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12章 人間模様、恋模様
第511話 攻撃⑦種まき
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「「メロディーさま」」
ふたりは弾んだ声で、やってきた人を呼んだ。
けしかけたのはやっぱりメロディー嬢?
グルだとしたら、メロディー嬢はロジールナ令嬢が行方不明だということは、ふたりには伝えてないのね。
真っ直ぐに見つめると、メロディ嬢は少したじろぐ。
「殿下のお茶会で揉め事は困りますわ、なにがありましたの? またリディアさまですの?」
……そうきたか。わたしが問題児だと印象づけたいみたいだ。
「シュタイン嬢が私にお酒をかけたのです!」
は?
「家名を言いなさい」
鋭く言えば、ふたりが、バッと顔を上げる。
「家名に誓って、わたしがお酒をかけたというなら受けてたちましょう。後悔しないようになさってください」
「リディアさま、ことを大きくすることはありませんでしょう?」
わたしの本気度を感じ取ったのか、宥めるようにメロディー嬢が言う。
「大きくするつもりはありませんわ。そちらの令嬢はわたしのことをご存知のようですが、わたしは存じ上げません。ですから家名を尋ねました。それのどこがことを大きくすることになるのです?」
「リディアさまの気に障ったのなら、私が謝りますから、おさめていただけませんか? 今日はロサ殿下の大事なお茶会です。何かあってはなりません」
「未来の義弟を、大事にされてますのね」
すっごい睨まれたので、自覚はあるみたいだ。
「なにが言いたいんですの?」
「おかしなことを言うのを、やめていただきたいだけですわ。わたしはことを荒立てる気はありません。正当な要求しかいたしません。よりによってロサ殿下のお茶会で、嘘をつかれて、シュタイン家を貶められるなんて、許せませんわ」
メロディー嬢はハッと思いついた顔になる。
「嘘をついたのなら、すぐに謝るべきですわ」
ふたりにメロディー嬢が諭したので、え?と言う顔でメロディー嬢を見返している。
「嘘をついたなんて、なにをおっしゃっているのか……」
「シュタイン嬢の言い逃れですわ。こちらは証人がおりますのよ。私のドレスだって濡れてます」
黄色のドレスはニヤリと笑ってわたしを見た。
「でしたら、家名を」
メロディー嬢は止めたけど2人は名前を言った。そして、わたしが令嬢のドレスを汚したのだから謝れと言う。
わたしは正式に家から抗議することを伝えた。はぁ?と逆上したので、ネックレスを触ってみせる。全て録画してありますからと。モスグリーンの方の伯爵令嬢は録画の魔具の存在を知ってたようだが、黄色の方は録画の概念がないんだろう。何を言ってるの?とキャンキャン吠えてる。
黙り込んだメロディー嬢に告げる。
「この方たち、おかしなことを言うのです。ロジールナ令嬢が修道院へ行ったと。ロジールナ令嬢は……」
「リディアさま、私がふたりとお話しますわ。謝罪もさせます。ですから、どうか騒ぎにしないでください」
メロディー嬢はとりなすように、わたしに媚びる。
確かにお茶会の小さなひとつの出来事も、アラを探している人がとんでもないスキャンダルにしてくることがある。わたしもロサにそんな思いをさせたいわけではない。けれど、それはそれで、これはこれだ。正式に訴えることにして、この場はおさめると伝えた。
ふたりはメロディー嬢に、どうしてわたしを糾弾しないのだと意味あいを含ませたことを言ったけど、メロディー嬢はふたりを黙らせた。
ああ、もう帰りたい。でも第一の目的のロサにあの時のことを話していないし、このお茶会でやることがある。
あてもなく歩き出すと、声をかけられる。
「私の助けは必要なかったようだね?」
兄さまだ。クスッと笑っている。
「兄さま、見てたの?」
「途中からね。姫君を救い出す騎士のように、カッコよく登場しようと思ったのに、その隙もなかったよ」
手を翻して、茶目っけたっぷりに言う。
「……言われっぱなしで、泣き出すような子が、兄さまのお好み?」
兄さまは首を横に振った。
よかった。その演技は我慢強さが必要だ。
「私の好みはリディーそのままだから」
兄さまはウインクした。どこでそんなことを覚えてくるのやら。
「さ、リディー、外国の方と商会のことで話すんだよね? 付き合うよ」
わたしの視線で気づいたのか先回りされる。
「口を出したりしないよ。リディーがやりやすいように、案内するだけだ」
まぁ、今日は種まきだから、兄さまに聞かれてもいっか。
わたしは差し出してくれた兄さまの手に手を乗せる。
兄さまはその手を自分の腕に絡ませる。
今日のもうひとつの目的だ。
戦闘開始。わたしは兄さまのエスコートを受けながら、笑顔を貼りつけた。
わたしは国、名前、顔が一致していないけれど、兄さまがアナウンスしてくれるので、サッサと種をまくことができた。
ペネロペ商会と縁がある家門に、果敢にアタックだ。ユオブリアの王子のお茶会、ウロウロしている人たちが身分の高い方たちばかり。そこから情報を得て、こちらからも少し撒いておく。
ワーウィッツ王国と、その他2、3の人は、なんとなくフィーリングで辞めておいた。接触しない方がいいと思ったから。
一通り終えると、兄さまはわたしを椅子に座らせて、お菓子とジュースを持ってきてくれた。
お酒入りの菓子だった。ちょっとしか入ってないとは思うけど……。
でも、兄さまが選んで持ってきてくれたので、お酒入りだからやめとくとは言えなくて、あむりといただく。
ほんのりきかせたぐらいだった。お酒に強くないみたいなので、ちょっとでよかったとほっとした。
周りを見渡すと、フォルガードのラストレッド王子とアイリス嬢が話し込んでいた。軽く笑い合っていい雰囲気だった。もちろんそれぞれに取り巻きがいて、一対一ではなかったけれど。
ダニエルとブライがやってきた。
「フランツ、少し手伝って欲しいんだが……」
ダニエルに言われた兄さまは、そっとわたしを見た。
「俺が一緒にいるよ」
ブライがそう請け負うと、兄さまはわたしにいいかを確かめた。
わたしはもちろん頷いて、ダニエルと兄さまが歩き出した。
ふたりは弾んだ声で、やってきた人を呼んだ。
けしかけたのはやっぱりメロディー嬢?
グルだとしたら、メロディー嬢はロジールナ令嬢が行方不明だということは、ふたりには伝えてないのね。
真っ直ぐに見つめると、メロディ嬢は少したじろぐ。
「殿下のお茶会で揉め事は困りますわ、なにがありましたの? またリディアさまですの?」
……そうきたか。わたしが問題児だと印象づけたいみたいだ。
「シュタイン嬢が私にお酒をかけたのです!」
は?
「家名を言いなさい」
鋭く言えば、ふたりが、バッと顔を上げる。
「家名に誓って、わたしがお酒をかけたというなら受けてたちましょう。後悔しないようになさってください」
「リディアさま、ことを大きくすることはありませんでしょう?」
わたしの本気度を感じ取ったのか、宥めるようにメロディー嬢が言う。
「大きくするつもりはありませんわ。そちらの令嬢はわたしのことをご存知のようですが、わたしは存じ上げません。ですから家名を尋ねました。それのどこがことを大きくすることになるのです?」
「リディアさまの気に障ったのなら、私が謝りますから、おさめていただけませんか? 今日はロサ殿下の大事なお茶会です。何かあってはなりません」
「未来の義弟を、大事にされてますのね」
すっごい睨まれたので、自覚はあるみたいだ。
「なにが言いたいんですの?」
「おかしなことを言うのを、やめていただきたいだけですわ。わたしはことを荒立てる気はありません。正当な要求しかいたしません。よりによってロサ殿下のお茶会で、嘘をつかれて、シュタイン家を貶められるなんて、許せませんわ」
メロディー嬢はハッと思いついた顔になる。
「嘘をついたのなら、すぐに謝るべきですわ」
ふたりにメロディー嬢が諭したので、え?と言う顔でメロディー嬢を見返している。
「嘘をついたなんて、なにをおっしゃっているのか……」
「シュタイン嬢の言い逃れですわ。こちらは証人がおりますのよ。私のドレスだって濡れてます」
黄色のドレスはニヤリと笑ってわたしを見た。
「でしたら、家名を」
メロディー嬢は止めたけど2人は名前を言った。そして、わたしが令嬢のドレスを汚したのだから謝れと言う。
わたしは正式に家から抗議することを伝えた。はぁ?と逆上したので、ネックレスを触ってみせる。全て録画してありますからと。モスグリーンの方の伯爵令嬢は録画の魔具の存在を知ってたようだが、黄色の方は録画の概念がないんだろう。何を言ってるの?とキャンキャン吠えてる。
黙り込んだメロディー嬢に告げる。
「この方たち、おかしなことを言うのです。ロジールナ令嬢が修道院へ行ったと。ロジールナ令嬢は……」
「リディアさま、私がふたりとお話しますわ。謝罪もさせます。ですから、どうか騒ぎにしないでください」
メロディー嬢はとりなすように、わたしに媚びる。
確かにお茶会の小さなひとつの出来事も、アラを探している人がとんでもないスキャンダルにしてくることがある。わたしもロサにそんな思いをさせたいわけではない。けれど、それはそれで、これはこれだ。正式に訴えることにして、この場はおさめると伝えた。
ふたりはメロディー嬢に、どうしてわたしを糾弾しないのだと意味あいを含ませたことを言ったけど、メロディー嬢はふたりを黙らせた。
ああ、もう帰りたい。でも第一の目的のロサにあの時のことを話していないし、このお茶会でやることがある。
あてもなく歩き出すと、声をかけられる。
「私の助けは必要なかったようだね?」
兄さまだ。クスッと笑っている。
「兄さま、見てたの?」
「途中からね。姫君を救い出す騎士のように、カッコよく登場しようと思ったのに、その隙もなかったよ」
手を翻して、茶目っけたっぷりに言う。
「……言われっぱなしで、泣き出すような子が、兄さまのお好み?」
兄さまは首を横に振った。
よかった。その演技は我慢強さが必要だ。
「私の好みはリディーそのままだから」
兄さまはウインクした。どこでそんなことを覚えてくるのやら。
「さ、リディー、外国の方と商会のことで話すんだよね? 付き合うよ」
わたしの視線で気づいたのか先回りされる。
「口を出したりしないよ。リディーがやりやすいように、案内するだけだ」
まぁ、今日は種まきだから、兄さまに聞かれてもいっか。
わたしは差し出してくれた兄さまの手に手を乗せる。
兄さまはその手を自分の腕に絡ませる。
今日のもうひとつの目的だ。
戦闘開始。わたしは兄さまのエスコートを受けながら、笑顔を貼りつけた。
わたしは国、名前、顔が一致していないけれど、兄さまがアナウンスしてくれるので、サッサと種をまくことができた。
ペネロペ商会と縁がある家門に、果敢にアタックだ。ユオブリアの王子のお茶会、ウロウロしている人たちが身分の高い方たちばかり。そこから情報を得て、こちらからも少し撒いておく。
ワーウィッツ王国と、その他2、3の人は、なんとなくフィーリングで辞めておいた。接触しない方がいいと思ったから。
一通り終えると、兄さまはわたしを椅子に座らせて、お菓子とジュースを持ってきてくれた。
お酒入りの菓子だった。ちょっとしか入ってないとは思うけど……。
でも、兄さまが選んで持ってきてくれたので、お酒入りだからやめとくとは言えなくて、あむりといただく。
ほんのりきかせたぐらいだった。お酒に強くないみたいなので、ちょっとでよかったとほっとした。
周りを見渡すと、フォルガードのラストレッド王子とアイリス嬢が話し込んでいた。軽く笑い合っていい雰囲気だった。もちろんそれぞれに取り巻きがいて、一対一ではなかったけれど。
ダニエルとブライがやってきた。
「フランツ、少し手伝って欲しいんだが……」
ダニエルに言われた兄さまは、そっとわたしを見た。
「俺が一緒にいるよ」
ブライがそう請け負うと、兄さまはわたしにいいかを確かめた。
わたしはもちろん頷いて、ダニエルと兄さまが歩き出した。
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