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10章 準備が大切、何事も
第406話 オババさまの占い④大盤振舞
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「6年前だと!?」
オババさまは少し驚いたようだ。
「はっ、それなら心配ないだろう。6年も抑えられたのなら、これからも表に出てくるような呪いには成長しないはず。だが……それにしては……」
オババさまは微かに首を傾げた。
「呪いとは違う何かも……呪術に関わったのはそれだけか?」
「……同じく6年前、呪符を使われました」
「引き寄せたか……」
『引き寄せたとはどういうことだ?』
もふさまが吠えて、無言でオババさまに促される。
「引き寄せたとはどういうことだ?、と」
「呪術とは瘴気を術式に編み込んだもの。瘴気は引き寄せたり増幅する性質がある」
わたしの喉がごくりと鳴った。呪術は瘴気を扱うものだったんだ。
……あの真っ黒のあれ、瘴気だったんだ。
『リディアは生まれながらに瘴気が少ない』
じろりと見られたので通訳する。
「なるほどな。いくつものことに娘は救われているのじゃな。瘴気は増えようにも元々の瘴気の容量が少ないゆえに思うように増やせなかったのだろう。だから、外から引き寄せるようにした。瘴気を多く持つものや、瘴気を大きく成長させられる者を選び引き寄せたはず。お門違いのことで憎まれることはなかったか? とても小さな躓きが膨れあがり、憎しみをぶつけられることはなかったか?」
「……それはつまり、わたしは呪いによって人の瘴気を増幅させたり、呼び寄せたりしてしまうということですか?」
「そういう面も持つだろう」
……今まであった数々のことは、わたしが引き寄せたということ?
あれ、待って。
わたしの呪いがなければ、瘴気が増幅されて憎しみをぶつけられることはなかったということ?
まさか、わたしがいたからわたしの呪いのせいで、誰かの瘴気が膨れ上がったってこと?
わたしの心の葛藤を見透かすように、オババさまは言った。
「だが、誰かの憎しみも、その者だけが持つもの。決してお前のものではない。ゆえに増幅されたとしても、増幅を望んだのはその者の性《さが》」
『リディアに巣食う呪いはどうしたら解けるのだ?』
「わたしに巣食う呪いはどうしたら解けますか?」
「その呪いを作った術師か、その術師をうわまわる優れた者だけが解くことができる」
……僅かでも可能性が残っていてよかった。
禁止された呪術だが、呪いや呪符、怨護りが6年前までは出回っていた。
呪術師は、呪術師だった人は、まだいるはずだ。
「お前は瘴気を引き寄せ、なんなら増幅させたこともあるだろう。けれど、今お主が生きているということは、その瘴気を増やすことなく消滅させてきたということ。どうしてそうなったのか、それはワシにもわからない。だが、ひとつわかることがある。たとえ引き寄せ増幅させても、お主がその瘴気に負けなければ、瘴気を増幅させたその者も助かる。ゆめゆめそれを忘れるでないぞ」
わたしはこの機会にもっといろんなことをオババさまに聞くべきだったんだけど、この時点ですでにわたしの頭はオーバーヒートだった。だから、瘴気を増幅させた人がどうなっていくとか、〝その者も助かる〟ということは、助からないとはどういうことなのかとか、尋ねるべきことを思いつかなかった。
オババさまは唐突にテーブルを叩いた。
「星見をしないのはワシの矜恃が廃る。娘の未来を見てやろう。一般的な未来視だ」
オババさまは右手と左手でリズムをとった。それから透明なボールを持っているような手つきをした。見えていないそのテーブルの上の小宇宙に星々の軌跡が見えるかのように。
「困難は待ち受ける。決して楽な道ではないだろう。だが、やり遂げる。お前はお前が助けたいくつものことから、また助けられ、最終的に願いを叶える。そう出ておる」
オババさまはにっこりと笑った。
「望みがあれば求めよ。さすれば星は導かん。そなたの未来に星々が力を貸してくれるだろう」
大盤振る舞いにいろいろ教えてもらった。情報過多だ。
「数々のご教授、ありがとうございました」
オババさまがチリンと手サイズのベルを鳴らすと、若い女性が入ってきてわたしたちを外へと促した。
わたしたちは王子殿下にもお礼を言って、馬車で家へと送ってもらった。
ヒルデさんにもお礼を言って、アイリス嬢ともさよならし、馬車を降りる。
出迎えてくれたアルノルトによれば、兄さまとアラ兄、ロビ兄はフォンタナ家に行っていて、もうすぐ帰ってくるとのことだ。
わたしは一休みすると言って、部屋に入った。
最初に聞いた時は今日聞いたことは墓場まで持っていくぐらいの気持ちだった。母さまが知ったらひっくり返っちゃうよ。自分への呪いを娘に残してしまったとわかったら。これは言えない。
それにわたしが瘴気増幅器だと知ったら、それこそ閉じ込められちゃう。途中、そうするべきなのかとも思ったけれど。オババさまが言ってくれたから。
わたしが負けないことで、増幅させた瘴気の持ち主も助かるのだと。わたしはその言葉にすがろうと思う。なるべく瘴気が増幅されそうなことには近寄らないようにするけど、こればかりはどうしようもなく、引き寄せてしまったりもするのだろう。だから今まで以上に気をつける。でも何か起きたら……これはもう今までみたいに頑張ってなんとかしていくしかない。
今のところ呪いとまでには発展していないみたいだけど、それがいつまでそうなのかはわからない。引き寄せたり増幅されたりも困る。6年も大きくならなかったのだからとは思うけど、絶対とは誰にも言えないのだ。もし確実な〝呪い〟と育ってしまったら……手立てがない。
大丈夫、まだ時間はあるはず。そうなる前に呪術師を探さなくちゃ。呪術を解かなくちゃ。
「もふさま、みんなにはどこまで話したらいいんだろう?」
母さまに秘密なことだけはマストだけど。
わたしはもふさまに問いかけた。
オババさまは少し驚いたようだ。
「はっ、それなら心配ないだろう。6年も抑えられたのなら、これからも表に出てくるような呪いには成長しないはず。だが……それにしては……」
オババさまは微かに首を傾げた。
「呪いとは違う何かも……呪術に関わったのはそれだけか?」
「……同じく6年前、呪符を使われました」
「引き寄せたか……」
『引き寄せたとはどういうことだ?』
もふさまが吠えて、無言でオババさまに促される。
「引き寄せたとはどういうことだ?、と」
「呪術とは瘴気を術式に編み込んだもの。瘴気は引き寄せたり増幅する性質がある」
わたしの喉がごくりと鳴った。呪術は瘴気を扱うものだったんだ。
……あの真っ黒のあれ、瘴気だったんだ。
『リディアは生まれながらに瘴気が少ない』
じろりと見られたので通訳する。
「なるほどな。いくつものことに娘は救われているのじゃな。瘴気は増えようにも元々の瘴気の容量が少ないゆえに思うように増やせなかったのだろう。だから、外から引き寄せるようにした。瘴気を多く持つものや、瘴気を大きく成長させられる者を選び引き寄せたはず。お門違いのことで憎まれることはなかったか? とても小さな躓きが膨れあがり、憎しみをぶつけられることはなかったか?」
「……それはつまり、わたしは呪いによって人の瘴気を増幅させたり、呼び寄せたりしてしまうということですか?」
「そういう面も持つだろう」
……今まであった数々のことは、わたしが引き寄せたということ?
あれ、待って。
わたしの呪いがなければ、瘴気が増幅されて憎しみをぶつけられることはなかったということ?
まさか、わたしがいたからわたしの呪いのせいで、誰かの瘴気が膨れ上がったってこと?
わたしの心の葛藤を見透かすように、オババさまは言った。
「だが、誰かの憎しみも、その者だけが持つもの。決してお前のものではない。ゆえに増幅されたとしても、増幅を望んだのはその者の性《さが》」
『リディアに巣食う呪いはどうしたら解けるのだ?』
「わたしに巣食う呪いはどうしたら解けますか?」
「その呪いを作った術師か、その術師をうわまわる優れた者だけが解くことができる」
……僅かでも可能性が残っていてよかった。
禁止された呪術だが、呪いや呪符、怨護りが6年前までは出回っていた。
呪術師は、呪術師だった人は、まだいるはずだ。
「お前は瘴気を引き寄せ、なんなら増幅させたこともあるだろう。けれど、今お主が生きているということは、その瘴気を増やすことなく消滅させてきたということ。どうしてそうなったのか、それはワシにもわからない。だが、ひとつわかることがある。たとえ引き寄せ増幅させても、お主がその瘴気に負けなければ、瘴気を増幅させたその者も助かる。ゆめゆめそれを忘れるでないぞ」
わたしはこの機会にもっといろんなことをオババさまに聞くべきだったんだけど、この時点ですでにわたしの頭はオーバーヒートだった。だから、瘴気を増幅させた人がどうなっていくとか、〝その者も助かる〟ということは、助からないとはどういうことなのかとか、尋ねるべきことを思いつかなかった。
オババさまは唐突にテーブルを叩いた。
「星見をしないのはワシの矜恃が廃る。娘の未来を見てやろう。一般的な未来視だ」
オババさまは右手と左手でリズムをとった。それから透明なボールを持っているような手つきをした。見えていないそのテーブルの上の小宇宙に星々の軌跡が見えるかのように。
「困難は待ち受ける。決して楽な道ではないだろう。だが、やり遂げる。お前はお前が助けたいくつものことから、また助けられ、最終的に願いを叶える。そう出ておる」
オババさまはにっこりと笑った。
「望みがあれば求めよ。さすれば星は導かん。そなたの未来に星々が力を貸してくれるだろう」
大盤振る舞いにいろいろ教えてもらった。情報過多だ。
「数々のご教授、ありがとうございました」
オババさまがチリンと手サイズのベルを鳴らすと、若い女性が入ってきてわたしたちを外へと促した。
わたしたちは王子殿下にもお礼を言って、馬車で家へと送ってもらった。
ヒルデさんにもお礼を言って、アイリス嬢ともさよならし、馬車を降りる。
出迎えてくれたアルノルトによれば、兄さまとアラ兄、ロビ兄はフォンタナ家に行っていて、もうすぐ帰ってくるとのことだ。
わたしは一休みすると言って、部屋に入った。
最初に聞いた時は今日聞いたことは墓場まで持っていくぐらいの気持ちだった。母さまが知ったらひっくり返っちゃうよ。自分への呪いを娘に残してしまったとわかったら。これは言えない。
それにわたしが瘴気増幅器だと知ったら、それこそ閉じ込められちゃう。途中、そうするべきなのかとも思ったけれど。オババさまが言ってくれたから。
わたしが負けないことで、増幅させた瘴気の持ち主も助かるのだと。わたしはその言葉にすがろうと思う。なるべく瘴気が増幅されそうなことには近寄らないようにするけど、こればかりはどうしようもなく、引き寄せてしまったりもするのだろう。だから今まで以上に気をつける。でも何か起きたら……これはもう今までみたいに頑張ってなんとかしていくしかない。
今のところ呪いとまでには発展していないみたいだけど、それがいつまでそうなのかはわからない。引き寄せたり増幅されたりも困る。6年も大きくならなかったのだからとは思うけど、絶対とは誰にも言えないのだ。もし確実な〝呪い〟と育ってしまったら……手立てがない。
大丈夫、まだ時間はあるはず。そうなる前に呪術師を探さなくちゃ。呪術を解かなくちゃ。
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母さまに秘密なことだけはマストだけど。
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