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4章 飛べない翼
第190話 お茶会⑤spy
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ロサに目をやる。戦うことを決めたキートン夫人を少し微笑んで見ている。
ロサは夫人に戦う力を思い出して欲しかったのかもしれない。それがこのお茶会の狙いだったのかもしれない。
この日イダボアの門の外には高級馬車がずらりと並んでいたらしい。
近くに知人がいたり、どこかに寄ってという人をぬかしては、王都へと帰っていった。
全ての方のお見送りをし、ラストはロサだった。さすがにロサの馬車は家の前に付けられる。ロサはしばらくの間、この前お茶会をしたスクワラン、おしゃれな町に留まるそうだ。宰相の孫と騎士団長孫も一緒らしい。
1月から3月までの決算報告は父さまから中央にあがっている。領主となって1年目は1年に1回ではなく小まめに報告をすることが義務付けられているからだ。その話がいっているらしく、話があるから一度スクワランに来いと言われてしまった。めんどくさい。
お見送りが終わり、会場の片付けに入る。あくびをしたのを見られて、休んでいていいと言われてしまった。……大変ありがたかった。やはり気を張っていたみたいで、とても疲れた。それはみんな一緒だと思うが、申し訳なく思いながらもすっごく眠い。
もふさまと一緒に居間のソファーで体勢を楽にすると瞬く間にわたしは眠ってしまった。
ん? 揺れている。馬車で移動中? 寝過ぎたかな?
『リディア、動くな。目を開けるな。声も出すな』
え?
『まだ眠っているフリをしろ』
もふさまを抱きしめる手に力を入れてしまうと、もふさまはそんなわたしの胸を2回叩いた。大丈夫だというように。
『会場の片付けに残ったものの何人かでリディアを連れ去る計画だったようだ。あの場では関係ない者も巻き込む危険性もあるし、リディアのことだから何が目的が知りたかったと言うと思ってな、我も一緒に連れ去られてやったぞ』
心なしか、もふさまの声は誇らしげだ。
ガタンと馬車が止まる。
わたしは誰かにもふさまごと抱きかかえられる。
スーッとする香りを服につけている。香水を持つ財力があるってことは貴族だ。
なんでわたしを?
どこかに入り、階段を上り部屋の一室のベッドのようなところにわたしは置かれる。
「起きているのだろう?」
声を変えてる。ボイスチェンジャーを通したような声。テレビドラマで誘拐犯からかかっている電話の声のように、機械を通したような変な声だ。これ、普通の幼児なら泣くぞ。
わたしはその声で気がついたように、目を擦る。ゆっくりと目を開けて。
背の高い男性だ。仮面をつけていた。目と口のところに穴が開いている。
「だぁれ?」
もふさまをかき抱いてしまったのは、本能だ。
そして周りを見渡す。宿の一室のような作りだ。寝るのに必要な最低限なものしか置かれていない。
「ここ、どこ? 兄さまは?」
「……兄さまは用事があって、少しだけ私が君を見ているよう頼まれたんだ」
ふぅんと頷く。
「なんで仮面をつけているの?」
「誰だかわからなくするためだよ」
そこは嘘をつかないんだ。作り話にしない分、危うさを感じる。変な声だと突っ込むべきか?と思ったが、あまり刺激しない方がいいだろう。
「ふぅーん」
とわたしは終わらせる。
「お嬢ちゃんに聞きたいことがあるんだ」
「なぁに?」
もふさまが手をペロンと舐める。大丈夫だというように。
「イダボアの町の子に物語を聞かせたんだって?」
わたしは頷く。
「お嬢ちゃんが考えたのかい?」
「そうよ。でも元にしているのは」
「元にしているのは?」
身を乗り出してきた。ふぅん。
「お友達から借りたの。『血と決別のアメリア』」
「お、お嬢ちゃんがかい?」
読んだことがあるようだ。小説のタイトルで初めて男の動揺を引き出した。
カトレアが貸してくれた恋愛物語はなかなか激しいモノだった。恋愛モノではあったがタイトルの不穏さを裏切らない、熱い物語だった。
「お友達が持っている恋愛物語がそれだけだったの。最後はみんなが幸せになるお話がいいと思ったから、同じような話にしたの」
「……どこらへんが同じなのかな?」
それは純粋な質問のように聞こえた。
「心のきれいな主人公が、それを気に食わない人に虐められるけれど、みんなが助けてくれて、困難も乗り切るし、好きな人と一緒にいられるようになるの!」
ザ・シンデレラストーリーだ。
「なるほどねぇー。主人公をなぜ花屋敷の主人にしたんだい?」
わからなくて首を傾げる。
「まるで、お茶会のあったお屋敷のことみたいだよね?」
「うん。あのお屋敷でお話をするから、あのお屋敷みたいだって聞いた人が思えば、シンキンカンが湧くんでしょ?」
「……意地悪な人に宝石を盗まれたなんて凄いことを考えついたね」
わたしは声を小さくする。
「お譲りした宝石が価値のないものだから、そうわかったら捨てられてしまうって悲しまれている方がいたの。お譲りしたって言ってらしたけど、あれは盗られたのと同じだと思った。聞いたお話をちょっとだけ変えてお話に入れたの」
「それだけ……かい?」
ニコッと笑うと、仮面の男は言った。
「付く人は確かに選ぶべきだな。幼い君はこんなに賢いのに、大人になっても愚かなものもいる。愚かならただ従っていればいいものを……」
……付く人を選ぶ、兄さまが通せんぼしてきた子に言った言葉だ。
「わたし、子供にしか話してないのに、おじさんはなんで物語のこと知っているの?」
「聞いた子供たちが楽しそうに話していたから、教えてもらったんだ」
「そう。お話はどうだった? 面白かった?」
仮面の人はわたしの頭を撫でて部屋をでた。
あの物語に裏がないか調べてるみたいだね。
顔を見せず、声もわからないようにしていたということは、わたしを普通に返す意思があるのだろう。
と、わたしは思った。
部屋に入ってきたのはおじさん2人組だった。
「だぁれ?」
無邪気ぶって聞いても返事がない。
わたしの目を見ないようにしている。嫌な予感がして、もふさまを抱きしめる。
おじさんのひとりがわたしに手を伸ばし、もふさまを取り上げようとした。
もふさまがその手に噛み付いたから、男が叫び声をあげた。
振り払えば、もふさまは床にタンと着地した。
「この犬が!」
蹴り上げようとするので思わず声をあげる。
「やめて! もふさまにひどいことしないで!」
『我が蹴られるわけないだろう?』
もふさまはそういうし、そうだろうとは思うけれど、そういう問題じゃないんだよ。
おじさんの一人がわたしに手を伸ばす。
嫌! わたしは身を硬らせた。
触れられそうになった瞬間、その手が弾かれたように動いた。
あ、シールドだ。
「それは何をやったの?」
ぬいぐるみにいたずらされないよう魔法をかけていると、兄さまに尋ねられた。
「シールド」
「シールド?」
「ああ、ええと。盾。盾のような膜を張ったの」
「盾のような膜?」
「うん」
「悪いことをしようとすると、弾き返すの」
弾かれ音でも鳴ったら驚くかな? そんな機能もつけておく。
「……それは物だけにしかできない? リディー自身にかけておくことはできないの?」
「わたしに?」
「リディーはいろいろな魔法を使えても、瞬時に攻撃をするのが苦手だから。このシールドは張っておけば、誰かが攻撃してきたら弾くんだよね?」
目から鱗だ! 兄さまのいう通りだ。わたしは弱っちぃし、敏捷性も低い。元からシールドを張っておけばいいのか。でも触れそうになるだけでカウンターで弾いていくのもどうなんだろう?
改良したシールドをかけてみる。
わたしに向けられた攻撃をそのまま跳ね返す。基準はわたしが〝攻撃〟とみなしたらだ。そのうちお守り魔具みたいのを作って、この作用ってことにしよう。
試験的に張ってみてその時はしゃいだが、すっかり忘れていた。
でも、その効果は恐らく一度。
痛かったのかなんなのか、自分の手をみつめたおじさんが、もう一度わたしに手を伸ばす。もふさまがわたしの前に着地する。
パリーンと音がして窓が割れたんだと思った時には、おじさんの肩に矢が突き刺さていて真っ赤なものが流れ出していた。
!!!!!!!!!!!
一部だけ割れていた窓が派手な音をたてて全部割れてガラスが飛び散る。黒づくめの人が外から窓に体当たりをして部屋の中に入ってきた! マントを払えばガラスの破片がボロボロと落ちた。
黒づくめ目掛けて拳をあげたおじさんを蹴ったり投げ飛ばして、わたしともふさまを抱え込む。
ええ?
ドアがあいた。仮面の人と、後ろに何人か強そうな男の人たち。大きな音がしたからだろう、駆けつけた人たちが部屋の惨状とわたしたちを抱っこした黒づくめの人を見て目を大きくする。
わたしたちを抱えた黒づくめの人はフットワーク軽く窓枠に飛び乗って、外に向かって跳んだ。
飛んだ?
わたしの記憶はそこで途切れた。
ロサは夫人に戦う力を思い出して欲しかったのかもしれない。それがこのお茶会の狙いだったのかもしれない。
この日イダボアの門の外には高級馬車がずらりと並んでいたらしい。
近くに知人がいたり、どこかに寄ってという人をぬかしては、王都へと帰っていった。
全ての方のお見送りをし、ラストはロサだった。さすがにロサの馬車は家の前に付けられる。ロサはしばらくの間、この前お茶会をしたスクワラン、おしゃれな町に留まるそうだ。宰相の孫と騎士団長孫も一緒らしい。
1月から3月までの決算報告は父さまから中央にあがっている。領主となって1年目は1年に1回ではなく小まめに報告をすることが義務付けられているからだ。その話がいっているらしく、話があるから一度スクワランに来いと言われてしまった。めんどくさい。
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もふさまと一緒に居間のソファーで体勢を楽にすると瞬く間にわたしは眠ってしまった。
ん? 揺れている。馬車で移動中? 寝過ぎたかな?
『リディア、動くな。目を開けるな。声も出すな』
え?
『まだ眠っているフリをしろ』
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『会場の片付けに残ったものの何人かでリディアを連れ去る計画だったようだ。あの場では関係ない者も巻き込む危険性もあるし、リディアのことだから何が目的が知りたかったと言うと思ってな、我も一緒に連れ去られてやったぞ』
心なしか、もふさまの声は誇らしげだ。
ガタンと馬車が止まる。
わたしは誰かにもふさまごと抱きかかえられる。
スーッとする香りを服につけている。香水を持つ財力があるってことは貴族だ。
なんでわたしを?
どこかに入り、階段を上り部屋の一室のベッドのようなところにわたしは置かれる。
「起きているのだろう?」
声を変えてる。ボイスチェンジャーを通したような声。テレビドラマで誘拐犯からかかっている電話の声のように、機械を通したような変な声だ。これ、普通の幼児なら泣くぞ。
わたしはその声で気がついたように、目を擦る。ゆっくりと目を開けて。
背の高い男性だ。仮面をつけていた。目と口のところに穴が開いている。
「だぁれ?」
もふさまをかき抱いてしまったのは、本能だ。
そして周りを見渡す。宿の一室のような作りだ。寝るのに必要な最低限なものしか置かれていない。
「ここ、どこ? 兄さまは?」
「……兄さまは用事があって、少しだけ私が君を見ているよう頼まれたんだ」
ふぅんと頷く。
「なんで仮面をつけているの?」
「誰だかわからなくするためだよ」
そこは嘘をつかないんだ。作り話にしない分、危うさを感じる。変な声だと突っ込むべきか?と思ったが、あまり刺激しない方がいいだろう。
「ふぅーん」
とわたしは終わらせる。
「お嬢ちゃんに聞きたいことがあるんだ」
「なぁに?」
もふさまが手をペロンと舐める。大丈夫だというように。
「イダボアの町の子に物語を聞かせたんだって?」
わたしは頷く。
「お嬢ちゃんが考えたのかい?」
「そうよ。でも元にしているのは」
「元にしているのは?」
身を乗り出してきた。ふぅん。
「お友達から借りたの。『血と決別のアメリア』」
「お、お嬢ちゃんがかい?」
読んだことがあるようだ。小説のタイトルで初めて男の動揺を引き出した。
カトレアが貸してくれた恋愛物語はなかなか激しいモノだった。恋愛モノではあったがタイトルの不穏さを裏切らない、熱い物語だった。
「お友達が持っている恋愛物語がそれだけだったの。最後はみんなが幸せになるお話がいいと思ったから、同じような話にしたの」
「……どこらへんが同じなのかな?」
それは純粋な質問のように聞こえた。
「心のきれいな主人公が、それを気に食わない人に虐められるけれど、みんなが助けてくれて、困難も乗り切るし、好きな人と一緒にいられるようになるの!」
ザ・シンデレラストーリーだ。
「なるほどねぇー。主人公をなぜ花屋敷の主人にしたんだい?」
わからなくて首を傾げる。
「まるで、お茶会のあったお屋敷のことみたいだよね?」
「うん。あのお屋敷でお話をするから、あのお屋敷みたいだって聞いた人が思えば、シンキンカンが湧くんでしょ?」
「……意地悪な人に宝石を盗まれたなんて凄いことを考えついたね」
わたしは声を小さくする。
「お譲りした宝石が価値のないものだから、そうわかったら捨てられてしまうって悲しまれている方がいたの。お譲りしたって言ってらしたけど、あれは盗られたのと同じだと思った。聞いたお話をちょっとだけ変えてお話に入れたの」
「それだけ……かい?」
ニコッと笑うと、仮面の男は言った。
「付く人は確かに選ぶべきだな。幼い君はこんなに賢いのに、大人になっても愚かなものもいる。愚かならただ従っていればいいものを……」
……付く人を選ぶ、兄さまが通せんぼしてきた子に言った言葉だ。
「わたし、子供にしか話してないのに、おじさんはなんで物語のこと知っているの?」
「聞いた子供たちが楽しそうに話していたから、教えてもらったんだ」
「そう。お話はどうだった? 面白かった?」
仮面の人はわたしの頭を撫でて部屋をでた。
あの物語に裏がないか調べてるみたいだね。
顔を見せず、声もわからないようにしていたということは、わたしを普通に返す意思があるのだろう。
と、わたしは思った。
部屋に入ってきたのはおじさん2人組だった。
「だぁれ?」
無邪気ぶって聞いても返事がない。
わたしの目を見ないようにしている。嫌な予感がして、もふさまを抱きしめる。
おじさんのひとりがわたしに手を伸ばし、もふさまを取り上げようとした。
もふさまがその手に噛み付いたから、男が叫び声をあげた。
振り払えば、もふさまは床にタンと着地した。
「この犬が!」
蹴り上げようとするので思わず声をあげる。
「やめて! もふさまにひどいことしないで!」
『我が蹴られるわけないだろう?』
もふさまはそういうし、そうだろうとは思うけれど、そういう問題じゃないんだよ。
おじさんの一人がわたしに手を伸ばす。
嫌! わたしは身を硬らせた。
触れられそうになった瞬間、その手が弾かれたように動いた。
あ、シールドだ。
「それは何をやったの?」
ぬいぐるみにいたずらされないよう魔法をかけていると、兄さまに尋ねられた。
「シールド」
「シールド?」
「ああ、ええと。盾。盾のような膜を張ったの」
「盾のような膜?」
「うん」
「悪いことをしようとすると、弾き返すの」
弾かれ音でも鳴ったら驚くかな? そんな機能もつけておく。
「……それは物だけにしかできない? リディー自身にかけておくことはできないの?」
「わたしに?」
「リディーはいろいろな魔法を使えても、瞬時に攻撃をするのが苦手だから。このシールドは張っておけば、誰かが攻撃してきたら弾くんだよね?」
目から鱗だ! 兄さまのいう通りだ。わたしは弱っちぃし、敏捷性も低い。元からシールドを張っておけばいいのか。でも触れそうになるだけでカウンターで弾いていくのもどうなんだろう?
改良したシールドをかけてみる。
わたしに向けられた攻撃をそのまま跳ね返す。基準はわたしが〝攻撃〟とみなしたらだ。そのうちお守り魔具みたいのを作って、この作用ってことにしよう。
試験的に張ってみてその時はしゃいだが、すっかり忘れていた。
でも、その効果は恐らく一度。
痛かったのかなんなのか、自分の手をみつめたおじさんが、もう一度わたしに手を伸ばす。もふさまがわたしの前に着地する。
パリーンと音がして窓が割れたんだと思った時には、おじさんの肩に矢が突き刺さていて真っ赤なものが流れ出していた。
!!!!!!!!!!!
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黒づくめ目掛けて拳をあげたおじさんを蹴ったり投げ飛ばして、わたしともふさまを抱え込む。
ええ?
ドアがあいた。仮面の人と、後ろに何人か強そうな男の人たち。大きな音がしたからだろう、駆けつけた人たちが部屋の惨状とわたしたちを抱っこした黒づくめの人を見て目を大きくする。
わたしたちを抱えた黒づくめの人はフットワーク軽く窓枠に飛び乗って、外に向かって跳んだ。
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