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4章 飛べない翼
第165話 まるでぬいぐるみ
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う、かわいい。
まるでふわふわのティディベアのぬいぐるみ!
淡い優しいカラーリング、各種取り揃えられています。そうぬいぐるみの商品棚でアナウンスが流れてきそうな……。
いや、あれは魔物。
いくらまんまるお目目で、ほわっとこちらを見上げていても。証拠はマップではしっかりと赤の点だ。
生成色のファーミーと薄い若草色のファーミーが手を繋いでこちらに駆け寄ってくる。
『リディア、来るぞ!』
抱きしめてとでもいうように走ってきたファーミーは手を伸ばせばあのふわふわの手に届くというところで、オニの形相になり牙が出た!
「いやーーーーーーーーーーーー!」
かわいくないファーミーは見たくないと心に強く思えば、風魔法でファーミーは木っ端微塵になっていた。
あ。毛皮欲しかったのに、間違えた!
反省したのも束の間、粉々になったものが煙になり、音をたてドロップする。
生成色の毛皮と若草色のハンカチサイズの毛皮だ。そっか、ドロップだった。木っ端微塵も問題なし、よし!
クリーム色と白の子、そして向こうからはブルーの子も。
『リディア行くぞ!』
もふさまが駆け抜けていくときに、風をお見舞いする。
ボン、ぽん、ポン
軽い音を立てて、それぞれの色の毛皮がドロップした。
それを皮切りにあちこちからファーミーがわたしが乗っているもふさまに向かって突進してきた。
目を閉じてわたしを中心に風の渦を巻くイメージで。
ヒューと誰かが口笛を吹いた。
『見事だ』
ファーミーはみんなドロップしていた。もふさまから降りて、ドロップしたのを拾っていく。兄さまもボードに乗ったまま拾ってわたしに渡してくれた。
「ありがと」
兄さまにトンと肩を押される。わたしはそのまま後ろに倒れそうになった。もふさまがわたしの下に回り込み背中におさまる。
兄さまの方を見れば、茶色い筋骨隆々の方の相手をしていた。兄さまは剣を持たずに魔法で対抗している。浮いているボードに乗った兄さまは、蹴られそうになるとその浮いているボードの上でバク宙した。アリはしっかりと背中にへばりつき、ワラは数回羽ばたきをしたが兄さまと一緒にくるりと回った。信じられないものを見た! 飛んでいる上でさらにバク宙なんて! 兄さますご過ぎ! アリもワラも平然としている!
その身体能力も凄いけど、動きがすっごくきれいだった。目が離せなかった。
兄さまはボードに足がつくとすかさず茶色に向かって魔法を放ち煙にした。
わたしは拍手した。拍手し続けた。
少し息を整えてから、押してごめんねと言われる。わたしは首を横に振る。
「兄さま、すっごくカッコ良かった! なんであんなことできるの? 飛んでいるのにその上で宙返りなんて!」
「え? あ、あの場で避けたらなんとなくああなったんだけど」
兄さまは背中のアリとワラを気にかけ手をやる。アリもワラもその手に
顔を寄せ、平気と言っているようだ。
「リディーにかっこいいって言ってもらえると嬉しいな」
兄さまは少し頬を赤らめる。
「えーーー。リー、こっち見て」
ロビ兄の声がしてそちらを見れば、前からくるファーミーを風魔法で倒しながら、バイクのまま宙返りをした。アオもロビ兄と対になるようにくるりと回る。
ええーーーーーーーっ。
わたしは拍手する。ロビ兄とアオも凄い。
「リーそれならオレもできるから見てて」
アラ兄まで? ちゃんとやってくる魔物を倒しつつ、バイクごと宙返りだ。クイは背中に張り付き、チョコはその間、自分で羽ばたいてアラ兄が落ち着いた肩の上にまた止まった。すぐに何事もなかったかのように羽繕いをする。
なんなのこの人たち。
身体能力おかし過ぎ!
でも、見ている分にはいい。空中でも自由で、そしてとても動作がきれいなのだ。オリンピックとかの競技を見ているみたいだ。強くてきれいなんて反則だよなー。
『なんだ、リディアはああいうのが、好きなのか。我がいくらでもやってやろう』
え。
「いや、もふさま。わたしは見てるだけ……きゃーーーーーー」
もふさまは空中に駆け上がりくるんと回転する。背中に乗っているわたしもくるんとするわけで。
真下で兄さまがこちらを見上げているのを見たのを最後にわたしは気を失った。
『気づいたか!』
「……もふ……さま?」
白いもふもふのドアップだ。
『リディア、悪かった。あれぐらいで気を失うとは思わなんだ。ただ喜ぶと思ったのだ』
「知ってるよ、ありがと。でも、宙返りは見ているのでいいんだ」
『わかった』
もふさまは尻尾を揺らした。
わたしは大きめなもふさまの毛玉の中で眠っていたみたいだ。
「みんなは?」
尋ねるともふさまがすっと視線を移す。
おお、戦闘中。
戦闘は乗り物を降りてという話だったと思うが、みんな乗ったままいかにして倒すかに夢中になっているように見える。誰が見るわけでもないのにパフォーマンスが充実している。
父さまは、ハンドル捌きを磨き上げ、魔物を威嚇したり、乗り上げて、魔物を道に見立て、もう自由自在だ。シロとミルが魔物が煙になる前に跳んでいって参戦、突っつきまくり、そしてまた父さまの肩に戻る。すっかり慣れたやり方になっている。
アルノルトは、スケボーに片手をついてバク転した。その回転中に魔法を放った。火魔法だ。かっちょいい! チャボとシッポは完全にアルノルトに同化していて、羽ばたきもしないで丸くなって肩に座ったままだ。それも不思議。
兄さまも自由に空を飛びながら双子のフォローをし、軽い感じで魔物をぶっ飛ばしている。双子も魔法の威力が強くなってるね。
ずっと見ていたくなるほど、みんな動きがかっこいいんですけど!
録画できたらいいのに。母さまに見せてあげたい。父さまにも惚れなおすよ。ピドリナにもアルノルトのかっこいいの、見せてあげたい。あの片手ついてのバク転はマジでかっこよかった! そしてその動画、前世なら売れるね絶対。体があんな風に動かせて、あんなキマるの見てるの気持ちいいもんね。高揚する。
いいなー、みんなー。
まるでふわふわのティディベアのぬいぐるみ!
淡い優しいカラーリング、各種取り揃えられています。そうぬいぐるみの商品棚でアナウンスが流れてきそうな……。
いや、あれは魔物。
いくらまんまるお目目で、ほわっとこちらを見上げていても。証拠はマップではしっかりと赤の点だ。
生成色のファーミーと薄い若草色のファーミーが手を繋いでこちらに駆け寄ってくる。
『リディア、来るぞ!』
抱きしめてとでもいうように走ってきたファーミーは手を伸ばせばあのふわふわの手に届くというところで、オニの形相になり牙が出た!
「いやーーーーーーーーーーーー!」
かわいくないファーミーは見たくないと心に強く思えば、風魔法でファーミーは木っ端微塵になっていた。
あ。毛皮欲しかったのに、間違えた!
反省したのも束の間、粉々になったものが煙になり、音をたてドロップする。
生成色の毛皮と若草色のハンカチサイズの毛皮だ。そっか、ドロップだった。木っ端微塵も問題なし、よし!
クリーム色と白の子、そして向こうからはブルーの子も。
『リディア行くぞ!』
もふさまが駆け抜けていくときに、風をお見舞いする。
ボン、ぽん、ポン
軽い音を立てて、それぞれの色の毛皮がドロップした。
それを皮切りにあちこちからファーミーがわたしが乗っているもふさまに向かって突進してきた。
目を閉じてわたしを中心に風の渦を巻くイメージで。
ヒューと誰かが口笛を吹いた。
『見事だ』
ファーミーはみんなドロップしていた。もふさまから降りて、ドロップしたのを拾っていく。兄さまもボードに乗ったまま拾ってわたしに渡してくれた。
「ありがと」
兄さまにトンと肩を押される。わたしはそのまま後ろに倒れそうになった。もふさまがわたしの下に回り込み背中におさまる。
兄さまの方を見れば、茶色い筋骨隆々の方の相手をしていた。兄さまは剣を持たずに魔法で対抗している。浮いているボードに乗った兄さまは、蹴られそうになるとその浮いているボードの上でバク宙した。アリはしっかりと背中にへばりつき、ワラは数回羽ばたきをしたが兄さまと一緒にくるりと回った。信じられないものを見た! 飛んでいる上でさらにバク宙なんて! 兄さますご過ぎ! アリもワラも平然としている!
その身体能力も凄いけど、動きがすっごくきれいだった。目が離せなかった。
兄さまはボードに足がつくとすかさず茶色に向かって魔法を放ち煙にした。
わたしは拍手した。拍手し続けた。
少し息を整えてから、押してごめんねと言われる。わたしは首を横に振る。
「兄さま、すっごくカッコ良かった! なんであんなことできるの? 飛んでいるのにその上で宙返りなんて!」
「え? あ、あの場で避けたらなんとなくああなったんだけど」
兄さまは背中のアリとワラを気にかけ手をやる。アリもワラもその手に
顔を寄せ、平気と言っているようだ。
「リディーにかっこいいって言ってもらえると嬉しいな」
兄さまは少し頬を赤らめる。
「えーーー。リー、こっち見て」
ロビ兄の声がしてそちらを見れば、前からくるファーミーを風魔法で倒しながら、バイクのまま宙返りをした。アオもロビ兄と対になるようにくるりと回る。
ええーーーーーーーっ。
わたしは拍手する。ロビ兄とアオも凄い。
「リーそれならオレもできるから見てて」
アラ兄まで? ちゃんとやってくる魔物を倒しつつ、バイクごと宙返りだ。クイは背中に張り付き、チョコはその間、自分で羽ばたいてアラ兄が落ち着いた肩の上にまた止まった。すぐに何事もなかったかのように羽繕いをする。
なんなのこの人たち。
身体能力おかし過ぎ!
でも、見ている分にはいい。空中でも自由で、そしてとても動作がきれいなのだ。オリンピックとかの競技を見ているみたいだ。強くてきれいなんて反則だよなー。
『なんだ、リディアはああいうのが、好きなのか。我がいくらでもやってやろう』
え。
「いや、もふさま。わたしは見てるだけ……きゃーーーーーー」
もふさまは空中に駆け上がりくるんと回転する。背中に乗っているわたしもくるんとするわけで。
真下で兄さまがこちらを見上げているのを見たのを最後にわたしは気を失った。
『気づいたか!』
「……もふ……さま?」
白いもふもふのドアップだ。
『リディア、悪かった。あれぐらいで気を失うとは思わなんだ。ただ喜ぶと思ったのだ』
「知ってるよ、ありがと。でも、宙返りは見ているのでいいんだ」
『わかった』
もふさまは尻尾を揺らした。
わたしは大きめなもふさまの毛玉の中で眠っていたみたいだ。
「みんなは?」
尋ねるともふさまがすっと視線を移す。
おお、戦闘中。
戦闘は乗り物を降りてという話だったと思うが、みんな乗ったままいかにして倒すかに夢中になっているように見える。誰が見るわけでもないのにパフォーマンスが充実している。
父さまは、ハンドル捌きを磨き上げ、魔物を威嚇したり、乗り上げて、魔物を道に見立て、もう自由自在だ。シロとミルが魔物が煙になる前に跳んでいって参戦、突っつきまくり、そしてまた父さまの肩に戻る。すっかり慣れたやり方になっている。
アルノルトは、スケボーに片手をついてバク転した。その回転中に魔法を放った。火魔法だ。かっちょいい! チャボとシッポは完全にアルノルトに同化していて、羽ばたきもしないで丸くなって肩に座ったままだ。それも不思議。
兄さまも自由に空を飛びながら双子のフォローをし、軽い感じで魔物をぶっ飛ばしている。双子も魔法の威力が強くなってるね。
ずっと見ていたくなるほど、みんな動きがかっこいいんですけど!
録画できたらいいのに。母さまに見せてあげたい。父さまにも惚れなおすよ。ピドリナにもアルノルトのかっこいいの、見せてあげたい。あの片手ついてのバク転はマジでかっこよかった! そしてその動画、前世なら売れるね絶対。体があんな風に動かせて、あんなキマるの見てるの気持ちいいもんね。高揚する。
いいなー、みんなー。
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