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11章 学園祭
第446話 主役はあくまで勇者さま
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どんよりした気持ちを払拭しようと、頭を振った。
客呼びでもするか。
「おいしいクレープはいかがですか? メニューが多くて迷ったらトッピング付け足しは100ギル! チョコは200ギル! 甘いのでおすすめは、生クリームにバナーナとチョコのトッピング。ベリー好きな方は、生クリームにベリーとチョコをトッピング。甘いものが苦手な人にはちゃんとしょっぱいのもありますよ。ソーセージとチーズ、ピリッと辛子をきかせたマヨソースが人気です!」
声を張り上げた。
人を呼び込んでいるうちに元気になってきて、メンタルも回復してきた。気がつけば劇に向かう時間だ。
わたしはみんなに挨拶をして、快く頑張っておいでと追い出された。
相変わらず、売り上げはわたしに預けられた。収納ポケットに入れてある。
妖精の衣装に着替えて、講堂に赴く。
手を引っ張られて驚く。すっと横道に連れていかれ、ギュッと後ろから抱きしめられ、耳に囁かれる。
「私の妖精はこんな衣装だったんだね?」
「に、兄さま!?」
な、なんか、きょ、距離を縮めすぎでは?
「まったく、かわいいけど、他の人に見せて欲しくないな」
み、耳に息がかかる。
昨日の今日で刺激的すぎるんですけど!
うわーん、もふさま。もふさまを見ると、もふさまが兄さまの足を踏んだ。
兄さまは小さく息をついて、わたしを離す。
「リディー、止められると思って、内緒にしてたんだね?」
「そ、そういうわけじゃないけど」
見上げると、兄さまが今度は上を向く。
「まいったなぁ。かわいすぎる。人に見せるのは危険だ。閉じ込めてしまおうか」
「兄さまのわたしを見る目が、甘いだけだから大丈夫。ねぇ、わたし、少しあがってるの。兄さま、励まして送り出して」
お願いすれば、兄さまはいつものように優しく微笑んでくれた。
「そうだね。私のリディーはいつもなんだって乗り越えていく。どんな出来事があっても君はうまく乗り切れる」
兄さまはそう言ってわたしのおでこにおでこを寄せた。
「コホン」
?
咳払いしたのはアダムだ。後ろにはアイデラ、イシュメル、オスカーが揃っていた。
見られたと思うとカーッと顔が熱くなる。
「前の人たちが終わったらすぐ次の上演だって。裏に入ってって」
アイデラが教えてくれた。
「リディー、客席で見てるよ。頑張って」
「うん、ありがと」
兄さまに答えて、みんなの後ろについていく。
アイデラに肘で突かれた。
「な、何よ」
小さい声で抗議する。
「いいわねー。婚約者の励まし?」
「お前ら、気ぃ抜いてんじゃねーぞ?」
アイデラの発言にかぶせるようにイシュメルが言ってきた。
「はーい」
とアイデラが答える。
別に気を抜いてなんか……。
舞台裏に入っていくと、きれいな歌声が聞こえてきた。この声はヤーガンさまだ。わたしたちの劇の前はコーラスクラブだったようだ。独唱を終え、他の人たちの声と合わさる。それでもヤーガンさまの歌声とわかるぐらい響いている。
聞いてると清々しい気持ちになっていくと言うか、なんか背筋が伸びる気がする。
みんな集まっていた。円陣はさすがに組めないので、みんなで手だけを合わせる。イシュメルが小さい声で、勇者はやりたい人の先着順となることを告げる。やりたがる人ではあるけど、好意的であるかはわからない。でも、俺たちは役になり切って、最後の公演を楽しもうと結んだ。そうだ、Aグループはこれが最後の公演だ。
わたしたちは頷き合った。
歌が終わり、伴奏もやみ、拍手が割れんばかりに。
コーラスクラブの演奏が終わり、1年D組の劇が始まるとアナウンスされた。
ジニーのナレーションが始まった。端から幕の外を覗き込むと、かなりな観客数。ごくんと唾を飲み込む。これ、頭の中が真っ白になりそう。
音楽隊での経験がなかったら、あがっちゃってヤバかったかも。
そのときアダムが小声でめちゃくちゃいいことを言った。
「主役はあくまで勇者さまだよ。僕たちはそれを盛り立てるだけ」
ああ、そうだ。勇者さまを引き込んで楽しんでもらう。
「あの村に迷い込んできた人たちは助けてくれないかな?」
心底助けを求める声がする。
舞台の子供たちが一斉に観客たちを見ているはずだ。
覗き込むと観客数でびびりまくってしまいそうなので、もう見ないことにした。幕の後ろで物語の進行を見守る。
「俺たちの弟が、魔物に連れ去られてしまったんだ! お願いだ、一緒に行って魔物を倒してくれない? レズリーを助けてくれない?」
アダムがナレーションを入れた。いつもより、心持ち声が高い気がする。あがってるのかな? ……あのアダムが?
「さぁ、子供たちと一緒に魔物を倒しレズリーを助けてくださる勇者さまはいませんか? 参加してくださる方は、合図の後、挙手をお願いします。先着5名さまに舞台に上がっていただきたく思います。では挙手を」
「そちらと、はい、そちら。後、はい、はい、はい。舞台までお願いします」
イシュメルが指を差すか、したんだろう。
すぐに挙手をしてくれたみたいで、一瞬で決まったようだ。舞台へも急いで上がってくれたみたい。少しざわついたけれど、物語は順調に進んでいく。
魔物を倒すシーンでは「これは愉快だ」と言う声が聞こえた。
水魔法と言われれば、ミストシャワーを撒いた。舞台裏から舞台を見ずにやる。〝全体に撒く〟だから、できることだ。客席にもちょっとお裾分け。
驚きの声があがってる。
さて、祝福の剣が出たので、わたしの出番だ。
「うるさいわねー、ちっとも寝られないじゃない!」
プリプリ怒って登場。何気にこのシーンは好きだ。わかりやすい感情は演じやすい。そして勇者さまたちとご対面して、大いに驚いた。
ひとりはあの銀髪の少年だ。屋台で助けてくれた人。その割に辛辣な言葉で諫めてきた人。
もうひとりは、わたしにクレープを持ってこいと言った王族の少年だ。
あと5年生かと思える背の高い先輩に、なんか怖そうな先輩。
それとケラとよく一緒にいる1年生だった。
パニックになりかけたが、すんでのところで持ち直す。
わたしは妖精だと名乗り出て、そして助けを請う。ごねられたらどうしようと思ったが、すんなりと助けると言ってくれてほっとした。
そして一緒に魔物を倒す際、背の高い先輩に足を引っ掛けられた。
転ぶ! トランポリンの下敷きがあるから余計に弾みをつけてすっ転びそうになったところを、銀髪にグイッとかかえられてことなきを得た。
「あ、ありがとう」
「おい、お前、今わざと足をひっかけただろう?」
王族少年が背の高い先輩に食ってかかった。
「違いますよ、その妖精が勝手に引っかかったんです」
いや、足がニョキッと出てくるのを見た。それも彼がいく方向と違う方に。絶対足を引っ掛けられた。喧嘩を吹っかけられた。売られた喧嘩は買う主義だが、今は劇中。
「勇者さま、ありがとうございます。わたしが足を引っ掛けました。そちらの勇者さまも申し訳ありません。そんなことより、あっちから魔物がやってきます。魔法を!」
魔石を投げたり剣を振るったりして魔法を使い、2階も制圧。3階へと赴く。元村人のリキより真相が語られた。
客呼びでもするか。
「おいしいクレープはいかがですか? メニューが多くて迷ったらトッピング付け足しは100ギル! チョコは200ギル! 甘いのでおすすめは、生クリームにバナーナとチョコのトッピング。ベリー好きな方は、生クリームにベリーとチョコをトッピング。甘いものが苦手な人にはちゃんとしょっぱいのもありますよ。ソーセージとチーズ、ピリッと辛子をきかせたマヨソースが人気です!」
声を張り上げた。
人を呼び込んでいるうちに元気になってきて、メンタルも回復してきた。気がつけば劇に向かう時間だ。
わたしはみんなに挨拶をして、快く頑張っておいでと追い出された。
相変わらず、売り上げはわたしに預けられた。収納ポケットに入れてある。
妖精の衣装に着替えて、講堂に赴く。
手を引っ張られて驚く。すっと横道に連れていかれ、ギュッと後ろから抱きしめられ、耳に囁かれる。
「私の妖精はこんな衣装だったんだね?」
「に、兄さま!?」
な、なんか、きょ、距離を縮めすぎでは?
「まったく、かわいいけど、他の人に見せて欲しくないな」
み、耳に息がかかる。
昨日の今日で刺激的すぎるんですけど!
うわーん、もふさま。もふさまを見ると、もふさまが兄さまの足を踏んだ。
兄さまは小さく息をついて、わたしを離す。
「リディー、止められると思って、内緒にしてたんだね?」
「そ、そういうわけじゃないけど」
見上げると、兄さまが今度は上を向く。
「まいったなぁ。かわいすぎる。人に見せるのは危険だ。閉じ込めてしまおうか」
「兄さまのわたしを見る目が、甘いだけだから大丈夫。ねぇ、わたし、少しあがってるの。兄さま、励まして送り出して」
お願いすれば、兄さまはいつものように優しく微笑んでくれた。
「そうだね。私のリディーはいつもなんだって乗り越えていく。どんな出来事があっても君はうまく乗り切れる」
兄さまはそう言ってわたしのおでこにおでこを寄せた。
「コホン」
?
咳払いしたのはアダムだ。後ろにはアイデラ、イシュメル、オスカーが揃っていた。
見られたと思うとカーッと顔が熱くなる。
「前の人たちが終わったらすぐ次の上演だって。裏に入ってって」
アイデラが教えてくれた。
「リディー、客席で見てるよ。頑張って」
「うん、ありがと」
兄さまに答えて、みんなの後ろについていく。
アイデラに肘で突かれた。
「な、何よ」
小さい声で抗議する。
「いいわねー。婚約者の励まし?」
「お前ら、気ぃ抜いてんじゃねーぞ?」
アイデラの発言にかぶせるようにイシュメルが言ってきた。
「はーい」
とアイデラが答える。
別に気を抜いてなんか……。
舞台裏に入っていくと、きれいな歌声が聞こえてきた。この声はヤーガンさまだ。わたしたちの劇の前はコーラスクラブだったようだ。独唱を終え、他の人たちの声と合わさる。それでもヤーガンさまの歌声とわかるぐらい響いている。
聞いてると清々しい気持ちになっていくと言うか、なんか背筋が伸びる気がする。
みんな集まっていた。円陣はさすがに組めないので、みんなで手だけを合わせる。イシュメルが小さい声で、勇者はやりたい人の先着順となることを告げる。やりたがる人ではあるけど、好意的であるかはわからない。でも、俺たちは役になり切って、最後の公演を楽しもうと結んだ。そうだ、Aグループはこれが最後の公演だ。
わたしたちは頷き合った。
歌が終わり、伴奏もやみ、拍手が割れんばかりに。
コーラスクラブの演奏が終わり、1年D組の劇が始まるとアナウンスされた。
ジニーのナレーションが始まった。端から幕の外を覗き込むと、かなりな観客数。ごくんと唾を飲み込む。これ、頭の中が真っ白になりそう。
音楽隊での経験がなかったら、あがっちゃってヤバかったかも。
そのときアダムが小声でめちゃくちゃいいことを言った。
「主役はあくまで勇者さまだよ。僕たちはそれを盛り立てるだけ」
ああ、そうだ。勇者さまを引き込んで楽しんでもらう。
「あの村に迷い込んできた人たちは助けてくれないかな?」
心底助けを求める声がする。
舞台の子供たちが一斉に観客たちを見ているはずだ。
覗き込むと観客数でびびりまくってしまいそうなので、もう見ないことにした。幕の後ろで物語の進行を見守る。
「俺たちの弟が、魔物に連れ去られてしまったんだ! お願いだ、一緒に行って魔物を倒してくれない? レズリーを助けてくれない?」
アダムがナレーションを入れた。いつもより、心持ち声が高い気がする。あがってるのかな? ……あのアダムが?
「さぁ、子供たちと一緒に魔物を倒しレズリーを助けてくださる勇者さまはいませんか? 参加してくださる方は、合図の後、挙手をお願いします。先着5名さまに舞台に上がっていただきたく思います。では挙手を」
「そちらと、はい、そちら。後、はい、はい、はい。舞台までお願いします」
イシュメルが指を差すか、したんだろう。
すぐに挙手をしてくれたみたいで、一瞬で決まったようだ。舞台へも急いで上がってくれたみたい。少しざわついたけれど、物語は順調に進んでいく。
魔物を倒すシーンでは「これは愉快だ」と言う声が聞こえた。
水魔法と言われれば、ミストシャワーを撒いた。舞台裏から舞台を見ずにやる。〝全体に撒く〟だから、できることだ。客席にもちょっとお裾分け。
驚きの声があがってる。
さて、祝福の剣が出たので、わたしの出番だ。
「うるさいわねー、ちっとも寝られないじゃない!」
プリプリ怒って登場。何気にこのシーンは好きだ。わかりやすい感情は演じやすい。そして勇者さまたちとご対面して、大いに驚いた。
ひとりはあの銀髪の少年だ。屋台で助けてくれた人。その割に辛辣な言葉で諫めてきた人。
もうひとりは、わたしにクレープを持ってこいと言った王族の少年だ。
あと5年生かと思える背の高い先輩に、なんか怖そうな先輩。
それとケラとよく一緒にいる1年生だった。
パニックになりかけたが、すんでのところで持ち直す。
わたしは妖精だと名乗り出て、そして助けを請う。ごねられたらどうしようと思ったが、すんなりと助けると言ってくれてほっとした。
そして一緒に魔物を倒す際、背の高い先輩に足を引っ掛けられた。
転ぶ! トランポリンの下敷きがあるから余計に弾みをつけてすっ転びそうになったところを、銀髪にグイッとかかえられてことなきを得た。
「あ、ありがとう」
「おい、お前、今わざと足をひっかけただろう?」
王族少年が背の高い先輩に食ってかかった。
「違いますよ、その妖精が勝手に引っかかったんです」
いや、足がニョキッと出てくるのを見た。それも彼がいく方向と違う方に。絶対足を引っ掛けられた。喧嘩を吹っかけられた。売られた喧嘩は買う主義だが、今は劇中。
「勇者さま、ありがとうございます。わたしが足を引っ掛けました。そちらの勇者さまも申し訳ありません。そんなことより、あっちから魔物がやってきます。魔法を!」
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