409 / 799
10章 準備が大切、何事も
第409話 オババさまの占い⑦誘導
しおりを挟む
父さまの肩越しで頷き、早口に言い募る。
「近くにずっともふさま、聖なる者がいたから、大きくならなかったんだろうって。6年も大きくならなかったのなら、これからも大きくなることはないだろうって。
わたし、運がいいの。元々瘴気スペースも少ないから瘴気は増えなかったし、自分で光魔法をかけていたからそれも効いてるかもしれない。もふさまとずっと一緒だったからそれも作用した。ああ、アオもラッキーバードだもん、そんなことがうまく重なって、呪いは残ってしまっているけれど、ベアにも感知されないくらいの、ステータス異常にも出ないぐらい小さなものなんだと思う。ただ……」
「ただ?」
わたしを抱きしめたままの父さまに優しく促される。
「呪いの瘴気は増えたくて、増やしたくて、引き寄せる性質があるって。引き寄せたり増幅させる性質があるんだって」
抱え込む手に力が入る。
「今までも引き寄せていたけれど、わたしは瘴気を大きくすることもなく、切り抜けられた。だから、心配しないで!」
「リーの中の呪いはどうすれば消えるの?」
後ろからアラ兄に尋ねられる。
「元々の呪いを作った術師か、その術師よりうわまわる実力の呪術師なら解けるって」
「絶対見つける」
父さまが低い声で言った。決意の深さがうかがえる。父さまはわたしたちのためなら、王族にだって静かに仕掛ける人だ。
「ううん、父さま。みんなも。もし呪術師の情報がわかったら教えて欲しいけど、そこからコンタクトとるのはわたしがしたいの。時間の取れる長い休みには呪術師を探しに行く。それでわたしに巣食う呪いを完全に解いてもらう。だから協力してください!」
父さまがゆっくりとわたしの肩を持って顔を見るようにする。
「母さまには絶対内緒ね。秘密だから、わたしが呪いを解きに行くにはみんなの協力が必要なの」
「リディー」
父さまに再びぎゅーっと抱きしめられる。それはとても長く続いた。
「……もしかして今までリーに向いた悪意って」
アラ兄の呟きが聞こえた。
わたしは父さまに思い切りぎゅっと抱きついて、〝大丈夫〟を伝える。
少しして緩んだ腕をとく。父さまににっと笑って見せて。
それからアラ兄に振り返って答える。
「うん、可能性はある。わたしに巣食う呪いの瘴気が、誰かの瘴気を増幅させていたのかもしれない」
みんながいたたまれない顔をするから笑ってみせる。
「オババさまが言ってくれたんだけど、確かに増幅させたのはわたしかもしれないけど、増幅させられるような瘴気をその人が持っていたのも事実だし、わたしが〝無事〟ってことはその瘴気を滅してその人を助けたんだって。……わたしはその考えにすがろうと思う」
「なー、リディー」
父さまに優しく呼びかけられた。
振り返ると、父さまがわたしの頬に両手を添えた。
「ありがとうな、母さまを守ってくれて。エリンとノエルに会わせてくれて」
そう言ってくれたから、わたしは心から笑うことができた。
「うん、母さまを守れてよかった。エリンとノエルに会えて本当によかった!」
夜も更けていた。明日も普通に学園なので、そこでお開きにした。
少し顔色の悪い兄さまが少し話せるかな?と部屋に来た。
わたしは招き入れる。
兄さまに抱きしめられた。小さな子供がお気に入りのおもちゃを取り返して、もう取られるもんかとかき抱くみたいに。
「……兄さま、苦しい」
少し我慢してみたが、長くは無理と思って腕を軽く叩く。
「ご、ごめん」
すぐに緩んだ。近くでもふさまが少し心配げにこちらを見ていた。
わたしは目で大丈夫だと合図した。
「怖いだろう?」
胸の中で答える。
「怖くないといえば嘘になる。だけど、わたし本当に運がいいの。この6年間やり過ごしてきたように、これからもなんとかしていけると思う。でもできれば〝呪い〟はなくしたいから、呪術師を探して完全に呪いを無くしたいの。協力してくれる?」
兄さまが答えてくれない。顔をあげると、切なげな瞳で見下ろされていた。
「リディーは策士だ。リディーの思い通りになるように私を誘導している」
「え、どういうこと?」
「そんなふうに言われたら、私は協力するしかないじゃないか」
兄さまはため息をついた。
「協力するけど。どうしたら、リディーを守れるんだろうね?」
「兄さま、わたしを守ってね? わたしも兄さまを守るから」
「……リディー、君を安全なところに閉じ込めてしまいたいよ」
その呟きは心からの声で、いたたまれなくもなるが、実行されたら困る。
「閉じこもっていたら、兄さまを守れないよ」
「ごめん……無理に笑わないで。私の前で無理しなくていいから」
「みんなわたしを甘やかしすぎ! わたし、大丈夫だから」
やりたいことをやってきた。望んだことをやってきた。そう行動できたことは恵まれていて、後悔もない。けれどこれからも後悔をしないためには、わたしは顔をあげる必要があるだけだ。
「私のお姫さまは、強がりでたくましい」
「……強くてたくましいの!」
兄さまはわたしから手を離してホールドアップをした。
「わかったよ。私は何をすればいい?」
「わたしはこれから呪術師の情報を集めるつもり。学園にいる時は図書室にそういった本がないかを」
わたしは占星術に潜んでいた呪術のことを話し、そしてその他の職種にもきっと切っては切り離せない部分が残っているだろうことを話した。
「なるほどね」
「でもね、兄さま、兄さまもやることがいっぱいあるでしょ。学園のことだけじゃなく、侯爵家のことも、メロディー嬢のことも、生徒会のことも。わたしのは切羽詰まっているわけじゃないから、時間がある時にと考えて」
アラ兄にもロビ兄にもお願いするつもりだ。アラ兄には魔具に関する本、ロビ兄には騎士とか魔法戦とかそういった本。クラブ活動の延長の調べごととすれば、怪しまれないと思うから。
「……わかった」
兄さまとおやすみの挨拶をする。
「主人さま、リディーをよろしくお願いします」
兄さまはもふさまにわたしのことをお願いした。そして踵を返す。
なぜかその時、わたしは胸がキューッと締めつけられるような気がした。
「近くにずっともふさま、聖なる者がいたから、大きくならなかったんだろうって。6年も大きくならなかったのなら、これからも大きくなることはないだろうって。
わたし、運がいいの。元々瘴気スペースも少ないから瘴気は増えなかったし、自分で光魔法をかけていたからそれも効いてるかもしれない。もふさまとずっと一緒だったからそれも作用した。ああ、アオもラッキーバードだもん、そんなことがうまく重なって、呪いは残ってしまっているけれど、ベアにも感知されないくらいの、ステータス異常にも出ないぐらい小さなものなんだと思う。ただ……」
「ただ?」
わたしを抱きしめたままの父さまに優しく促される。
「呪いの瘴気は増えたくて、増やしたくて、引き寄せる性質があるって。引き寄せたり増幅させる性質があるんだって」
抱え込む手に力が入る。
「今までも引き寄せていたけれど、わたしは瘴気を大きくすることもなく、切り抜けられた。だから、心配しないで!」
「リーの中の呪いはどうすれば消えるの?」
後ろからアラ兄に尋ねられる。
「元々の呪いを作った術師か、その術師よりうわまわる実力の呪術師なら解けるって」
「絶対見つける」
父さまが低い声で言った。決意の深さがうかがえる。父さまはわたしたちのためなら、王族にだって静かに仕掛ける人だ。
「ううん、父さま。みんなも。もし呪術師の情報がわかったら教えて欲しいけど、そこからコンタクトとるのはわたしがしたいの。時間の取れる長い休みには呪術師を探しに行く。それでわたしに巣食う呪いを完全に解いてもらう。だから協力してください!」
父さまがゆっくりとわたしの肩を持って顔を見るようにする。
「母さまには絶対内緒ね。秘密だから、わたしが呪いを解きに行くにはみんなの協力が必要なの」
「リディー」
父さまに再びぎゅーっと抱きしめられる。それはとても長く続いた。
「……もしかして今までリーに向いた悪意って」
アラ兄の呟きが聞こえた。
わたしは父さまに思い切りぎゅっと抱きついて、〝大丈夫〟を伝える。
少しして緩んだ腕をとく。父さまににっと笑って見せて。
それからアラ兄に振り返って答える。
「うん、可能性はある。わたしに巣食う呪いの瘴気が、誰かの瘴気を増幅させていたのかもしれない」
みんながいたたまれない顔をするから笑ってみせる。
「オババさまが言ってくれたんだけど、確かに増幅させたのはわたしかもしれないけど、増幅させられるような瘴気をその人が持っていたのも事実だし、わたしが〝無事〟ってことはその瘴気を滅してその人を助けたんだって。……わたしはその考えにすがろうと思う」
「なー、リディー」
父さまに優しく呼びかけられた。
振り返ると、父さまがわたしの頬に両手を添えた。
「ありがとうな、母さまを守ってくれて。エリンとノエルに会わせてくれて」
そう言ってくれたから、わたしは心から笑うことができた。
「うん、母さまを守れてよかった。エリンとノエルに会えて本当によかった!」
夜も更けていた。明日も普通に学園なので、そこでお開きにした。
少し顔色の悪い兄さまが少し話せるかな?と部屋に来た。
わたしは招き入れる。
兄さまに抱きしめられた。小さな子供がお気に入りのおもちゃを取り返して、もう取られるもんかとかき抱くみたいに。
「……兄さま、苦しい」
少し我慢してみたが、長くは無理と思って腕を軽く叩く。
「ご、ごめん」
すぐに緩んだ。近くでもふさまが少し心配げにこちらを見ていた。
わたしは目で大丈夫だと合図した。
「怖いだろう?」
胸の中で答える。
「怖くないといえば嘘になる。だけど、わたし本当に運がいいの。この6年間やり過ごしてきたように、これからもなんとかしていけると思う。でもできれば〝呪い〟はなくしたいから、呪術師を探して完全に呪いを無くしたいの。協力してくれる?」
兄さまが答えてくれない。顔をあげると、切なげな瞳で見下ろされていた。
「リディーは策士だ。リディーの思い通りになるように私を誘導している」
「え、どういうこと?」
「そんなふうに言われたら、私は協力するしかないじゃないか」
兄さまはため息をついた。
「協力するけど。どうしたら、リディーを守れるんだろうね?」
「兄さま、わたしを守ってね? わたしも兄さまを守るから」
「……リディー、君を安全なところに閉じ込めてしまいたいよ」
その呟きは心からの声で、いたたまれなくもなるが、実行されたら困る。
「閉じこもっていたら、兄さまを守れないよ」
「ごめん……無理に笑わないで。私の前で無理しなくていいから」
「みんなわたしを甘やかしすぎ! わたし、大丈夫だから」
やりたいことをやってきた。望んだことをやってきた。そう行動できたことは恵まれていて、後悔もない。けれどこれからも後悔をしないためには、わたしは顔をあげる必要があるだけだ。
「私のお姫さまは、強がりでたくましい」
「……強くてたくましいの!」
兄さまはわたしから手を離してホールドアップをした。
「わかったよ。私は何をすればいい?」
「わたしはこれから呪術師の情報を集めるつもり。学園にいる時は図書室にそういった本がないかを」
わたしは占星術に潜んでいた呪術のことを話し、そしてその他の職種にもきっと切っては切り離せない部分が残っているだろうことを話した。
「なるほどね」
「でもね、兄さま、兄さまもやることがいっぱいあるでしょ。学園のことだけじゃなく、侯爵家のことも、メロディー嬢のことも、生徒会のことも。わたしのは切羽詰まっているわけじゃないから、時間がある時にと考えて」
アラ兄にもロビ兄にもお願いするつもりだ。アラ兄には魔具に関する本、ロビ兄には騎士とか魔法戦とかそういった本。クラブ活動の延長の調べごととすれば、怪しまれないと思うから。
「……わかった」
兄さまとおやすみの挨拶をする。
「主人さま、リディーをよろしくお願いします」
兄さまはもふさまにわたしのことをお願いした。そして踵を返す。
なぜかその時、わたしは胸がキューッと締めつけられるような気がした。
62
お気に入りに追加
1,227
あなたにおすすめの小説
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
どーでもいいからさっさと勘当して
水
恋愛
とある侯爵貴族、三兄妹の真ん中長女のヒルディア。優秀な兄、可憐な妹に囲まれた彼女の人生はある日をきっかけに転機を迎える。
妹に婚約者?あたしの婚約者だった人?
姉だから妹の幸せを祈って身を引け?普通逆じゃないっけ。
うん、まあどーでもいいし、それならこっちも好き勝手にするわ。
※ザマアに期待しないでください
料理スキルで完璧な料理が作れるようになったから、異世界を満喫します
黒木 楓
恋愛
隣の部屋の住人というだけで、女子高生2人が行った異世界転移の儀式に私、アカネは巻き込まれてしまう。
どうやら儀式は成功したみたいで、女子高生2人は聖女や賢者といったスキルを手に入れたらしい。
巻き込まれた私のスキルは「料理」スキルだけど、それは手順を省略して完璧な料理が作れる凄いスキルだった。
転生者で1人だけ立場が悪かった私は、こき使われることを恐れてスキルの力を隠しながら過ごしていた。
そうしていたら「お前は不要だ」と言われて城から追い出されたけど――こうなったらもう、異世界を満喫するしかないでしょう。
捨てられた侯爵夫人の二度目の人生は皇帝の末の娘でした。
クロユキ
恋愛
「俺と離婚して欲しい、君の妹が俺の子を身籠った」
パルリス侯爵家に嫁いだソフィア・ルモア伯爵令嬢は結婚生活一年目でソフィアの夫、アレック・パルリス侯爵に離婚を告げられた。結婚をして一度も寝床を共にした事がないソフィアは白いまま離婚を言われた。
夫の良き妻として尽くして来たと思っていたソフィアは悲しみのあまり自害をする事になる……
誤字、脱字があります。不定期ですがよろしくお願いします。
私がいなくなった部屋を見て、あなた様はその心に何を思われるのでしょうね…?
新野乃花(大舟)
恋愛
貴族であるファーラ伯爵との婚約を結んでいたセイラ。しかし伯爵はセイラの事をほったらかしにして、幼馴染であるレリアの方にばかり愛情をかけていた。それは溺愛と呼んでもいいほどのもので、そんな行動の果てにファーラ伯爵は婚約破棄まで持ち出してしまう。しかしそれと時を同じくして、セイラはその姿を伯爵の前からこつぜんと消してしまう。弱気なセイラが自分に逆らう事など絶対に無いと思い上がっていた伯爵は、誰もいなくなってしまったセイラの部屋を見て…。
※カクヨム、小説家になろうにも投稿しています!
【書籍化決定】断罪後の悪役令嬢に転生したので家事に精を出します。え、野獣に嫁がされたのに魔法が解けるんですか?
氷雨そら
恋愛
皆さまの応援のおかげで、書籍化決定しました!
気がつくと怪しげな洋館の前にいた。後ろから私を乱暴に押してくるのは、攻略対象キャラクターの兄だった。そこで私は理解する。ここは乙女ゲームの世界で、私は断罪後の悪役令嬢なのだと、
「お前との婚約は破棄する!」というお約束台詞が聞けなかったのは残念だったけれど、このゲームを私がプレイしていた理由は多彩な悪役令嬢エンディングに惚れ込んだから。
しかも、この洋館はたぶんまだ見ぬプレミアム裏ルートのものだ。
なぜか、新たな婚約相手は現れないが、汚れた洋館をカリスマ家政婦として働いていた経験を生かしてぴかぴかにしていく。
そして、数日後私の目の前に現れたのはモフモフの野獣。そこは「野獣公爵断罪エンド!」だった。理想のモフモフとともに、断罪後の悪役令嬢は幸せになります!
✳︎ 小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。
【完結・短編】婚約破棄された悪役令嬢は、隣国でもふもふの息子と旦那様を手に入れる
未知香
恋愛
フィリーナは、婚約者の護衛に突き飛ばされここが前世の乙女ゲームの世界であることに気が付いた。
……そして、今まさに断罪されている悪役令嬢だった。
婚約者は憎しみを込めた目でフィリーナを見て、婚約破棄を告げた。
ヒロインであろう彼女は、おびえるように婚約者の腕に顔をくっつけて、勝ち誇ったように唇をゆがめた。
……ああ、はめられた。
断罪された悪役令嬢が、婚約破棄され嫁がされた獣人の国で、可愛い息子に気に入られ、素敵な旦那様と家族みなで幸せになる話です。
ハイエルフの幼女に転生しました。
レイ♪♪
ファンタジー
ネグレクトで、死んでしまったレイカは
神様に転生させてもらって新しい世界で
たくさんの人や植物や精霊や獣に愛されていく
死んで、ハイエルフに転生した幼女の話し。
ゆっくり書いて行きます。
感想も待っています。
はげみになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる