760 / 884
16章 ゴールデン・ロード
第760話 冒険者の仲間入り⑪護衛の価値
しおりを挟む
「わたしの、やり方?」
「彼が一番何に打撃を受けるのか、リディーはわかっているはずだよ」
ヴェルナーが一番打撃を受けること。それは……。
「グリットカー氏から、いい情報を聞いたようだね」
「セルヴィアンのこと? でもその屋敷がドナイ候のものかはまだわからないし」
「アダムに聞いたの? その……セイン国公爵家の名前だって」
「うん、そう」
「リディーから聞いたの?」
「え? うん。こういう情報に強いかなと思って」
「……そうだね」
「ヴェルナーの一番嫌がること……兄さま、見えた気がする、ありがとう」
「そう? それならよかった」
もう一度お礼を言って、フォンを切った。
「お待たせ。ふたりも、ありがとう。やりたいことが見えてきたかも」
双子の兄はそっくりの顔で笑った。
「よし、じゃあ、村に帰ろう。そしてリーのアイデアを練り上げよう!」
わたしは誰を傷つけても構わない、そんな心の動きが怖くて萎縮していたのかもしれない。
村に帰ると、夕食の用意をしていた。広場の真ん中でスープを拵えている。
じゃあ、わたしはと、ご飯を炊いてお肉と野菜を焼く。
「姫さん、いい顔になったな」
ギルバートに肩を叩かれた。
「ギルド長。ウチのいち姫に軽々しく触れないでください」
シモーネがギルバートを注意する。
「お、おう? そりゃ、すまんかったな」
「でもギルド長の言う通り、表情が明るくなりました。いい案が思い浮かびましたか?」
ジョインさんに頷く。
「まだ、ちゃんと決めたわけじゃないけど、指針にどうかなと思っていることがあるの。それでみんなの意見を聞きたい」
護衛メンバーとフォンタナ家の一部で、わたしたちは対策会議を始めた。
大雑把に決めたことを話すと、みんなニヤニヤしながら、頷いてくれた。
そしてはっきりと決められなかったことなど、意見を出してもらい、大筋を決めた。これを外の父さまに話して、より固めていく所存だ。
本当は自らの手で喉元にナイフを突きつけてやりたいところだけど。
ヴェルナーにはそんなの響かない。
見下してる小娘にそんなことされたら頭にはくるだろうけど、それだけだ。
ヴェルナーは女性を見下している。そして自分を上に見せるのが大好き。お金も好き。
汚点は残さない。権力も好き。評価されるのも好き。要するに承認欲求が強い。
今彼は鼻高だろう。雪くらげの住処という大金になるネタは押さえられなかったものの、失敗した者と一緒に自分をコケにした少女もろとも、山崩れにて処分することができた。自分の考えた策が功をなした。これほど自尊心が喜びに震えることはない。
だからね、その鼻をへし折ってあげる。より高いところに上り詰めてこそ、突き落とされた時のダメージは大きい。
あなたの相手がわたしだと響かないから、あなたの自尊心がくすぐられ、そして落とすことができる人を相手に選んであげる。
グリットカー氏からいいことを聞いた。
あなたはドナイ侯のことを嗅ぎ回っていた。ヴェルナーもドナイ侯を信用しているわけじゃないのね。だからきっと命綱を作っておくために、ドナイ候の知られたくない何かを探っていたのだと思う。
ドナイ侯はそういうの嫌うと思う。自分のコマと思っていたものに歯向かわれるのは頭にくるだろうしね。
どちらかが勝つかしら? それとも仲良く自滅してくれる? それが一番望ましいけど、そこまでうまくはいかないだろう。
でも仲違いをすれば、どちらかが徹底的にやられることは目に見えていて、それはヴェルナーである可能性が高い。
父さま、それからウッド家にも話して、少しずつ修正した。
ガインにも山崩れでわたしが巻き込まれた話が届いたらしく連絡がきた。わたしは状況を伝え、それからもらった情報のおかげで今生きているので感謝を伝えた。ガインは照れてから、セイン国とドナイ侯のことを調べてくれると言った。
アダムにもこれからの計画を話し、アドバイスが入り修正した。
みんなの協力があり、わたしたちは始めることにした。
ヴェルナーへの仕返しを。
動いてもらうのは、外の人々だけどね。
グリットカー氏の依頼を受けて、引き続き探らされていたという役所の、こちらの仕掛け人がヴェルナーを訪ねている。
グリットカー氏と連絡を取れなくて困っている。仕事の話をしている時にヴェルナー伯というお名前が出たから、ヴェルナー伯さまに情報を買ってもらえるのではないかと思いまして、と。
最初は突っぱねようとするだろうけれど、ヴェルナーは今気が緩んでいる。お金目的で近づいてくるゴロツキであれば、後でなんとでも言い繕えるし、邪魔になったら消してしまえばいい。そう食いつくはずだ。ドナイ侯所有のあの土地で何をしているか探るために。
ドナイ侯のそのお屋敷に通っている3人を探ってもらっている。お屋敷の中もだ。本当はわたしがトカゲとなり潜みたかったのだけど、兄たちともふもふ軍団に却下された。そして今、もふもふ軍団がその屋敷に向かっている。一度、領地に向かってもらい、父さまが手配する誰かに連れていってもらう予定だ。ケータイを渡してあるので、今までより連絡は取りやすいはず。
「どうした、しけたツラして?」
「待つだけって、しんどいと思って。そうだ、ギルバート。この護衛の依頼ってどうなるの? 確か遂行できないと、評価が悪くなるのよね? わたしランク落ちちゃうの?」
「普通は遂行できないと評価が悪いし、最悪ランクが落ちることもある。でも今回のは依頼自体に問題があった。領主からも気をつけるよう指示されていたのにな。まんまとやられた。ギルドに泥を塗られた」
ギルバートの顔がどんどん怖くなっていく。
そこまで言って、ハッと気づいたみたいで。
「悪りぃ、それたな。依頼主の判断の評価となるか、依頼自体をなくすかどっちかになると思う。姫さんはこの評価は気にしなくていいってことだ。
でも逆に、俺はすごいと思っている。あれだけの布石を打っといたのがな。さらに相手は悪いやつだったが、それでも誰一人死人は出さなかった。これ、姫さんじゃなかったら、みんな山崩れに呑まれてた。
だから、ランクを上げてやりたいぐらいだ」
ギルバートにそんなふうに評価してもらうと、こそばゆい。
「でもな、護衛は我慢強くないとできねーぞ。待つなんて日常茶飯事だ。待つ〝時〟をどれだけうまく使えるかで、護衛の価値は決まる」
待つ時間の使い方か。
なるほどねー。
「彼が一番何に打撃を受けるのか、リディーはわかっているはずだよ」
ヴェルナーが一番打撃を受けること。それは……。
「グリットカー氏から、いい情報を聞いたようだね」
「セルヴィアンのこと? でもその屋敷がドナイ候のものかはまだわからないし」
「アダムに聞いたの? その……セイン国公爵家の名前だって」
「うん、そう」
「リディーから聞いたの?」
「え? うん。こういう情報に強いかなと思って」
「……そうだね」
「ヴェルナーの一番嫌がること……兄さま、見えた気がする、ありがとう」
「そう? それならよかった」
もう一度お礼を言って、フォンを切った。
「お待たせ。ふたりも、ありがとう。やりたいことが見えてきたかも」
双子の兄はそっくりの顔で笑った。
「よし、じゃあ、村に帰ろう。そしてリーのアイデアを練り上げよう!」
わたしは誰を傷つけても構わない、そんな心の動きが怖くて萎縮していたのかもしれない。
村に帰ると、夕食の用意をしていた。広場の真ん中でスープを拵えている。
じゃあ、わたしはと、ご飯を炊いてお肉と野菜を焼く。
「姫さん、いい顔になったな」
ギルバートに肩を叩かれた。
「ギルド長。ウチのいち姫に軽々しく触れないでください」
シモーネがギルバートを注意する。
「お、おう? そりゃ、すまんかったな」
「でもギルド長の言う通り、表情が明るくなりました。いい案が思い浮かびましたか?」
ジョインさんに頷く。
「まだ、ちゃんと決めたわけじゃないけど、指針にどうかなと思っていることがあるの。それでみんなの意見を聞きたい」
護衛メンバーとフォンタナ家の一部で、わたしたちは対策会議を始めた。
大雑把に決めたことを話すと、みんなニヤニヤしながら、頷いてくれた。
そしてはっきりと決められなかったことなど、意見を出してもらい、大筋を決めた。これを外の父さまに話して、より固めていく所存だ。
本当は自らの手で喉元にナイフを突きつけてやりたいところだけど。
ヴェルナーにはそんなの響かない。
見下してる小娘にそんなことされたら頭にはくるだろうけど、それだけだ。
ヴェルナーは女性を見下している。そして自分を上に見せるのが大好き。お金も好き。
汚点は残さない。権力も好き。評価されるのも好き。要するに承認欲求が強い。
今彼は鼻高だろう。雪くらげの住処という大金になるネタは押さえられなかったものの、失敗した者と一緒に自分をコケにした少女もろとも、山崩れにて処分することができた。自分の考えた策が功をなした。これほど自尊心が喜びに震えることはない。
だからね、その鼻をへし折ってあげる。より高いところに上り詰めてこそ、突き落とされた時のダメージは大きい。
あなたの相手がわたしだと響かないから、あなたの自尊心がくすぐられ、そして落とすことができる人を相手に選んであげる。
グリットカー氏からいいことを聞いた。
あなたはドナイ侯のことを嗅ぎ回っていた。ヴェルナーもドナイ侯を信用しているわけじゃないのね。だからきっと命綱を作っておくために、ドナイ候の知られたくない何かを探っていたのだと思う。
ドナイ侯はそういうの嫌うと思う。自分のコマと思っていたものに歯向かわれるのは頭にくるだろうしね。
どちらかが勝つかしら? それとも仲良く自滅してくれる? それが一番望ましいけど、そこまでうまくはいかないだろう。
でも仲違いをすれば、どちらかが徹底的にやられることは目に見えていて、それはヴェルナーである可能性が高い。
父さま、それからウッド家にも話して、少しずつ修正した。
ガインにも山崩れでわたしが巻き込まれた話が届いたらしく連絡がきた。わたしは状況を伝え、それからもらった情報のおかげで今生きているので感謝を伝えた。ガインは照れてから、セイン国とドナイ侯のことを調べてくれると言った。
アダムにもこれからの計画を話し、アドバイスが入り修正した。
みんなの協力があり、わたしたちは始めることにした。
ヴェルナーへの仕返しを。
動いてもらうのは、外の人々だけどね。
グリットカー氏の依頼を受けて、引き続き探らされていたという役所の、こちらの仕掛け人がヴェルナーを訪ねている。
グリットカー氏と連絡を取れなくて困っている。仕事の話をしている時にヴェルナー伯というお名前が出たから、ヴェルナー伯さまに情報を買ってもらえるのではないかと思いまして、と。
最初は突っぱねようとするだろうけれど、ヴェルナーは今気が緩んでいる。お金目的で近づいてくるゴロツキであれば、後でなんとでも言い繕えるし、邪魔になったら消してしまえばいい。そう食いつくはずだ。ドナイ侯所有のあの土地で何をしているか探るために。
ドナイ侯のそのお屋敷に通っている3人を探ってもらっている。お屋敷の中もだ。本当はわたしがトカゲとなり潜みたかったのだけど、兄たちともふもふ軍団に却下された。そして今、もふもふ軍団がその屋敷に向かっている。一度、領地に向かってもらい、父さまが手配する誰かに連れていってもらう予定だ。ケータイを渡してあるので、今までより連絡は取りやすいはず。
「どうした、しけたツラして?」
「待つだけって、しんどいと思って。そうだ、ギルバート。この護衛の依頼ってどうなるの? 確か遂行できないと、評価が悪くなるのよね? わたしランク落ちちゃうの?」
「普通は遂行できないと評価が悪いし、最悪ランクが落ちることもある。でも今回のは依頼自体に問題があった。領主からも気をつけるよう指示されていたのにな。まんまとやられた。ギルドに泥を塗られた」
ギルバートの顔がどんどん怖くなっていく。
そこまで言って、ハッと気づいたみたいで。
「悪りぃ、それたな。依頼主の判断の評価となるか、依頼自体をなくすかどっちかになると思う。姫さんはこの評価は気にしなくていいってことだ。
でも逆に、俺はすごいと思っている。あれだけの布石を打っといたのがな。さらに相手は悪いやつだったが、それでも誰一人死人は出さなかった。これ、姫さんじゃなかったら、みんな山崩れに呑まれてた。
だから、ランクを上げてやりたいぐらいだ」
ギルバートにそんなふうに評価してもらうと、こそばゆい。
「でもな、護衛は我慢強くないとできねーぞ。待つなんて日常茶飯事だ。待つ〝時〟をどれだけうまく使えるかで、護衛の価値は決まる」
待つ時間の使い方か。
なるほどねー。
82
お気に入りに追加
1,294
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界成り上がり物語~転生したけど男?!どう言う事!?~
繭
ファンタジー
高梨洋子(25)は帰り道で車に撥ねられた瞬間、意識は一瞬で別の場所へ…。
見覚えの無い部屋で目が覚め「アレク?!気付いたのか!?」との声に
え?ちょっと待て…さっきまで日本に居たのに…。
確か「死んだ」筈・・・アレクって誰!?
ズキン・・・と頭に痛みが走ると現在と過去の記憶が一気に流れ込み・・・
気付けば異世界のイケメンに転生した彼女。
誰も知らない・・・いや彼の母しか知らない秘密が有った!?
女性の記憶に翻弄されながらも成り上がって行く男性の話
保険でR15
タイトル変更の可能性あり
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
追放された私が、本当の聖女ですがなにか??
天音 翔
ファンタジー
私は、日本から突然召喚された桜葉 庵(さくらば いおり)です。
帰り道に突然魔法陣が現れラティス王国の第1王子のクラア、第2王子クライと名乗る人達に実質、誘拐されました......。
私の他に、あまり仲の良くないクラスメイトの双子の佐藤 魅杏(サトウ ミアン)と佐藤 魅音(サトウ ミオン)が一緒に召喚されていました。
彼女達は性格は最悪ですが、顔はとても美人らしいのです。私はそうは思いませんが。
あ、私ですか?もちろん普通ですよ?
「 「俺たちは魅杏を、魅音を嫁にする!!この2人が聖女に決まっている!」」
(周囲)パチパチパチ
「あの〜私はどうしたらいいんですか?」
「.....お前のようなものは、聖女ではない!!出て行け!!そこの騎士、外へ捨ててこい!」
.........あ、そう来ますか。いいでしょう、出ていってあげますよ。
ただし、どうなっても知らないですよ?
なぜかって?私が、本当の聖女だからに決まってるじゃない。
神様ごめんなさい、さっそく追放されてしまいました.........なのでこの国は見捨てますね。
さて、まずどこに行きましょう??
この国の名前以外知らないんですよね.....
カサカサカサカサ
『クゥーン.....』
あら!可愛い狼ちゃんだ!あれ?怪我をしてるじゃない!!
すぐに癒してあげるからね.....
あれ?行くところないの??
私と一緒に行く?
なら、名前をつけてあげるね!
真っ白な毛に星空のようなキラキラしたら瞳だから.....
『ヨゾラ』
ピロン
神獣フェンリルとの契約が完了しました。
「助けてくれてありがとう!ご主人様!!これからよろしくね!」
え!?なにごと???
「ご主人様、行くとこないなら僕の国行こ〜」
.........行く所もないし、しょうがないヨゾラの国に行こう。
これは、追放された聖女がのんびりまったりと異世界を楽しみ、時々無自覚にざまぁをするお話です。
若奥様は緑の手 ~ お世話した花壇が聖域化してました。嫁入り先でめいっぱい役立てます!
古森真朝
恋愛
意地悪な遠縁のおばの邸で暮らすユーフェミアは、ある日いきなり『明後日に輿入れが決まったから荷物をまとめろ』と言い渡される。いろいろ思うところはありつつ、これは邸から出て自立するチャンス!と大急ぎで支度して出立することに。嫁入り道具兼手土産として、唯一の財産でもある裏庭の花壇(四畳サイズ)を『持参』したのだが――実はこのプチ庭園、長年手塩にかけた彼女の魔力によって、神域霊域レベルのレア植物生息地となっていた。
そうとは知らないまま、輿入れ初日にボロボロになって帰ってきた結婚相手・クライヴを救ったのを皮切りに、彼の実家エヴァンス邸、勤め先である王城、さらにお世話になっている賢者様が司る大神殿と、次々に起こる事件を『あ、それならありますよ!』とプチ庭園でしれっと解決していくユーフェミア。果たして嫁ぎ先で平穏を手に入れられるのか。そして根っから世話好きで、何くれとなく構ってくれるクライヴVS自立したい甘えベタの若奥様の勝負の行方は?
*カクヨム様で先行掲載しております
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
転生貧乏令嬢メイドは見なかった!
seo
恋愛
血筋だけ特殊なファニー・イエッセル・クリスタラーは、名前や身元を偽りメイド業に勤しんでいた。何もないただ広いだけの領地はそれだけでお金がかかり、古い屋敷も修繕費がいくらあっても足りない。
いつものようにお茶会の給仕に携わった彼女は、令息たちの会話に耳を疑う。ある女性を誰が口説き落とせるかの賭けをしていた。その対象は彼女だった。絶対こいつらに関わらない。そんな決意は虚しく、親しくなれるように手筈を整えろと脅され断りきれなかった。抵抗はしたものの身分の壁は高く、メイドとしても令嬢としても賭けの舞台に上がることに。
これは前世の記憶を持つ貧乏な令嬢が、見なかったことにしたかったのに巻き込まれ、自分の存在を見なかったことにしない人たちと出会った物語。
#逆ハー風なところあり
#他サイトさまでも掲載しています(作者名2文字違いもあり)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
転生したアラサーオタク女子はチートなPCと通販で異世界でもオタ活します!
ねこ専
ファンタジー
【序盤は説明が多いので進みがゆっくりです】
※プロローグを読むのがめんどくさい人は飛ばしてもらっても大丈夫です。
テンプレ展開でチートをもらって異世界に転生したアラサーオタクOLのリリー。
現代日本と全然違う環境の異世界だからオタ活なんて出来ないと思いきや、神様にもらったチートな「異世界PC」のおかげでオタ活し放題!
日本の商品は通販で買えるし、インターネットでアニメも漫画も見られる…!
彼女は異世界で金髪青目の美少女に生まれ変わり、最高なオタ活を満喫するのであった。
そんなリリーの布教?のかいあって、異世界には日本の商品とオタク文化が広まっていくとかいかないとか…。
※初投稿なので優しい目で見て下さい。
※序盤は説明多めなのでオタ活は後からです。
※誤字脱字の報告大歓迎です。
まったり更新していけたらと思います!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
憧れのテイマーになれたけど、何で神獣ばっかりなの⁉
陣ノ内猫子
ファンタジー
神様の使い魔を助けて死んでしまった主人公。
お詫びにと、ずっとなりたいと思っていたテイマーとなって、憧れの異世界へ行けることに。
チートな力と装備を神様からもらって、助けた使い魔を連れ、いざ異世界へGO!
ーーーーーーーーー
これはボクっ子女子が織りなす、チートな冒険物語です。
ご都合主義、あるかもしれません。
一話一話が短いです。
週一回を目標に投稿したと思います。
面白い、続きが読みたいと思って頂けたら幸いです。
誤字脱字があれば教えてください。すぐに修正します。
感想を頂けると嬉しいです。(返事ができないこともあるかもしれません)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界に来ちゃったよ!?
いがむり
ファンタジー
235番……それが彼女の名前。記憶喪失の17歳で沢山の子どもたちと共にファクトリーと呼ばれるところで楽しく暮らしていた。
しかし、現在森の中。
「とにきゃく、こころこぉ?」
から始まる異世界ストーリー 。
主人公は可愛いです!
もふもふだってあります!!
語彙力は………………無いかもしれない…。
とにかく、異世界ファンタジー開幕です!
※不定期投稿です…本当に。
※誤字・脱字があればお知らせ下さい
(※印は鬱表現ありです)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる