480 / 823
12章 人間模様、恋模様
第480話 収穫祭⑩クール
しおりを挟む
「私、歓迎されていないようなので、失礼しますね」
ぺこりと頭を下げ、ペリーは踵を返した。
「リディアァーーーー」
ペリーが去ると、ミニーが抱きついてくる。
「ごめんね、怖がらせちゃったね」
「ううん、いつもと違ったけど、怖いわけじゃない。けど、リディア、キレッキレッだったよ」
わたしにしがみついたミニーを、ビリーが剥がしにかかる。
「ビリーも、ごめんね」
「いや、お前はそういえばいつも、何かしら巻き起こすやつだったな。俺が油断してただけだ」
何よ、その不穏なコメントは。
「で、実際何があったんだよ?」
「登録する前の商品を先に販売されたのと、ウチの商品の素材を知るために、人質をとって人にやらせて、馬車を襲撃されたの。馬車が横転して、なんとか助かったけど、本当に危なかったの」
「……ペリーがその片棒を担いでいると思っているのか?」
「わからない。けど、ウチを、領を攻撃するなら、わたしは排除する」
ビリーは視線を落とした。
「何もないことを祈るしかないな」
辛そうなビリーを、ミニーが心配そうに見ていた。
その後、串焼きを一緒に食べて、わたしたちは別れた。
わたしは父さまにペリーとのやりとりを報告してくると、兄さまに告げた。
兄さまも一緒に来ると言ってくれたけど、わたしは自分で言いたいと断った。
「父さま」
「収穫祭見物は、終わりか?」
町の家のお仕事部屋に入り込んでいく。
「父さま、お話があるの」
「ひとり、か?」
もふさまと、もふもふ軍団は一緒だけどね。
父さまはペンを置いて、ソファーへと来てくれた。
わたしはいくつか話すことがあると言って、話し始める。
サブサブサブハウスの管理人であるドロシーには、誰か部屋に近づいたら教えてくれるようお願いしてある。
まずは収穫祭であったことだ。
ハメール大国のドイト伯がエリンを孫の嫁にと考えていて、シンシアダンジョンの報告を深読みして、わたしが王室に嫁ぎ、それによってエリンの立場も向上すると思っている発言をしていたことを言いつける。
ワーウィッツ王国、ヒイロ公爵家のセイヤ君と挨拶を交わしたことも。
その後冒険者に絡まれ、風で束縛したことを話す。
次はペリーのことだ。
「ペネロペ商会が領地で支部を出すこと、父さまは聞いてるんだよね?」
「ああ、報告はあがってきた。ただ、結局あそこのやったことだと証拠はない。だから拒むことはできなかった。商人ギルドに権限があることだしな」
「それはいいんだけど、ペリーはわかっていて乗り込んできたのか、乗せられただけなのか、どちらかはわからない」
「そうだな」
わたしはペリーに宣告してきたことを告げた。
「リディー、なんてことを」
「宣言をしておいた方がいいと思ったの」
「なぜお前が、全てを被るようなことをする?」
父さまが辛そうな顔をむけてくる。
「父さま、アールの店はわたしの店。わたしが売られた喧嘩だもの、わたしが決着つけるよ」
「それで危険があったらどうする?」
「気をつける。でも、領地だったら、わたしはかなり安全だから」
もふさまは犬のようにわふっと吠える。自分もいる、と。
父さまは両手で顔を覆っている。
「……父さま」
「ん?」
顔をあげた父さまが、表情を変える。
立ち上がり、ソファーに座るわたしの目の前で膝をついた。
わたしの頬に触れる。
「どうした?」
クールに話すつもりだったのに、失敗した。
父さまの心配そうな翠の瞳に、今にも泣き出しそうなわたしが映っていた。
「エリンが観た未来視は、わたしが外国に行くものだった」
父さまの目が見開かれる。
「わたしがガゴチに嫁ぐって。兄さまは恐らくバイエルン家の子息とバレて逃げるみたい」
父さまがギュッとわたしを抱きしめた。
髪を撫でる。いつまでも。
もふさまが犬みたいにクゥーンと鳴いた。
ガサゴソ音がしていて、もふさまのリュックの中が揺れているんだろうと想像できた。
「怖かったな」
うん、怖かった。でもエリンとノエルはもっと怖かっただろう。
「帰ってきた時か。エリンとノエルと歩いて帰ってきた時に聞いたんだな?」
抱きしめられたまま、尋ねられる。
「うん。エリンとノエルは、そのことを言えなくて、そんな未来を観たのをエリンは悪いことと思っていて。ふたりはわたしたちを守ろうとしたの」
「守ろうと?」
「ノエルがクジャク家の養子になるって」
「よ、養子?」
「転移の力もわたしたちのことも、伯爵ではなく公爵になれば守れるって思ったみたい。それで、シュタイン家はわたしたちが継げばいいって言ったの。そしたらロビ兄もアラ兄もシュタイン領から離れられないからって」
「それで?」
「それでエリンが何か未来を観たんだと思ったの。わたしがシュタイン領にいないとダメなんだっていうから、わたしが他の国に行く未来を観たのだと思った。その時思い出したの。
ニアと双子が会った時、あの子たちニアにいい態度を取らなかった。その後すぐにアラ兄やロビ兄がガゴチに行くっていうから、エリンはその未来を観たのかと思っていたの。
でも、アラ兄たちじゃなくて、わたしを行かせたくなくて、その国のニアに威嚇したでも、通じると思った。
その未来はすぐか、わたしがもっと大きいか聞いた。もう少し先だって言った」
少しだけ手が緩む。
「そしてエリンがわたしに〝ガゴチにお嫁に行っちゃ嫌〟って言って、ノエルがそれを諫めた。エリンに尋ねたの。わたしは兄さまと婚約してる。その未来で兄さまはどうしているのか」
父さまがわたしの両肩を持って、顔を覗き込む。
「エリンは泣き出して。だからノエルに聞いた。よくわからないけど、悪い人だったってわかって、捕まりそうになって逃げてそのままって。わたしがガゴチの将軍の子供と結婚したって。
エリンが謝るの。泣いて謝るの。
だからね、エリンが教えてくれたから対策が立てられるって言ったの。回避できるはずって。そのために知っていることを教えてもらった」
父さまが再び、わたしを胸にかき抱く。
「別の未来視で盛大な結婚式を観たみたい。だから、16歳まで後4年はあると思う。ふたりにはわたしが父さまに話すから、しばらく秘密にして欲しいってお願いしたの」
ポンポンと背中を叩かれる。
「兄さまに言う?」
父さまはわたしを胸に抱きしめ、天を仰いでいると思う。
「様子をみる。このことはしばらく秘密にしよう」
わたしは胸の中で頷いた。
父さまは安易な慰めごとを口にしなかった。根拠もなく兄さまは大丈夫だとか、きっとなんとかなるとも言わなかった。この時はそれがありがたかった。
もし言われてたら、それを本当だと思いたくて、安心したくて、根拠を問い詰めてしまっただろう。そして困らせたに違いない。
クールではいられなかったが、泣きまくっておかしなことになることもなかった。
「リディー、先ほどクジャク公爵さまがおっしゃった通り、クジャク公爵家がお前たちの後ろ盾になってくださる」
あれ、正式な話だったんだ。
「これからエリンとリディーには、領地以外で護衛をつける」
え?
「フランツぐらいに強くなれたら、護衛は考えてもいいが、今は決定事項だ」
「……わたしにも外国からの動きがあるの?」
父さまはそれには答えず、わたしの頭を撫でた。
「キートン夫人の例の件は、お茶の時、みんなに話す」
わたしは頷いた。
ぺこりと頭を下げ、ペリーは踵を返した。
「リディアァーーーー」
ペリーが去ると、ミニーが抱きついてくる。
「ごめんね、怖がらせちゃったね」
「ううん、いつもと違ったけど、怖いわけじゃない。けど、リディア、キレッキレッだったよ」
わたしにしがみついたミニーを、ビリーが剥がしにかかる。
「ビリーも、ごめんね」
「いや、お前はそういえばいつも、何かしら巻き起こすやつだったな。俺が油断してただけだ」
何よ、その不穏なコメントは。
「で、実際何があったんだよ?」
「登録する前の商品を先に販売されたのと、ウチの商品の素材を知るために、人質をとって人にやらせて、馬車を襲撃されたの。馬車が横転して、なんとか助かったけど、本当に危なかったの」
「……ペリーがその片棒を担いでいると思っているのか?」
「わからない。けど、ウチを、領を攻撃するなら、わたしは排除する」
ビリーは視線を落とした。
「何もないことを祈るしかないな」
辛そうなビリーを、ミニーが心配そうに見ていた。
その後、串焼きを一緒に食べて、わたしたちは別れた。
わたしは父さまにペリーとのやりとりを報告してくると、兄さまに告げた。
兄さまも一緒に来ると言ってくれたけど、わたしは自分で言いたいと断った。
「父さま」
「収穫祭見物は、終わりか?」
町の家のお仕事部屋に入り込んでいく。
「父さま、お話があるの」
「ひとり、か?」
もふさまと、もふもふ軍団は一緒だけどね。
父さまはペンを置いて、ソファーへと来てくれた。
わたしはいくつか話すことがあると言って、話し始める。
サブサブサブハウスの管理人であるドロシーには、誰か部屋に近づいたら教えてくれるようお願いしてある。
まずは収穫祭であったことだ。
ハメール大国のドイト伯がエリンを孫の嫁にと考えていて、シンシアダンジョンの報告を深読みして、わたしが王室に嫁ぎ、それによってエリンの立場も向上すると思っている発言をしていたことを言いつける。
ワーウィッツ王国、ヒイロ公爵家のセイヤ君と挨拶を交わしたことも。
その後冒険者に絡まれ、風で束縛したことを話す。
次はペリーのことだ。
「ペネロペ商会が領地で支部を出すこと、父さまは聞いてるんだよね?」
「ああ、報告はあがってきた。ただ、結局あそこのやったことだと証拠はない。だから拒むことはできなかった。商人ギルドに権限があることだしな」
「それはいいんだけど、ペリーはわかっていて乗り込んできたのか、乗せられただけなのか、どちらかはわからない」
「そうだな」
わたしはペリーに宣告してきたことを告げた。
「リディー、なんてことを」
「宣言をしておいた方がいいと思ったの」
「なぜお前が、全てを被るようなことをする?」
父さまが辛そうな顔をむけてくる。
「父さま、アールの店はわたしの店。わたしが売られた喧嘩だもの、わたしが決着つけるよ」
「それで危険があったらどうする?」
「気をつける。でも、領地だったら、わたしはかなり安全だから」
もふさまは犬のようにわふっと吠える。自分もいる、と。
父さまは両手で顔を覆っている。
「……父さま」
「ん?」
顔をあげた父さまが、表情を変える。
立ち上がり、ソファーに座るわたしの目の前で膝をついた。
わたしの頬に触れる。
「どうした?」
クールに話すつもりだったのに、失敗した。
父さまの心配そうな翠の瞳に、今にも泣き出しそうなわたしが映っていた。
「エリンが観た未来視は、わたしが外国に行くものだった」
父さまの目が見開かれる。
「わたしがガゴチに嫁ぐって。兄さまは恐らくバイエルン家の子息とバレて逃げるみたい」
父さまがギュッとわたしを抱きしめた。
髪を撫でる。いつまでも。
もふさまが犬みたいにクゥーンと鳴いた。
ガサゴソ音がしていて、もふさまのリュックの中が揺れているんだろうと想像できた。
「怖かったな」
うん、怖かった。でもエリンとノエルはもっと怖かっただろう。
「帰ってきた時か。エリンとノエルと歩いて帰ってきた時に聞いたんだな?」
抱きしめられたまま、尋ねられる。
「うん。エリンとノエルは、そのことを言えなくて、そんな未来を観たのをエリンは悪いことと思っていて。ふたりはわたしたちを守ろうとしたの」
「守ろうと?」
「ノエルがクジャク家の養子になるって」
「よ、養子?」
「転移の力もわたしたちのことも、伯爵ではなく公爵になれば守れるって思ったみたい。それで、シュタイン家はわたしたちが継げばいいって言ったの。そしたらロビ兄もアラ兄もシュタイン領から離れられないからって」
「それで?」
「それでエリンが何か未来を観たんだと思ったの。わたしがシュタイン領にいないとダメなんだっていうから、わたしが他の国に行く未来を観たのだと思った。その時思い出したの。
ニアと双子が会った時、あの子たちニアにいい態度を取らなかった。その後すぐにアラ兄やロビ兄がガゴチに行くっていうから、エリンはその未来を観たのかと思っていたの。
でも、アラ兄たちじゃなくて、わたしを行かせたくなくて、その国のニアに威嚇したでも、通じると思った。
その未来はすぐか、わたしがもっと大きいか聞いた。もう少し先だって言った」
少しだけ手が緩む。
「そしてエリンがわたしに〝ガゴチにお嫁に行っちゃ嫌〟って言って、ノエルがそれを諫めた。エリンに尋ねたの。わたしは兄さまと婚約してる。その未来で兄さまはどうしているのか」
父さまがわたしの両肩を持って、顔を覗き込む。
「エリンは泣き出して。だからノエルに聞いた。よくわからないけど、悪い人だったってわかって、捕まりそうになって逃げてそのままって。わたしがガゴチの将軍の子供と結婚したって。
エリンが謝るの。泣いて謝るの。
だからね、エリンが教えてくれたから対策が立てられるって言ったの。回避できるはずって。そのために知っていることを教えてもらった」
父さまが再び、わたしを胸にかき抱く。
「別の未来視で盛大な結婚式を観たみたい。だから、16歳まで後4年はあると思う。ふたりにはわたしが父さまに話すから、しばらく秘密にして欲しいってお願いしたの」
ポンポンと背中を叩かれる。
「兄さまに言う?」
父さまはわたしを胸に抱きしめ、天を仰いでいると思う。
「様子をみる。このことはしばらく秘密にしよう」
わたしは胸の中で頷いた。
父さまは安易な慰めごとを口にしなかった。根拠もなく兄さまは大丈夫だとか、きっとなんとかなるとも言わなかった。この時はそれがありがたかった。
もし言われてたら、それを本当だと思いたくて、安心したくて、根拠を問い詰めてしまっただろう。そして困らせたに違いない。
クールではいられなかったが、泣きまくっておかしなことになることもなかった。
「リディー、先ほどクジャク公爵さまがおっしゃった通り、クジャク公爵家がお前たちの後ろ盾になってくださる」
あれ、正式な話だったんだ。
「これからエリンとリディーには、領地以外で護衛をつける」
え?
「フランツぐらいに強くなれたら、護衛は考えてもいいが、今は決定事項だ」
「……わたしにも外国からの動きがあるの?」
父さまはそれには答えず、わたしの頭を撫でた。
「キートン夫人の例の件は、お茶の時、みんなに話す」
わたしは頷いた。
64
お気に入りに追加
1,239
あなたにおすすめの小説
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
【完結】婚姻無効になったので新しい人生始めます~前世の記憶を思い出して家を出たら、愛も仕事も手に入れて幸せになりました~
Na20
恋愛
セレーナは嫁いで三年が経ってもいまだに旦那様と使用人達に受け入れられないでいた。
そんな時頭をぶつけたことで前世の記憶を思い出し、家を出ていくことを決意する。
「…そうだ、この結婚はなかったことにしよう」
※ご都合主義、ふんわり設定です
※小説家になろう様にも掲載しています
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
転生したら、伯爵家の嫡子で勝ち組!だけど脳内に神様ぽいのが囁いて、色々依頼する。これって異世界ブラック企業?それとも社畜?誰か助けて
ゆうた
ファンタジー
森の国編 ヴェルトゥール王国戦記
大学2年生の誠一は、大学生活をまったりと過ごしていた。
それが何の因果か、異世界に突然、転生してしまった。
生まれも育ちも恵まれた環境の伯爵家の嫡男に転生したから、
まったりのんびりライフを楽しもうとしていた。
しかし、なぜか脳に直接、神様ぽいのから、四六時中、依頼がくる。
無視すると、身体中がキリキリと痛むし、うるさいしで、依頼をこなす。
これって異世界ブラック企業?神様の社畜的な感じ?
依頼をこなしてると、いつの間か英雄扱いで、
いろんな所から依頼がひっきりなし舞い込む。
誰かこの悪循環、何とかして!
まったりどころか、ヘロヘロな毎日!誰か助けて
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
母の中で私の価値はゼロのまま、家の恥にしかならないと養子に出され、それを鵜呑みにした父に縁を切られたおかげで幸せになれました
珠宮さくら
恋愛
伯爵家に生まれたケイトリン・オールドリッチ。跡継ぎの兄と母に似ている妹。その2人が何をしても母は怒ることをしなかった。
なのに母に似ていないという理由で、ケイトリンは理不尽な目にあい続けていた。そんな日々に嫌気がさしたケイトリンは、兄妹を超えるために頑張るようになっていくのだが……。
モブに転生したので前世の好みで選んだモブに求婚しても良いよね?
狗沙萌稚
恋愛
乙女ゲーム大好き!漫画大好き!な普通の平凡の女子大生、水野幸子はなんと大好きだった乙女ゲームの世界に転生?!
悪役令嬢だったらどうしよう〜!!
……あっ、ただのモブですか。
いや、良いんですけどね…婚約破棄とか断罪されたりとか嫌だから……。
じゃあヒロインでも悪役令嬢でもないなら
乙女ゲームのキャラとは関係無いモブ君にアタックしても良いですよね?
転生したら使用人の扱いでした~冷たい家族に背を向け、魔法で未来を切り拓く~
沙羅杏樹
恋愛
前世の記憶がある16歳のエリーナ・レイヴンは、貴族の家に生まれながら、家族から冷遇され使用人同然の扱いを受けて育った。しかし、彼女の中には誰も知らない秘密が眠っていた。
ある日、森で迷い、穴に落ちてしまったエリーナは、王国騎士団所属のリュシアンに救われる。彼の助けを得て、エリーナは持って生まれた魔法の才能を開花させていく。
魔法学院への入学を果たしたエリーナだが、そこで待っていたのは、クラスメイトたちの冷たい視線だった。しかし、エリーナは決して諦めない。友人たちとの絆を深め、自らの力を信じ、着実に成長していく。
そんな中、エリーナの出生の秘密が明らかになる。その事実を知った時、エリーナの中に眠っていた真の力が目覚める。
果たしてエリーナは、リュシアンや仲間たちと共に、迫り来る脅威から王国を守り抜くことができるのか。そして、自らの出生の謎を解き明かし、本当の幸せを掴むことができるのか。
転生要素は薄いかもしれません。
最後まで執筆済み。完結は保障します。
前に書いた小説を加筆修正しながらアップしています。見落としがないようにしていますが、修正されてない箇所があるかもしれません。
長編+戦闘描写を書いたのが初めてだったため、修正がおいつきません⋯⋯拙すぎてやばいところが多々あります⋯⋯。
カクヨム様にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる