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16章 ゴールデン・ロード
第796話 瘴気談義③黄金の礎
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「ねぇ、ロサ。外国は本当にユオブリアが瘴気を封印しているって知らされてないの?」
「いいや。王族は先祖代々伝えられてきているはずだし、世界議会も知っている。
けれど、一定数いるんだよね。自分の認識以上のことはあるわけがないって思う人が。
あなたも王族から聞いたのでしょう? ユオブリアの地下に瘴気が眠っていると」
ロサがナムルに問いかける。
「ええ、そうです。ミッナイト殿下から聞きました。
魔力の多いユオブリアの王が、封印を守っている、とね。だからユオブリアに戦を仕掛けてはいけないそうです。
そうやってユオブリアは最初から何重にも守られ、発展し続ける。神聖国の末裔である自分たちこそ、守られるべきなのに、と」
「神聖国の末裔?」
「セインって神聖国の末裔なの?」
兄さまが不審な声をあげ、わたしも尋ねてしまう。
「最終的に追い立てられて散り散りになったそうだから、自分こそが末裔だと思っている人はいっぱいいそうだね。セインは神聖国があるころからあったと思うけど、国が乱立した時に、末裔だと箔をつけようとした者たちがいた話は聞いたよ」
アダムが教えてくれた。
神聖国の末裔といえば聖女さまの血が流れているということで、今まで聖女が滞在するのはユオブリアだったわけだから、ユオブリアの兄弟分ともいえる。
「あなたは瘴気を自在に操れるようですが、あなたの扱える瘴気量は多くないと、呪術師が言ってました」
兄さまが話を戻すと、ナムルは頷く。
「はい。多くはありませんが、少なくもありませんよ?」
「あなたのやりたいことは、グレナンの再建ですか?」
「……再建はできないでしょうね。けれど、グレナンの研究は素晴らしい。あれを眠らせておく手はない」
そう言ったとき、ちょっと目が爛々としていた。
「高度な技術です。でも人という種族が育っていなければ高度なものは現在を壊す諸刃の剣になりましょう。それでもあなたはグレナンの研究を望まれますか?」
ロサが尋ねる。
「確かに諸刃の剣になるかもしれません。それでも、研究を進めれば、助かる命があるかもしれない。光属性や神属性を持つものは少ない。エレイブ大陸や貧しい者にその力を使う人はいないに等しい。
グレナンの技術は瘴気を使うことに特化している。魔力が少なくても瘴気を使えることでできる何かがあるかもしれない。そこに道は広がります」
拳は硬く握られている。この人は身近な誰かを亡くしたんだと思った。
パンドラの箱のことを思い出した。前世で聞いた神話だ。中を絶対見てはいけないと箱を渡されたパンドラは箱を開けてしまう。中からありとあらゆる災いが飛び出し、地上に不幸が蔓延してしまう。驚いてすぐに箱を閉めたので、底にあった〝希望〟には気付かない。
蓋を開けるまではわからない。やってみるまでわからない。
不幸が蔓延したとして、その先に見えてくる何かがあるかもしれないし、ないかもしれない。最後に希望が見えるのか、それも誰にもわからない。
そういえば、ローレライの悪夢の時に、〝希望〟の箱を手に入れたなと思い出した。
「では、ぜひ、瘴気の第一人者になってくれ」
アダムが淡々と言った。
「君は呪術は知らないよね? 呪術師に学ぶべきだ」
そこからアダムはダーッとこれからナムルがしていった方がいいことを羅列した。
え。ついていけなかったのはわたしだけでなかったようで、ナムルが声をあげる。
「待ってくれ」
「なんだ?」
「グレナンの研究をするのを反対しているんじゃないのか?」
「反対されたぐらいで意思を曲げるぐらいの思いなのか? ホアータの姓を捨て、セイン王族についてまで、ユオブリアにきたのに」
ロサの言葉に納得してしまう。
彼はホアータ家に養子として入ってうまくやっていたものね。それが、勅使としての王族と一緒にこちらにきて、反乱を起こしたばりにして、養子をといている。
「9代目の聖女が残した言葉です。
我、歩いてきた道こそが、わたしの黄金の道だ、と」
アダムは諳んじるように続けた。
「今まで歩んできた道が道となり、私がしてきたどんなことにも後悔はない。時には人や獣を傷つけたとしても。真摯に信じる道をゆき、いずれ振り返れば、それが私の黄金の礎となる」
アダムが微笑んだ気がした。
「私は9代目の聖女は苦労人と知っても好きになれないのですが、この潔さだけはいいと思っています。何をしても、それは自分の意思でしたことだと明言しているところがね。
道は突き進むしかない。知ってしまったら、知らなかった頃には戻れません。グレナンの知識が素晴らしいと知ってしまった。反対する勢力があっても、人族の精神面が技術に追いつかないとしても、知らなかった頃に決して戻ることはできないのです。だから私たちは排除するのではなく、新たな共存する道を模索しなくてはなりません」
「3年、あなたをバックアップします。そこで瘴気をなんとかできるようにしてください」
兄さまの押さえた声。
「しばらくは呪術師から講習を受けてください。3年なんてあっという間ですよ」
アダムが言った後、兄さまが祈るように続けた。
「大量の瘴気をどうにかできるようになってください。そのためなら協力を惜しみません」
「……事実なのか? 瘴気が本当にそこまで大きな者を人の力で封印しているのか?」
現実主義者には、何が信じさせるポイントとなるかわからないものだ。
グレナンの力をよしとしないものの、力をつけて欲しいから協力する姿勢を見せれば、世界を死滅させるのに十分な瘴気を封印していることが本当なのではと思い至ったみたいだ。
それにもしかしたら、封印できるぐらいの瘴気だから大したものではないという、逆な発想もあったのかもしれない。
「聖女の未来視では、陛下が倒れたとたん、瘴気が世界を覆うとある。でも、この未来視も五分五分になってきた。数年前までは世界の破滅の未来しか見えなかった」
「3年のバックアップということは、3年後に何か起こるのか?」
さすがだな。
「未来視は万能ではない。だから時期や敵はいつも同じというわけではない。けれど統計的に3年後あたりに何かが起こる確率が高い。今まで未来視でわかった危険分子を地道に消してきた。それでやっと五分五分の未来が現れるようになった」
みんながナムルにここまで明かすとは思わなかった。
「いいや。王族は先祖代々伝えられてきているはずだし、世界議会も知っている。
けれど、一定数いるんだよね。自分の認識以上のことはあるわけがないって思う人が。
あなたも王族から聞いたのでしょう? ユオブリアの地下に瘴気が眠っていると」
ロサがナムルに問いかける。
「ええ、そうです。ミッナイト殿下から聞きました。
魔力の多いユオブリアの王が、封印を守っている、とね。だからユオブリアに戦を仕掛けてはいけないそうです。
そうやってユオブリアは最初から何重にも守られ、発展し続ける。神聖国の末裔である自分たちこそ、守られるべきなのに、と」
「神聖国の末裔?」
「セインって神聖国の末裔なの?」
兄さまが不審な声をあげ、わたしも尋ねてしまう。
「最終的に追い立てられて散り散りになったそうだから、自分こそが末裔だと思っている人はいっぱいいそうだね。セインは神聖国があるころからあったと思うけど、国が乱立した時に、末裔だと箔をつけようとした者たちがいた話は聞いたよ」
アダムが教えてくれた。
神聖国の末裔といえば聖女さまの血が流れているということで、今まで聖女が滞在するのはユオブリアだったわけだから、ユオブリアの兄弟分ともいえる。
「あなたは瘴気を自在に操れるようですが、あなたの扱える瘴気量は多くないと、呪術師が言ってました」
兄さまが話を戻すと、ナムルは頷く。
「はい。多くはありませんが、少なくもありませんよ?」
「あなたのやりたいことは、グレナンの再建ですか?」
「……再建はできないでしょうね。けれど、グレナンの研究は素晴らしい。あれを眠らせておく手はない」
そう言ったとき、ちょっと目が爛々としていた。
「高度な技術です。でも人という種族が育っていなければ高度なものは現在を壊す諸刃の剣になりましょう。それでもあなたはグレナンの研究を望まれますか?」
ロサが尋ねる。
「確かに諸刃の剣になるかもしれません。それでも、研究を進めれば、助かる命があるかもしれない。光属性や神属性を持つものは少ない。エレイブ大陸や貧しい者にその力を使う人はいないに等しい。
グレナンの技術は瘴気を使うことに特化している。魔力が少なくても瘴気を使えることでできる何かがあるかもしれない。そこに道は広がります」
拳は硬く握られている。この人は身近な誰かを亡くしたんだと思った。
パンドラの箱のことを思い出した。前世で聞いた神話だ。中を絶対見てはいけないと箱を渡されたパンドラは箱を開けてしまう。中からありとあらゆる災いが飛び出し、地上に不幸が蔓延してしまう。驚いてすぐに箱を閉めたので、底にあった〝希望〟には気付かない。
蓋を開けるまではわからない。やってみるまでわからない。
不幸が蔓延したとして、その先に見えてくる何かがあるかもしれないし、ないかもしれない。最後に希望が見えるのか、それも誰にもわからない。
そういえば、ローレライの悪夢の時に、〝希望〟の箱を手に入れたなと思い出した。
「では、ぜひ、瘴気の第一人者になってくれ」
アダムが淡々と言った。
「君は呪術は知らないよね? 呪術師に学ぶべきだ」
そこからアダムはダーッとこれからナムルがしていった方がいいことを羅列した。
え。ついていけなかったのはわたしだけでなかったようで、ナムルが声をあげる。
「待ってくれ」
「なんだ?」
「グレナンの研究をするのを反対しているんじゃないのか?」
「反対されたぐらいで意思を曲げるぐらいの思いなのか? ホアータの姓を捨て、セイン王族についてまで、ユオブリアにきたのに」
ロサの言葉に納得してしまう。
彼はホアータ家に養子として入ってうまくやっていたものね。それが、勅使としての王族と一緒にこちらにきて、反乱を起こしたばりにして、養子をといている。
「9代目の聖女が残した言葉です。
我、歩いてきた道こそが、わたしの黄金の道だ、と」
アダムは諳んじるように続けた。
「今まで歩んできた道が道となり、私がしてきたどんなことにも後悔はない。時には人や獣を傷つけたとしても。真摯に信じる道をゆき、いずれ振り返れば、それが私の黄金の礎となる」
アダムが微笑んだ気がした。
「私は9代目の聖女は苦労人と知っても好きになれないのですが、この潔さだけはいいと思っています。何をしても、それは自分の意思でしたことだと明言しているところがね。
道は突き進むしかない。知ってしまったら、知らなかった頃には戻れません。グレナンの知識が素晴らしいと知ってしまった。反対する勢力があっても、人族の精神面が技術に追いつかないとしても、知らなかった頃に決して戻ることはできないのです。だから私たちは排除するのではなく、新たな共存する道を模索しなくてはなりません」
「3年、あなたをバックアップします。そこで瘴気をなんとかできるようにしてください」
兄さまの押さえた声。
「しばらくは呪術師から講習を受けてください。3年なんてあっという間ですよ」
アダムが言った後、兄さまが祈るように続けた。
「大量の瘴気をどうにかできるようになってください。そのためなら協力を惜しみません」
「……事実なのか? 瘴気が本当にそこまで大きな者を人の力で封印しているのか?」
現実主義者には、何が信じさせるポイントとなるかわからないものだ。
グレナンの力をよしとしないものの、力をつけて欲しいから協力する姿勢を見せれば、世界を死滅させるのに十分な瘴気を封印していることが本当なのではと思い至ったみたいだ。
それにもしかしたら、封印できるぐらいの瘴気だから大したものではないという、逆な発想もあったのかもしれない。
「聖女の未来視では、陛下が倒れたとたん、瘴気が世界を覆うとある。でも、この未来視も五分五分になってきた。数年前までは世界の破滅の未来しか見えなかった」
「3年のバックアップということは、3年後に何か起こるのか?」
さすがだな。
「未来視は万能ではない。だから時期や敵はいつも同じというわけではない。けれど統計的に3年後あたりに何かが起こる確率が高い。今まで未来視でわかった危険分子を地道に消してきた。それでやっと五分五分の未来が現れるようになった」
みんながナムルにここまで明かすとは思わなかった。
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