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16章 ゴールデン・ロード
第797話 瘴気談義④無条件
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「……私はセインに与しもの。勅使としてきて日数はそんなにたっていない。ましてや王子殿下に瘴気を盛った指名手配犯。制圧できる力もあろう。なのに、どうして私を自由にし、協力するなどという?」
要するになんで自分を信用したか?と尋ねている。
「あなたには理解できないと思います」
アダムが軽く言った。
その発言に、ナムルの眉が思い切り寄っている。
「理解できなくても、このままでは気持ちが悪い。言ってください」
ナムルは意味不明なのは気持ち悪いらしく、今までよりずいぶん子供っぽい表情だ。
「調子に乗られると困るので言いたくないのですが……」
「狐」
狐?
ナムルが驚いて口にしたような言葉に、わたしは彼が見ていた方を見た。
「先生!」
「先生?」
狐を先生と呼んだからだろう、ナムルがさらに驚いた声をあげる。
「どうしたんですか?」
ぴょこぴょこ相当数の狐に囲まれた。
もふさまは伏せをしたままだ。
「お客さんが来ちゃった、ちょっと待ってて」
わたしはフォンをナムルに預け、子狐の元に走る。
「リディアの匂いがした!」
やーん、みんな尻尾振ってる。
「元気そうですね。困ったことはない? 長老はお元気ですか?」
みんなわたしの胸に飛び込んでくる!
至福! ぶっといしっぽの狐たちを心ゆくまで撫でまくる。
わたしと戯れた後は、もふさまに挨拶して、ナムルを囲んで匂いを嗅ぐ。ナムルは狐に囲まれて固まっている。
動物苦手なのかしら?
「あいつはなんだ?」
「あ、ナムルです」
「ふーーん」
先生もナムルの匂いを嗅ぎに行った。
固まっているのが面白いので、ちょっとそのままにしておく。
長老も元気だし、みんな楽しく暮らしているということだ。
一頻り戯れてから、会談の途中ということを思い出して、みんなとバイバイする。
「ひょっとして、今のはシュシュ族では?」
シュシュ族を知っているなんて、グレナンは知識が詰まったところなのね。
でもわたしは答えなかった。
「リディア嬢、話はついた」
ロサの声だ。
え?
フォンをナムルから渡される。
「ナムル氏はいずれグレナンを研究するために、瘴気の研究も進めてくれると話はついたよ」
もう話はついたの? シマッタ。
「セインの情報を聞いて、指名手配は解いたの?」
「それは今から」
方針が決まっただけなのね、よかった。
わたしがサボったことになっちゃうものね。
わたしは振り返る。
「ナムルはグレナンの子孫なの?」
「直球」
という声がフォンから聞こえた。
ナムルはふっと笑っている。
「そうです」
「ホアータ家はグレナンの子孫ではないの?」
「……何代か前に乗っ取られたのだと聞きました」
そういうことか。
「なぜ、セインのブレーンになったの?」
ナムルは最初そんな野望は持っていなかったようだ。
成り行きでホアータ家の養子となった。当主は乗っ取った人と血縁関係にあるのはわかっていたけれど、現当主は特別悪い人というわけでもなく、ナムルに親切だった。だから他に感情を持っていなかった。
ホアータ家は身分が高いことからもセインの王族と会う機会があり、偶然ミッナイト殿下に興味を持たれる。そこで君だったらどうするという、いくつかの問いかけに答えたら気に入られてしまった。
ミッナイト殿下がというよりセインがユオブリアを憎んでいるようで、ユオブリアの崩壊を望んでいるようだった。
真正面から戦ってセインがユオブリアに勝てる確率はほぼないと事実をいえば、ますます気に入られた。
両加護のあるわたしは倒すときの問題になるかと問われ、ネックになることはあるだろうと答えた。すると、では両加護のある少女をユオブリアから遠ざける方法はあるかと聞かれた。
外国での婚姻と答えると、婚約者がいるという。
それならと、家族がユオブリアから追放されれば、いいのでは?とナムルは答えた。
と、ほぼ推測していた通りだったけど、その後、セインはわたしたちが思うより病んでいたということがわかる。
セインの教会の腐敗具合について、だ。
神獣・フレデリカさまにより、セインの教会は無に帰した。
わたし的には神の名の元に、金をせしめた、お金を横領していた類のことだと思っていた。
ところがどっこい、フレデリカさまがお怒りになったのは無理もなく、教会を隠れ蓑にして、セイン教を打ち上げていたそうなのだ。
セイン国、王族そして民こそが、神聖国、聖女さまの血筋をひく正当な後継者であり、セインは世界を統一しなければならない。それにはまず世間を騙しているユオブリアを壊滅させなくてはいけないとして、教会の地下には恐ろしい魔具なんかも開発されていて。ユオブリアを落とす日を心待ちにしていたそうだ。
それを知ったとき、ナムルはセインはどうにもならないなと思った。
そこで養子をとき逃げる算段を考え始めたときに、ミッナイト殿下がユオブリアに勅使として赴く、自分もくるように言われた。
セインから逃げるつもりだったので、ユオブリアに行けるのなら渡に船とついてきた。
時期を見て逃げるつもりだったが、殿下もドナイ候も自分の首をしめるようなことばかりして、自分への監視がきつくなった。
わたしを傷つけるでもなんでもして、王宮にパニックを起こさせろと命令され、そのポーズをとった。
ロサに瘴気を盛り、すぐに治し、わたしがその瘴気をロサに付け込んだということにして、ミッナイト殿下はわたしを連れ去る計画だったという。
ところがわたしが風邪を引き、計画が狂ってしまう。
そこでも計画が狂ったのでミッナイト殿下は大変荒れていた。
ドナイ侯もセインを見限り背を向けようとしている。
セインについていてもいいことはないなと思い、わたしを見舞うことにして役目の顔を立てておき、隙を見て逃げようと思っていた。ところがわたしにすでに嵌められたことに気づいた。
ぞんざいな扱いに見えてもそれなりに計画は立てた。それを逆手にとられて嵌められ、プライドが傷つき、逆上してしまったという。後はわたしたちの知っての通り。
「私が知っているのはそんなところです」
セイン教の話は有益というか、知っておいてよかった話なので、ロサはナムルの指名手配を解除すると約束した。
そしてセイン教のことをこちらに流したこともあるので、彼はユオブリアで保護することになった。
呪術師が迎えに行くまでは、うちで保護することになった。
フォンを切り、家に帰ろうとすると、ナムルに言われた。
「あなたが私を信じたからだそうです」
え?
シュシュ族と触れ合っていたときに、聞いたらしい。
みんながナムルを信じるわけ。それは、わたしがナムルを信用したからだと。
「あなたはどうして会って間もない私を、あなたの兄を追放させる案を出した私を信じたりできるのです?」
「あなたを信じたわけではないわ。あなたは欲しいものがあると言った。それは海を渡って他国に入るまでしても欲しかったもの。その強い思いは覆らないとわたしは知っているだけ」
「君たち、甘いですね?」
わたしは笑ってみせる。ここで言わなかったらフェアーじゃないから。
「甘いだけじゃないわ。使わずにすんだけど、あなたが引かなかった場合ひどいことする気だったのよ」
「ひどいこと?」
「アビサ」
ナムルの顔色がスッと悪くなる。
「どうしてそれを……」
「わたしたちも切羽詰まっているってこと。あなたが変な動きをしたら、このカードを使うわ」
ナムルはコクンと頷いた。
ナムルは一族っていう言葉を使った。その時一族をとても大切に思っていることが伝わってきた。
でもホアータ家の人たちに愛情はあるみたいだけど、そこまででもなかった。ということはナムルがいう一族は他にあるんだと思った。
ナムルがグレナンの生き残りだとしたら、一族とはグレナンの生き残りのことだろう。わたしの知っている数少ない、グレナンの人。
シンシアダンジョンにいた傭兵ふたり。アビサという単語を出したから、アビサに何か関係していると思った。そこでアビサで傭兵二人をアダムとロサに頼んで探してもらったら、見つけることができた。
ある村で彼らは数十人と暮らしていた。
わたしは何かあった時には彼らを人質にするつもりだった。
要するになんで自分を信用したか?と尋ねている。
「あなたには理解できないと思います」
アダムが軽く言った。
その発言に、ナムルの眉が思い切り寄っている。
「理解できなくても、このままでは気持ちが悪い。言ってください」
ナムルは意味不明なのは気持ち悪いらしく、今までよりずいぶん子供っぽい表情だ。
「調子に乗られると困るので言いたくないのですが……」
「狐」
狐?
ナムルが驚いて口にしたような言葉に、わたしは彼が見ていた方を見た。
「先生!」
「先生?」
狐を先生と呼んだからだろう、ナムルがさらに驚いた声をあげる。
「どうしたんですか?」
ぴょこぴょこ相当数の狐に囲まれた。
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わたしはフォンをナムルに預け、子狐の元に走る。
「リディアの匂いがした!」
やーん、みんな尻尾振ってる。
「元気そうですね。困ったことはない? 長老はお元気ですか?」
みんなわたしの胸に飛び込んでくる!
至福! ぶっといしっぽの狐たちを心ゆくまで撫でまくる。
わたしと戯れた後は、もふさまに挨拶して、ナムルを囲んで匂いを嗅ぐ。ナムルは狐に囲まれて固まっている。
動物苦手なのかしら?
「あいつはなんだ?」
「あ、ナムルです」
「ふーーん」
先生もナムルの匂いを嗅ぎに行った。
固まっているのが面白いので、ちょっとそのままにしておく。
長老も元気だし、みんな楽しく暮らしているということだ。
一頻り戯れてから、会談の途中ということを思い出して、みんなとバイバイする。
「ひょっとして、今のはシュシュ族では?」
シュシュ族を知っているなんて、グレナンは知識が詰まったところなのね。
でもわたしは答えなかった。
「リディア嬢、話はついた」
ロサの声だ。
え?
フォンをナムルから渡される。
「ナムル氏はいずれグレナンを研究するために、瘴気の研究も進めてくれると話はついたよ」
もう話はついたの? シマッタ。
「セインの情報を聞いて、指名手配は解いたの?」
「それは今から」
方針が決まっただけなのね、よかった。
わたしがサボったことになっちゃうものね。
わたしは振り返る。
「ナムルはグレナンの子孫なの?」
「直球」
という声がフォンから聞こえた。
ナムルはふっと笑っている。
「そうです」
「ホアータ家はグレナンの子孫ではないの?」
「……何代か前に乗っ取られたのだと聞きました」
そういうことか。
「なぜ、セインのブレーンになったの?」
ナムルは最初そんな野望は持っていなかったようだ。
成り行きでホアータ家の養子となった。当主は乗っ取った人と血縁関係にあるのはわかっていたけれど、現当主は特別悪い人というわけでもなく、ナムルに親切だった。だから他に感情を持っていなかった。
ホアータ家は身分が高いことからもセインの王族と会う機会があり、偶然ミッナイト殿下に興味を持たれる。そこで君だったらどうするという、いくつかの問いかけに答えたら気に入られてしまった。
ミッナイト殿下がというよりセインがユオブリアを憎んでいるようで、ユオブリアの崩壊を望んでいるようだった。
真正面から戦ってセインがユオブリアに勝てる確率はほぼないと事実をいえば、ますます気に入られた。
両加護のあるわたしは倒すときの問題になるかと問われ、ネックになることはあるだろうと答えた。すると、では両加護のある少女をユオブリアから遠ざける方法はあるかと聞かれた。
外国での婚姻と答えると、婚約者がいるという。
それならと、家族がユオブリアから追放されれば、いいのでは?とナムルは答えた。
と、ほぼ推測していた通りだったけど、その後、セインはわたしたちが思うより病んでいたということがわかる。
セインの教会の腐敗具合について、だ。
神獣・フレデリカさまにより、セインの教会は無に帰した。
わたし的には神の名の元に、金をせしめた、お金を横領していた類のことだと思っていた。
ところがどっこい、フレデリカさまがお怒りになったのは無理もなく、教会を隠れ蓑にして、セイン教を打ち上げていたそうなのだ。
セイン国、王族そして民こそが、神聖国、聖女さまの血筋をひく正当な後継者であり、セインは世界を統一しなければならない。それにはまず世間を騙しているユオブリアを壊滅させなくてはいけないとして、教会の地下には恐ろしい魔具なんかも開発されていて。ユオブリアを落とす日を心待ちにしていたそうだ。
それを知ったとき、ナムルはセインはどうにもならないなと思った。
そこで養子をとき逃げる算段を考え始めたときに、ミッナイト殿下がユオブリアに勅使として赴く、自分もくるように言われた。
セインから逃げるつもりだったので、ユオブリアに行けるのなら渡に船とついてきた。
時期を見て逃げるつもりだったが、殿下もドナイ候も自分の首をしめるようなことばかりして、自分への監視がきつくなった。
わたしを傷つけるでもなんでもして、王宮にパニックを起こさせろと命令され、そのポーズをとった。
ロサに瘴気を盛り、すぐに治し、わたしがその瘴気をロサに付け込んだということにして、ミッナイト殿下はわたしを連れ去る計画だったという。
ところがわたしが風邪を引き、計画が狂ってしまう。
そこでも計画が狂ったのでミッナイト殿下は大変荒れていた。
ドナイ侯もセインを見限り背を向けようとしている。
セインについていてもいいことはないなと思い、わたしを見舞うことにして役目の顔を立てておき、隙を見て逃げようと思っていた。ところがわたしにすでに嵌められたことに気づいた。
ぞんざいな扱いに見えてもそれなりに計画は立てた。それを逆手にとられて嵌められ、プライドが傷つき、逆上してしまったという。後はわたしたちの知っての通り。
「私が知っているのはそんなところです」
セイン教の話は有益というか、知っておいてよかった話なので、ロサはナムルの指名手配を解除すると約束した。
そしてセイン教のことをこちらに流したこともあるので、彼はユオブリアで保護することになった。
呪術師が迎えに行くまでは、うちで保護することになった。
フォンを切り、家に帰ろうとすると、ナムルに言われた。
「あなたが私を信じたからだそうです」
え?
シュシュ族と触れ合っていたときに、聞いたらしい。
みんながナムルを信じるわけ。それは、わたしがナムルを信用したからだと。
「あなたはどうして会って間もない私を、あなたの兄を追放させる案を出した私を信じたりできるのです?」
「あなたを信じたわけではないわ。あなたは欲しいものがあると言った。それは海を渡って他国に入るまでしても欲しかったもの。その強い思いは覆らないとわたしは知っているだけ」
「君たち、甘いですね?」
わたしは笑ってみせる。ここで言わなかったらフェアーじゃないから。
「甘いだけじゃないわ。使わずにすんだけど、あなたが引かなかった場合ひどいことする気だったのよ」
「ひどいこと?」
「アビサ」
ナムルの顔色がスッと悪くなる。
「どうしてそれを……」
「わたしたちも切羽詰まっているってこと。あなたが変な動きをしたら、このカードを使うわ」
ナムルはコクンと頷いた。
ナムルは一族っていう言葉を使った。その時一族をとても大切に思っていることが伝わってきた。
でもホアータ家の人たちに愛情はあるみたいだけど、そこまででもなかった。ということはナムルがいう一族は他にあるんだと思った。
ナムルがグレナンの生き残りだとしたら、一族とはグレナンの生き残りのことだろう。わたしの知っている数少ない、グレナンの人。
シンシアダンジョンにいた傭兵ふたり。アビサという単語を出したから、アビサに何か関係していると思った。そこでアビサで傭兵二人をアダムとロサに頼んで探してもらったら、見つけることができた。
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