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6章 楽しい学園生活のハズ
第244話 温泉卵の行方
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「お嬢さま、大丈夫ですか?」
ピドリナがわたしのおでこに手をやる。
「大丈夫だよ」
「さきほどよりは熱は下がっていますが。……寒くないですか?」
兄さまは食事の用意を手伝っていたみたいだ。
週末となる光曜日の夕方から休息日まで、ヘリとデルはお休みにしている。
今まではこちらに住む兄さまたちと会うために、わたしたちが来るからだった。サブサブサブルームで行き来していることがバレないようにするための措置だ。
ヘリは23歳のシングルマザーだ。18歳で産んだ一人息子と暮らしている。同じ長屋の人たちと助け合い、休みをずらして子供を預けたり預かったりしながら暮らしている。うちの仕事は早上がりで休みがしっかりある上にお給金はいい方なので、ヘリにとっても都合が良かったようだ。念のための誓約魔法も取り交わし、3年間勤めてくれている。
デルはおばあさんと二人暮らしだ。週末はおばあちゃん孝行をしている。
ふたりともお給金も、待遇にも満足しているようだ。この体制のおかげで週末だけはアオたちも自由に動ける。平日、王都の家では、ほぼわたしの部屋の中とサブサブサブルームの中だけで暮らしてもらっているからね。
ピドリナは今、母さまたちもこちらに来ているので、臨時でダインと一緒に働きに来てくれている。
「ダインは?」
「旦那さま、奥さま、アラン坊っちゃま、エトワールお嬢さま、ノエル坊っちゃまと一緒にフォンタナ家に行っています」
ああ、そうなのか。
双子は絶対といっていいほどわたしに付き纏うので、しんどいだろうと父さまたちが連れ出してくれて、そのお守りにダインとアラ兄も行ってくれたんだね。
「ダインもフォンタナ家が大好きですから」
ピドリナが付け加えた。
確かにあそこは遊び相手が無限にいるからね。体力お化けの子供を預けるには、願ってもない場所だ。
フォンタナ家の子どものあやしかたのひとつに子どもを放り投げる、がある。ラグビーボールさながらに、走りまわりながら子どもをパスする。わたしが大泣きしたため、女の子にはやっちゃアカンと学んだようだけど、それ男女関係なく一般的に泣くことだから。喜ぶフォンタナ家の血筋が変だから!
「アマンダさまがお医者さまを呼んでくださったんです。お嬢さまがお帰りになったのとほぼ同時にお医者さまがいらしたので驚きました」
アマンダおばさまはフォンタナ男爵夫人。フォンタナ家は父さまの父さまの父さまである前ランディラカ伯の兄弟の一族だ。王都に来るようになってから、いっぱいお世話になっている。
お医者さまの診療代も払い済みになっていたようで、父さまはそのお礼かたがたというところだったのだろう。
「なぜ、アマンダおばさまがお医者さまを?」
「ケラさまからリディアお嬢さまが倒れたことを聞いたそうです」
「ケラから?」
え、ケラがなんで知っているの?
「なんでケラはわたしが熱を出したのを知っているの?」
「それは、熱で倒れたリーを兄さまが運んだからだよ。ケラだけじゃなくて……」
ロビ兄の台詞の途中でアルノルトがピクッとして、失礼しますと部屋を出る。来訪を告げるノッカーが鳴った。
戻ってきたときは、花束と箱やら袋やらを抱えていた。
アルノルトはテーブルの上にそれぞれを置いていく。
「お見舞いです」
「お見舞い?」
『生クリームの匂いがするぞ?』
箱の匂いを嗅いだレオが嬉しそうに言った。
『こっちはお菓子だ』
『お菓子だ』
「ど、どなたから?」
「こちらは第二王子殿下から。エディスンさま、ヘイウッドさま、モットレイさま、パニャーニさま、フリードさま、ハバーさま、タラッカさま、カートライトさまからですね」
主に生徒会や知り合いだ。
「なんで……」
「結構目立ってからね。女生徒がやけに騒いでいたし」
……………………………………。
「運んだって、ど、どんなふうに?」
「ん? もちろんこうやって」
「うわっ」
ロビ兄にお姫さま抱っこをされる。
「リーを抱えて颯爽と走って。兄さま、スッゲーかっこよかった」
椅子に下ろしてくれる。
ものすごく目立ったんだろうなー。
「兄さま、重かったよね。ごめんなさい、ありがとう」
兄さまはにっこりと笑った。
「リディーは軽いよ。もっと食べないと。ほっぺがやつれてる」
「本当ですわ、お嬢さま。プルプルのほっぺがこんなに痩せこけて。寮の食事が口に合わなかったのですか?」
「ピドリナ、話は後にして、お嬢さまに食事を」
「まぁ、そうね。すぐにお持ちします」
アルノルトに急かされてピドリナは慌てたように部屋から出て行った。
「リディー、寮の部屋が寒かったの?」
わたしは横に首を振った。それもあるけれど。
「いつももふさまたちと眠ってるでしょ。一昨日は寮の子たちと眠ったからそう感じなかったけど、ひとりで眠ると少し寒いみたい。毛皮を1枚足して寝ることにする」
『ほら、我らを連れていかないからだ』
そうなんだけどね……。
「それだけ?」
兄さまに覗き込まれた。
お粥が運ばれてきた。シャケと青菜が入ったお粥だ。温泉卵にしたものもつけてくれている。
ピドリナは心得ていて、もふもふ軍団にも器を用意してくれた。
土鍋からおたまでみんなの分をよそっていく。
他のみんなは中途半端な時間だからか食べないようだ。お菓子とお茶も用意してわたしの前に座った。
お茶を一口飲んでから、スプーンでお粥をひと口。
お米が飽和寸前状態。塩加減が絶妙で、お米の甘さが際立つ。ベアジャケのしょっぱさがあとひくんだよね。半分食べる頃には体がポカポカしてきた。
顔をあげると、みんなが満足そうにわたしを見ていた。
ご飯を食べながら、寮のことを話した。
掃除が行き届いていなかったこと。食事がとても質素だったこと。
兄さまとロビ兄は驚きまくっている。
「ドーン寮がそんなにひどいだなんて……」
と言葉をなくす。
「ねぇ、リディー」
温泉卵を頑張って一口で食べるか、スプーンで半分掬うか考えながら兄さまを見上げる。
つるっとした白身部分を味わううちに中の濃厚な黄身が出てくるのと、最初に黄身の部分から食べるか、黄身と一緒に白身を味わって食べるか。温泉卵も一概には語れない。それぞれのおいしさがある。
「リディーは学園に通わなくてもいいんじゃないかな?」
え?
今日は黄身と一緒に白身を味わおうと半分掬った温泉卵がお皿の中に落ちた。
「リディーはそこまで丈夫じゃないし。念がつきやすいみたいだから、人が多く集まるところは適してない。学園に通わなくたって頭はいいんだし……、無理して通うことは……」
「無理してないよ」
「でも……」
「寒かったからちょっと風邪ひいちゃったけど。初めてのことばかりでうまくできてはいないけど、楽しいし。無理じゃないよ」
心配をかけて、そんなことを言わせているのだとは思ったけれど、いつもわたしを全肯定してくれる兄さまから反対するようなことを言われて、少し取り乱す。
『リーは念をまたつけてきたものね』
『アリ、言っちゃダメだろ』
わたしはアリとクイを見る。他のもふもふ軍団が視線を外した。
そっか、わたしまた念をつけてきたんだ。それで余計に心配をかけているんだ。
ピドリナがわたしのおでこに手をやる。
「大丈夫だよ」
「さきほどよりは熱は下がっていますが。……寒くないですか?」
兄さまは食事の用意を手伝っていたみたいだ。
週末となる光曜日の夕方から休息日まで、ヘリとデルはお休みにしている。
今まではこちらに住む兄さまたちと会うために、わたしたちが来るからだった。サブサブサブルームで行き来していることがバレないようにするための措置だ。
ヘリは23歳のシングルマザーだ。18歳で産んだ一人息子と暮らしている。同じ長屋の人たちと助け合い、休みをずらして子供を預けたり預かったりしながら暮らしている。うちの仕事は早上がりで休みがしっかりある上にお給金はいい方なので、ヘリにとっても都合が良かったようだ。念のための誓約魔法も取り交わし、3年間勤めてくれている。
デルはおばあさんと二人暮らしだ。週末はおばあちゃん孝行をしている。
ふたりともお給金も、待遇にも満足しているようだ。この体制のおかげで週末だけはアオたちも自由に動ける。平日、王都の家では、ほぼわたしの部屋の中とサブサブサブルームの中だけで暮らしてもらっているからね。
ピドリナは今、母さまたちもこちらに来ているので、臨時でダインと一緒に働きに来てくれている。
「ダインは?」
「旦那さま、奥さま、アラン坊っちゃま、エトワールお嬢さま、ノエル坊っちゃまと一緒にフォンタナ家に行っています」
ああ、そうなのか。
双子は絶対といっていいほどわたしに付き纏うので、しんどいだろうと父さまたちが連れ出してくれて、そのお守りにダインとアラ兄も行ってくれたんだね。
「ダインもフォンタナ家が大好きですから」
ピドリナが付け加えた。
確かにあそこは遊び相手が無限にいるからね。体力お化けの子供を預けるには、願ってもない場所だ。
フォンタナ家の子どものあやしかたのひとつに子どもを放り投げる、がある。ラグビーボールさながらに、走りまわりながら子どもをパスする。わたしが大泣きしたため、女の子にはやっちゃアカンと学んだようだけど、それ男女関係なく一般的に泣くことだから。喜ぶフォンタナ家の血筋が変だから!
「アマンダさまがお医者さまを呼んでくださったんです。お嬢さまがお帰りになったのとほぼ同時にお医者さまがいらしたので驚きました」
アマンダおばさまはフォンタナ男爵夫人。フォンタナ家は父さまの父さまの父さまである前ランディラカ伯の兄弟の一族だ。王都に来るようになってから、いっぱいお世話になっている。
お医者さまの診療代も払い済みになっていたようで、父さまはそのお礼かたがたというところだったのだろう。
「なぜ、アマンダおばさまがお医者さまを?」
「ケラさまからリディアお嬢さまが倒れたことを聞いたそうです」
「ケラから?」
え、ケラがなんで知っているの?
「なんでケラはわたしが熱を出したのを知っているの?」
「それは、熱で倒れたリーを兄さまが運んだからだよ。ケラだけじゃなくて……」
ロビ兄の台詞の途中でアルノルトがピクッとして、失礼しますと部屋を出る。来訪を告げるノッカーが鳴った。
戻ってきたときは、花束と箱やら袋やらを抱えていた。
アルノルトはテーブルの上にそれぞれを置いていく。
「お見舞いです」
「お見舞い?」
『生クリームの匂いがするぞ?』
箱の匂いを嗅いだレオが嬉しそうに言った。
『こっちはお菓子だ』
『お菓子だ』
「ど、どなたから?」
「こちらは第二王子殿下から。エディスンさま、ヘイウッドさま、モットレイさま、パニャーニさま、フリードさま、ハバーさま、タラッカさま、カートライトさまからですね」
主に生徒会や知り合いだ。
「なんで……」
「結構目立ってからね。女生徒がやけに騒いでいたし」
……………………………………。
「運んだって、ど、どんなふうに?」
「ん? もちろんこうやって」
「うわっ」
ロビ兄にお姫さま抱っこをされる。
「リーを抱えて颯爽と走って。兄さま、スッゲーかっこよかった」
椅子に下ろしてくれる。
ものすごく目立ったんだろうなー。
「兄さま、重かったよね。ごめんなさい、ありがとう」
兄さまはにっこりと笑った。
「リディーは軽いよ。もっと食べないと。ほっぺがやつれてる」
「本当ですわ、お嬢さま。プルプルのほっぺがこんなに痩せこけて。寮の食事が口に合わなかったのですか?」
「ピドリナ、話は後にして、お嬢さまに食事を」
「まぁ、そうね。すぐにお持ちします」
アルノルトに急かされてピドリナは慌てたように部屋から出て行った。
「リディー、寮の部屋が寒かったの?」
わたしは横に首を振った。それもあるけれど。
「いつももふさまたちと眠ってるでしょ。一昨日は寮の子たちと眠ったからそう感じなかったけど、ひとりで眠ると少し寒いみたい。毛皮を1枚足して寝ることにする」
『ほら、我らを連れていかないからだ』
そうなんだけどね……。
「それだけ?」
兄さまに覗き込まれた。
お粥が運ばれてきた。シャケと青菜が入ったお粥だ。温泉卵にしたものもつけてくれている。
ピドリナは心得ていて、もふもふ軍団にも器を用意してくれた。
土鍋からおたまでみんなの分をよそっていく。
他のみんなは中途半端な時間だからか食べないようだ。お菓子とお茶も用意してわたしの前に座った。
お茶を一口飲んでから、スプーンでお粥をひと口。
お米が飽和寸前状態。塩加減が絶妙で、お米の甘さが際立つ。ベアジャケのしょっぱさがあとひくんだよね。半分食べる頃には体がポカポカしてきた。
顔をあげると、みんなが満足そうにわたしを見ていた。
ご飯を食べながら、寮のことを話した。
掃除が行き届いていなかったこと。食事がとても質素だったこと。
兄さまとロビ兄は驚きまくっている。
「ドーン寮がそんなにひどいだなんて……」
と言葉をなくす。
「ねぇ、リディー」
温泉卵を頑張って一口で食べるか、スプーンで半分掬うか考えながら兄さまを見上げる。
つるっとした白身部分を味わううちに中の濃厚な黄身が出てくるのと、最初に黄身の部分から食べるか、黄身と一緒に白身を味わって食べるか。温泉卵も一概には語れない。それぞれのおいしさがある。
「リディーは学園に通わなくてもいいんじゃないかな?」
え?
今日は黄身と一緒に白身を味わおうと半分掬った温泉卵がお皿の中に落ちた。
「リディーはそこまで丈夫じゃないし。念がつきやすいみたいだから、人が多く集まるところは適してない。学園に通わなくたって頭はいいんだし……、無理して通うことは……」
「無理してないよ」
「でも……」
「寒かったからちょっと風邪ひいちゃったけど。初めてのことばかりでうまくできてはいないけど、楽しいし。無理じゃないよ」
心配をかけて、そんなことを言わせているのだとは思ったけれど、いつもわたしを全肯定してくれる兄さまから反対するようなことを言われて、少し取り乱す。
『リーは念をまたつけてきたものね』
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