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5章 王都へ
第207話 フリーダム
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アダムは今日も、出店にいっぱいの物を買いに来てくれていた。
「元気がないね」
「そんなことないですよ」
笑おうと思って失敗する。
出店のスタッフの子供たちにも気遣われているのは感じているので、顔に手をやって揉み解したりしているのだが、頬が変に持ち上がるだけで不自然な笑みになっているのはわかっていた。
「君が淋しそうなのは、お兄さんたちが王都に行っているからって聞いたけど、そうなの?」
思わず見上げる。
「どうもそうみたいだね。そんなにお兄さんたちに会いたいの? なら君も王都に行けば?」
わたしは視線を落とした。できることならそうしている。
「近いうちに王都に帰らないとなんだ。私だけ先にね。一緒に行く? 連れてってあげるよ?」
すがるように見上げてしまったが、足があったとしても行くべきでないのはわかっている。父さまと母さまがわたしは王都へ行くべきでないと判断しているのだ。
「うーうん、行かない。でも、ありがと」
夕食をとっていた。伝達魔法で手紙が届いたようだ。
開いたアルノルトは、それを母さまの元に持っていく。
「ジュレミーさまからです」
そうだろうとは思っていたけれど、なんて書いてあるんだろう?
わたしはお肉をもぐもぐしながら、母さまが読み終わるのを待つ。
『これは我が好きなやつだな。一緒に米を食べたい』
わたしはハンナにお願いをして、もふさまにご飯を持ってきてもらった。
お皿の上で角煮丼にする。野菜も食べてほしいので温野菜を横に並べれば、もふさまが肉と米でいいのにと呟く。
「おいらも角煮好きでち」
アオが口を大きく開けてアムっとしてる。
今日は花巻きに切り目を入れて、そこに角煮を挟んでいただいている。お肉を挟んだ角煮まんだね。もふさまはご飯が欲しくなっちゃったみたいだけど。
母さまがため息を落とした。
「リディー、父さまからお許しが出たわ。王都に行っていいって」
え?
「いよいよ鞄が売り出されるそうよ。ランパッド商会さんが招待してくださって。リディーはきっとお店を見たいというだろうからって」
わぁーーーーーーーーーー!
そっか、あの鞄たちがついに売り出されるのか!
一陣は貴族を対象とした高級志向の女性むけのバッグだ。
基となるのはわたしたちが作ったが、布から皮へと素材を変えたりして、いくつかのものを作ってもらっている。
貴族用のお店が開いた後に、各地でランパッド商会から横がけ鞄、リュックが発売されることになっているのだ。
「父さまはリディーに甘いんだから」
「母さまも、父さまたちと会いたいよね……」
申し訳なくなって言うと、母さまは仕方ないと言いたげに笑う。
「母さまと、この子も元気にしていると、みんなに伝えてくれる?」
わたしは頷く。
「旦那さまだけでなく、奥さまも、アルノルトもピドリナもみんな嬢ちゃまに甘いですよ。嬢ちゃまを諫めるのは私とワラぐらいでしょう」
ハンナが胸を張る。やっぱり他の人から見てもワラはわたしの姉のつもりなのね。
手筈としては、わたしはランパッド商会の人の子供ということで商団に紛れ込ませてもらうらしい。貴族の大人がいない中で貴族の子供がいると、その子供の親より身分の高い貴族に何か言われた場合対処ができないからだ。身分が高くなってもイチャモンをつける性ってのはなくならないのね。でも、問題ない! 平民のフリは得意だ。というか、地でいける。
それにしても父さまも肩の力を抜けるようになったみたいだ。
あれだけわたしは大人と一緒じゃないとだめだとか、どこで狙われるかわからないとか言っていたのに。商会の人にまる任せで王都まで行くのを許してくれるなんて。もふさまもいるからなのはもちろんだしろうけど。
うん、これは本当にあのピンク聖女さま説のおかげだ。アイリス嬢には悪いとも思うが、それでわたしは自由を手に入れた。ありがとうございます。どっち方面にいるかわからないが、適当な方向に頭を下げておく。感謝、大事!
出発は明後日だ。
それまでに、支援団体の手配の仕事をしなくちゃ。
長期の仕事が多いので、悩まなくてすむところが助かる。
『嬉しそうだな』
「うん。学園に行くまでは王都に行けないと思ってた。王族に近づかないようにって。それが、こんな簡単に許してくれて、おまけに家族と一緒じゃないのにだよ。ロサの婚約者候補から外れたのは本当に大きなことなんだね」
わたしは、これから自由だ!
王室には近寄るつもりはないけれど、自由度が上がればいろんなことができる。できることが増える!
「父さまが信用している方だから大丈夫とは思うけれど、気をつけるのよ。主人さま、アオ、リディアのことをお願いしますね」
母さまはもふさまとアオに頭を下げた。二人はそれに頷いて答える。
シロたちには、いいや、ワラには飛び蹴りされたけど、きっとそれが励ましなんだろう。
アルノルトと一緒に町までいき、商団の話をしているふりでわたしだけそちらの馬車に移動する。
わたしの王都行きは表立ってしないほうがいいとのアルノルトの配慮だ。
家から出るときに、挨拶はしておいた。
これからお世話になるランパッド商会のブライドさんは、そつなく何でもこなしそうなタイプの人だ。どことなくホリーさんと重なって見える。できる商人は同じ感じなのかな?
親戚の子供という設定でリーと呼ぶと言われ、わたしはもちろん頷いた。
ホリーさんのことを尋ねると、王都の鞄の店オープンに向けて頑張ってくれているそうだ。
商団の都合でいくつか寄る町があり、そこで宿を取りながら王都へ向かっていくという。
退屈ではあったけれど、兄さまたちに会うためだ。
宿に泊まるのは楽しかった。食事も雰囲気こみでおいしくいただいた。世間さまは5歳の女の子に優しい。おまけをもらったり、よくしてもらって、楽しく過ごした。
3日目に逗留した町で、ブライドさんと手を繋いで歩いていた。
わたしは平民の同い年の子が着るような服を着ている。薄い金髪のブライドさんと並んでいれば親子に見えるだろう。
「リディア嬢?」
え? 目の前にアダムがいた。
「あ、アダムさま?」
ブライドさんがアダムの名を呼ぶ。
「ブライドじゃないか。なぜブライドとリディア嬢が一緒に?」
訝しんだ目を向けられた。
「元気がないね」
「そんなことないですよ」
笑おうと思って失敗する。
出店のスタッフの子供たちにも気遣われているのは感じているので、顔に手をやって揉み解したりしているのだが、頬が変に持ち上がるだけで不自然な笑みになっているのはわかっていた。
「君が淋しそうなのは、お兄さんたちが王都に行っているからって聞いたけど、そうなの?」
思わず見上げる。
「どうもそうみたいだね。そんなにお兄さんたちに会いたいの? なら君も王都に行けば?」
わたしは視線を落とした。できることならそうしている。
「近いうちに王都に帰らないとなんだ。私だけ先にね。一緒に行く? 連れてってあげるよ?」
すがるように見上げてしまったが、足があったとしても行くべきでないのはわかっている。父さまと母さまがわたしは王都へ行くべきでないと判断しているのだ。
「うーうん、行かない。でも、ありがと」
夕食をとっていた。伝達魔法で手紙が届いたようだ。
開いたアルノルトは、それを母さまの元に持っていく。
「ジュレミーさまからです」
そうだろうとは思っていたけれど、なんて書いてあるんだろう?
わたしはお肉をもぐもぐしながら、母さまが読み終わるのを待つ。
『これは我が好きなやつだな。一緒に米を食べたい』
わたしはハンナにお願いをして、もふさまにご飯を持ってきてもらった。
お皿の上で角煮丼にする。野菜も食べてほしいので温野菜を横に並べれば、もふさまが肉と米でいいのにと呟く。
「おいらも角煮好きでち」
アオが口を大きく開けてアムっとしてる。
今日は花巻きに切り目を入れて、そこに角煮を挟んでいただいている。お肉を挟んだ角煮まんだね。もふさまはご飯が欲しくなっちゃったみたいだけど。
母さまがため息を落とした。
「リディー、父さまからお許しが出たわ。王都に行っていいって」
え?
「いよいよ鞄が売り出されるそうよ。ランパッド商会さんが招待してくださって。リディーはきっとお店を見たいというだろうからって」
わぁーーーーーーーーーー!
そっか、あの鞄たちがついに売り出されるのか!
一陣は貴族を対象とした高級志向の女性むけのバッグだ。
基となるのはわたしたちが作ったが、布から皮へと素材を変えたりして、いくつかのものを作ってもらっている。
貴族用のお店が開いた後に、各地でランパッド商会から横がけ鞄、リュックが発売されることになっているのだ。
「父さまはリディーに甘いんだから」
「母さまも、父さまたちと会いたいよね……」
申し訳なくなって言うと、母さまは仕方ないと言いたげに笑う。
「母さまと、この子も元気にしていると、みんなに伝えてくれる?」
わたしは頷く。
「旦那さまだけでなく、奥さまも、アルノルトもピドリナもみんな嬢ちゃまに甘いですよ。嬢ちゃまを諫めるのは私とワラぐらいでしょう」
ハンナが胸を張る。やっぱり他の人から見てもワラはわたしの姉のつもりなのね。
手筈としては、わたしはランパッド商会の人の子供ということで商団に紛れ込ませてもらうらしい。貴族の大人がいない中で貴族の子供がいると、その子供の親より身分の高い貴族に何か言われた場合対処ができないからだ。身分が高くなってもイチャモンをつける性ってのはなくならないのね。でも、問題ない! 平民のフリは得意だ。というか、地でいける。
それにしても父さまも肩の力を抜けるようになったみたいだ。
あれだけわたしは大人と一緒じゃないとだめだとか、どこで狙われるかわからないとか言っていたのに。商会の人にまる任せで王都まで行くのを許してくれるなんて。もふさまもいるからなのはもちろんだしろうけど。
うん、これは本当にあのピンク聖女さま説のおかげだ。アイリス嬢には悪いとも思うが、それでわたしは自由を手に入れた。ありがとうございます。どっち方面にいるかわからないが、適当な方向に頭を下げておく。感謝、大事!
出発は明後日だ。
それまでに、支援団体の手配の仕事をしなくちゃ。
長期の仕事が多いので、悩まなくてすむところが助かる。
『嬉しそうだな』
「うん。学園に行くまでは王都に行けないと思ってた。王族に近づかないようにって。それが、こんな簡単に許してくれて、おまけに家族と一緒じゃないのにだよ。ロサの婚約者候補から外れたのは本当に大きなことなんだね」
わたしは、これから自由だ!
王室には近寄るつもりはないけれど、自由度が上がればいろんなことができる。できることが増える!
「父さまが信用している方だから大丈夫とは思うけれど、気をつけるのよ。主人さま、アオ、リディアのことをお願いしますね」
母さまはもふさまとアオに頭を下げた。二人はそれに頷いて答える。
シロたちには、いいや、ワラには飛び蹴りされたけど、きっとそれが励ましなんだろう。
アルノルトと一緒に町までいき、商団の話をしているふりでわたしだけそちらの馬車に移動する。
わたしの王都行きは表立ってしないほうがいいとのアルノルトの配慮だ。
家から出るときに、挨拶はしておいた。
これからお世話になるランパッド商会のブライドさんは、そつなく何でもこなしそうなタイプの人だ。どことなくホリーさんと重なって見える。できる商人は同じ感じなのかな?
親戚の子供という設定でリーと呼ぶと言われ、わたしはもちろん頷いた。
ホリーさんのことを尋ねると、王都の鞄の店オープンに向けて頑張ってくれているそうだ。
商団の都合でいくつか寄る町があり、そこで宿を取りながら王都へ向かっていくという。
退屈ではあったけれど、兄さまたちに会うためだ。
宿に泊まるのは楽しかった。食事も雰囲気こみでおいしくいただいた。世間さまは5歳の女の子に優しい。おまけをもらったり、よくしてもらって、楽しく過ごした。
3日目に逗留した町で、ブライドさんと手を繋いで歩いていた。
わたしは平民の同い年の子が着るような服を着ている。薄い金髪のブライドさんと並んでいれば親子に見えるだろう。
「リディア嬢?」
え? 目の前にアダムがいた。
「あ、アダムさま?」
ブライドさんがアダムの名を呼ぶ。
「ブライドじゃないか。なぜブライドとリディア嬢が一緒に?」
訝しんだ目を向けられた。
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