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6章 楽しい学園生活のハズ
第247話 家族の時間
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「エリン、そんなに走るんじゃない! 姉さまが転ぶ」
今まで誰が何を言っても止まらなかったのに、父さまがそういうとエリンはピタリと足を止めた。振り返り、わたしの状態に驚愕する。
「ね、姉さま、だ、大丈夫!?」
平気と言いたいが、息切れが酷くて声にならない。
「大丈夫か、リディー?」
屈み込む父さまになんとか頷く。
「私が運ぼうか?」
兄さまが無駄にキラキラを振りまきながら言う。
いや、いいです。
この家族、やたら見目麗しいものだから、洗練された美しいもので溢れる王都でさえ光る人たちなんです。というわけで、ずっと注目を浴びているのよ、どこへ行っても。
ノエルがわたしとエリンの繋いだ手をほどく。
「何よ!」
「エリンは姉さまに無理をさせるから、今日はもう手を繋いじゃダメ!」
『また始まるな』
もふさまが言うのはわたしの取り合いだ。
「もう、走らないから」
エリンがすがるようにわたしを見る。
「だって、だって、ずっと姉さまと手を繋いでお出かけしたかったんだもの」
「僕だってそうだよ。でも姉さまは昨日も具合が悪かったし、歩くのだってものすごく遅いし、体力だって誰よりもないんだから、エリンが連れまわしたらぶり返しちゃうよ」
その通りだが、5つも下の弟に体力ないって言われるって……。
「姉さま、そうなの?」
涙いっぱいの瞳でわたしを見上げる。
「そんなことないよ。でも、もう走らないでね。姉さまもエリンともノエルとも一緒に手を繋いでお出かけしたかったんだから」
そう言えば、ふたりが左右からわたしにしがみついてくる。
もふさまが呆れ顔だ。
もふさまのリュックの中から平和な会話が聞こえる。
「それはおいらのマシュマロでち」
『残しているから、もう食べたくないのかと思った』
『レオがアオの食べた』
『アオの溶けるお菓子をレオが食べた』
『仕方ないですねー。わたくしの溶けるのをあげますから、ケンカはやめましょう』
「ベア、ありがとでち」
「なんか今聞こえなかった?」
エリンがノエルに尋ねる。
「もふさまのリュックから聞こえたような……」
アオの声はみんなに聞こえるんだった!
わたしはふたりの手を引っ張る。
「もうすぐよ、エリンを案内したかったお店は」
双子は〝声〟のことなんか忘れて、大通りを見る。
「こっち?」
頷いて歩き出す。アラ兄がもふさまを抱き上げているのが見えた。
まずは王都の隠れた名店、『ハルメ武器屋』に向かう。
ロビ兄とエリンが最高に食いついている。
「これがメイスね! これを振り回して魔物をやっつけたら、かっこいいかな?」
「えげつない武器だな」
「アラン兄さまに魔具にしてもらって、当たったとたん火がつくとかどうかな?」
「火か、それより電撃の方がよくないか?」
「デンゲキって?」
「雷だよ」
「雷、つけれるの?」
「ん、クイに頼んで」
「クイって?」
ロビ兄がしまったと言いたげにわたしを見た。
なんでこっち見ちゃうのよ。
「姉さま、クイって誰?」
「誰だろうね?」
「ぬいぐるみのクイじゃないよね?」
「エリンにはこっちがいいんじゃないか?」
兄さまがほっそい剣を掲げた。
「これならリディーも持てるんじゃないかな。エリンとお揃いで」
「姉さまとお揃い!?」
「ずるい、僕も!」
兄さまに渡されてレイピアを持ってみる。細いけど、軽いわけではないんだね。
そりゃ普通の長剣に比べれば軽いのだろうけど。
「姉さま」
エリンがウキウキした瞳でわたしを見上げ、レイピアを掲げる。
これはごまかし続けるため、のるしかないね。
ロビ兄、この貸しは高くつくよ。
そう思いながら、エリンのレイピアの刃にわたしのレイピアを当てる。そこにノエルも剣を当てた。
「光のあるところに影はあり!」
「影のあるところに光は届く!」
エリンとノエルに生き生きとした期待の目で見られる。
ロビ兄のヒーロー願望はエリンとノエルに受け継がれていた。
「わ、我らシュタインの名の下に」
「「正義を貫く!」」
天に向かって剣を掲げる。
めちゃくちゃ恥ずかしい。店内の視線を釘付けだ。ふたりは余韻に浸っている。父さまは周りの人たちに騒がせていることを謝り、生温かい目で見られている。
武器は買う前に手にして振り下ろすぐらいまでは認められている。
誰に向かってか、心の中で言い訳をしてしまう。
剣をおもちゃにしているわけではありません、この子たち、ちゃんと戦えるんです。強いんです、6歳で、すでにね。
「父さま、どう? この剣、似合う?」
「武器は似合うかどうかで決めるものじゃないぞ、エリン」
「でも、母さま〝見栄え〟は大事よね?」
「もちろんよ、エリン」
「リディーはどうだ? レイピアなら持って戦えそうか?」
「布より、重いかな」
わたしは戦うとき、ほぼ魔法で済ませている。剣の才能がないわたし。武器は重たくて行動がさらに遅くなるだけだった。そこで使うようになったのが布だ。マントの肩に通されていたリボン。普段は軽くて長い飾りのリボンだけど、戦闘時はマントからリボンを抜き取り、ヌンチャクのようにして戦った。戦いモードになったら水を含ませる。すると思わぬ重さが出る。
エリンにとってはレイピアは軽いようだ。
「あたし、これで戦う!」
「ノエルは?」
「姉さまとお揃いがいいけど、……後方支援できる武器が欲しいな」
「弓とか?」
エリンが言って首を傾げる。
「弓はこっちにあるよ」
アラ兄が手招きした。
みんなでそちらに移動する。
エリンはよほど気に入ったようでレイピアを持ったままだ。
弓をいくつか見て形を一応選んでおき、お店の人に相談した。
その形の中でノエルに適した弓を選んでくれた。
レイピアが割と高くて驚いたが、父さまがふたりの武器を買った。ちなみにわたしの分のレイピアも。持てないと言ったのだけど。エリンのお揃いの武器で!という無言の圧力に負けた。
ノエルを連れていきたかったのはかわいらしいデザートが買えるお店だ。
案の定、ノエルが大喜び。アラ兄も情報収集として楽しそうだ。
ノエルはかわいいものが好きだから。お見舞いをくれた人たちへのお返しも手配した。
いっぱい買い込んで、嬉しそうにしていたノエルが急にしゅんとする。
「僕たちの行きたいところばかりで姉さまの行きたいところに行けなかった」
「ふたりの喜ぶ姿が見られたから、わたしは楽しかったよ」
本心を伝えれば、弟はわたしにしがみついてきた。
うちの子たちはかわいい。
もふさまのリュックの中にも差し入れだ。さっきアオにマシュマロをあげてたベアには蜂蜜ケーキもね。ベアへのありがとうの気持ちだったのに、それもまたみんなで一緒に食べている。ベアもとっても優しい子だ。
家族揃っての食事は次は夏休みになる。今日はアルノルトも家に帰って3人で家族水いらず。うちはわたしがご飯を作った。兄さまたちに手伝ってもらってね。
今日は中華風だ。海鮮スープに、肉団子の餡掛け。これは何年か前にカタクリの花から取れるカタクリ粉というのを見つけて、まんま片栗粉だったのでトロミを出す料理も作れるようになったんだ。それからチャーハンとチマキとエビチリ。瞬く間にお皿から料理が消えていく。嬉しいね。
食べながらわたしたちが王都に来てからのエリンとノエルの冒険譚を聞いた。父さまとアルノルトとおじいさまとシヴァと双子で空っぽダンジョンに行っているみたいだ。戦闘能力ももちろん高いけれど、その戦いにおいてのセンス?があるらしく、有望視されている。
その話を聞いてから、もふもふ軍団が早く双子に自分たちのことを話せと言ってくる。あれ、あれだね。双子とダンジョン行きたいんだね。なんでみんなして戦闘狂なの!?
寝る前に父さまに呼ばれた。
「父さま、これは?」
本のような分厚さだが、中は真っ白だ。
「リディーは今まで森の主人さまや誰かといつも一緒にいた。思ったこと、考えたことを伝えて気持ちを共有したり、意見を聞いて気持ちを整理することもできた。寮だとそれが難しいだろう? 友達がいても友達だからこそ言えないことも出てくるだろう。これにリディーの気持ちを綴ってごらん。その日あったこと、思ったことを書き留めるといい。読み直して初めて気づくことや、気持ちを整理するのに役立つだろう」
日記帳か。この分厚さは研究室の記録書並みだ。簡単には手に入らない。
「父さまと母さまからの学園入学のお祝いだ。最後のページまで書き切った時に、世界にたったひとつ、リディアの学園生活を綴った本となる」
わたしの……わたしだけの、本……。
分厚い中は真っ白の本をわたしは胸に抱きしめた。
「ありがとう、父さま、母さま。わたし、毎日書き留めることにする!」
今まで誰が何を言っても止まらなかったのに、父さまがそういうとエリンはピタリと足を止めた。振り返り、わたしの状態に驚愕する。
「ね、姉さま、だ、大丈夫!?」
平気と言いたいが、息切れが酷くて声にならない。
「大丈夫か、リディー?」
屈み込む父さまになんとか頷く。
「私が運ぼうか?」
兄さまが無駄にキラキラを振りまきながら言う。
いや、いいです。
この家族、やたら見目麗しいものだから、洗練された美しいもので溢れる王都でさえ光る人たちなんです。というわけで、ずっと注目を浴びているのよ、どこへ行っても。
ノエルがわたしとエリンの繋いだ手をほどく。
「何よ!」
「エリンは姉さまに無理をさせるから、今日はもう手を繋いじゃダメ!」
『また始まるな』
もふさまが言うのはわたしの取り合いだ。
「もう、走らないから」
エリンがすがるようにわたしを見る。
「だって、だって、ずっと姉さまと手を繋いでお出かけしたかったんだもの」
「僕だってそうだよ。でも姉さまは昨日も具合が悪かったし、歩くのだってものすごく遅いし、体力だって誰よりもないんだから、エリンが連れまわしたらぶり返しちゃうよ」
その通りだが、5つも下の弟に体力ないって言われるって……。
「姉さま、そうなの?」
涙いっぱいの瞳でわたしを見上げる。
「そんなことないよ。でも、もう走らないでね。姉さまもエリンともノエルとも一緒に手を繋いでお出かけしたかったんだから」
そう言えば、ふたりが左右からわたしにしがみついてくる。
もふさまが呆れ顔だ。
もふさまのリュックの中から平和な会話が聞こえる。
「それはおいらのマシュマロでち」
『残しているから、もう食べたくないのかと思った』
『レオがアオの食べた』
『アオの溶けるお菓子をレオが食べた』
『仕方ないですねー。わたくしの溶けるのをあげますから、ケンカはやめましょう』
「ベア、ありがとでち」
「なんか今聞こえなかった?」
エリンがノエルに尋ねる。
「もふさまのリュックから聞こえたような……」
アオの声はみんなに聞こえるんだった!
わたしはふたりの手を引っ張る。
「もうすぐよ、エリンを案内したかったお店は」
双子は〝声〟のことなんか忘れて、大通りを見る。
「こっち?」
頷いて歩き出す。アラ兄がもふさまを抱き上げているのが見えた。
まずは王都の隠れた名店、『ハルメ武器屋』に向かう。
ロビ兄とエリンが最高に食いついている。
「これがメイスね! これを振り回して魔物をやっつけたら、かっこいいかな?」
「えげつない武器だな」
「アラン兄さまに魔具にしてもらって、当たったとたん火がつくとかどうかな?」
「火か、それより電撃の方がよくないか?」
「デンゲキって?」
「雷だよ」
「雷、つけれるの?」
「ん、クイに頼んで」
「クイって?」
ロビ兄がしまったと言いたげにわたしを見た。
なんでこっち見ちゃうのよ。
「姉さま、クイって誰?」
「誰だろうね?」
「ぬいぐるみのクイじゃないよね?」
「エリンにはこっちがいいんじゃないか?」
兄さまがほっそい剣を掲げた。
「これならリディーも持てるんじゃないかな。エリンとお揃いで」
「姉さまとお揃い!?」
「ずるい、僕も!」
兄さまに渡されてレイピアを持ってみる。細いけど、軽いわけではないんだね。
そりゃ普通の長剣に比べれば軽いのだろうけど。
「姉さま」
エリンがウキウキした瞳でわたしを見上げ、レイピアを掲げる。
これはごまかし続けるため、のるしかないね。
ロビ兄、この貸しは高くつくよ。
そう思いながら、エリンのレイピアの刃にわたしのレイピアを当てる。そこにノエルも剣を当てた。
「光のあるところに影はあり!」
「影のあるところに光は届く!」
エリンとノエルに生き生きとした期待の目で見られる。
ロビ兄のヒーロー願望はエリンとノエルに受け継がれていた。
「わ、我らシュタインの名の下に」
「「正義を貫く!」」
天に向かって剣を掲げる。
めちゃくちゃ恥ずかしい。店内の視線を釘付けだ。ふたりは余韻に浸っている。父さまは周りの人たちに騒がせていることを謝り、生温かい目で見られている。
武器は買う前に手にして振り下ろすぐらいまでは認められている。
誰に向かってか、心の中で言い訳をしてしまう。
剣をおもちゃにしているわけではありません、この子たち、ちゃんと戦えるんです。強いんです、6歳で、すでにね。
「父さま、どう? この剣、似合う?」
「武器は似合うかどうかで決めるものじゃないぞ、エリン」
「でも、母さま〝見栄え〟は大事よね?」
「もちろんよ、エリン」
「リディーはどうだ? レイピアなら持って戦えそうか?」
「布より、重いかな」
わたしは戦うとき、ほぼ魔法で済ませている。剣の才能がないわたし。武器は重たくて行動がさらに遅くなるだけだった。そこで使うようになったのが布だ。マントの肩に通されていたリボン。普段は軽くて長い飾りのリボンだけど、戦闘時はマントからリボンを抜き取り、ヌンチャクのようにして戦った。戦いモードになったら水を含ませる。すると思わぬ重さが出る。
エリンにとってはレイピアは軽いようだ。
「あたし、これで戦う!」
「ノエルは?」
「姉さまとお揃いがいいけど、……後方支援できる武器が欲しいな」
「弓とか?」
エリンが言って首を傾げる。
「弓はこっちにあるよ」
アラ兄が手招きした。
みんなでそちらに移動する。
エリンはよほど気に入ったようでレイピアを持ったままだ。
弓をいくつか見て形を一応選んでおき、お店の人に相談した。
その形の中でノエルに適した弓を選んでくれた。
レイピアが割と高くて驚いたが、父さまがふたりの武器を買った。ちなみにわたしの分のレイピアも。持てないと言ったのだけど。エリンのお揃いの武器で!という無言の圧力に負けた。
ノエルを連れていきたかったのはかわいらしいデザートが買えるお店だ。
案の定、ノエルが大喜び。アラ兄も情報収集として楽しそうだ。
ノエルはかわいいものが好きだから。お見舞いをくれた人たちへのお返しも手配した。
いっぱい買い込んで、嬉しそうにしていたノエルが急にしゅんとする。
「僕たちの行きたいところばかりで姉さまの行きたいところに行けなかった」
「ふたりの喜ぶ姿が見られたから、わたしは楽しかったよ」
本心を伝えれば、弟はわたしにしがみついてきた。
うちの子たちはかわいい。
もふさまのリュックの中にも差し入れだ。さっきアオにマシュマロをあげてたベアには蜂蜜ケーキもね。ベアへのありがとうの気持ちだったのに、それもまたみんなで一緒に食べている。ベアもとっても優しい子だ。
家族揃っての食事は次は夏休みになる。今日はアルノルトも家に帰って3人で家族水いらず。うちはわたしがご飯を作った。兄さまたちに手伝ってもらってね。
今日は中華風だ。海鮮スープに、肉団子の餡掛け。これは何年か前にカタクリの花から取れるカタクリ粉というのを見つけて、まんま片栗粉だったのでトロミを出す料理も作れるようになったんだ。それからチャーハンとチマキとエビチリ。瞬く間にお皿から料理が消えていく。嬉しいね。
食べながらわたしたちが王都に来てからのエリンとノエルの冒険譚を聞いた。父さまとアルノルトとおじいさまとシヴァと双子で空っぽダンジョンに行っているみたいだ。戦闘能力ももちろん高いけれど、その戦いにおいてのセンス?があるらしく、有望視されている。
その話を聞いてから、もふもふ軍団が早く双子に自分たちのことを話せと言ってくる。あれ、あれだね。双子とダンジョン行きたいんだね。なんでみんなして戦闘狂なの!?
寝る前に父さまに呼ばれた。
「父さま、これは?」
本のような分厚さだが、中は真っ白だ。
「リディーは今まで森の主人さまや誰かといつも一緒にいた。思ったこと、考えたことを伝えて気持ちを共有したり、意見を聞いて気持ちを整理することもできた。寮だとそれが難しいだろう? 友達がいても友達だからこそ言えないことも出てくるだろう。これにリディーの気持ちを綴ってごらん。その日あったこと、思ったことを書き留めるといい。読み直して初めて気づくことや、気持ちを整理するのに役立つだろう」
日記帳か。この分厚さは研究室の記録書並みだ。簡単には手に入らない。
「父さまと母さまからの学園入学のお祝いだ。最後のページまで書き切った時に、世界にたったひとつ、リディアの学園生活を綴った本となる」
わたしの……わたしだけの、本……。
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