315 / 823
7章 闘います、勝ち取るまでは
第315話 聖女候補誘拐事件⑮転移
しおりを挟む
裁判の達人が来たからか、話はサクサク進む。
誘拐犯2を連れて、神聖国の隠れ家へ誘拐犯1を捕まえに行くことになった。
身分の高そうなおじいちゃんは転移の第一人者、クジャク公爵さまだそうだ。今回の誘拐事件に胸を痛めて、自宅を捜索の本部にし、転移の力を使ってサポートしてくれたらしい。大人数を一気に転移、凄い人だ。
いいな、転移。転移を付け足せるような大元のスキルがあればな。
わたしのギフトはあくまで付け足しだ。
魔具の機能を壊す〝解除〟も元になる〝付与〟を持っているからできること。転移のカテゴリって何なんだろう? 転移ができたら便利なのに。
クジャク公爵さまは、わたしたちひとりひとりに声をかけてくれた。
とても立派で誇れる小さなレディたちだと言われて、くすぐったく嬉しくもあった。クジャク公爵さまは懐かしい人に会ったようなそんな目をわたしに向けた。
?
クジャク公爵さまの魔法で、みんなで転移した。
瞬きする間に周りの景色が変わった感じ。だけど、内臓に違和感っていうか。内臓が浮き上がってまだ元の位置に戻ってないっていうか。前世でバスに乗りバウンドした時にお腹にフワッと何だか気持ち悪いのがくる、あれに近いものがあった。
あ、治った。隣を見るとアイリス嬢もユーハン嬢も、変な顔をしていた。転移がわたしと同じで初めてだったのかな。他の人たちは慣れているのか、別段変わった様子はない。
ただ、何もない荒地にみんなが言葉をなくしていた。
世界議会から来た人が何人か弾かれたけれど、それ以外の人は入れたので、誘拐犯2は困惑している。
もふさまが言うことには、ここは聖域の〝できそこない〟だそうだ。だから魔力の多いものなら入ることができる。
この緊急時に〝お遣いさま〟は聖樹さまから力を与えられ、遣わされた先であるわたしの父さまとだけコンタクトを取れるようにしたという設定にし、父さまと兄さまとは魔具を通し会話していたようだ。
だからそれはみんなに伝えられた。魔力の少ないわたしが弾かれないのはおかしいことになってしまうので、こそっと瘴気の少ないものも入れると付け加えてくれた。
通路が開くと、小さな感嘆の声が上がる。
中から子供たちがこちらを覗き込むようにしていた。
わたしたちと誘拐犯2を見ると嬉しそうにまとわりついてきて、知らない大人たちにはにかむ。2の手が拘束されているので、それをどうして?と2に尋ねていた。
子供のひとりが誘拐犯1を連れてきた。バックにいる大人たちも目に入っただろうけど、ためらうことなく、わたしたちを見て、ほっと息をつく。
「ご無事だったのですね、よかった」
《フントさま、大人がいっぱいだよ?》
《みんな証の欠片を持っているの?》
尋ねる子供たちに少し悲しそうな顔をして首を傾げている。
「私は世界議会から遣わされた、カード・バンパーです。ユオブリア学園より3人の少女を誘拐し軟禁した訴えが出ています。あなたが関与していると少女たちが言っていますが、認めますか?」
誘拐犯1は静かに頷いた。
「認めます」
「拘束します」
誘拐犯1の手が拘束されると、子供たちが世界議会の人たちにやめてと言って叩いたり噛み付いたりする。
《みんな、止めるんだ。僕が悪いことをしたんだ》
《え?》
《姫さまたちに来てもらったんじゃなくて、拐ってきたんだ。悪いことをしたから、拘束されているんだ》
「え? 嘘だ。ウミ姫さま、嘘だよね? ウミ姫さまは、僕たちのことを救いに来てくれたんでしょう?」
アイリス嬢はそう言ったティーの前にしゃがみ込む。
「ごめんね。あたしには、そんな力はない」
「ウミ姫さま、フントさまが悪いことをしたなら、僕も謝るから。みんなで謝るから、許してあげて」
「……悪いことをしたら、償わないといけないの」
「償うって? フントさまもビックスさまも、どっか行っちゃうの?」
「……ここにはいられないんだ」
「嘘だーーー! フントさままでいなくなったら、俺たちどうすればいいの?」
「ごめん、みんなごめん」
捕まえられたオババさまたちはいい人の仮面を被り、何で拘束されるのかわからないという演技を続けていた。
王子さまを含めて子供15人全員も、世界議会の預かり案件となるようだ。エレイブ大陸支部はフォルガードにあるそうで、そちらにみんな搬送されるようだ。子供たちは裁判待機の保護施設に。このケドニアは砂漠の民たちがより集まり街を作ったところだと言う。それぞれがどこかの部族に属していて、一番幅をきかせているケドニア族の名前が定着して一帯をケドニアとしている。
神聖国は紐解くと聖女の末裔がやってきて作った国だそうで、魔力が多いのが特徴。子供たちだけしかいなくて、魔力が高いとわかったら、悪さを考える人が出てくるかもしれないし、8歳以下の子供たちだけを砂漠に置いておくのもまずいからね。多少なりとも縁のあった子たちなので、不安そうな目をしている彼らに何かしてあげられるとよかったけど、いく末を案じるしかできることはなかった。
わたしたちも事情聴取を受けるようだけど、今は一旦家族の元へ帰っていいと言われた。クジャク公爵家でふたりのご家族も待っていらっしゃるようだ。
その間クジャク家に泊まらせてもらうことになる。転移すれば、クジャク家だった。
それぞれの家族が、アイリス嬢を、ユーハン嬢を抱きしめ、わたしも父さまと兄さまに寄り添った。
お風呂があって、湯船もあり、最高だった!
今日はわたしたちの休息を先決にしてくれたので、用意してもらった部屋のベッドの上で、もふさまにしなだれかかって寝そべりながら、リュックの中のみんなを取り出す。ぬいぐるみのまま抱きしめる。
ポンポンポンポン。小さな音がして。
みんなに抱きつかれた。
『心配した』
『怖かった?』
「わたしも驚いたし怖かった。魔力を遮断されたから、本当にどうしようかと思ったんだ」
『リディア、フランツだ』
「兄さま?」
ノックの音がする。
すぐにドアを開けると、メイドがいない時は相手を確かめて開けないとダメだと注意を受けた。これからはそうするけど、もふさまが兄さまだって教えてくれたんだというと、渋々頷く。
ドアを開けたのに入ってこない。
ん?
「リディー、私はここでいい。夜に婚約者の部屋に入るわけには行かないからね」
ここは家じゃないから体裁を気にしたんだろうとわたしは思った。
「眠るところだった? リディーが戻ってきたって夢を見たんじゃないかって急に不安になって、部屋まで来てしまった」
わたしは兄さまの手を握った。
「夢じゃないよ。わたしはここにいるよ。……兄さま、手紙、ありがとう」
「手紙?」
言われて思い出したようで、顔を赤くした。
「気がついて、いつリディーが引き寄せるかわからないから、その前にと急いで殴り書きしたんだ。字が汚かっただろう?」
「わたし、あの言葉で頑張れた。だから、ありがとう」
手を引き寄せられて、兄さまの胸にすとんとおさまる。
ドクンと鼓動が跳ねた。
2、3秒だったろうに、ものすごく長く感じた。
わたしの肩を持って、兄さまは半歩下がる。
わたしの顔を覗き込み、わたしの両頬を手で包む。
兄さまの青い瞳が少し潤んでる?
そうして長いことわたしを見ていたけれど、手を離し、もう一度わたしを胸に抱いた。いつものスキンシップなのに、ドキドキと心臓がうるさい。
「魔力が遮断された時のことを考えないとだね」
「うん、わたし、思ったんだけど……」
これからは収納箱の中にも追跡の魔具を入れておこうと思う。まあ、それを袋から出して持っていて許される状況じゃないと使えないんだけどさ。
兄さまとそんなお喋りをして、あくびをしたら、兄さまは〝いい夢を〟とわたしのおでこにおでこをあてて祈るようにした。いつものデコチューよりも何だかドキドキしてしまった。
なんか、心臓が変。病気?
兄さまが行ってしまってからもドアのところにいたからか、もふさまがのっそりやってきた。
『フランツと寝るのか?』
「え? なっ」
『部屋の外にいつまでもいるから、フランツの部屋に行きたいのかと……』
「ち、違うよ!」
強い調子で言うと、もふさまがびっくりしている。
「ごめん、なんかわたし変だね」
「いや、怖い思いをしたから気が昂っているのだろう。さっきからリディアは興奮しているようだ」
興奮? わたし、興奮してるの? なんか嫌なんだけど。
不毛なことを考えるのはやめよう。今は久しぶりにもふもふを堪能しながら眠ろう。
誘拐犯2を連れて、神聖国の隠れ家へ誘拐犯1を捕まえに行くことになった。
身分の高そうなおじいちゃんは転移の第一人者、クジャク公爵さまだそうだ。今回の誘拐事件に胸を痛めて、自宅を捜索の本部にし、転移の力を使ってサポートしてくれたらしい。大人数を一気に転移、凄い人だ。
いいな、転移。転移を付け足せるような大元のスキルがあればな。
わたしのギフトはあくまで付け足しだ。
魔具の機能を壊す〝解除〟も元になる〝付与〟を持っているからできること。転移のカテゴリって何なんだろう? 転移ができたら便利なのに。
クジャク公爵さまは、わたしたちひとりひとりに声をかけてくれた。
とても立派で誇れる小さなレディたちだと言われて、くすぐったく嬉しくもあった。クジャク公爵さまは懐かしい人に会ったようなそんな目をわたしに向けた。
?
クジャク公爵さまの魔法で、みんなで転移した。
瞬きする間に周りの景色が変わった感じ。だけど、内臓に違和感っていうか。内臓が浮き上がってまだ元の位置に戻ってないっていうか。前世でバスに乗りバウンドした時にお腹にフワッと何だか気持ち悪いのがくる、あれに近いものがあった。
あ、治った。隣を見るとアイリス嬢もユーハン嬢も、変な顔をしていた。転移がわたしと同じで初めてだったのかな。他の人たちは慣れているのか、別段変わった様子はない。
ただ、何もない荒地にみんなが言葉をなくしていた。
世界議会から来た人が何人か弾かれたけれど、それ以外の人は入れたので、誘拐犯2は困惑している。
もふさまが言うことには、ここは聖域の〝できそこない〟だそうだ。だから魔力の多いものなら入ることができる。
この緊急時に〝お遣いさま〟は聖樹さまから力を与えられ、遣わされた先であるわたしの父さまとだけコンタクトを取れるようにしたという設定にし、父さまと兄さまとは魔具を通し会話していたようだ。
だからそれはみんなに伝えられた。魔力の少ないわたしが弾かれないのはおかしいことになってしまうので、こそっと瘴気の少ないものも入れると付け加えてくれた。
通路が開くと、小さな感嘆の声が上がる。
中から子供たちがこちらを覗き込むようにしていた。
わたしたちと誘拐犯2を見ると嬉しそうにまとわりついてきて、知らない大人たちにはにかむ。2の手が拘束されているので、それをどうして?と2に尋ねていた。
子供のひとりが誘拐犯1を連れてきた。バックにいる大人たちも目に入っただろうけど、ためらうことなく、わたしたちを見て、ほっと息をつく。
「ご無事だったのですね、よかった」
《フントさま、大人がいっぱいだよ?》
《みんな証の欠片を持っているの?》
尋ねる子供たちに少し悲しそうな顔をして首を傾げている。
「私は世界議会から遣わされた、カード・バンパーです。ユオブリア学園より3人の少女を誘拐し軟禁した訴えが出ています。あなたが関与していると少女たちが言っていますが、認めますか?」
誘拐犯1は静かに頷いた。
「認めます」
「拘束します」
誘拐犯1の手が拘束されると、子供たちが世界議会の人たちにやめてと言って叩いたり噛み付いたりする。
《みんな、止めるんだ。僕が悪いことをしたんだ》
《え?》
《姫さまたちに来てもらったんじゃなくて、拐ってきたんだ。悪いことをしたから、拘束されているんだ》
「え? 嘘だ。ウミ姫さま、嘘だよね? ウミ姫さまは、僕たちのことを救いに来てくれたんでしょう?」
アイリス嬢はそう言ったティーの前にしゃがみ込む。
「ごめんね。あたしには、そんな力はない」
「ウミ姫さま、フントさまが悪いことをしたなら、僕も謝るから。みんなで謝るから、許してあげて」
「……悪いことをしたら、償わないといけないの」
「償うって? フントさまもビックスさまも、どっか行っちゃうの?」
「……ここにはいられないんだ」
「嘘だーーー! フントさままでいなくなったら、俺たちどうすればいいの?」
「ごめん、みんなごめん」
捕まえられたオババさまたちはいい人の仮面を被り、何で拘束されるのかわからないという演技を続けていた。
王子さまを含めて子供15人全員も、世界議会の預かり案件となるようだ。エレイブ大陸支部はフォルガードにあるそうで、そちらにみんな搬送されるようだ。子供たちは裁判待機の保護施設に。このケドニアは砂漠の民たちがより集まり街を作ったところだと言う。それぞれがどこかの部族に属していて、一番幅をきかせているケドニア族の名前が定着して一帯をケドニアとしている。
神聖国は紐解くと聖女の末裔がやってきて作った国だそうで、魔力が多いのが特徴。子供たちだけしかいなくて、魔力が高いとわかったら、悪さを考える人が出てくるかもしれないし、8歳以下の子供たちだけを砂漠に置いておくのもまずいからね。多少なりとも縁のあった子たちなので、不安そうな目をしている彼らに何かしてあげられるとよかったけど、いく末を案じるしかできることはなかった。
わたしたちも事情聴取を受けるようだけど、今は一旦家族の元へ帰っていいと言われた。クジャク公爵家でふたりのご家族も待っていらっしゃるようだ。
その間クジャク家に泊まらせてもらうことになる。転移すれば、クジャク家だった。
それぞれの家族が、アイリス嬢を、ユーハン嬢を抱きしめ、わたしも父さまと兄さまに寄り添った。
お風呂があって、湯船もあり、最高だった!
今日はわたしたちの休息を先決にしてくれたので、用意してもらった部屋のベッドの上で、もふさまにしなだれかかって寝そべりながら、リュックの中のみんなを取り出す。ぬいぐるみのまま抱きしめる。
ポンポンポンポン。小さな音がして。
みんなに抱きつかれた。
『心配した』
『怖かった?』
「わたしも驚いたし怖かった。魔力を遮断されたから、本当にどうしようかと思ったんだ」
『リディア、フランツだ』
「兄さま?」
ノックの音がする。
すぐにドアを開けると、メイドがいない時は相手を確かめて開けないとダメだと注意を受けた。これからはそうするけど、もふさまが兄さまだって教えてくれたんだというと、渋々頷く。
ドアを開けたのに入ってこない。
ん?
「リディー、私はここでいい。夜に婚約者の部屋に入るわけには行かないからね」
ここは家じゃないから体裁を気にしたんだろうとわたしは思った。
「眠るところだった? リディーが戻ってきたって夢を見たんじゃないかって急に不安になって、部屋まで来てしまった」
わたしは兄さまの手を握った。
「夢じゃないよ。わたしはここにいるよ。……兄さま、手紙、ありがとう」
「手紙?」
言われて思い出したようで、顔を赤くした。
「気がついて、いつリディーが引き寄せるかわからないから、その前にと急いで殴り書きしたんだ。字が汚かっただろう?」
「わたし、あの言葉で頑張れた。だから、ありがとう」
手を引き寄せられて、兄さまの胸にすとんとおさまる。
ドクンと鼓動が跳ねた。
2、3秒だったろうに、ものすごく長く感じた。
わたしの肩を持って、兄さまは半歩下がる。
わたしの顔を覗き込み、わたしの両頬を手で包む。
兄さまの青い瞳が少し潤んでる?
そうして長いことわたしを見ていたけれど、手を離し、もう一度わたしを胸に抱いた。いつものスキンシップなのに、ドキドキと心臓がうるさい。
「魔力が遮断された時のことを考えないとだね」
「うん、わたし、思ったんだけど……」
これからは収納箱の中にも追跡の魔具を入れておこうと思う。まあ、それを袋から出して持っていて許される状況じゃないと使えないんだけどさ。
兄さまとそんなお喋りをして、あくびをしたら、兄さまは〝いい夢を〟とわたしのおでこにおでこをあてて祈るようにした。いつものデコチューよりも何だかドキドキしてしまった。
なんか、心臓が変。病気?
兄さまが行ってしまってからもドアのところにいたからか、もふさまがのっそりやってきた。
『フランツと寝るのか?』
「え? なっ」
『部屋の外にいつまでもいるから、フランツの部屋に行きたいのかと……』
「ち、違うよ!」
強い調子で言うと、もふさまがびっくりしている。
「ごめん、なんかわたし変だね」
「いや、怖い思いをしたから気が昂っているのだろう。さっきからリディアは興奮しているようだ」
興奮? わたし、興奮してるの? なんか嫌なんだけど。
不毛なことを考えるのはやめよう。今は久しぶりにもふもふを堪能しながら眠ろう。
116
お気に入りに追加
1,239
あなたにおすすめの小説
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
転生したけど平民でした!もふもふ達と楽しく暮らす予定です。
まゆら
ファンタジー
回収が出来ていないフラグがある中、一応完結しているというツッコミどころ満載な初めて書いたファンタジー小説です。
温かい気持ちでお読み頂けたら幸い至極であります。
異世界に転生したのはいいけど悪役令嬢とかヒロインとかになれなかった私。平民でチートもないらしい‥どうやったら楽しく異世界で暮らせますか?
魔力があるかはわかりませんが何故か神様から守護獣が遣わされたようです。
平民なんですがもしかして私って聖女候補?
脳筋美女と愛猫が繰り広げる行きあたりばったりファンタジー!なのか?
常に何処かで大食いバトルが開催中!
登場人物ほぼ甘党!
ファンタジー要素薄め!?かもしれない?
母ミレディアが実は隣国出身の聖女だとわかったので、私も聖女にならないか?とお誘いがくるとか、こないとか‥
◇◇◇◇
現在、ジュビア王国とアーライ神国のお話を見やすくなるよう改稿しております。
しばらくは、桜庵のお話が中心となりますが影の薄いヒロインを忘れないで下さい!
転生もふもふのスピンオフ!
アーライ神国のお話は、国外に追放された聖女は隣国で…
母ミレディアの娘時代のお話は、婚約破棄され国外追放になった姫は最強冒険者になり転生者の嫁になり溺愛される
こちらもよろしくお願いします。
善人ぶった姉に奪われ続けてきましたが、逃げた先で溺愛されて私のスキルで領地は豊作です
しろこねこ
ファンタジー
「あなたのためを思って」という一見優しい伯爵家の姉ジュリナに虐げられている妹セリナ。醜いセリナの言うことを家族は誰も聞いてくれない。そんな中、唯一差別しない家庭教師に貴族子女にははしたないとされる魔法を教わるが、親切ぶってセリナを孤立させる姉。植物魔法に目覚めたセリナはペット?のヴィリオをともに家を出て南の辺境を目指す。
異世界で悪役令嬢として生きる事になったけど、前世の記憶を持ったまま、自分らしく過ごして良いらしい
千晶もーこ
恋愛
あの世に行ったら、番人とうずくまる少女に出会った。少女は辛い人生を歩んできて、魂が疲弊していた。それを知った番人は私に言った。
「あの子が繰り返している人生を、あなたの人生に変えてください。」
「………はぁああああ?辛そうな人生と分かってて生きろと?それも、繰り返すかもしれないのに?」
でも、お願いされたら断れない性分の私…。
異世界で自分が悪役令嬢だと知らずに過ごす私と、それによって変わっていく周りの人達の物語。そして、その物語の後の話。
※この話は、小説家になろう様へも掲載しています
【完結】婚姻無効になったので新しい人生始めます~前世の記憶を思い出して家を出たら、愛も仕事も手に入れて幸せになりました~
Na20
恋愛
セレーナは嫁いで三年が経ってもいまだに旦那様と使用人達に受け入れられないでいた。
そんな時頭をぶつけたことで前世の記憶を思い出し、家を出ていくことを決意する。
「…そうだ、この結婚はなかったことにしよう」
※ご都合主義、ふんわり設定です
※小説家になろう様にも掲載しています
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
今日も学園食堂はゴタゴタしてますが、こっそり観賞しようとして本日も萎えてます。
柚ノ木 碧/柚木 彗
恋愛
駄目だこれ。
詰んでる。
そう悟った主人公10歳。
主人公は悟った。実家では無駄な事はしない。搾取父親の元を三男の兄と共に逃れて王都へ行き、乙女ゲームの舞台の学園の厨房に就職!これで予てより念願の世界をこっそりモブ以下らしく観賞しちゃえ!と思って居たのだけど…
何だか知ってる乙女ゲームの内容とは微妙に違う様で。あれ?何だか萎えるんだけど…
なろうにも掲載しております。
母の中で私の価値はゼロのまま、家の恥にしかならないと養子に出され、それを鵜呑みにした父に縁を切られたおかげで幸せになれました
珠宮さくら
恋愛
伯爵家に生まれたケイトリン・オールドリッチ。跡継ぎの兄と母に似ている妹。その2人が何をしても母は怒ることをしなかった。
なのに母に似ていないという理由で、ケイトリンは理不尽な目にあい続けていた。そんな日々に嫌気がさしたケイトリンは、兄妹を超えるために頑張るようになっていくのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる