332 / 886
8章 そうしてわたしは恋を知る
第332話 夏休み前⑥強がり論理
しおりを挟む
「驚きはしたけど、傷つきはしないよ」
あの娘たちは何もわかっちゃいない。ただ大人のいうことをそのまま口にしているだけだ。でも顔は頑張って覚えたから、アラ兄に聞いて家名を調べて、ウチとは絶対近づけないようにする。
噂っていうのは実際の起こったことは二の次の情報だ。いい印象を受けるか悪い印象を受けるかが特化し誇張され広まっていくもの。シュタイン領のものは良くない印象が今広まっている。
砂漠に対する漠然とした畏怖から、なんか言われて風評被害になっているんだと思っていたけど、これはシュタイン家に対して振りまかれた完全な悪意だ。ウチは商売が上手くいってたから、出来事に便乗されたんだ。ふわんとした噂だなーと思っていたけど、ただわたしが本人だから直接耳に入ってこなかっただけなんだ。っていうか耳に入らないようしてくれていたんだと思う。またわたしが家族の足を引っ張っている。
身分が上の親戚の方々がウチと仲良しアピールをしてくれたのも合点がいく。みんなが繋がってますよ、ウチの者を悪く言ったらどうなるかわかってますねと睨みをきかせていたからこれぐらいで済んでるんだ。ウチの領を目の上のたんこぶと思っていた人からすれば、ぶっ潰すいい機会だろうから。
「本当にあんな言われ方をして傷ついてないでちか?」
「……好きな大切な人たちに誤解されたら悲しいけど、そんな人たちは誰一人として誤解してないもん。なんとも思ってない人たちからどう思われようと、わたしは傷つかないよ」
もふさまの尻尾が左右に揺れる。
アオとレオはまだ心配顔だ。
「物理的にじゃなく傷つくってさ、誰かから傷つけられたように感じるけど、本当はそうじゃないんだよね」
『傷つけられたんじゃない?』
「うん。今のでいうと。あの娘たちはわたしを生意気で厚かましいと思っている。さっきまで、わたしはあの娘たちを知らなかったし、そう思われているのも正しくは知らなかった。彼女たちはさっき生意気だと思い始めたわけじゃない、もっと前からそう思っていた。事象として何も変わってないでしょ。変わったのはただわたしがそう彼女たちが思っていたと知っただけ。
っていうことは、彼女たちがわたしを生意気って思った〝思い〟自体がわたしを傷つけるわけじゃないんだよ。だってそれを知ってようが知らずにいようが、あの娘たちのわたしに対する思いは変わらないんだから。
彼女たちのわたしに対する思いが、わたしを傷つけたわけじゃない。わたしが知って、傷ついたと思ったときに、傷つけられたと感じるだけなの」
『えー、わかんない』
『わかんない!』
わたしはアリとクイを撫でた。
「うーん。誰もね、〝想い〟は傷つけられないの。だって想いは自分だけのものだから。自分が傷ついたって思って、それを傷つけられたと置き換えているだけだから」
まん丸の瞳でわたしを見上げている。
「だとしたら、傷ついたって思わなければいい。だってそこに相手側の変化は何もないんだから」
もふさまがわたしの前に回り込む。
『でも、リディア、お前は今、泣くのを我慢している顔だ』
わたしはもふさまにしがみついて、ふわふわの毛並みに顔を埋めた。
「うん、悔しいだけ。傷ついてはないよ」
わたしを傷つけようというのが目的なら、絶対に傷ついてなんかやらない。
もふさまがピクッとした。慌てて顔を離すと、みんなが同じ方向を見ていた。すぐに目をやると。
あ、兄さまだ。
いつもこういう時、タイミングよく兄さまが現れるんだ。
「兄さま……、どうしてここに?」
兄さまはふわりと笑う。
「ロサ殿下と会った。リディーが奥に向かってたって聞いたから、こっちに来てみた。……女生徒が集団でいて息巻いていたけど、何があった?」
兄さまが目の前まで歩いてきた。
「生意気で厚かましいとわたしに告げたかったみたい」
兄さまの瞳がわずかに曇る。
「……大人の言うことを聞きかじった発言は聞いた。兄さまたちはもっとはっきりしたことを聞いていたんだね。また、ウチの評判を下げちゃった」
兄さまの婚約者の評判を。
「リディー」
辛そうな声で名を呼ばれる。
「顔は覚えてる。家名を確かめて、取引先にいたら外してもらおう。エリンたちに何してくるかわからないから」
心配そうにわたしを見ている。
「兄さま、わたしは大丈夫だよ?」
「私はそんなに頼りない?」
「え? すっごく頼ってるよ。今だって、今一番会いたい時に来てくれた。こんな学園の端っこで、誰にもここに来るって告げてないのに」
強がって自分を奮い立たせようとしている時って実はとても不安定なことは自覚している。何かひとつの要素が加わっただけで、へこたれる可能性も秘めている微妙さだ。でも、そういう時、なぜか兄さまが現れる。そして兄さまがいると、わたしはまた顔をあげられるのだ。助言をくれる時もあるし、そうじゃない時もある。でもいるだけで、わたしは心が、想いが、凪いでいくのを感じる。
「……リディーはどうしてこんな奥まったところまで来たの?」
「あのね、聖樹さまに頼まれて、魔法陣を埋め込みに来たの」
聖樹さまに頼まれたことを話した。
兄さまは一緒に回ってくれるという。忙しいんじゃないかと思ったけど、一緒にいたかったのでお願いすることにした。兄さまは聖樹さまの頼みでは仕方ないけれど、せめて夏休み前まで学園内でもひとりにならないようにしてくれと、わたしの手を握った。わたしはそれがたとえ今だけのことだとしても兄さまが気にしてくれるのは嬉しかったし、兄さまを独り占めできることを嬉しく思っていた。
「これが魔法陣?……まるで設計図だね」
魔具を作るときの設計図、これを魔法陣と呼ぶとも聞いたけど、まさに同じようなものだった。
「聖樹さまは術式を編んだって言ってた」
「術式?」
わたしは頷く。
レオが壁の匂いを嗅いで、ここだと言う。ここに青いのを埋め込めと。
わたしは青い魔法陣の葉っぱを出して、壁の中に葉っぱを埋め込んでいく。
クリアだ。
外壁をぐるりと回るようにして、あと5箇所を回ることにした。
「昔は術式の魔法陣で、魔法を使っていたのかもしれないね」
兄さまの言葉に頷く。
「そうかもしれない。術式にすると、複雑にいくつもの魔法を組み込めるのかもね。聖樹さまはこの魔法陣でいくつものことをしちゃうんだもの」
兄さまが顎を触っている。考え事をしているようだ。
「リディーは魔法陣が読めるの?」
「読めないよ。簡単な魔具の設計図ならわかるところもあるけど。聖樹さまの魔法陣はさっぱり。模様にしか見えない」
「でも、模様だけど、術式なんだよね? 母さまの呪いを解いたとき、リディーは呪いが真っ黒の何かで、文字みたいだったって言ってた、覚えている?」
母さまの呪い。忘れるわけない。あの気持ち悪い黒いアメーバー状の何か。切れたと思ってもまた別のとくっついて。だけどその切れた一部の残像でその黒い何かが文字の集まりに見えた時は心底ゾッとした。そして呪術ってこういうのをいうんだって思ったっけ。
「覚えてる。わからないけど、文字みたいだった」
「呪術も、過去の魔法も、術式を編み込んだ文字で、それを魔法陣と呼ぶのかもしれないね」
300年前に魔法が規制されるようになった。その前に発展していた、魔法や呪術。それらは術式を編んでいた。術式を編めば、より複雑なことができる……。
あの娘たちは何もわかっちゃいない。ただ大人のいうことをそのまま口にしているだけだ。でも顔は頑張って覚えたから、アラ兄に聞いて家名を調べて、ウチとは絶対近づけないようにする。
噂っていうのは実際の起こったことは二の次の情報だ。いい印象を受けるか悪い印象を受けるかが特化し誇張され広まっていくもの。シュタイン領のものは良くない印象が今広まっている。
砂漠に対する漠然とした畏怖から、なんか言われて風評被害になっているんだと思っていたけど、これはシュタイン家に対して振りまかれた完全な悪意だ。ウチは商売が上手くいってたから、出来事に便乗されたんだ。ふわんとした噂だなーと思っていたけど、ただわたしが本人だから直接耳に入ってこなかっただけなんだ。っていうか耳に入らないようしてくれていたんだと思う。またわたしが家族の足を引っ張っている。
身分が上の親戚の方々がウチと仲良しアピールをしてくれたのも合点がいく。みんなが繋がってますよ、ウチの者を悪く言ったらどうなるかわかってますねと睨みをきかせていたからこれぐらいで済んでるんだ。ウチの領を目の上のたんこぶと思っていた人からすれば、ぶっ潰すいい機会だろうから。
「本当にあんな言われ方をして傷ついてないでちか?」
「……好きな大切な人たちに誤解されたら悲しいけど、そんな人たちは誰一人として誤解してないもん。なんとも思ってない人たちからどう思われようと、わたしは傷つかないよ」
もふさまの尻尾が左右に揺れる。
アオとレオはまだ心配顔だ。
「物理的にじゃなく傷つくってさ、誰かから傷つけられたように感じるけど、本当はそうじゃないんだよね」
『傷つけられたんじゃない?』
「うん。今のでいうと。あの娘たちはわたしを生意気で厚かましいと思っている。さっきまで、わたしはあの娘たちを知らなかったし、そう思われているのも正しくは知らなかった。彼女たちはさっき生意気だと思い始めたわけじゃない、もっと前からそう思っていた。事象として何も変わってないでしょ。変わったのはただわたしがそう彼女たちが思っていたと知っただけ。
っていうことは、彼女たちがわたしを生意気って思った〝思い〟自体がわたしを傷つけるわけじゃないんだよ。だってそれを知ってようが知らずにいようが、あの娘たちのわたしに対する思いは変わらないんだから。
彼女たちのわたしに対する思いが、わたしを傷つけたわけじゃない。わたしが知って、傷ついたと思ったときに、傷つけられたと感じるだけなの」
『えー、わかんない』
『わかんない!』
わたしはアリとクイを撫でた。
「うーん。誰もね、〝想い〟は傷つけられないの。だって想いは自分だけのものだから。自分が傷ついたって思って、それを傷つけられたと置き換えているだけだから」
まん丸の瞳でわたしを見上げている。
「だとしたら、傷ついたって思わなければいい。だってそこに相手側の変化は何もないんだから」
もふさまがわたしの前に回り込む。
『でも、リディア、お前は今、泣くのを我慢している顔だ』
わたしはもふさまにしがみついて、ふわふわの毛並みに顔を埋めた。
「うん、悔しいだけ。傷ついてはないよ」
わたしを傷つけようというのが目的なら、絶対に傷ついてなんかやらない。
もふさまがピクッとした。慌てて顔を離すと、みんなが同じ方向を見ていた。すぐに目をやると。
あ、兄さまだ。
いつもこういう時、タイミングよく兄さまが現れるんだ。
「兄さま……、どうしてここに?」
兄さまはふわりと笑う。
「ロサ殿下と会った。リディーが奥に向かってたって聞いたから、こっちに来てみた。……女生徒が集団でいて息巻いていたけど、何があった?」
兄さまが目の前まで歩いてきた。
「生意気で厚かましいとわたしに告げたかったみたい」
兄さまの瞳がわずかに曇る。
「……大人の言うことを聞きかじった発言は聞いた。兄さまたちはもっとはっきりしたことを聞いていたんだね。また、ウチの評判を下げちゃった」
兄さまの婚約者の評判を。
「リディー」
辛そうな声で名を呼ばれる。
「顔は覚えてる。家名を確かめて、取引先にいたら外してもらおう。エリンたちに何してくるかわからないから」
心配そうにわたしを見ている。
「兄さま、わたしは大丈夫だよ?」
「私はそんなに頼りない?」
「え? すっごく頼ってるよ。今だって、今一番会いたい時に来てくれた。こんな学園の端っこで、誰にもここに来るって告げてないのに」
強がって自分を奮い立たせようとしている時って実はとても不安定なことは自覚している。何かひとつの要素が加わっただけで、へこたれる可能性も秘めている微妙さだ。でも、そういう時、なぜか兄さまが現れる。そして兄さまがいると、わたしはまた顔をあげられるのだ。助言をくれる時もあるし、そうじゃない時もある。でもいるだけで、わたしは心が、想いが、凪いでいくのを感じる。
「……リディーはどうしてこんな奥まったところまで来たの?」
「あのね、聖樹さまに頼まれて、魔法陣を埋め込みに来たの」
聖樹さまに頼まれたことを話した。
兄さまは一緒に回ってくれるという。忙しいんじゃないかと思ったけど、一緒にいたかったのでお願いすることにした。兄さまは聖樹さまの頼みでは仕方ないけれど、せめて夏休み前まで学園内でもひとりにならないようにしてくれと、わたしの手を握った。わたしはそれがたとえ今だけのことだとしても兄さまが気にしてくれるのは嬉しかったし、兄さまを独り占めできることを嬉しく思っていた。
「これが魔法陣?……まるで設計図だね」
魔具を作るときの設計図、これを魔法陣と呼ぶとも聞いたけど、まさに同じようなものだった。
「聖樹さまは術式を編んだって言ってた」
「術式?」
わたしは頷く。
レオが壁の匂いを嗅いで、ここだと言う。ここに青いのを埋め込めと。
わたしは青い魔法陣の葉っぱを出して、壁の中に葉っぱを埋め込んでいく。
クリアだ。
外壁をぐるりと回るようにして、あと5箇所を回ることにした。
「昔は術式の魔法陣で、魔法を使っていたのかもしれないね」
兄さまの言葉に頷く。
「そうかもしれない。術式にすると、複雑にいくつもの魔法を組み込めるのかもね。聖樹さまはこの魔法陣でいくつものことをしちゃうんだもの」
兄さまが顎を触っている。考え事をしているようだ。
「リディーは魔法陣が読めるの?」
「読めないよ。簡単な魔具の設計図ならわかるところもあるけど。聖樹さまの魔法陣はさっぱり。模様にしか見えない」
「でも、模様だけど、術式なんだよね? 母さまの呪いを解いたとき、リディーは呪いが真っ黒の何かで、文字みたいだったって言ってた、覚えている?」
母さまの呪い。忘れるわけない。あの気持ち悪い黒いアメーバー状の何か。切れたと思ってもまた別のとくっついて。だけどその切れた一部の残像でその黒い何かが文字の集まりに見えた時は心底ゾッとした。そして呪術ってこういうのをいうんだって思ったっけ。
「覚えてる。わからないけど、文字みたいだった」
「呪術も、過去の魔法も、術式を編み込んだ文字で、それを魔法陣と呼ぶのかもしれないね」
300年前に魔法が規制されるようになった。その前に発展していた、魔法や呪術。それらは術式を編んでいた。術式を編めば、より複雑なことができる……。
116
お気に入りに追加
1,295
あなたにおすすめの小説

我が家に子犬がやって来た!
もも野はち助(旧ハチ助)
ファンタジー
【あらすじ】ラテール伯爵家の令嬢フィリアナは、仕事で帰宅できない父の状況に不満を抱きながら、自身の6歳の誕生日を迎えていた。すると、遅くに帰宅した父が白黒でフワフワな毛をした足の太い子犬を連れ帰る。子犬の飼い主はある高貴な人物らしいが、訳あってラテール家で面倒を見る事になったそうだ。その子犬を自身の誕生日プレゼントだと勘違いしたフィリアナは、兄ロアルドと取り合いながら、可愛がり始める。子犬はすでに名前が決まっており『アルス』といった。
アルスは当初かなり周囲の人間を警戒していたのだが、フィリアナとロアルドが甲斐甲斐しく世話をする事で、すぐに二人と打ち解ける。
だがそんな子犬のアルスには、ある重大な秘密があって……。
この話は、子犬と戯れながら巻き込まれ成長をしていく兄妹の物語。
※全102話で完結済。
★『小説家になろう』でも読めます★

転生した愛し子は幸せを知る
ひつ
ファンタジー
【連載再開】
長らくお待たせしました!休載状態でしたが今月より復帰できそうです(手術後でまだリハビリ中のため不定期になります)。これからもどうぞ宜しくお願いします(^^)
♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢
宮月 華(みやつき はな) は死んだ。華は死に間際に「誰でもいいから私を愛して欲しかったな…」と願った。
次の瞬間、華は白い空間に!!すると、目の前に男の人(?)が現れ、「新たな世界で愛される幸せを知って欲しい!」と新たな名を貰い、過保護な神(パパ)にスキルやアイテムを貰って旅立つことに!
転生した女の子が周りから愛され、幸せになるお話です。
結構ご都合主義です。作者は語彙力ないです。
第13回ファンタジー大賞 176位
第14回ファンタジー大賞 76位
第15回ファンタジー大賞 70位
ありがとうございます(●´ω`●)

異世界無知な私が転生~目指すはスローライフ~
丹葉 菟ニ
ファンタジー
倉山美穂 39歳10ヶ月
働けるうちにあったか猫をタップリ着込んで、働いて稼いで老後は ゆっくりスローライフだと夢見るおばさん。
いつもと変わらない日常、隣のブリっ子後輩を適当にあしらいながらも仕事しろと注意してたら突然地震!
悲鳴と逃げ惑う人達の中で咄嗟に 机の下で丸くなる。
対処としては間違って無かった筈なのにぜか飛ばされる感覚に襲われたら静かになってた。
・・・顔は綺麗だけど。なんかやだ、面倒臭い奴 出てきた。
もう少しマシな奴いませんかね?
あっ、出てきた。
男前ですね・・・落ち着いてください。
あっ、やっぱり神様なのね。
転生に当たって便利能力くれるならそれでお願いします。
ノベラを知らないおばさんが 異世界に行くお話です。
不定期更新
誤字脱字
理解不能
読みにくい 等あるかと思いますが、お付き合いして下さる方大歓迎です。

転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
若奥様は緑の手 ~ お世話した花壇が聖域化してました。嫁入り先でめいっぱい役立てます!
古森真朝
恋愛
意地悪な遠縁のおばの邸で暮らすユーフェミアは、ある日いきなり『明後日に輿入れが決まったから荷物をまとめろ』と言い渡される。いろいろ思うところはありつつ、これは邸から出て自立するチャンス!と大急ぎで支度して出立することに。嫁入り道具兼手土産として、唯一の財産でもある裏庭の花壇(四畳サイズ)を『持参』したのだが――実はこのプチ庭園、長年手塩にかけた彼女の魔力によって、神域霊域レベルのレア植物生息地となっていた。
そうとは知らないまま、輿入れ初日にボロボロになって帰ってきた結婚相手・クライヴを救ったのを皮切りに、彼の実家エヴァンス邸、勤め先である王城、さらにお世話になっている賢者様が司る大神殿と、次々に起こる事件を『あ、それならありますよ!』とプチ庭園でしれっと解決していくユーフェミア。果たして嫁ぎ先で平穏を手に入れられるのか。そして根っから世話好きで、何くれとなく構ってくれるクライヴVS自立したい甘えベタの若奥様の勝負の行方は?
*カクヨム様で先行掲載しております

聖女の娘に転生したのに、色々とハードな人生です。
みちこ
ファンタジー
乙女ゲームのヒロインの娘に転生した主人公、ヒロインの娘なら幸せな暮らしが待ってると思ったけど、実際は親から放置されて孤独な生活が待っていた。

せっかく転生したのに得たスキルは「料理」と「空間厨房」。どちらも外れだそうですが、私は今も生きています。
リーゼロッタ
ファンタジー
享年、30歳。どこにでもいるしがないOLのミライは、学校の成績も平凡、社内成績も平凡。
そんな彼女は、予告なしに突っ込んできた車によって死亡。
そして予告なしに転生。
ついた先は、料理レベルが低すぎるルネイモンド大陸にある「光の森」。
そしてやって来た謎の獣人によってわけの分からん事を言われ、、、
赤い鳥を仲間にし、、、
冒険系ゲームの世界につきもののスキルは外れだった!?
スキルが何でも料理に没頭します!
超・謎の世界観とイタリア語由来の名前・品名が特徴です。
合成語多いかも
話の単位は「食」
3月18日 投稿(一食目、二食目)
3月19日 え?なんかこっちのほうが24h.ポイントが多い、、、まあ嬉しいです!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる