502 / 848
12章 人間模様、恋模様
第502話 禍根⑬取り引き
しおりを挟む
「取り引き? 君と?」
わたしは頷く。
「わたし、知りたいことがいっぱいあるの。でも一人では調べるのに限度があるわ。
言い値とは言えないけれど、もちろん、情報料はちゃんとお支払いする」
「どんな情報をお望みなんだい? 危険なこと?」
「と、時には危険をはらむものもあるかもしれないけど、無理はしなくていいのよ。こういった情報が欲しいというのを言っておくから、情報が入った時に教えてくれれば」
「それは、シュタイン家との取り引き? それとも本当に君個人?」
「わたしとだけど、もし家との方が良ければそうする……」
アダムはどっちがいいんだろうと探るように見たけれど、表情からはうかがえなかった。
「……そうだな、君個人とならいいよ。僕の条件は誰にも僕と取り引きをしていると言わないこと。婚約者にもだ。つまり、情報の出どころを言わない、守れる?」
そっか。アダムからってバレるとまずいわけね。
わたしは頷く。
「報酬は、君んちの商品。菓子だったり売ってるものだったり、僕が指定する。危険な情報については……そうだな、危険手当ってことで、その時に決める。どう?」
「それでいいよ」
「いいのか?」
「うん」
「君、もっと危機感持った方がいいよ。僕がとんでもない要求したらどうするの? ちゃんとつめておかないと」
「アダムはそんなことしないもん」
「君、ずっるいなー」
というから、頷く。
「そうよ、わたしはずるいのよ」
アダムは降参というように両手をあげた。
「じゃ、取り引き成立ってことで」
手を出されたので握手かと手を出すと、その手を引き寄せてわたしの手の甲に口づけを落とした。
「あ、あ、あ、あんた、何すんのよ!?」
「夜会ではこんなの普通だよ。2年後にはデビューだろ?」
してやったりというふうにアダムは笑った。
と、すったもんだはあったものの、レアチーズケーキを持ってくると約束して、魔石のことを教えてもらう。
赤い魔石は外国から運ばれてきたものだとわかった。それからバラして運んでいることも。
「バラして?」
「あの赤い魔石は〝魔石〟と〝核〟と呼ぶものが融合しないと、威力を発揮できないものらしい」
ホーキンスさんは〝核〟のことをうまく誘導できたみたいだ。
器となる魔石部分を、商売を隠れ蓑に検閲を免れて運んでいたのが見つかったという。
合わさらないと悪しき魔石とならないなら、片割れを持ち運んでも罪には問われないのではとちょっと思ったが、融合させるものだと知ってたこと、見つかってはならないものだと認識があったことでアウトだそうだ。
よくよく聞いてみると、その核の方の行方も不明だし、それがダンジョンにどう持ち込まれたのかも、持ち込まれようとしているのかも不明。
ただ、器の魔石を運ベと、そう依頼した人がいることしかわかっていない。
依頼人なども何人も人を通していることからして、最初の依頼人を見つけるのは難しいだろうとの見解らしい。
アダムは情報解禁に気を使い最初は商売と言っていたけれど、なんで商品の検閲を免れられたんだと疑問を口にすると、ここだけの話、ある劇団の小道具として運ばれてきたと教えてもらった。ひとつバラしてしまえば口が軽くなるもので……。
根掘り葉掘り聞いたところ、その劇団の団長が報酬に目が眩んでひとりでやったことらしい。劇団員たちには幸運のお守りといい、盗まれたら大変だから、見るな触るな、口にするなと厳戒態勢をとっていたという。団長と用心棒たちだけが赤い魔石が良くないものと知っていて、それを持ち込んだとして罰せられるそうだ。ちなみに、団長はもうひとつ罪がある。
それはこのところ衛兵の様子がおかしく、バレて捕まると思った団長は、劇団の顔である役者に全てを背負わせ、始末しようとしたそうだ。多くの人の目のある教会の鐘つき塔で、役者を落とそうとした……。
役者のホーキンス氏は怪我はしたものの命に別状はないそうだ。魔法のような突風に助けられたのだという。
……団長さんは魅了をかけられて、ホーキンスさんに踊らされたと〝逃げなかった〟んだね。そういうことにも、できただろうに。
みんなの見ている中で、なんであんなことをやったのかと言われたらしいけど、用心棒たちが衛兵に囲まれているのを見て、とにかくバレたと思って、ホーキンスさんに罪をかぶせようと、それしか思わなかったと語ったそうだ。
この件でわかったのは、恐らく一般人によって、ブツが手分けして運ばれていること。
それを融合させる係、それをダンジョンに置きにいく係と細分化されているのだろうという見通しだ。実行犯を捕まえても、自分たちが任された一連の中の短い工程しか、あらましがわからないと推測されているらしい。魔石を渡されたのは外国だったらしいけど、その場所もその国の人が黒幕ともいえないと思われている。用意周到だから、自国でブツを渡す危険な真似はしないだろうとの見解。
裏で操っている人は安全なところで、駒たちが動いているのを見ているのだろう。そして手が混んでいるし、人が多く動いていることから、巨大な組織なのかもしれない。ユオブリアに目をつけ、何かを仕掛けている人たちは。
アダムに教えてくれたお礼を言うと、レアチーズケーキの念を押された。
しつこい! と思った時になぜか唐突に思い出した!
狐! バカ狐に話を聞かなくちゃ。
いろいろあって、すっかり記憶が飛んでた。
放課後、図書室に向かうと、狐の姿が見えない。
マッキー先生に尋ねると、退職したと言われた。
「え、お辞めになったんですか?」
「一身上の都合でね。一族の危機だそうだよ。代わりを探さないといけないらしい。よくわからないけどね。マヌカーニ先生に用だった?」
「はい。いろいろご存知なようなので、お話を伺いたかったのですが、お辞めになったのなら仕方ないですね」
あの尻尾をもう一度ぎゅーっとしておくべきだった。
女王からは逃れられたみたいだけど、狐から情報を得られなかったのは残念だ。
あ、アラ兄が何か聞いたかも知れない……でも純潔疑惑ですっ飛んでいそうでもある。
うーむ、蒸し返すのは少し怖い。普段穏やかだから、余計にあのまくしたては怖かった。
とぼとぼと歩いていると、声をかけられた。
「シュタインさん!」
ガネット先輩だった。
わたしは頷く。
「わたし、知りたいことがいっぱいあるの。でも一人では調べるのに限度があるわ。
言い値とは言えないけれど、もちろん、情報料はちゃんとお支払いする」
「どんな情報をお望みなんだい? 危険なこと?」
「と、時には危険をはらむものもあるかもしれないけど、無理はしなくていいのよ。こういった情報が欲しいというのを言っておくから、情報が入った時に教えてくれれば」
「それは、シュタイン家との取り引き? それとも本当に君個人?」
「わたしとだけど、もし家との方が良ければそうする……」
アダムはどっちがいいんだろうと探るように見たけれど、表情からはうかがえなかった。
「……そうだな、君個人とならいいよ。僕の条件は誰にも僕と取り引きをしていると言わないこと。婚約者にもだ。つまり、情報の出どころを言わない、守れる?」
そっか。アダムからってバレるとまずいわけね。
わたしは頷く。
「報酬は、君んちの商品。菓子だったり売ってるものだったり、僕が指定する。危険な情報については……そうだな、危険手当ってことで、その時に決める。どう?」
「それでいいよ」
「いいのか?」
「うん」
「君、もっと危機感持った方がいいよ。僕がとんでもない要求したらどうするの? ちゃんとつめておかないと」
「アダムはそんなことしないもん」
「君、ずっるいなー」
というから、頷く。
「そうよ、わたしはずるいのよ」
アダムは降参というように両手をあげた。
「じゃ、取り引き成立ってことで」
手を出されたので握手かと手を出すと、その手を引き寄せてわたしの手の甲に口づけを落とした。
「あ、あ、あ、あんた、何すんのよ!?」
「夜会ではこんなの普通だよ。2年後にはデビューだろ?」
してやったりというふうにアダムは笑った。
と、すったもんだはあったものの、レアチーズケーキを持ってくると約束して、魔石のことを教えてもらう。
赤い魔石は外国から運ばれてきたものだとわかった。それからバラして運んでいることも。
「バラして?」
「あの赤い魔石は〝魔石〟と〝核〟と呼ぶものが融合しないと、威力を発揮できないものらしい」
ホーキンスさんは〝核〟のことをうまく誘導できたみたいだ。
器となる魔石部分を、商売を隠れ蓑に検閲を免れて運んでいたのが見つかったという。
合わさらないと悪しき魔石とならないなら、片割れを持ち運んでも罪には問われないのではとちょっと思ったが、融合させるものだと知ってたこと、見つかってはならないものだと認識があったことでアウトだそうだ。
よくよく聞いてみると、その核の方の行方も不明だし、それがダンジョンにどう持ち込まれたのかも、持ち込まれようとしているのかも不明。
ただ、器の魔石を運ベと、そう依頼した人がいることしかわかっていない。
依頼人なども何人も人を通していることからして、最初の依頼人を見つけるのは難しいだろうとの見解らしい。
アダムは情報解禁に気を使い最初は商売と言っていたけれど、なんで商品の検閲を免れられたんだと疑問を口にすると、ここだけの話、ある劇団の小道具として運ばれてきたと教えてもらった。ひとつバラしてしまえば口が軽くなるもので……。
根掘り葉掘り聞いたところ、その劇団の団長が報酬に目が眩んでひとりでやったことらしい。劇団員たちには幸運のお守りといい、盗まれたら大変だから、見るな触るな、口にするなと厳戒態勢をとっていたという。団長と用心棒たちだけが赤い魔石が良くないものと知っていて、それを持ち込んだとして罰せられるそうだ。ちなみに、団長はもうひとつ罪がある。
それはこのところ衛兵の様子がおかしく、バレて捕まると思った団長は、劇団の顔である役者に全てを背負わせ、始末しようとしたそうだ。多くの人の目のある教会の鐘つき塔で、役者を落とそうとした……。
役者のホーキンス氏は怪我はしたものの命に別状はないそうだ。魔法のような突風に助けられたのだという。
……団長さんは魅了をかけられて、ホーキンスさんに踊らされたと〝逃げなかった〟んだね。そういうことにも、できただろうに。
みんなの見ている中で、なんであんなことをやったのかと言われたらしいけど、用心棒たちが衛兵に囲まれているのを見て、とにかくバレたと思って、ホーキンスさんに罪をかぶせようと、それしか思わなかったと語ったそうだ。
この件でわかったのは、恐らく一般人によって、ブツが手分けして運ばれていること。
それを融合させる係、それをダンジョンに置きにいく係と細分化されているのだろうという見通しだ。実行犯を捕まえても、自分たちが任された一連の中の短い工程しか、あらましがわからないと推測されているらしい。魔石を渡されたのは外国だったらしいけど、その場所もその国の人が黒幕ともいえないと思われている。用意周到だから、自国でブツを渡す危険な真似はしないだろうとの見解。
裏で操っている人は安全なところで、駒たちが動いているのを見ているのだろう。そして手が混んでいるし、人が多く動いていることから、巨大な組織なのかもしれない。ユオブリアに目をつけ、何かを仕掛けている人たちは。
アダムに教えてくれたお礼を言うと、レアチーズケーキの念を押された。
しつこい! と思った時になぜか唐突に思い出した!
狐! バカ狐に話を聞かなくちゃ。
いろいろあって、すっかり記憶が飛んでた。
放課後、図書室に向かうと、狐の姿が見えない。
マッキー先生に尋ねると、退職したと言われた。
「え、お辞めになったんですか?」
「一身上の都合でね。一族の危機だそうだよ。代わりを探さないといけないらしい。よくわからないけどね。マヌカーニ先生に用だった?」
「はい。いろいろご存知なようなので、お話を伺いたかったのですが、お辞めになったのなら仕方ないですね」
あの尻尾をもう一度ぎゅーっとしておくべきだった。
女王からは逃れられたみたいだけど、狐から情報を得られなかったのは残念だ。
あ、アラ兄が何か聞いたかも知れない……でも純潔疑惑ですっ飛んでいそうでもある。
うーむ、蒸し返すのは少し怖い。普段穏やかだから、余計にあのまくしたては怖かった。
とぼとぼと歩いていると、声をかけられた。
「シュタインさん!」
ガネット先輩だった。
84
お気に入りに追加
1,260
あなたにおすすめの小説
婚約者に嫌われているようなので離れてみたら、なぜか抗議されました
花々
恋愛
メリアム侯爵家の令嬢クラリッサは、婚約者である公爵家のライアンから蔑まれている。
クラリッサは「お前の目は醜い」というライアンの言葉を鵜呑みにし、いつも前髪で顔を隠しながら過ごしていた。
そんなある日、クラリッサは王家主催のパーティーに参加する。
いつも通りクラリッサをほったらかしてほかの参加者と談笑しているライアンから離れて廊下に出たところ、見知らぬ青年がうずくまっているのを見つける。クラリッサが心配して介抱すると、青年からいたく感謝される。
数日後、クラリッサの元になぜか王家からの使者がやってきて……。
✴︎感想誠にありがとうございます❗️
✴︎ネタバレ見たくない人もいるかなと思いつつタグ追加してみました。後でタグ消すかもしれません❗️
野草から始まる異世界スローライフ
深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。
私ーーエルバはスクスク育ち。
ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。
(このスキル使える)
エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。
エブリスタ様にて掲載中です。
表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。
プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。
物語は変わっておりません。
一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。
よろしくお願いします。
隠された第四皇女
山田ランチ
ファンタジー
ギルベアト帝国。
帝国では忌み嫌われる魔女達が集う娼館で働くウィノラは、魔女の中でも稀有な癒やしの力を持っていた。ある時、皇宮から内密に呼び出しがかかり、赴いた先に居たのは三度目の出産で今にも命尽きそうな第二側妃のリナだった。しかし癒やしの力を使って助けたリナからは何故か拒絶されてしまう。逃げるように皇宮を出る途中、ライナーという貴族男性に助けてもらう。それから3年後、とある命令を受けてウィノラは再び皇宮に赴く事になる。
皇帝の命令で魔女を捕らえる動きが活発になっていく中、エミル王国との戦争が勃発。そしてウィノラが娼館に隠された秘密が明らかとなっていく。
ヒュー娼館の人々
ウィノラ(娼館で育った第四皇女)
アデリータ(女将、ウィノラの育ての親)
マイノ(アデリータの弟で護衛長)
ディアンヌ、ロラ(娼婦)
デルマ、イリーゼ(高級娼婦)
皇宮の人々
ライナー・フックス(公爵家嫡男)
バラード・クラウゼ(伯爵、ライナーの友人、デルマの恋人)
ルシャード・ツーファール(ギルベアト皇帝)
ガリオン・ツーファール(第一皇子、アイテル軍団の第一師団団長)
リーヴィス・ツーファール(第三皇子、騎士団所属)
オーティス・ツーファール(第四皇子、幻の皇女の弟)
エデル・ツーファール(第五皇子、幻の皇女の弟)
セリア・エミル(第二皇女、現エミル王国王妃)
ローデリカ・ツーファール(第三皇女、ガリオンの妹、死亡)
幻の皇女(第四皇女、死産?)
アナイス・ツーファール(第五皇女、ライナーの婚約者候補)
ロタリオ(ライナーの従者)
ウィリアム(伯爵家三男、アイテル軍団の第一師団副団長)
レナード・ハーン(子爵令息)
リナ(第二側妃、幻の皇女の母。魔女)
ローザ(リナの侍女、魔女)
※フェッチ
力ある魔女の力が具現化したもの。その形は様々で魔女の性格や能力によって変化する。生き物のように視えていても力が形を成したもの。魔女が死亡、もしくは能力を失った時点で消滅する。
ある程度の力がある者達にしかフェッチは視えず、それ以外では気配や感覚でのみ感じる者もいる。
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
公爵夫人アリアの華麗なるダブルワーク〜秘密の隠し部屋からお届けいたします〜
白猫
恋愛
主人公アリアとディカルト公爵家の当主であるルドルフは、政略結婚により結ばれた典型的な貴族の夫婦だった。 がしかし、5年ぶりに戦地から戻ったルドルフは敗戦国である隣国の平民イザベラを連れ帰る。城に戻ったルドルフからは目すら合わせてもらえないまま、本邸と別邸にわかれた別居生活が始まる。愛人なのかすら教えてもらえない女性の存在、そのイザベラから無駄に意識されるうちに、アリアは面倒臭さに頭を抱えるようになる。ある日、侍女から語られたイザベラに関する「推測」をきっかけに物語は大きく動き出す。 暗闇しかないトンネルのような現状から抜け出すには、ルドルフと離婚し公爵令嬢に戻るしかないと思っていたアリアだが、その「推測」にひと握りの可能性を見出したのだ。そして公爵邸にいながら自分を磨き、リスキリングに挑戦する。とにかく今あるものを使って、できるだけ抵抗しよう!そんなアリアを待っていたのは、思わぬ新しい人生と想像を上回る幸福であった。公爵夫人の反撃と挑戦の狼煙、いまここに高く打ち上げます!
➡️登場人物、国、背景など全て架空の100%フィクションです。
殿下、恋はデスゲームの後でお願いします
真鳥カノ
ファンタジー
気付けば乙女ゲームの悪役令嬢「レア=ハイラ子爵令嬢」に転生していた!
いずれゲーム本編である王位継承権争いに巻き込まれ、破滅しかない未来へと突き進むことがわかっていたレア。
自らの持つ『祝福の手』によって人々に幸運を分け与え、どうにか破滅の未来を回避しようと奮闘していた。
そんな彼女の元ヘ、聞いたこともない名の王子がやってきて、求婚した――!!
王位継承権争いを勝ち抜くには、レアの『幸運』が必要だと言っていて……!?
短編なのでさらっと読んで頂けます!
いつか長編にリメイクします!
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
転生テイマー、異世界生活を楽しむ
さっちさん
ファンタジー
題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる