312 / 886
7章 闘います、勝ち取るまでは
第312話 聖女候補誘拐事件⑫幽霊
しおりを挟む
わたしたちはそれから街に入って情報を集めた。その後はエラの張った神官について回る。
エラの張った神官は素人のわたしからみても、こんな考えの人が神官名乗っていいの?と思える、思考が偏っていて、そして嫌な奴だった。
テントに帰ってから神官について話し合ったのだけど、やっぱりふたりも嫌な奴だと感じていて、何かしてやりたいという気持ちがむくむく起き上がってくる。
でも、魔力があったってやっぱりわたしたちは子供で、黒幕仲間がどれくらい いるかもわからないし。教会にいる神官さんがもしみんな仲間だったら、わたしたち3人なんか簡単に捕まっちゃいそうだし。
そこでユーハン令嬢が考え出したのが、幽霊になりきることだった。
「幽霊になるですって?」
「シュタイン嬢の見えたり見えなかったりという魔法を使えると思いませんこと?」
「見えたり、見えなかったり?」
「例えば説教をしているときに、私たちが恨み言を言って差し上げますの。よくも私たちをこんな所に連れてきましたね。神さまが私たちを哀れみ、他の魂を持ってくれば、生き返らせてくれるっておっしゃってますの。ですから、代わりにあなたの魂をくださいませんか?って」
気持ち、ユーハン嬢がイキイキしている。
「まぁ、面白そう! 怖がるかしら?」
「声が聞こえるから、私たちが見えるかもしれませんわ。でも、周りの方には見えなくて、神官には何が見えているんだ?と首を傾げられる。みんなには見えてないのか?と訝しんだとき、私たちが移動していたら、幽霊って思うかもしれませんわ」
「わかりました! そこで、悔い改めて罪を告白せよと言って、悪事を語らせるのですね?」
「それもいいかもしれないわ。お前は聖女候補を誘拐させたな?って白状させるのはどうかしら?」
「いいですわ」
ふたりが思いのほか盛り上がっていた。
盛り上がったところに反対意見を入れるのは申し訳なく、けれど悪党がそんな簡単に改心するとは思えなかったので、翌日とりあえず、幽霊騒動を起こしてみようということになった。
誘拐された姫設定の時のワンピースにベールを被り、3人でひっついて街に入る。そして教会に向かった。
朝早くから日差しはもう厳しい。空を見上げれば真っ青だ。
もふさま……。魔力を解放してから3日経った。会いたい。みんなに会いたい……。
「シュタイン嬢、どうかして?」
「ううん、今日も暑いなと思って」
「そうですわね。涼しくして差し上げましょうね」
アイリス嬢が楽しそうに笑って、ユーハン嬢も笑う。わたしも笑った。
例の神官をみつけ、後をつける。
あれ、そっちは教会の出入り口だよ。教会から出ちゃった。そして細い通路に入った。
あ!
わたしたちは口の前に人差し指を立て、お互いに頷く。
誘拐犯2がそこにはいたのだ。
《みつかったのか?》
《いや、まだ》
《じゃあ、来るんじゃねー。お前みてーな小汚いガキとつるんでるとは思われたくないんでな》
《報告に来いって言ったのはそっちじゃんか》
《うるせぇ! 報告ってのは進展があってするもんだろ。早く遺体を見つけやがれ、この間抜けが!》
《遺体をみつけてどーすんだよ? 家に帰してやるのか?》
《馬鹿か、おめーは。神聖国で祀ってやんだよ。神殿が間違った聖女を選ぶから神が怒ったって大々的に広められるだろ。世論も大きく動く。そうなりゃ神殿は失墜する》
神官でありながら、属する神殿に恨みがあるようだ。
《聖女候補を得られなかったのは痛手だが、死んじまったのは仕方ねぇ》
《なんで死んでるってわかるんだよ?》
《砂漠はガキが着の身着のまま、生き延びられるようなところじゃねー》
《もしかしたら、誰かに助けられて……》
《砂漠にゃぁ、人の面倒をみる余裕のある奴なんかいねーよ》
唾を吐き捨てる。
《それより、おめー、証の在り処は聞き出したのか?》
《いや、まだ》
《早くしやがれ。王子とかいうのが持ってんじゃねーのか?》
《部屋を隅から隅まで調べたけど、それらしいものはなかったよ》
《ったく、このグズが! 聖女候補はいねーんだ。あそこから取れるもんはもう証だけだ。婆さんとしっかり探しやがれ。王子の首にナイフでも当てて、口を破らせろよ》
《……》
《お前、情が移ったわけじゃねーよな? 次の満月までに証を手に入れられねーなら、こっちも考えがある。オメーの弟分たちから一人ずつ消していくからな》
《……》
《なんだ、その目は? 一丁前に怒ってんのか? あー、俺にタテつく気か? おい、お前、まさか、お前が聖女候補を逃したりしてねーだろうな?》
《なっ。なんで俺がそんなことすんだよ?》
《知恵がついて、どっかに売りつけたんじゃねーだろうな?》
《何言い出すんだよ? 俺がどうしてそんなことすんだ?》
《まとまった金を受け取って逃げる気だろう?》
神官は誘拐犯2を思い切り蹴飛ばした。狭い通路だから、壁に激突し思わず漏れたような呻き声が。
え?
アイリス嬢がわたしの手を離して、神官を突き飛ばした。
《う、ウミ姫?》
痛みに耐えながらお腹を押さえていた誘拐犯が、絞り出すように名を呼んだ。
「神官でありながら、子供に暴力を振るうとは何事です?」
アイリス嬢は凄んだ。
《……ウミ姫? 聖女候補か? 確かに桃色の髪だな。生きてやがったのか》
わたしはアイリス嬢の手を握って、素早く引き寄せた。
《消えた!》
《そんな馬鹿な!》
わたしとユーハン嬢が先走ったアイリス嬢を睨むと、彼女は口パクでごめんと言った。
「我らはお前たちの計略に落ち、誘拐され、殺されたようなものだ。我らは神に会った。神は言った。そんなに死するのが悔しいのなら、代わりの魂を差し出せと。さすれば生き返らせてやると」
ユーハン嬢やるね。
そこまで言って、わたしたちの手を引っ張り狭い通路内を移動する。そしてまたそこで話す。
「どうせなら、我らを死に導いた魂がいいと思いましたのよ」
そして移動する。神官と誘拐犯は、声のした方を見て、でも姿は見えず困惑しているようだ。
「聖女候補さまの魂ですか? 何をおっしゃいますことやら。安全なところから自ら出て、お亡くなりになったんですよね? それを俺たちのせいにされても、ね」
誘拐犯2は動けずにいる。青い顔をして、声のした方を見上げるだけだ。
「ほんっとに悪党ですわね」
「さぁ、それはどっちかな? 何か仕掛けがあるんでしょう?」
「「「きゃあーー」」」
広範囲に水をかけられ、頭から水を被り、わたしたちは叫び声をあげた。
エラの張った神官は素人のわたしからみても、こんな考えの人が神官名乗っていいの?と思える、思考が偏っていて、そして嫌な奴だった。
テントに帰ってから神官について話し合ったのだけど、やっぱりふたりも嫌な奴だと感じていて、何かしてやりたいという気持ちがむくむく起き上がってくる。
でも、魔力があったってやっぱりわたしたちは子供で、黒幕仲間がどれくらい いるかもわからないし。教会にいる神官さんがもしみんな仲間だったら、わたしたち3人なんか簡単に捕まっちゃいそうだし。
そこでユーハン令嬢が考え出したのが、幽霊になりきることだった。
「幽霊になるですって?」
「シュタイン嬢の見えたり見えなかったりという魔法を使えると思いませんこと?」
「見えたり、見えなかったり?」
「例えば説教をしているときに、私たちが恨み言を言って差し上げますの。よくも私たちをこんな所に連れてきましたね。神さまが私たちを哀れみ、他の魂を持ってくれば、生き返らせてくれるっておっしゃってますの。ですから、代わりにあなたの魂をくださいませんか?って」
気持ち、ユーハン嬢がイキイキしている。
「まぁ、面白そう! 怖がるかしら?」
「声が聞こえるから、私たちが見えるかもしれませんわ。でも、周りの方には見えなくて、神官には何が見えているんだ?と首を傾げられる。みんなには見えてないのか?と訝しんだとき、私たちが移動していたら、幽霊って思うかもしれませんわ」
「わかりました! そこで、悔い改めて罪を告白せよと言って、悪事を語らせるのですね?」
「それもいいかもしれないわ。お前は聖女候補を誘拐させたな?って白状させるのはどうかしら?」
「いいですわ」
ふたりが思いのほか盛り上がっていた。
盛り上がったところに反対意見を入れるのは申し訳なく、けれど悪党がそんな簡単に改心するとは思えなかったので、翌日とりあえず、幽霊騒動を起こしてみようということになった。
誘拐された姫設定の時のワンピースにベールを被り、3人でひっついて街に入る。そして教会に向かった。
朝早くから日差しはもう厳しい。空を見上げれば真っ青だ。
もふさま……。魔力を解放してから3日経った。会いたい。みんなに会いたい……。
「シュタイン嬢、どうかして?」
「ううん、今日も暑いなと思って」
「そうですわね。涼しくして差し上げましょうね」
アイリス嬢が楽しそうに笑って、ユーハン嬢も笑う。わたしも笑った。
例の神官をみつけ、後をつける。
あれ、そっちは教会の出入り口だよ。教会から出ちゃった。そして細い通路に入った。
あ!
わたしたちは口の前に人差し指を立て、お互いに頷く。
誘拐犯2がそこにはいたのだ。
《みつかったのか?》
《いや、まだ》
《じゃあ、来るんじゃねー。お前みてーな小汚いガキとつるんでるとは思われたくないんでな》
《報告に来いって言ったのはそっちじゃんか》
《うるせぇ! 報告ってのは進展があってするもんだろ。早く遺体を見つけやがれ、この間抜けが!》
《遺体をみつけてどーすんだよ? 家に帰してやるのか?》
《馬鹿か、おめーは。神聖国で祀ってやんだよ。神殿が間違った聖女を選ぶから神が怒ったって大々的に広められるだろ。世論も大きく動く。そうなりゃ神殿は失墜する》
神官でありながら、属する神殿に恨みがあるようだ。
《聖女候補を得られなかったのは痛手だが、死んじまったのは仕方ねぇ》
《なんで死んでるってわかるんだよ?》
《砂漠はガキが着の身着のまま、生き延びられるようなところじゃねー》
《もしかしたら、誰かに助けられて……》
《砂漠にゃぁ、人の面倒をみる余裕のある奴なんかいねーよ》
唾を吐き捨てる。
《それより、おめー、証の在り処は聞き出したのか?》
《いや、まだ》
《早くしやがれ。王子とかいうのが持ってんじゃねーのか?》
《部屋を隅から隅まで調べたけど、それらしいものはなかったよ》
《ったく、このグズが! 聖女候補はいねーんだ。あそこから取れるもんはもう証だけだ。婆さんとしっかり探しやがれ。王子の首にナイフでも当てて、口を破らせろよ》
《……》
《お前、情が移ったわけじゃねーよな? 次の満月までに証を手に入れられねーなら、こっちも考えがある。オメーの弟分たちから一人ずつ消していくからな》
《……》
《なんだ、その目は? 一丁前に怒ってんのか? あー、俺にタテつく気か? おい、お前、まさか、お前が聖女候補を逃したりしてねーだろうな?》
《なっ。なんで俺がそんなことすんだよ?》
《知恵がついて、どっかに売りつけたんじゃねーだろうな?》
《何言い出すんだよ? 俺がどうしてそんなことすんだ?》
《まとまった金を受け取って逃げる気だろう?》
神官は誘拐犯2を思い切り蹴飛ばした。狭い通路だから、壁に激突し思わず漏れたような呻き声が。
え?
アイリス嬢がわたしの手を離して、神官を突き飛ばした。
《う、ウミ姫?》
痛みに耐えながらお腹を押さえていた誘拐犯が、絞り出すように名を呼んだ。
「神官でありながら、子供に暴力を振るうとは何事です?」
アイリス嬢は凄んだ。
《……ウミ姫? 聖女候補か? 確かに桃色の髪だな。生きてやがったのか》
わたしはアイリス嬢の手を握って、素早く引き寄せた。
《消えた!》
《そんな馬鹿な!》
わたしとユーハン嬢が先走ったアイリス嬢を睨むと、彼女は口パクでごめんと言った。
「我らはお前たちの計略に落ち、誘拐され、殺されたようなものだ。我らは神に会った。神は言った。そんなに死するのが悔しいのなら、代わりの魂を差し出せと。さすれば生き返らせてやると」
ユーハン嬢やるね。
そこまで言って、わたしたちの手を引っ張り狭い通路内を移動する。そしてまたそこで話す。
「どうせなら、我らを死に導いた魂がいいと思いましたのよ」
そして移動する。神官と誘拐犯は、声のした方を見て、でも姿は見えず困惑しているようだ。
「聖女候補さまの魂ですか? 何をおっしゃいますことやら。安全なところから自ら出て、お亡くなりになったんですよね? それを俺たちのせいにされても、ね」
誘拐犯2は動けずにいる。青い顔をして、声のした方を見上げるだけだ。
「ほんっとに悪党ですわね」
「さぁ、それはどっちかな? 何か仕掛けがあるんでしょう?」
「「「きゃあーー」」」
広範囲に水をかけられ、頭から水を被り、わたしたちは叫び声をあげた。
105
お気に入りに追加
1,295
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
追放された悪役令嬢はシングルマザー
ララ
恋愛
神様の手違いで死んでしまった主人公。第二の人生を幸せに生きてほしいと言われ転生するも何と転生先は悪役令嬢。
断罪回避に奮闘するも失敗。
国外追放先で国王の子を孕んでいることに気がつく。
この子は私の子よ!守ってみせるわ。
1人、子を育てる決心をする。
そんな彼女を暖かく見守る人たち。彼女を愛するもの。
さまざまな思惑が蠢く中彼女の掴み取る未来はいかに‥‥
ーーーー
完結確約 9話完結です。
短編のくくりですが10000字ちょっとで少し短いです。
若奥様は緑の手 ~ お世話した花壇が聖域化してました。嫁入り先でめいっぱい役立てます!
古森真朝
恋愛
意地悪な遠縁のおばの邸で暮らすユーフェミアは、ある日いきなり『明後日に輿入れが決まったから荷物をまとめろ』と言い渡される。いろいろ思うところはありつつ、これは邸から出て自立するチャンス!と大急ぎで支度して出立することに。嫁入り道具兼手土産として、唯一の財産でもある裏庭の花壇(四畳サイズ)を『持参』したのだが――実はこのプチ庭園、長年手塩にかけた彼女の魔力によって、神域霊域レベルのレア植物生息地となっていた。
そうとは知らないまま、輿入れ初日にボロボロになって帰ってきた結婚相手・クライヴを救ったのを皮切りに、彼の実家エヴァンス邸、勤め先である王城、さらにお世話になっている賢者様が司る大神殿と、次々に起こる事件を『あ、それならありますよ!』とプチ庭園でしれっと解決していくユーフェミア。果たして嫁ぎ先で平穏を手に入れられるのか。そして根っから世話好きで、何くれとなく構ってくれるクライヴVS自立したい甘えベタの若奥様の勝負の行方は?
*カクヨム様で先行掲載しております
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
我が家に子犬がやって来た!
もも野はち助(旧ハチ助)
ファンタジー
【あらすじ】ラテール伯爵家の令嬢フィリアナは、仕事で帰宅できない父の状況に不満を抱きながら、自身の6歳の誕生日を迎えていた。すると、遅くに帰宅した父が白黒でフワフワな毛をした足の太い子犬を連れ帰る。子犬の飼い主はある高貴な人物らしいが、訳あってラテール家で面倒を見る事になったそうだ。その子犬を自身の誕生日プレゼントだと勘違いしたフィリアナは、兄ロアルドと取り合いながら、可愛がり始める。子犬はすでに名前が決まっており『アルス』といった。
アルスは当初かなり周囲の人間を警戒していたのだが、フィリアナとロアルドが甲斐甲斐しく世話をする事で、すぐに二人と打ち解ける。
だがそんな子犬のアルスには、ある重大な秘密があって……。
この話は、子犬と戯れながら巻き込まれ成長をしていく兄妹の物語。
※全102話で完結済。
★『小説家になろう』でも読めます★
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
どうして私が我慢しなきゃいけないの?!~悪役令嬢のとりまきの母でした~
涼暮 月
恋愛
目を覚ますと別人になっていたわたし。なんだか冴えない異国の女の子ね。あれ、これってもしかして異世界転生?と思ったら、乙女ゲームの悪役令嬢のとりまきのうちの一人の母…かもしれないです。とりあえず婚約者が最悪なので、婚約回避のために頑張ります!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
1001部隊 ~幻の最強部隊、異世界にて~
鮪鱚鰈
ファンタジー
昭和22年 ロサンゼルス沖合
戦艦大和の艦上にて日本とアメリカの講和がなる
事実上勝利した日本はハワイ自治権・グアム・ミッドウエー統治権・ラバウル直轄権利を得て事実上太平洋の覇者となる
その戦争を日本の勝利に導いた男と男が率いる小隊は1001部隊
中国戦線で無類の活躍を見せ、1001小隊の参戦が噂されるだけで敵が逃げ出すほどであった。
終戦時1001小隊に参加して最後まで生き残った兵は11人
小隊長である男『瀬能勝則』含めると12人の男達である
劣戦の戦場でその男達が現れると瞬く間に戦局が逆転し気が付けば日本軍が勝っていた。
しかし日本陸軍上層部はその男達を快くは思っていなかった。
上官の命令には従わず自由気ままに戦場を行き来する男達。
ゆえに彼らは最前線に配備された
しかし、彼等は死なず、最前線においても無類の戦火を上げていった。
しかし、彼らがもたらした日本の勝利は彼らが望んだ日本を作り上げたわけではなかった。
瀬能が死を迎えるとき
とある世界の神が彼と彼の部下を新天地へと導くのであった
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
次は幸せな結婚が出来るかな?
キルア犬
ファンタジー
バレンド王国の第2王女に転生していた相川絵美は5歳の時に毒を盛られ、死にかけたことで前世を思い出した。
だが、、今度は良い男をついでに魔法の世界だから魔法もと考えたのだが、、、解放の日に鑑定した結果は使い勝手が良くない威力だった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
転生貧乏令嬢メイドは見なかった!
seo
恋愛
血筋だけ特殊なファニー・イエッセル・クリスタラーは、名前や身元を偽りメイド業に勤しんでいた。何もないただ広いだけの領地はそれだけでお金がかかり、古い屋敷も修繕費がいくらあっても足りない。
いつものようにお茶会の給仕に携わった彼女は、令息たちの会話に耳を疑う。ある女性を誰が口説き落とせるかの賭けをしていた。その対象は彼女だった。絶対こいつらに関わらない。そんな決意は虚しく、親しくなれるように手筈を整えろと脅され断りきれなかった。抵抗はしたものの身分の壁は高く、メイドとしても令嬢としても賭けの舞台に上がることに。
これは前世の記憶を持つ貧乏な令嬢が、見なかったことにしたかったのに巻き込まれ、自分の存在を見なかったことにしない人たちと出会った物語。
#逆ハー風なところあり
#他サイトさまでも掲載しています(作者名2文字違いもあり)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる