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14章 君の味方
第576話 追憶
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父さまは王都の家にいるのがいいのか、領地にいる方が安全なのか、なかなか判断をくだせないようだった。
その日の朝、今日は屋敷の壁に泥玉をぶつけられなかったなと思っていたけど、家の前にこんもりとウチの商品が置かれていた。どれも買ったまま、潰されたり落とされたりして汚れたものだ。これは買ったのだろうから、お金のある貴族のやったことだ。
中にはもちろん食べ物もある。
ひどい。
父さまも渋い顔をしている。
「父さま、お願いがあります」
「なんだい?」
「アールの店以外を、すべてひと月凍結してください。そしてひと月後からは信用売買にしたいわ」
「信用売買か……」
父さまが顎を触って考える。
「姉さま、信用売買って何?」
ノエルが小首を傾げる。
「信用できる人にしか物を売らないってことよ。今までもずっと買ってくれていたお得意さまとか。見知った人ね。新規さんはお得意さまの推薦がなければ参入できない。買い占めなども禁止。誰がどれをどのくらい買ったかを履歴に残させてもらうの」
「……わかった、そうしよう」
父さまがわたしの肩を抱いて叩いた。
証拠もない、兄さまクラウス・バイエルン説は、じんわりと広がっていった。
平民は貴族に何かをすれば鞭打ちが待っていることを学び、表立ってすることはなくなったが、恐らくウチを気に入ってなかった貴族が悪評を撒き始めた。キリアン伯とバイエルン侯に下された罰を知っている。だからこうやって、誰がやったかはわからないように用心深く。
兄さまをなんとかしたいわけでなく、ウチを叩けるならなんでもいいんだろう。地味な嫌がらせが続いた。
はっきりいうと予想外だった。ウチがこんなにうとまれていたとは。
もうそれは節操なくなんでもござれで、中でも陰口が一番多かったのは笑えた。わたしは狂った魔女だそうだし、その魔女の婚約者は犯罪者で、ロビ兄は破壊王で、下の双子は手のつけられない厄介者になっていた。公共事業で名の立っているアラ兄だけは、貶めてしまうとそれに関わった事業主全員が困ることになるので、別扱いされている。
その親である父さまと母さまは、若い頃の武勇伝を脚色され、とんでもない一家となっている。全くおもろいわ。
今更、本気でバイエルン侯の子息を罰したいとは考えられない。
潰したいのはウチなのだ。ウチを叩きたくて、〝隙〟と思われた兄さまが、前バイエルン侯に似ているという理由で攻撃されている。
隙があればこうやって攻撃を受けるぐらい、嫌われていると感じることは、わたしを疲弊させた。でもそれは、わたしだけでなく、ウチ中が疲弊した。
次の日、兄さまに誘われた。
「リディー、デートしてくれる?」
父さまにも、すでにオッケーをもらったという。
確かに気持ちが暗くなる日々だった。それで父さまも二人で出かけることを許してくれたんだろう。
兄さまがスッキリした顔をしている。それが何より嬉しい。一番辛いのは兄さまだから。でも気遣えば気遣うほど、兄さまは余計に辛そうになる。けれど吹っ切れたのかな。それは喜ばしい!
デートなので、もふさまたちもお留守番だ。
誰もわたしたちを知らないところがいい。
わたしが外国に行きたいと言ったのを覚えていて、兄さまの別荘のある共和国を探索することになった。
わたしも兄さまも、平民の着る服を来て。町までは馬に乗った。
いつの間に馬を飼ったんだろう。飼ったのなら世話をする人も必要になるだろうし。
馬車には乗るけど、馬で走るのは久しぶりだ。なんて、正しくは兄さまに捕まえてもらった2人乗りだけれど。
頬にあたる冷たい風が心地よかった。
この地はユオブリアより随分温かい。真冬でもユオブリアの11月初めぐらいの気温だ。
町につけば、馬屋に馬を預ける。この地はフォルガード語がメインだ。私たちもフォルガード語で話した。
やっぱり売っているものも、ユオブリアとは違っていて面白い。
さんざ冷やかして歩いているうちに、いつの間にか満喫していた。
「やっと、リディーの笑顔が見れた」
え? わたしは自分の頬を押さえる。
そんなぶんむくれていたかな?
「ごめんなさい。心配をかけていたのね」
ひどい目に遭ったのは兄さまなのに。
兄さまはニコッと笑って、ジュースを買ってくれた。
トトネという酸味の効いたジュース。ほてった体にちょうどよかった。
路地に資材がおいてあった。そこに兄さまがハンカチを敷いてくれて、その上に座った。そういうところで人々が休んで話をしている姿は、どこででも見かけることができた。
わたしたちは取り留めのない話をした。
今この国で見かけた、不思議なもののこととか。
この町は陽気な人で溢れていて、知らない人同士なのに、目が合えば「やあ、元気かい?」なんて話しかけられたりする。それも不思議なことの一つだった。
パーティーで聞いた、ブライの騎士の遠征に行った時の話で思ったこととか。ユリアさまの従姉妹が生まれたばかりでとてもかわいいそうだとか。
グリフィス家の人たちは勘が良くて、もふもふ軍団に気づいていたっぽい話をすると、兄さまは目を丸くした。
「リディーの勘がいいのは、母さまの血筋なんだね、きっと」
……ロサは知っていたのかな? そう尋ねようとして、口を噤む。ロサしか答えは出せないものね。言ってもせんないことだ。
しっかり休んでから、また探索し、家族へのお土産の食べ物をいっぱい買い込んで、馬で別荘まで戻る。
兄さまと庭を囲う柵に腰掛けた。
「リディー、日が沈む……美しいけど、楽しかった今日が終わってしまうね」
「ほんと。楽しい時間って、なんて過ぎるのが早いのかしら……」
トンと微かな音を立てて柵から飛び降りて、兄さまはわたしの前に立った。
わたしの頬に手を添えて、鼻の頭にキスをした。
くるっと体の向きを替えて、夕日を眺める。
「きっと、夕日を見るたびに、今日のことを思い出す」
「明日も、明後日も、夕日はきれいな景色を見せてくれて、わたしたちは一緒にいつまでも見ることができるわ。わざわざ思い出さなくても」
兄さまがわたしを振り返る。
「リディーの言う通りだ」
兄さまは笑うのに、不安がよぎる。
「ねぇ、兄さま」
「ん? なんだい?」
「まさか、兄さま出ていったりしないよね?」
「え?」
「その前の思い出作りに、わたしをデートに誘ったわけじゃないよね?」
兄さまはくすりと笑った。
「リディーは面白いことを考えるね」
違かった、とほっとする。
「前の世界かな、本で読んだんだと思う」
「本で?」
「そう。みんな自分が足を引っ張るとか、相手を危険な目に合わせたくないと身を引くのね。その前に一度だけ楽しい思い出をって、ただ楽しいことを詰め込んだ1日を過ごすのよ。その思い出があれば、その後どんな辛いことがあっても、思い出すだけで生きていけるって。セオリーなのよ、いなくなる前のね」
兄さまは笑みを浮かべたままだ。
「セオリーが何かは知らないけど、そうやって別れてしまうのが定石なの?」
わたしは首を横に振った。
「それじゃあ物語としては薄いわ。問題を解決したりしなかったりして、また廻りあったり、戻ってきたりするの」
「そうか、ええと、それがリディーがよく言ってる、ハッピーエンドってやつかな?」
「まあ、そうだけど。危険な目にあったりして隻眼になっていたり、辛い生活に面変わりしていたり、どちらかが記憶喪失になったり、いろいろなレパートリーがあるわけよ」
「……なかなか、しんどそうな生き方だね」
兄さまは苦笑いだ。
「物語だからね。まー、だいたいわたしが読んでいたのはヒロインが主人公だから、ヒーローがガンガン問題点を片付けに行ったり、身を引いていろいろあったり、そして戻ってくるわけ。わたし、思ったわ。よく待ってるって」
「ん?」
「ヒロインは思い出を胸に、ヒーローとまたいつか巡り合えると待っているのよ。わたしそれは嘘くさいと思うの。自分を捨てた人に、いつまでも縋り付くなんてわたしは嫌よ。兄さま覚えておいてね。わたしから離れたら、わたしは決して待たないわ」
兄さまは、一歩近づいてきた。
そしてそのままわたしを抱きしめた。
「リディーは、リディーの思うように生きてくれ」
「兄さま?」
「……それが私の大好きなリディーだから」
ギュッと抱きしめられて、わたしは満足した。
心のどこかにある不安は、見ぬふりをした。
その日の朝、今日は屋敷の壁に泥玉をぶつけられなかったなと思っていたけど、家の前にこんもりとウチの商品が置かれていた。どれも買ったまま、潰されたり落とされたりして汚れたものだ。これは買ったのだろうから、お金のある貴族のやったことだ。
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兄さまをなんとかしたいわけでなく、ウチを叩けるならなんでもいいんだろう。地味な嫌がらせが続いた。
はっきりいうと予想外だった。ウチがこんなにうとまれていたとは。
もうそれは節操なくなんでもござれで、中でも陰口が一番多かったのは笑えた。わたしは狂った魔女だそうだし、その魔女の婚約者は犯罪者で、ロビ兄は破壊王で、下の双子は手のつけられない厄介者になっていた。公共事業で名の立っているアラ兄だけは、貶めてしまうとそれに関わった事業主全員が困ることになるので、別扱いされている。
その親である父さまと母さまは、若い頃の武勇伝を脚色され、とんでもない一家となっている。全くおもろいわ。
今更、本気でバイエルン侯の子息を罰したいとは考えられない。
潰したいのはウチなのだ。ウチを叩きたくて、〝隙〟と思われた兄さまが、前バイエルン侯に似ているという理由で攻撃されている。
隙があればこうやって攻撃を受けるぐらい、嫌われていると感じることは、わたしを疲弊させた。でもそれは、わたしだけでなく、ウチ中が疲弊した。
次の日、兄さまに誘われた。
「リディー、デートしてくれる?」
父さまにも、すでにオッケーをもらったという。
確かに気持ちが暗くなる日々だった。それで父さまも二人で出かけることを許してくれたんだろう。
兄さまがスッキリした顔をしている。それが何より嬉しい。一番辛いのは兄さまだから。でも気遣えば気遣うほど、兄さまは余計に辛そうになる。けれど吹っ切れたのかな。それは喜ばしい!
デートなので、もふさまたちもお留守番だ。
誰もわたしたちを知らないところがいい。
わたしが外国に行きたいと言ったのを覚えていて、兄さまの別荘のある共和国を探索することになった。
わたしも兄さまも、平民の着る服を来て。町までは馬に乗った。
いつの間に馬を飼ったんだろう。飼ったのなら世話をする人も必要になるだろうし。
馬車には乗るけど、馬で走るのは久しぶりだ。なんて、正しくは兄さまに捕まえてもらった2人乗りだけれど。
頬にあたる冷たい風が心地よかった。
この地はユオブリアより随分温かい。真冬でもユオブリアの11月初めぐらいの気温だ。
町につけば、馬屋に馬を預ける。この地はフォルガード語がメインだ。私たちもフォルガード語で話した。
やっぱり売っているものも、ユオブリアとは違っていて面白い。
さんざ冷やかして歩いているうちに、いつの間にか満喫していた。
「やっと、リディーの笑顔が見れた」
え? わたしは自分の頬を押さえる。
そんなぶんむくれていたかな?
「ごめんなさい。心配をかけていたのね」
ひどい目に遭ったのは兄さまなのに。
兄さまはニコッと笑って、ジュースを買ってくれた。
トトネという酸味の効いたジュース。ほてった体にちょうどよかった。
路地に資材がおいてあった。そこに兄さまがハンカチを敷いてくれて、その上に座った。そういうところで人々が休んで話をしている姿は、どこででも見かけることができた。
わたしたちは取り留めのない話をした。
今この国で見かけた、不思議なもののこととか。
この町は陽気な人で溢れていて、知らない人同士なのに、目が合えば「やあ、元気かい?」なんて話しかけられたりする。それも不思議なことの一つだった。
パーティーで聞いた、ブライの騎士の遠征に行った時の話で思ったこととか。ユリアさまの従姉妹が生まれたばかりでとてもかわいいそうだとか。
グリフィス家の人たちは勘が良くて、もふもふ軍団に気づいていたっぽい話をすると、兄さまは目を丸くした。
「リディーの勘がいいのは、母さまの血筋なんだね、きっと」
……ロサは知っていたのかな? そう尋ねようとして、口を噤む。ロサしか答えは出せないものね。言ってもせんないことだ。
しっかり休んでから、また探索し、家族へのお土産の食べ物をいっぱい買い込んで、馬で別荘まで戻る。
兄さまと庭を囲う柵に腰掛けた。
「リディー、日が沈む……美しいけど、楽しかった今日が終わってしまうね」
「ほんと。楽しい時間って、なんて過ぎるのが早いのかしら……」
トンと微かな音を立てて柵から飛び降りて、兄さまはわたしの前に立った。
わたしの頬に手を添えて、鼻の頭にキスをした。
くるっと体の向きを替えて、夕日を眺める。
「きっと、夕日を見るたびに、今日のことを思い出す」
「明日も、明後日も、夕日はきれいな景色を見せてくれて、わたしたちは一緒にいつまでも見ることができるわ。わざわざ思い出さなくても」
兄さまがわたしを振り返る。
「リディーの言う通りだ」
兄さまは笑うのに、不安がよぎる。
「ねぇ、兄さま」
「ん? なんだい?」
「まさか、兄さま出ていったりしないよね?」
「え?」
「その前の思い出作りに、わたしをデートに誘ったわけじゃないよね?」
兄さまはくすりと笑った。
「リディーは面白いことを考えるね」
違かった、とほっとする。
「前の世界かな、本で読んだんだと思う」
「本で?」
「そう。みんな自分が足を引っ張るとか、相手を危険な目に合わせたくないと身を引くのね。その前に一度だけ楽しい思い出をって、ただ楽しいことを詰め込んだ1日を過ごすのよ。その思い出があれば、その後どんな辛いことがあっても、思い出すだけで生きていけるって。セオリーなのよ、いなくなる前のね」
兄さまは笑みを浮かべたままだ。
「セオリーが何かは知らないけど、そうやって別れてしまうのが定石なの?」
わたしは首を横に振った。
「それじゃあ物語としては薄いわ。問題を解決したりしなかったりして、また廻りあったり、戻ってきたりするの」
「そうか、ええと、それがリディーがよく言ってる、ハッピーエンドってやつかな?」
「まあ、そうだけど。危険な目にあったりして隻眼になっていたり、辛い生活に面変わりしていたり、どちらかが記憶喪失になったり、いろいろなレパートリーがあるわけよ」
「……なかなか、しんどそうな生き方だね」
兄さまは苦笑いだ。
「物語だからね。まー、だいたいわたしが読んでいたのはヒロインが主人公だから、ヒーローがガンガン問題点を片付けに行ったり、身を引いていろいろあったり、そして戻ってくるわけ。わたし、思ったわ。よく待ってるって」
「ん?」
「ヒロインは思い出を胸に、ヒーローとまたいつか巡り合えると待っているのよ。わたしそれは嘘くさいと思うの。自分を捨てた人に、いつまでも縋り付くなんてわたしは嫌よ。兄さま覚えておいてね。わたしから離れたら、わたしは決して待たないわ」
兄さまは、一歩近づいてきた。
そしてそのままわたしを抱きしめた。
「リディーは、リディーの思うように生きてくれ」
「兄さま?」
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