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15章 あなたとわたし
第677話 彼女のはかりごと⑫忠義
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アダムがアイラに出ていくようにいうと、彼女は気を悪くしたようだけど、王子殿下に言われたらそうするしかない。
渋々部屋を出て行った。
ロサは慣れた手つきで、盗聴防止の魔具を発動させた。
サマリン伯は、それに驚いている。
「何やら面白い見解を持っている、とか。さて、聞こうか」
サマリン伯は、アダムが苦手だね。
アダムもそれをわかっていて、そしてロサやわたしから話は聞いているのに、またサマリン伯から言わせることで、主導権を握っている。
サマリン伯は要点をかいつまんで、わたしたちに話したところまでアダムに話した。
「それで、そのクラブが一緒だった、フランツ・シュタイン・ランディラカを探して欲しいと言ったのが、現バイエルン候ということかな?」
アダムはいとも簡単に情報を結びつける。
「おっしゃる通りでございます」
「あの人は兄さまを探して、また兄さまがクラウスさまだと決めつけるつもりなの?」
兄さまがクラウスさまだというのは事実だから、この問題が浮上するのはどうしようもないことと思いつつ、あの人が言い出さなければこんなことにはならなかったのにって感情が湧き上がって、声を荒げてしまう。
実際、現クラウス候が言い出さなくても、言い出してもおかしくない人が見つけ出されて、騒動になったとは想像できるけれど。
「私もそう思って聞き返しました。彼は少し違うと言いました」
アダムとロサが目を合わせている。
「ヨハネスはフランツくんと秘密裏に話をしたいそうです」
「秘密裏に?」
「話を?」
息もぴったりにアダムとロサが聞き返す。
「フランツくんがクラウスさまなのは間違いがないそうです。ヨハネスはバイエルン侯爵には直系のクラウスさまがなるべきだと。出版記念パーティーでキリアン伯に踊らされていたわけでなく、クラウスさま本人と認めて欲しかったのだと」
サマリン伯が言ったことではないとわかっている。それでも我慢ならなかった。
「クラウスさまと事実であろうがなかろうが認められたら、罪人となりますのよ? バイエルン家を取り潰したくて罪人を後継者として認めるために、兄さまを標的にするとおっしゃってますの?」
サマリン伯はわたしの勢いに押され、しどろもどろになる。
「い、いえ、それとも違うようで……」
下を向き、少し考えてから顔をあげる。
「私が間に入り、思い違いをして伝えたらよくないので、できましたら、フランツくんとは言いませんが、ヨハネスの話を聞いて欲しいです。
……私が、ヨハネスの話を聞いて思ったことが2つありました。
ひとつは、フランツくんの騒動、……その前のメロディー公爵令嬢の一件、そこからもう繋がっていたのではないかと。それが今、議会に不穏な影を落としているのではないかと。
もうひとつは……、あくまで聞いて私が感じたことです。ヨハネスはフランツくんがクラウスさまだと確信をし、そしてクラウスさまがバイエルン家を継ぐことで、前バイエルン侯の冤罪を晴らせると思っているようでした」
静けさが舞い降りる。
キーンと耳鳴りがした。耳を押さえる。同時にもふさまが顔をあげた。
それに反応をしてアダムとロサが天井を見上げ、その動きにサマリン伯がオロオロとする。
「はっ、ずいぶん舐められたものだ。ブレド、リディア嬢の耳を完全に塞げ。サマリン伯、魔力で自分を守れ。いくぞ」
アダムが言って、ロサがわたしの耳を手で塞ぐ。いや、それだけじゃない。魔力? 結界のような膜でわたしが覆われているのを感じる。
アダムはもふさまにもチロリと目をやる。もふさまも何かに覆われているように見える。
え? アダムの掌に真っ黒の丸い玉が生まれた。
闇夜のように真っ黒だ。その中央から、明るい何かがスパークし出した。
雷? 玉の中でスパークしている何かは育ったら雷になりそうな動きをしている。
アダムの掌から生まれた丸い玉が、そこから稲妻が走るように八方に散った。
膜が溶ける。音が戻ってくる。
「耳、変じゃないね?」
ロサに確かめられる。
「平気。何がどうなって?」
『何かの干渉があった。今、叫び声が聞こえたから、あらかたあの女が術で盗み聞きでもしようとしたのだろう』
え? アイラが術で盗み聞きをしようとして、それを感じ取ったアダムが大きな音を出したってこと?
「もふさま、大丈夫?」
レオは平気だったかな? 術をかけたのはアイラだろうから、アイラにだけ届くか。
わたしはロサやサマリン伯にも無事を確かめ、ロサには守ってくれたお礼を告げる。
わたしはもふさまが教えてくれたから事情が分かったけど、サマリン伯は何がなんだかという顔だ。
そんな気持ちを置いてけぼりのまま、アダムは何もなかったかのように、会話を再開した。
「サマリン伯が私たちが何か知っていると思った理由はわかった。
フランツの居場所を知っていたとしても、ヨハネス・バイエルンと繋ぎをとる気にはならない。なぜなら、口ではどうとでも言うことができる。ヨハネスを知らないだけに、何を考えているか、わかることはないだろう。
ゆえにフランツの居場所を知っていたとしても、教えることはない。
サマリン伯が議会で感じた、事態を知っている者と知らない者の考察は着眼点が面白いし、参考になった。だからいくつかのことを明かす。明かさないことがあるのは、サマリン伯が何者か、我々にもわからないからだ。
ユオブリアはいくつかの危機に晒されている。反逆と乗っ取りだ」
「は?」
と、サマリン伯は素っ頓狂な声をあげた。
わたしとロサもアダムを見た。サマリン伯が何者かわからないといいつつ、ソレ言っちゃうの?
「そ、それはどういう? だ、誰がそんな大それたことを?」
「敵は複数。掴めていないし、また他の脅威にも晒されている」
サマリン伯が息を呑む。
「陛下より、私とブレドで、リディア嬢に関係する問題を解決するよう命を受けている」
「リディアさまに関係する?」
「リディア嬢が命の危険に晒されているのは〝見た〟だろう? 彼女は政治的な策略に巻き込まれたんだ。婚約者もろともね」
アダムの言い方は鋭かったけれど、わたしに対する思いやりを感じて、胸がぎゅーっとした。
「第1王子殿下、第2王子殿下、リディアさま、私にも手伝わせてください。ユオブリアの危機に何もせずにいるなんて、そんな愚か者にはなりたくありません」
「……敵は大勢いる。味方は喉から手が出るほど欲しい。けれど、サマリン伯を信じていいだけの確証が、我らにはない」
サマリン伯は唇を噛みしめる。
「手が足りてないとおっしゃいましたね。それでしたら、駒として私をお使いください。国家につがなる案件でなくても構いません。何かをさせてください」
こういうのを人を従わせるというのだろう。武力でも報酬でそうさせたわけでなく、自主的に。
アダムは、そういうことができる人なんだ……。
「それではヨハネスの真意を確かめてきてくれ。クラウスがバイエルン家を継ぐと、どうして前バイエルン侯の冤罪をそそげるのか、なぜだが知りたい」
サマリン伯は胸に手をやった。
「お任せください」
渋々部屋を出て行った。
ロサは慣れた手つきで、盗聴防止の魔具を発動させた。
サマリン伯は、それに驚いている。
「何やら面白い見解を持っている、とか。さて、聞こうか」
サマリン伯は、アダムが苦手だね。
アダムもそれをわかっていて、そしてロサやわたしから話は聞いているのに、またサマリン伯から言わせることで、主導権を握っている。
サマリン伯は要点をかいつまんで、わたしたちに話したところまでアダムに話した。
「それで、そのクラブが一緒だった、フランツ・シュタイン・ランディラカを探して欲しいと言ったのが、現バイエルン候ということかな?」
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「おっしゃる通りでございます」
「あの人は兄さまを探して、また兄さまがクラウスさまだと決めつけるつもりなの?」
兄さまがクラウスさまだというのは事実だから、この問題が浮上するのはどうしようもないことと思いつつ、あの人が言い出さなければこんなことにはならなかったのにって感情が湧き上がって、声を荒げてしまう。
実際、現クラウス候が言い出さなくても、言い出してもおかしくない人が見つけ出されて、騒動になったとは想像できるけれど。
「私もそう思って聞き返しました。彼は少し違うと言いました」
アダムとロサが目を合わせている。
「ヨハネスはフランツくんと秘密裏に話をしたいそうです」
「秘密裏に?」
「話を?」
息もぴったりにアダムとロサが聞き返す。
「フランツくんがクラウスさまなのは間違いがないそうです。ヨハネスはバイエルン侯爵には直系のクラウスさまがなるべきだと。出版記念パーティーでキリアン伯に踊らされていたわけでなく、クラウスさま本人と認めて欲しかったのだと」
サマリン伯が言ったことではないとわかっている。それでも我慢ならなかった。
「クラウスさまと事実であろうがなかろうが認められたら、罪人となりますのよ? バイエルン家を取り潰したくて罪人を後継者として認めるために、兄さまを標的にするとおっしゃってますの?」
サマリン伯はわたしの勢いに押され、しどろもどろになる。
「い、いえ、それとも違うようで……」
下を向き、少し考えてから顔をあげる。
「私が間に入り、思い違いをして伝えたらよくないので、できましたら、フランツくんとは言いませんが、ヨハネスの話を聞いて欲しいです。
……私が、ヨハネスの話を聞いて思ったことが2つありました。
ひとつは、フランツくんの騒動、……その前のメロディー公爵令嬢の一件、そこからもう繋がっていたのではないかと。それが今、議会に不穏な影を落としているのではないかと。
もうひとつは……、あくまで聞いて私が感じたことです。ヨハネスはフランツくんがクラウスさまだと確信をし、そしてクラウスさまがバイエルン家を継ぐことで、前バイエルン侯の冤罪を晴らせると思っているようでした」
静けさが舞い降りる。
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それに反応をしてアダムとロサが天井を見上げ、その動きにサマリン伯がオロオロとする。
「はっ、ずいぶん舐められたものだ。ブレド、リディア嬢の耳を完全に塞げ。サマリン伯、魔力で自分を守れ。いくぞ」
アダムが言って、ロサがわたしの耳を手で塞ぐ。いや、それだけじゃない。魔力? 結界のような膜でわたしが覆われているのを感じる。
アダムはもふさまにもチロリと目をやる。もふさまも何かに覆われているように見える。
え? アダムの掌に真っ黒の丸い玉が生まれた。
闇夜のように真っ黒だ。その中央から、明るい何かがスパークし出した。
雷? 玉の中でスパークしている何かは育ったら雷になりそうな動きをしている。
アダムの掌から生まれた丸い玉が、そこから稲妻が走るように八方に散った。
膜が溶ける。音が戻ってくる。
「耳、変じゃないね?」
ロサに確かめられる。
「平気。何がどうなって?」
『何かの干渉があった。今、叫び声が聞こえたから、あらかたあの女が術で盗み聞きでもしようとしたのだろう』
え? アイラが術で盗み聞きをしようとして、それを感じ取ったアダムが大きな音を出したってこと?
「もふさま、大丈夫?」
レオは平気だったかな? 術をかけたのはアイラだろうから、アイラにだけ届くか。
わたしはロサやサマリン伯にも無事を確かめ、ロサには守ってくれたお礼を告げる。
わたしはもふさまが教えてくれたから事情が分かったけど、サマリン伯は何がなんだかという顔だ。
そんな気持ちを置いてけぼりのまま、アダムは何もなかったかのように、会話を再開した。
「サマリン伯が私たちが何か知っていると思った理由はわかった。
フランツの居場所を知っていたとしても、ヨハネス・バイエルンと繋ぎをとる気にはならない。なぜなら、口ではどうとでも言うことができる。ヨハネスを知らないだけに、何を考えているか、わかることはないだろう。
ゆえにフランツの居場所を知っていたとしても、教えることはない。
サマリン伯が議会で感じた、事態を知っている者と知らない者の考察は着眼点が面白いし、参考になった。だからいくつかのことを明かす。明かさないことがあるのは、サマリン伯が何者か、我々にもわからないからだ。
ユオブリアはいくつかの危機に晒されている。反逆と乗っ取りだ」
「は?」
と、サマリン伯は素っ頓狂な声をあげた。
わたしとロサもアダムを見た。サマリン伯が何者かわからないといいつつ、ソレ言っちゃうの?
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「敵は複数。掴めていないし、また他の脅威にも晒されている」
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「陛下より、私とブレドで、リディア嬢に関係する問題を解決するよう命を受けている」
「リディアさまに関係する?」
「リディア嬢が命の危険に晒されているのは〝見た〟だろう? 彼女は政治的な策略に巻き込まれたんだ。婚約者もろともね」
アダムの言い方は鋭かったけれど、わたしに対する思いやりを感じて、胸がぎゅーっとした。
「第1王子殿下、第2王子殿下、リディアさま、私にも手伝わせてください。ユオブリアの危機に何もせずにいるなんて、そんな愚か者にはなりたくありません」
「……敵は大勢いる。味方は喉から手が出るほど欲しい。けれど、サマリン伯を信じていいだけの確証が、我らにはない」
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こういうのを人を従わせるというのだろう。武力でも報酬でそうさせたわけでなく、自主的に。
アダムは、そういうことができる人なんだ……。
「それではヨハネスの真意を確かめてきてくれ。クラウスがバイエルン家を継ぐと、どうして前バイエルン侯の冤罪をそそげるのか、なぜだが知りたい」
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「お任せください」
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