184 / 823
4章 飛べない翼
第184話 読み聞かせ(上)
しおりを挟む
今日も今日とて、キートン家にお邪魔している。3日前からこちらにお菓子や物を搬入することにしたら、懇意にしている商団さんから殿下が参加されるお茶会に万が一のことがあってはいけないって、この家を警備してもらうことになってしまって……の許可をもらいに来た。多少の捏造を含んでいるが、それはそれだ。
キートン夫人も執事さんも驚いていたけれど、確かに一国の王子が参加されるのだし、お屋敷は人が少ない状態だからそれももっともだと思ったようで、許していただけた。
キートン夫人はもふさまを抱え込み、頭を撫でる。もふさまも目を閉じている。気持ちよさそうだ。
「リディアお嬢さまは、もふさまと仲良しなのね」
「はい!」
キートン夫人は微笑まれる。
「もしかして、お嬢さまのおうちにはもふさま以外にも、ええと、アオ、アリ、クイがいるのかしら?」
物語に出演してるからだね。
わたしはバッグから収納袋を出して、布製のベアを出す。
「アオは持っていませんが、これがアリとクイです。あと馬のケインと、コッコのシロとミル。ワラとチョコ。チャボとシッポがいます」
「まぁ。いっぱいいるのね」
「はい!」
夫人はとても嬉しそうに微笑まれて、それから急降下して切なげな表情になる。どうされたんだろう? って、そりゃそうか、自分から引っ越すならともかく、騙されてなんだから、ふと我にかえるというか思い出すのかもしれない。
「あの、聞きました。引っ越しお辛いですよね……」
キートン夫人はふっと息をつく。
「引っ越しに関しては心の整理ができましたの。ただ……その方がとても素敵だと離さなくて。宝石に価値はなくとも、私にとっては価値があるものでしたので嬉しかった。気に入られたようなので、それで元気になれるのならと慰めるためにお譲りしました。でもきっとそれも〝嘘〟でしたのね。高価な宝石にでも見えたのかしら? 売ろうとして価値のない宝石だから捨てられたかもしれないわ。それが少し悔しいんですの」
詐欺だけじゃなくて、夫人の〝物〟までぶんどってたんだ。なんてヤツ! 本気で腹が立ってきた。その苛立ちを物語に組み込むことにする。〝譲った〟じゃなくて〝盗まれた〟にしてやろう。物語の主人公に意地悪をするのはわたしの中でコルヴィン夫人と聞いただけのワンダ夫人が混ざった女性だ。普通の意地悪な女性にするつもりだったけれど、泥棒にしちゃおう。そしてその盗んだものはヒーローからの預かりものにして繋げればいいね。うん、あら、まさにそれを狙ったように話が繋がって深みが出たかも!
それからかなり強引だったが、読み聞かせの練習をしたいからお庭を借りて、子供たちに聞いてもらってもいいかを尋ねた。子供がわたしの話し方で飽きることなく聞いてくれるかが知りたいといって。
元々平民にもお優しい元侯爵夫人だけあって快く許可してくださった上に、おやつは何がいいかしらと料理人に相談しに行ってくれた。
わたしと兄さまともふさまと少し離れたところで護衛をしてくれるアルノルトで、子供を集めに行った。
道端で遊んでいる子たちに声をかける。
兄さまを見て貴族とすぐにわかったようで躊躇いがちだったが、おやつを食べられるし、お土産も渡すというとついてきた。ありがたいけど、そんな易々釣られちゃダメでしょとも思う。
貴族街に入ると子供たちはキョロキョロし出した。普段は歩けないものね。参加してくれたのも元々〝貴族〟に興味があったのだろう。そしてわたしたちは子供だし、もふさまが一緒にいることも大きい。もふさま目当ての子もいるものね。兄さま目当ての子もいる。
お屋敷に着くと、持ち込んだシーツをお庭に広げ座ってもらって、わたしは注意事項を伝えた。
今から話すのは、わたしが作った物語であること。
今日は前半だけを話すこと。
後半は3日後ここで話すこと。
前半の続きがどうなるか、後半を話す前に聞かせてほしいこと。みんなで話し合ってもいいこと。その話し合いの時には〝物語〟の話だと口にしないこと。誰かに物語だといってしまったら、後半は聞かせられないこと。
みんな難しくないと思ったのだろう、頷いた。少しの間、物語の話をするときに物語の内容だと言わなければいいだけだからね。
では、と、わたしは物語の前半を話し出した。
「あるところに庭中にお花が咲き乱れる、素敵なお屋敷がありました。とても素敵なお庭だったので、町では有名なお屋敷でした。
お屋敷にはとても心がきれいで優しい女性が住んでいました。女性がとてもいい人だったので、お屋敷で働く人たちも、町の人たちもみんな女性を大好きでした……」
前半部分を読み終えた。
驚くことに、途中で立ち上がったり、飽きたそぶりを見せる子はいなかった。
「それで、どうなっちゃうの?」
そんなことを聞いてもらえれば、作者冥利に尽きるってもんだ。
「続きは3日後ね。どうなるか、想像してみてね。それを後半を読む前に聞かせてもらうから」
そう告げれば子供たちは、あの意地悪な人たちに天罰がくだるんだよとか、せっかく夜会に行けたのにかわいそうとか、とか。賞金が出るんじゃ? とそれぞれの感想や予想を語り出した。
ちょうどそのとき、執事さんとキートン婦人がお屋敷から出てきた。その後ろから料理人さんかな、メイドさんとでお菓子を運んできてくれている。
まあるい焼き菓子に子供たちの目は釘づけだ。ミルクと焼き菓子を振る舞われて、子供たちはキートン夫人にしっかりとお礼を言った。
「まるでお花屋敷のご主人さまみたい」
女の子のひとりが言った。
「お花屋敷?」
キートン夫人が、おっとりと尋ねたが、メイドさんがそれを喜ぶ。
「まぁ、奥さまにピッタリですわね。こちらのお庭はいつもきれいにお花が咲いておりますもの」
「ええ、皆が尽くしてくれるからよ」
夫人がはにかんだように微笑んだ。
子供たちがキートン夫人を放心したように見上げていた。
子供たちが帰る時に、お土産にマドレーヌをひとつずつ渡した。
3日後に後半を聞きにくることと、どうなると思うかを聞かせてほしいのと、話す時に物語のことと言ってはダメと念を押して。
「リディーは思いもよらないことを考えつくね」
兄さまはそう言ってお屋敷に入っていく。
『我にはわからん。あの物語が何かの鍵になるのか?』
「うーうん。ただね、監視の魔具を壊されたから、ここの情報を知りたくて知りたくてたまらなくなっていると思うんだ。門番もいるから入ってこれないし。そしたら出ていく人から情報を探ろうとするんじゃないかと思うんだよね。子供たちに、この屋敷で何を聞いたって聞くだろうなー」
ここで殿下参加のお茶会があること。わたしたちが主催するのは知られていることだ。でもそこでプツンと情報が切れている。なんで情報が知りたいかといったら、自分たちが疑われていないか知りたいんだろうな。疑われていたら先手を打つためにね。
だから欲しい情報を散りばめてみた。疑われていることも入れ込んで、逃げ道も仕込んでおく。ふふ、幼児が書く拙い物語だから、アマアマ設定だよ。少し考えればそんなこと現実であるわけないってわかるはず。だって5歳児が考えたんだもん。
「子供たちは花屋敷の女性に味方がいて、もうすぐ罪が暴かれると予想していると思う。そう告げるはず。それで疑心暗鬼になってくれればいいなって思ってるだけ。何か手を打たなくちゃと思って、ジタバタしてくれればいいとは思う。そんなことをするのは犯人だけだからね。でもそこまでうまくいくはずないし、ただの嫌がらせだよ。兄さまが取り締まったことの方がよっぽど効いていると思う」
夕食の時に、町の子に話したのはどんな物語なのか父さまに聞かれる。アルノルトにはキッチンの方の手伝いに回ってもらったから、こっそり知ることができなかったんだろう。
双子も興味あるみたいだ。母さまたちも。
「ふつーの物語だよ。心優しい主人公が、意地悪な人に虐められるんだけど、主人公が助けてきた人たちが一致団結して、主人公を助けるの! そんな恋物語!」
兄さまがそっと視線をテーブルの隅に逸らす。
『かなり省けばな』
もふさまの声はわたしにしか聞こえない。アオはそう言ったもふさまを凝視している。
「恋物語なの?」
母さまの目が大きく丸くなる。
「うん。恋人はその意地悪な人に熱をあげて主人公を酷く扱うの。でもね、見ている人はちゃんといて、主人公が優しい人なのを知っていて、助けるし、その人と恋をするの!」
「まぁ、リディーが恋物語なんて。それに複雑そうね。母さまもぜひちゃんと聞きたいわ」
父さまが咳払いする。
「リディーには恋物語なんて早いと思うが。聞いたところ、前半と後半に分けて、日にちをずらしたそうだな。どうしてだ?」
「反応が気になって」
「ん?」
「わたしだけが考えるとひとつしか結末はないでしょ? でももっといろんな結末があっていいと思うんだ。だからどんな結末を思い描いたのか聞きたくて。後半を読む前に、みんなに発表してもらうの」
「まぁ、リディーは面白いこと考えつくのね」
母さまがゆったりと微笑んだ。
「ちぇ、おれも聞きたいな」
「お茶会が終わって、塀づくりも終わったら、読むから、聞いてね」
そう言えば、双子は嬉しそうに頷いた。
キートン夫人も執事さんも驚いていたけれど、確かに一国の王子が参加されるのだし、お屋敷は人が少ない状態だからそれももっともだと思ったようで、許していただけた。
キートン夫人はもふさまを抱え込み、頭を撫でる。もふさまも目を閉じている。気持ちよさそうだ。
「リディアお嬢さまは、もふさまと仲良しなのね」
「はい!」
キートン夫人は微笑まれる。
「もしかして、お嬢さまのおうちにはもふさま以外にも、ええと、アオ、アリ、クイがいるのかしら?」
物語に出演してるからだね。
わたしはバッグから収納袋を出して、布製のベアを出す。
「アオは持っていませんが、これがアリとクイです。あと馬のケインと、コッコのシロとミル。ワラとチョコ。チャボとシッポがいます」
「まぁ。いっぱいいるのね」
「はい!」
夫人はとても嬉しそうに微笑まれて、それから急降下して切なげな表情になる。どうされたんだろう? って、そりゃそうか、自分から引っ越すならともかく、騙されてなんだから、ふと我にかえるというか思い出すのかもしれない。
「あの、聞きました。引っ越しお辛いですよね……」
キートン夫人はふっと息をつく。
「引っ越しに関しては心の整理ができましたの。ただ……その方がとても素敵だと離さなくて。宝石に価値はなくとも、私にとっては価値があるものでしたので嬉しかった。気に入られたようなので、それで元気になれるのならと慰めるためにお譲りしました。でもきっとそれも〝嘘〟でしたのね。高価な宝石にでも見えたのかしら? 売ろうとして価値のない宝石だから捨てられたかもしれないわ。それが少し悔しいんですの」
詐欺だけじゃなくて、夫人の〝物〟までぶんどってたんだ。なんてヤツ! 本気で腹が立ってきた。その苛立ちを物語に組み込むことにする。〝譲った〟じゃなくて〝盗まれた〟にしてやろう。物語の主人公に意地悪をするのはわたしの中でコルヴィン夫人と聞いただけのワンダ夫人が混ざった女性だ。普通の意地悪な女性にするつもりだったけれど、泥棒にしちゃおう。そしてその盗んだものはヒーローからの預かりものにして繋げればいいね。うん、あら、まさにそれを狙ったように話が繋がって深みが出たかも!
それからかなり強引だったが、読み聞かせの練習をしたいからお庭を借りて、子供たちに聞いてもらってもいいかを尋ねた。子供がわたしの話し方で飽きることなく聞いてくれるかが知りたいといって。
元々平民にもお優しい元侯爵夫人だけあって快く許可してくださった上に、おやつは何がいいかしらと料理人に相談しに行ってくれた。
わたしと兄さまともふさまと少し離れたところで護衛をしてくれるアルノルトで、子供を集めに行った。
道端で遊んでいる子たちに声をかける。
兄さまを見て貴族とすぐにわかったようで躊躇いがちだったが、おやつを食べられるし、お土産も渡すというとついてきた。ありがたいけど、そんな易々釣られちゃダメでしょとも思う。
貴族街に入ると子供たちはキョロキョロし出した。普段は歩けないものね。参加してくれたのも元々〝貴族〟に興味があったのだろう。そしてわたしたちは子供だし、もふさまが一緒にいることも大きい。もふさま目当ての子もいるものね。兄さま目当ての子もいる。
お屋敷に着くと、持ち込んだシーツをお庭に広げ座ってもらって、わたしは注意事項を伝えた。
今から話すのは、わたしが作った物語であること。
今日は前半だけを話すこと。
後半は3日後ここで話すこと。
前半の続きがどうなるか、後半を話す前に聞かせてほしいこと。みんなで話し合ってもいいこと。その話し合いの時には〝物語〟の話だと口にしないこと。誰かに物語だといってしまったら、後半は聞かせられないこと。
みんな難しくないと思ったのだろう、頷いた。少しの間、物語の話をするときに物語の内容だと言わなければいいだけだからね。
では、と、わたしは物語の前半を話し出した。
「あるところに庭中にお花が咲き乱れる、素敵なお屋敷がありました。とても素敵なお庭だったので、町では有名なお屋敷でした。
お屋敷にはとても心がきれいで優しい女性が住んでいました。女性がとてもいい人だったので、お屋敷で働く人たちも、町の人たちもみんな女性を大好きでした……」
前半部分を読み終えた。
驚くことに、途中で立ち上がったり、飽きたそぶりを見せる子はいなかった。
「それで、どうなっちゃうの?」
そんなことを聞いてもらえれば、作者冥利に尽きるってもんだ。
「続きは3日後ね。どうなるか、想像してみてね。それを後半を読む前に聞かせてもらうから」
そう告げれば子供たちは、あの意地悪な人たちに天罰がくだるんだよとか、せっかく夜会に行けたのにかわいそうとか、とか。賞金が出るんじゃ? とそれぞれの感想や予想を語り出した。
ちょうどそのとき、執事さんとキートン婦人がお屋敷から出てきた。その後ろから料理人さんかな、メイドさんとでお菓子を運んできてくれている。
まあるい焼き菓子に子供たちの目は釘づけだ。ミルクと焼き菓子を振る舞われて、子供たちはキートン夫人にしっかりとお礼を言った。
「まるでお花屋敷のご主人さまみたい」
女の子のひとりが言った。
「お花屋敷?」
キートン夫人が、おっとりと尋ねたが、メイドさんがそれを喜ぶ。
「まぁ、奥さまにピッタリですわね。こちらのお庭はいつもきれいにお花が咲いておりますもの」
「ええ、皆が尽くしてくれるからよ」
夫人がはにかんだように微笑んだ。
子供たちがキートン夫人を放心したように見上げていた。
子供たちが帰る時に、お土産にマドレーヌをひとつずつ渡した。
3日後に後半を聞きにくることと、どうなると思うかを聞かせてほしいのと、話す時に物語のことと言ってはダメと念を押して。
「リディーは思いもよらないことを考えつくね」
兄さまはそう言ってお屋敷に入っていく。
『我にはわからん。あの物語が何かの鍵になるのか?』
「うーうん。ただね、監視の魔具を壊されたから、ここの情報を知りたくて知りたくてたまらなくなっていると思うんだ。門番もいるから入ってこれないし。そしたら出ていく人から情報を探ろうとするんじゃないかと思うんだよね。子供たちに、この屋敷で何を聞いたって聞くだろうなー」
ここで殿下参加のお茶会があること。わたしたちが主催するのは知られていることだ。でもそこでプツンと情報が切れている。なんで情報が知りたいかといったら、自分たちが疑われていないか知りたいんだろうな。疑われていたら先手を打つためにね。
だから欲しい情報を散りばめてみた。疑われていることも入れ込んで、逃げ道も仕込んでおく。ふふ、幼児が書く拙い物語だから、アマアマ設定だよ。少し考えればそんなこと現実であるわけないってわかるはず。だって5歳児が考えたんだもん。
「子供たちは花屋敷の女性に味方がいて、もうすぐ罪が暴かれると予想していると思う。そう告げるはず。それで疑心暗鬼になってくれればいいなって思ってるだけ。何か手を打たなくちゃと思って、ジタバタしてくれればいいとは思う。そんなことをするのは犯人だけだからね。でもそこまでうまくいくはずないし、ただの嫌がらせだよ。兄さまが取り締まったことの方がよっぽど効いていると思う」
夕食の時に、町の子に話したのはどんな物語なのか父さまに聞かれる。アルノルトにはキッチンの方の手伝いに回ってもらったから、こっそり知ることができなかったんだろう。
双子も興味あるみたいだ。母さまたちも。
「ふつーの物語だよ。心優しい主人公が、意地悪な人に虐められるんだけど、主人公が助けてきた人たちが一致団結して、主人公を助けるの! そんな恋物語!」
兄さまがそっと視線をテーブルの隅に逸らす。
『かなり省けばな』
もふさまの声はわたしにしか聞こえない。アオはそう言ったもふさまを凝視している。
「恋物語なの?」
母さまの目が大きく丸くなる。
「うん。恋人はその意地悪な人に熱をあげて主人公を酷く扱うの。でもね、見ている人はちゃんといて、主人公が優しい人なのを知っていて、助けるし、その人と恋をするの!」
「まぁ、リディーが恋物語なんて。それに複雑そうね。母さまもぜひちゃんと聞きたいわ」
父さまが咳払いする。
「リディーには恋物語なんて早いと思うが。聞いたところ、前半と後半に分けて、日にちをずらしたそうだな。どうしてだ?」
「反応が気になって」
「ん?」
「わたしだけが考えるとひとつしか結末はないでしょ? でももっといろんな結末があっていいと思うんだ。だからどんな結末を思い描いたのか聞きたくて。後半を読む前に、みんなに発表してもらうの」
「まぁ、リディーは面白いこと考えつくのね」
母さまがゆったりと微笑んだ。
「ちぇ、おれも聞きたいな」
「お茶会が終わって、塀づくりも終わったら、読むから、聞いてね」
そう言えば、双子は嬉しそうに頷いた。
136
お気に入りに追加
1,239
あなたにおすすめの小説
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
転生したけど平民でした!もふもふ達と楽しく暮らす予定です。
まゆら
ファンタジー
回収が出来ていないフラグがある中、一応完結しているというツッコミどころ満載な初めて書いたファンタジー小説です。
温かい気持ちでお読み頂けたら幸い至極であります。
異世界に転生したのはいいけど悪役令嬢とかヒロインとかになれなかった私。平民でチートもないらしい‥どうやったら楽しく異世界で暮らせますか?
魔力があるかはわかりませんが何故か神様から守護獣が遣わされたようです。
平民なんですがもしかして私って聖女候補?
脳筋美女と愛猫が繰り広げる行きあたりばったりファンタジー!なのか?
常に何処かで大食いバトルが開催中!
登場人物ほぼ甘党!
ファンタジー要素薄め!?かもしれない?
母ミレディアが実は隣国出身の聖女だとわかったので、私も聖女にならないか?とお誘いがくるとか、こないとか‥
◇◇◇◇
現在、ジュビア王国とアーライ神国のお話を見やすくなるよう改稿しております。
しばらくは、桜庵のお話が中心となりますが影の薄いヒロインを忘れないで下さい!
転生もふもふのスピンオフ!
アーライ神国のお話は、国外に追放された聖女は隣国で…
母ミレディアの娘時代のお話は、婚約破棄され国外追放になった姫は最強冒険者になり転生者の嫁になり溺愛される
こちらもよろしくお願いします。
善人ぶった姉に奪われ続けてきましたが、逃げた先で溺愛されて私のスキルで領地は豊作です
しろこねこ
ファンタジー
「あなたのためを思って」という一見優しい伯爵家の姉ジュリナに虐げられている妹セリナ。醜いセリナの言うことを家族は誰も聞いてくれない。そんな中、唯一差別しない家庭教師に貴族子女にははしたないとされる魔法を教わるが、親切ぶってセリナを孤立させる姉。植物魔法に目覚めたセリナはペット?のヴィリオをともに家を出て南の辺境を目指す。
前世で八十年。今世で二十年。合わせて百年分の人生経験を基に二週目の人生を頑張ります
京衛武百十
ファンタジー
俺の名前は阿久津安斗仁王(あくつあんとにお)。いわゆるキラキラした名前のおかげで散々苦労もしたが、それでも人並みに幸せな家庭を築こうと仕事に精を出して精を出して精を出して頑張ってまあそんなに経済的に困るようなことはなかったはずだった。なのに、女房も娘も俺のことなんかちっとも敬ってくれなくて、俺が出張中に娘は結婚式を上げるわ、定年を迎えたら離婚を切り出されれるわで、一人寂しく老後を過ごし、2086年4月、俺は施設で職員だけに看取られながら人生を終えた。本当に空しい人生だった。
なのに俺は、気付いたら五歳の子供になっていた。いや、正確に言うと、五歳の時に危うく死に掛けて、その弾みで思い出したんだ。<前世の記憶>ってやつを。
今世の名前も<アントニオ>だったものの、幸い、そこは中世ヨーロッパ風の世界だったこともあって、アントニオという名もそんなに突拍子もないものじゃなかったことで、俺は今度こそ<普通の幸せ>を掴もうと心に決めたんだ。
しかし、二週目の人生も取り敢えず平穏無事に二十歳になるまで過ごせたものの、何の因果か俺の暮らしていた村が戦争に巻き込まれて家族とは離れ離れ。俺は難民として流浪の身に。しかも、俺と同じ難民として戦火を逃れてきた八歳の女の子<リーネ>と行動を共にすることに。
今世では結婚はまだだったものの、一応、前世では結婚もして子供もいたから何とかなるかと思ったら、俺は育児を女房に任せっきりでほとんど何も知らなかったことに愕然とする。
とは言え、前世で八十年。今世で二十年。合わせて百年分の人生経験を基に、何とかしようと思ったのだった。
転生したら、伯爵家の嫡子で勝ち組!だけど脳内に神様ぽいのが囁いて、色々依頼する。これって異世界ブラック企業?それとも社畜?誰か助けて
ゆうた
ファンタジー
森の国編 ヴェルトゥール王国戦記
大学2年生の誠一は、大学生活をまったりと過ごしていた。
それが何の因果か、異世界に突然、転生してしまった。
生まれも育ちも恵まれた環境の伯爵家の嫡男に転生したから、
まったりのんびりライフを楽しもうとしていた。
しかし、なぜか脳に直接、神様ぽいのから、四六時中、依頼がくる。
無視すると、身体中がキリキリと痛むし、うるさいしで、依頼をこなす。
これって異世界ブラック企業?神様の社畜的な感じ?
依頼をこなしてると、いつの間か英雄扱いで、
いろんな所から依頼がひっきりなし舞い込む。
誰かこの悪循環、何とかして!
まったりどころか、ヘロヘロな毎日!誰か助けて
【完結】婚姻無効になったので新しい人生始めます~前世の記憶を思い出して家を出たら、愛も仕事も手に入れて幸せになりました~
Na20
恋愛
セレーナは嫁いで三年が経ってもいまだに旦那様と使用人達に受け入れられないでいた。
そんな時頭をぶつけたことで前世の記憶を思い出し、家を出ていくことを決意する。
「…そうだ、この結婚はなかったことにしよう」
※ご都合主義、ふんわり設定です
※小説家になろう様にも掲載しています
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
今日も学園食堂はゴタゴタしてますが、こっそり観賞しようとして本日も萎えてます。
柚ノ木 碧/柚木 彗
恋愛
駄目だこれ。
詰んでる。
そう悟った主人公10歳。
主人公は悟った。実家では無駄な事はしない。搾取父親の元を三男の兄と共に逃れて王都へ行き、乙女ゲームの舞台の学園の厨房に就職!これで予てより念願の世界をこっそりモブ以下らしく観賞しちゃえ!と思って居たのだけど…
何だか知ってる乙女ゲームの内容とは微妙に違う様で。あれ?何だか萎えるんだけど…
なろうにも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる