754 / 867
16章 ゴールデン・ロード
第754話 冒険者の仲間入り⑤狡猾な大人
しおりを挟む
わたしはもふさまにお願いして、グリットカー氏に近づいてもらった。
馬車も止まっていて、相手もおりている。依頼人に敬意を持った行動が望まれるわけだけど、もふさまからはおりない。信用ならない依頼人なんだもの。
「取り引きと、おっしゃいました?」
わたしは何寝ぼけたことを言ってるんだと思って確認したんだけど、相手はそう取らなかったみたいだ。まだ子供声で高いからか、最後通告ぐらいのことを言ってもそう受け取ってもらえないことがある。
「はい、そうですよ。取り引きです。Rの店のオーナーがこんなに若い方だったとは驚きました」
ギルバートと目が合って、基本的なことを思い出した。
「今は護衛中だと存じますが」
危なかった。ギルドの依頼中だったんだ。わたしも熱くなっていたのかも。冷静になろう。
「ははは、依頼主の私が許します。というか、話をする為に馬車を止めたので、交渉に乗っていただかないと、進めません」
この護衛のリーダーであるジョイさんを見上げる。
「依頼主からのご希望ですから」
よし、リーダーから許しが出たので、話すこととしよう。
「取り引きはしません」
「……私はまだ、何も話しておりませんよ」
グリットカー氏は形だけにこりと笑う。
「短気は損気といいますでしょう? 私の話を聞いた方がいい」
「姫さん、ひとまず聞いてやったらどうだ? じゃないと足止めを食うだけだ」
頭にくるだけだから話したくないのに。でも足止めを食っているのは事実なので、仕方ないか。
「取り引きはしませんが、話したいのなら、どうぞ」
グリットカー氏の目の横に青筋がたった。
でも口調だけは、柔らかくそのままだ。
「実はあなたの店を狙っている人物がいます」
そうきたか。
お使いではなく、自分主体でもなく……。秤にかけて、間に入り、どちらからもとりなしてやった料をとる気のようだ。……そのために、いろいろ調べて、取り寄せるなりなんだりして、仕組んだわけでしょう? そして人海作戦のために人もいっぱい雇っている。ずいぶんお金を使ったわね。ウチとあちら両方からそれ以上の資金回収が見込めると思っているのね。
でも、お生憎さま! 布石は全部打っといたから!
「ほう、なんであんたは姫さんの店が狙われるって知ってるんだ?」
ギルバートが疑問を口にする。
「それは、とあるところにお嬢さまの店を攻撃するように話しているのを聞いたからですよ」
「ほう」
「気に食わないからと、相手の店を潰してばかりいても仕方ない。若い力を潰すものじゃないと、嗜めたわけです」
グリットカー氏は饒舌に語った。
要約すると、最初に言ったように、Rの店を潰そうとしている話を聞いてしまった。グリットカー氏は気に食わないぐらいで潰そうとするのは、どちらの店側にしてもよくないと思った。それで間に入ることにしたそうだ。
オーナーと直接話がしたかったので、怪しまれないようわたしに近づくために、こんな周りくどいことをしたと言い募る。
「無償ではないんでしょうね?」
アラ兄が口にする。
グリットカー氏は目を細めて嫌な笑い方をした。
「魚心あれば水心といいますでしょう。ある商品の1%を今後いただければ、私が先方を押さえましょう。ちなみに私が押さえないとどうなるかは……、お嬢さまには思いつかないぐらいのよくないことを考える人もいると申し上げておきましょう。それが大人です」
まさにその通りだったわけだからカチンとくる。
「へー、〝大人〟はどんな悪巧みをされるんです?」
首を傾いで聞いてみる。
「お嬢さま、もう少しで街道が山道に差し掛かります。その山には何が潜んでいてもおかしくありません。その前に私が馬車を止めたことを、お嬢さまは感謝するでしょう」
「わたしが感謝することはあり得ません。それにスクワランへの道のりで、奇襲をかけるとしたらここでしょう。利用しやすい地形ですもの。準備は万全です」
そう伝えればグリットカー氏の目が泳いだ。でもすぐに落ち着き言った。
「さすがランクが低くても冒険者というところでしょうか。勇ましい。
けれど、その奇襲をやり過ごせても、大人というのはもっと狡猾なんですよ」
わたしも奇襲までは予想していた。間にグリットカー氏が入ってきた場合、それを盾に何か条件をつけてくるところまではね。
ところが昨日の夜、3カ所から連絡があった。
ひとつは、ウッドのおじいさまから。雪くらげの住処を探っている者がいたって話だ。今更、雪くらげの住処? ぬいぐるみの同盟に入れば、材料として渡しているのに?
もうひとつは、ガインから伝達魔法。ガゴチを含め、後ろ暗い仕事を受けるいくつかのエレイブ大陸の国から、魔物を買い集めた者がいる。それがユオブリアだったので、少し気になったと教えてくれた。その魔物というのが覚えたての、カモミンの幼体だった。
最後はアダムから連絡が。アダムには日頃からお世話になっていることもあり、興味を持っていたケイタイは渡せないが、その前身である3Gフォンをプレゼントした。声だけリアルタイムで話すことのできるものだ。家族やわたしが連絡を取りたい人には、こちらを渡している。
これを渡したら、面白かったみたいでよく連絡をしてくる。今回もてっきりそうかと思ったら……。
アダムはわたしがヴェルナー氏とドナイ侯に絡まれたことを知っているから、ふたりのことを調べてくれたようだ。ドナイ侯は隙がなさそうだったが、ヴェルナー氏についてわかったことがある。離婚の原因だ。
調べたところ、夫人が役目を全うできていないことから、離婚突きつけられて成立し、全うできていないことで、未だ慰謝料を払い続けているという。
全うできない理由も、乗っていた馬車が事故に遭い、顔に傷ができ公けの場には出られなくなったからだという。それはお気の毒だ。夫人だって好きで顔に傷を負ったわけではないだろうに。
実は個人的にヴェルナー氏の離婚の原因は少し気になり、ウッド家に元奥さまからの話を聞いてほしいとお願いした。女性軽視に嫌気がさして離婚を突きつけたんじゃないかと、わたしはあたりをつけていた。
ウッド家からの解答は、元夫人から話を聞くことはできなかったということだった。体調が悪いそうで、会えなかったらしい。
顔に傷ができてしまったのなら、人と会いたくないのも納得できる。
その時、ふと、舞踏会で生意気なのが一番許せないんだと言われた時のことを思い出した。すっごい嫌な感じがした。それで、とても怖い考えが浮かんでしまった。ふたりして沈黙してしまった。
恐る恐る頭によぎったことを伝えると、アダムも内心わたしと同じことを考えていたらしい。うわー、マジか。可能性ありそうだな。
わたしがそのヴェルナー氏の傘下の商人の護衛をするという話をすると、それは気をつけた方がいいとアドバイスをくれた。
それで至急、ギルドとフォンタナ家の応援を仰いだ。
さらに少ししてからもう一度アダムから3Gフォンが入った。
馬車も止まっていて、相手もおりている。依頼人に敬意を持った行動が望まれるわけだけど、もふさまからはおりない。信用ならない依頼人なんだもの。
「取り引きと、おっしゃいました?」
わたしは何寝ぼけたことを言ってるんだと思って確認したんだけど、相手はそう取らなかったみたいだ。まだ子供声で高いからか、最後通告ぐらいのことを言ってもそう受け取ってもらえないことがある。
「はい、そうですよ。取り引きです。Rの店のオーナーがこんなに若い方だったとは驚きました」
ギルバートと目が合って、基本的なことを思い出した。
「今は護衛中だと存じますが」
危なかった。ギルドの依頼中だったんだ。わたしも熱くなっていたのかも。冷静になろう。
「ははは、依頼主の私が許します。というか、話をする為に馬車を止めたので、交渉に乗っていただかないと、進めません」
この護衛のリーダーであるジョイさんを見上げる。
「依頼主からのご希望ですから」
よし、リーダーから許しが出たので、話すこととしよう。
「取り引きはしません」
「……私はまだ、何も話しておりませんよ」
グリットカー氏は形だけにこりと笑う。
「短気は損気といいますでしょう? 私の話を聞いた方がいい」
「姫さん、ひとまず聞いてやったらどうだ? じゃないと足止めを食うだけだ」
頭にくるだけだから話したくないのに。でも足止めを食っているのは事実なので、仕方ないか。
「取り引きはしませんが、話したいのなら、どうぞ」
グリットカー氏の目の横に青筋がたった。
でも口調だけは、柔らかくそのままだ。
「実はあなたの店を狙っている人物がいます」
そうきたか。
お使いではなく、自分主体でもなく……。秤にかけて、間に入り、どちらからもとりなしてやった料をとる気のようだ。……そのために、いろいろ調べて、取り寄せるなりなんだりして、仕組んだわけでしょう? そして人海作戦のために人もいっぱい雇っている。ずいぶんお金を使ったわね。ウチとあちら両方からそれ以上の資金回収が見込めると思っているのね。
でも、お生憎さま! 布石は全部打っといたから!
「ほう、なんであんたは姫さんの店が狙われるって知ってるんだ?」
ギルバートが疑問を口にする。
「それは、とあるところにお嬢さまの店を攻撃するように話しているのを聞いたからですよ」
「ほう」
「気に食わないからと、相手の店を潰してばかりいても仕方ない。若い力を潰すものじゃないと、嗜めたわけです」
グリットカー氏は饒舌に語った。
要約すると、最初に言ったように、Rの店を潰そうとしている話を聞いてしまった。グリットカー氏は気に食わないぐらいで潰そうとするのは、どちらの店側にしてもよくないと思った。それで間に入ることにしたそうだ。
オーナーと直接話がしたかったので、怪しまれないようわたしに近づくために、こんな周りくどいことをしたと言い募る。
「無償ではないんでしょうね?」
アラ兄が口にする。
グリットカー氏は目を細めて嫌な笑い方をした。
「魚心あれば水心といいますでしょう。ある商品の1%を今後いただければ、私が先方を押さえましょう。ちなみに私が押さえないとどうなるかは……、お嬢さまには思いつかないぐらいのよくないことを考える人もいると申し上げておきましょう。それが大人です」
まさにその通りだったわけだからカチンとくる。
「へー、〝大人〟はどんな悪巧みをされるんです?」
首を傾いで聞いてみる。
「お嬢さま、もう少しで街道が山道に差し掛かります。その山には何が潜んでいてもおかしくありません。その前に私が馬車を止めたことを、お嬢さまは感謝するでしょう」
「わたしが感謝することはあり得ません。それにスクワランへの道のりで、奇襲をかけるとしたらここでしょう。利用しやすい地形ですもの。準備は万全です」
そう伝えればグリットカー氏の目が泳いだ。でもすぐに落ち着き言った。
「さすがランクが低くても冒険者というところでしょうか。勇ましい。
けれど、その奇襲をやり過ごせても、大人というのはもっと狡猾なんですよ」
わたしも奇襲までは予想していた。間にグリットカー氏が入ってきた場合、それを盾に何か条件をつけてくるところまではね。
ところが昨日の夜、3カ所から連絡があった。
ひとつは、ウッドのおじいさまから。雪くらげの住処を探っている者がいたって話だ。今更、雪くらげの住処? ぬいぐるみの同盟に入れば、材料として渡しているのに?
もうひとつは、ガインから伝達魔法。ガゴチを含め、後ろ暗い仕事を受けるいくつかのエレイブ大陸の国から、魔物を買い集めた者がいる。それがユオブリアだったので、少し気になったと教えてくれた。その魔物というのが覚えたての、カモミンの幼体だった。
最後はアダムから連絡が。アダムには日頃からお世話になっていることもあり、興味を持っていたケイタイは渡せないが、その前身である3Gフォンをプレゼントした。声だけリアルタイムで話すことのできるものだ。家族やわたしが連絡を取りたい人には、こちらを渡している。
これを渡したら、面白かったみたいでよく連絡をしてくる。今回もてっきりそうかと思ったら……。
アダムはわたしがヴェルナー氏とドナイ侯に絡まれたことを知っているから、ふたりのことを調べてくれたようだ。ドナイ侯は隙がなさそうだったが、ヴェルナー氏についてわかったことがある。離婚の原因だ。
調べたところ、夫人が役目を全うできていないことから、離婚突きつけられて成立し、全うできていないことで、未だ慰謝料を払い続けているという。
全うできない理由も、乗っていた馬車が事故に遭い、顔に傷ができ公けの場には出られなくなったからだという。それはお気の毒だ。夫人だって好きで顔に傷を負ったわけではないだろうに。
実は個人的にヴェルナー氏の離婚の原因は少し気になり、ウッド家に元奥さまからの話を聞いてほしいとお願いした。女性軽視に嫌気がさして離婚を突きつけたんじゃないかと、わたしはあたりをつけていた。
ウッド家からの解答は、元夫人から話を聞くことはできなかったということだった。体調が悪いそうで、会えなかったらしい。
顔に傷ができてしまったのなら、人と会いたくないのも納得できる。
その時、ふと、舞踏会で生意気なのが一番許せないんだと言われた時のことを思い出した。すっごい嫌な感じがした。それで、とても怖い考えが浮かんでしまった。ふたりして沈黙してしまった。
恐る恐る頭によぎったことを伝えると、アダムも内心わたしと同じことを考えていたらしい。うわー、マジか。可能性ありそうだな。
わたしがそのヴェルナー氏の傘下の商人の護衛をするという話をすると、それは気をつけた方がいいとアドバイスをくれた。
それで至急、ギルドとフォンタナ家の応援を仰いだ。
さらに少ししてからもう一度アダムから3Gフォンが入った。
79
お気に入りに追加
1,286
あなたにおすすめの小説
S級騎士の俺が精鋭部隊の隊長に任命されたが、部下がみんな年上のS級女騎士だった
ミズノみすぎ
ファンタジー
「黒騎士ゼクード・フォルス。君を竜狩り精鋭部隊【ドラゴンキラー隊】の隊長に任命する」
15歳の春。
念願のS級騎士になった俺は、いきなり国王様からそんな命令を下された。
「隊長とか面倒くさいんですけど」
S級騎士はモテるって聞いたからなったけど、隊長とかそんな重いポジションは……
「部下は美女揃いだぞ?」
「やらせていただきます!」
こうして俺は仕方なく隊長となった。
渡された部隊名簿を見ると隊員は俺を含めた女騎士3人の計4人構成となっていた。
女騎士二人は17歳。
もう一人の女騎士は19歳(俺の担任の先生)。
「あの……みんな年上なんですが」
「だが美人揃いだぞ?」
「がんばります!」
とは言ったものの。
俺のような若輩者の部下にされて、彼女たちに文句はないのだろうか?
と思っていた翌日の朝。
実家の玄関を部下となる女騎士が叩いてきた!
★のマークがついた話数にはイラストや4コマなどが後書きに記載されています。
※2023年11月25日に書籍が発売!
イラストレーターはiltusa先生です!
※コミカライズも進行中!
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。
離縁してくださいと言ったら、大騒ぎになったのですが?
ネコ
恋愛
子爵令嬢レイラは北の領主グレアムと政略結婚をするも、彼が愛しているのは幼い頃から世話してきた従姉妹らしい。夫婦生活らしい交流すらなく、仕事と家事を押し付けられるばかり。ある日、従姉妹とグレアムの微妙な関係を目撃し、全てを諦める。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
やっと買ったマイホームの半分だけ異世界に転移してしまった
ぽてゆき
ファンタジー
涼坂直樹は可愛い妻と2人の子供のため、頑張って働いた結果ついにマイホームを手に入れた。
しかし、まさかその半分が異世界に転移してしまうとは……。
リビングの窓を開けて外に飛び出せば、そこはもう魔法やダンジョンが存在するファンタジーな異世界。
現代のごくありふれた4人(+猫1匹)家族と、異世界の住人との交流を描いたハートフルアドベンチャー物語!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる