強く言われる。
「君は休むんだ」
「いい、眠くない」
みんな含み笑い。
「まぶたが閉じそうだよ?」
アダムが笑いを堪えながら言った。
わたしも眠いんだ。眠りたいんだ。
でも興奮しているっていうか……。
それになんか怖い。
「……まだみんな何かするんでしょ?」
「各自やることが終わったら眠るよ」
ロサがにこりと笑う。
「……わたしも」
おずおずと言うとフランツに遮られる。
「私たちと君では体の大きさが違うだろ? 君は疲れてる。眠るべきだ」
疲れてるは疲れてる。それに眠い。けど……。
「だって、起きたとき、どっか行っちゃってるんでしょ?」
「僕たちがいなかったら寂しいの?」
アダムがからかうように言う。
「うん。寂しいし、みんながいないのは怖い」
素直に言葉にすると、みんな奇妙な顔をしていた。
「これはクルな。素直すぎるぞ、フランツ」
アダムがフランツにエルボーしている。わたしが言ったのに、なんでフランツに?
「……出かけるけど、絶対に帰ってくるよ」
とロサ。
「もふもふたちは、とても強い。君を絶対に守ってくれる。一人にしたりしないよ。ガーシやシモーネもそばにいる。君がここで安全に居てくれたなら、わたしたちもここに帰ってくることができるんだ」
『我が離れずにいる』
フランツに続いて、もふもふが言ってくれた。もふもふぬいたちもだ。
だからわたしは頷いた。
みんなが忙しくしている中、わたしだけ暇で気が滅入る。
ひとつだけ朗報があって、フォルガードが加護玉が欲しいとアピールしたら、連絡がきたそうだ。
加護玉は需要が多いが、条件次第で融通することは可能。加護玉を量産するにはある者の協力が必要で、その者が現在フォルガードの王宮にいるはず。わかっていますよね?と。その者を王宮から出してください、あとはこちらで回収しますとのことだそうだ。
そういう連絡が来るってことは、〝蓮の葉〟のことはバレてないみたいだ。
ただ引き渡しになると思っていて、そこで捕まえられると踏んでいたから、そうじゃないのがネック。
どうするつもりなのか聞いたら、荷物にネックレスを忍ばせて、餌にして引き回してある場所に誘導。そこで捕まえるつもりだという。向こうも罠かもしれないとは思うんじゃないかな。わたしが思うぐらいだから、きっとみんなもそう思ってなにか対策を立てていることだろう。
73
お気に入りに追加
1,377
あなたにおすすめの小説

転生した愛し子は幸せを知る
ひつ
ファンタジー
♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢
宮月 華(みやつき はな) は死んだ。華は死に間際に「誰でもいいから私を愛して欲しかったな…」と願った。
次の瞬間、華は白い空間に!!すると、目の前に男の人(?)が現れ、「新たな世界で愛される幸せを知って欲しい!」と新たな名を貰い、過保護な神(パパ)にスキルやアイテムを貰って旅立つことに!
転生した女の子が周りから愛され、幸せになるお話です。
結構ご都合主義です。作者は語彙力ないです。
第13回ファンタジー大賞 176位
第14回ファンタジー大賞 76位
第15回ファンタジー大賞 70位
ありがとうございます(●´ω`●)

間違えられた番様は、消えました。
夕立悠理
恋愛
竜王の治める国ソフームには、運命の番という存在がある。
運命の番――前世で深く愛しあい、来世も恋人になろうと誓い合った相手のことをさす。特に竜王にとっての「運命の番」は特別で、国に繁栄を与える存在でもある。
「ロイゼ、君は私の運命の番じゃない。だから、選べない」
ずっと慕っていた竜王にそう告げられた、ロイゼ・イーデン。しかし、ロイゼは、知っていた。
ロイゼこそが、竜王の『運命の番』だと。
「エルマ、私の愛しい番」
けれどそれを知らない竜王は、今日もロイゼの親友に愛を囁く。
いつの間にか、ロイゼの呼び名は、ロイゼから番の親友、そして最後は嘘つきに変わっていた。
名前を失くしたロイゼは、消えることにした。

お姉様に恋した、私の婚約者。5日間部屋に篭っていたら500年が経過していました。
ごろごろみかん。
恋愛
「……すまない。彼女が、私の【運命】なんだ」
──フェリシアの婚約者の【運命】は、彼女ではなかった。
「あなたも知っている通り、彼女は病弱だ。彼女に王妃は務まらない。だから、フェリシア。あなたが、彼女を支えてあげて欲しいんだ。あなたは王妃として、あなたの姉……第二妃となる彼女を、助けてあげて欲しい」
婚約者にそう言われたフェリシアは──
(え、絶対嫌なんですけど……?)
その瞬間、前世の記憶を思い出した。
彼女は五日間、部屋に籠った。
そして、出した答えは、【婚約解消】。
やってられるか!と勘当覚悟で父に相談しに部屋を出た彼女は、愕然とする。
なぜなら、前世の記憶を取り戻した影響で魔力が暴走し、部屋の外では【五日間】ではなく【五百年】の時が経過していたからである。
フェリシアの第二の人生が始まる。
☆新連載始めました!今作はできる限り感想返信頑張りますので、良ければください(私のモチベが上がります)よろしくお願いします!

愛など初めからありませんが。
ましろ
恋愛
お金で売られるように嫁がされた。
お相手はバツイチ子持ちの伯爵32歳。
「君は子供の面倒だけ見てくれればいい」
「要するに貴方様は幸せ家族の演技をしろと仰るのですよね?ですが、子供達にその様な演技力はありますでしょうか?」
「……何を言っている?」
仕事一筋の鈍感不器用夫に嫁いだミッシェルの未来はいかに?
✻基本ゆるふわ設定。箸休め程度に楽しんでいただけると幸いです。
寵愛のいる旦那様との結婚生活が終わる。もし、次があるのなら緩やかに、優しい人と恋がしたい。
にのまえ
恋愛
リルガルド国。公爵令嬢リイーヤ・ロイアルは令嬢ながら、剣に明け暮れていた。
父に頼まれて参加をした王女のデビュタントの舞踏会で、伯爵家コール・デトロイトと知り合い恋に落ちる。
恋に浮かれて、剣を捨た。
コールと結婚をして初夜を迎えた。
リイーヤはナイトドレスを身に付け、鼓動を高鳴らせて旦那様を待っていた。しかし寝室に訪れた旦那から出た言葉は「私は君を抱くことはない」「私には心から愛する人がいる」だった。
ショックを受けて、旦那には愛してもられないと知る。しかし離縁したくてもリルガルド国では離縁は許されない。しかしリイーヤは二年待ち子供がいなければ離縁できると知る。
結婚二周年の食事の席で、旦那は義理両親にリイーヤに子供ができたと言い出した。それに反論して自分は生娘だと医師の診断書を見せる。
混乱した食堂を後にして、リイーヤは馬に乗り伯爵家から出て行き国境を越え違う国へと向かう。
もし、次があるのなら優しい人と恋がしたいと……
お読みいただき、ありがとうございます。
エブリスタで四月に『完結』した話に差し替えいたいと思っております。内容はさほど、変わっておりません。
それにあたり、栞を挟んでいただいている方、すみません。
公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~
朱色の谷
恋愛
公爵家の末娘として生まれた幼いティアナ。
お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。
お父様やお兄様は私に関心がないみたい。
ただ、愛されたいと願った。
そんな中、夢の中の本を読むと自分の正体が明らかに。
◆恋愛要素は前半はありませんが、後半になるにつれて発展していきますのでご了承ください。

強い祝福が原因だった
棗
恋愛
大魔法使いと呼ばれる父と前公爵夫人である母の不貞により生まれた令嬢エイレーネー。
父を憎む義父や義父に同調する使用人達から冷遇されながらも、エイレーネーにしか姿が見えないうさぎのイヴのお陰で孤独にはならずに済んでいた。
大魔法使いを王国に留めておきたい王家の思惑により、王弟を父に持つソレイユ公爵家の公子ラウルと婚約関係にある。しかし、彼が愛情に満ち、優しく笑い合うのは義父の娘ガブリエルで。
愛される未来がないのなら、全てを捨てて実父の許へ行くと決意した。
※「殿下が好きなのは私だった」と同じ世界観となりますが此方の話を読まなくても大丈夫です。
※なろうさんにも公開しています。

[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる