143 / 823
4章 飛べない翼
第143話 砦③謝罪
しおりを挟む
部屋に戻るとハンナが部屋の掃除をしてくれていた。
「嬢ちゃま、もう遊ぶのは終わりですか?」
ハンナは40代のふっくらとした女性だ。旦那さんを亡くしてからも砦で働いていて、頼りになる存在だ。子供ふたりは王都に近い町で働いていると昨日知った。
「うん、居心地悪い、出てきた」
ハンナは首を傾げた。
「何かありましたか?」
わたしは迷って視線を落とした。
「……嬢ちゃまが話すようになったのはいいですけど」
ハンナはホウキを置いて膝をつき、わたしの目の高さに視線を合わせる。
「赤ちゃんのように〝言葉〟を言うのではなくて、文章にして話すようにしましょう」
文章?
「嬢ちゃまは貴族です。赤ちゃんみたいな話し方をいつまでもしていたら、笑われてしまいますよ」
そういえばさっきも変な話し方とか言われたな。
「わたし、文章、違う?」
「今言ったのは〝わたしの話し方は文章とは違いますか?〟と言いたかったんですか?」
ん? わたしが尋ねたのはハンナのいう通りであっているんだけど。
わたしはなんて言ったっけ?
〝わたしのは文章で違う?〟って言ったよね?
あ、ああ。文章。主語に述語に修飾語。いろいろ抜けている気がする。わたし、話そうと思うと気持ちばかり先走っているから……。
「レギーナさまも、ジュレミーさまも、嬢ちゃまがいっぱい話すのが嬉しくて、窘めなかったんですね。それでしたら、ハンナが教えてさしあげます。これからは話す時は文章にして、ゆっくりでいいからわかりやすく伝わるように心がけて話しましょうね」
「そうする。ありがと」
わたしにもいっぱい足りないことはあるもんな。
でも、居心地悪いのも勘弁だし、怖いって震えているのも嫌だ。
ぶつかり合うならもっと明るくやって欲しい。あれはジメジメしていかん。
それに……、一度だけだったけど……あれは病んでいる。その時で終わっていればいいけれど、……もし増長していたら……。
針仕事を教えてくれると言ったのはアイラだった。マルティンおじさんの一人娘だ。ふたりで砦に来て、マルティンおじさんはアイラのお母さんのことについて一言も話さないと聞いた。
栗色の髪、茶色の目。おっとりとした話し方。優しげな少女だった。わたしより3つ上だったと思う。子供ながらいろいろと仕事もできて聞き分けもよく、アイラは来てすぐに小さな女の子たちのリーダーになり、大人たちからも頼りにされていたように思う。わたしにも針の使い方を教えてくれたが、わたしはうまく縫えなかった。「うまくできないと、こうよ」そう手に針でチクッとやられた。わたしは一瞬だったが痛みに驚いて、そして親切に教えてくれていたお姉さんからされたことにびっくりして大泣きをした。
すぐに母さまや大人たちがやってきて、アイラに話を聞いた。
アイラは針仕事を教えていたら、リディアが自分で間違って手に針を刺してしまって泣いたのだと、ちゃんと見ていられなくてごめんなさい、怪我をさせてごめんなさいと、シクシク泣き出した。
母さまも大人も、それはアイラが悪いんじゃないと、わたしが針を習うにはまだ小さすぎたのねと話は導かれた。
リディアは首を横に振ったし、違うと言ったけれど、言おうとしているうちに、いつまでも泣かないのよと話が終結してしまった。
それからじわじわと、アイラはわたしを攻撃するようになった。話すのが得意でないリディアはアイラの言う通りの〝何もできない癇癪もちですぐに泣く子〟と認識されていった。
あの時わたしが黙らなければ、今違っていたかもしれない。と反省する点はある。けれど……わたしの言いたいことは、喧嘩するなら正々堂々と、だ。言いたいけれど、ここはおじいさまの管理する場で、ことを荒げたくない気持ちもある。
「嬢ちゃま、指を食べてはダメですよ。おしゃぶりは治っていませんね」
クチノナカニカクセバ、イタイコトデキナイ……。
あ。
ああ……、そうか、……そうだったんだ。
「嬢ちゃま、おやつを食べましょうか? 指よりもずっとおいしいですよ」
「……うん」
「では、食堂に行きましょうね」
ハンナはわたしと手を繋いで、食堂に向かって歩き出す。
途中で兄さまたちと、もふさまと合流した。男の子たちはシヴァに稽古をつけてもらっていたようだ。例によって、そこにもふさまが乱入していたらしい。
食堂には少女たちが先に来ていて、わたしが兄さまたちといるのを見て、顔色が悪くなる。
言いつけられると思った? でもあちらの方が人数が多いから、結託すればわたしの言うことの方が信憑性がない。
小麦粉を練った焼き菓子に砂糖のシロップをかけたものが出された。
……これだって、十分な甘味だ。最近のおやつや食事の豪華さを再認識した。
足元で、もふさまも無言で食べている。
「リディア」
わたしの後ろに女の子の団体さまが来た。
「何?」
冷たく聞き返す。
「さっきは悪かったわ。謝る」
兄さまたちも後ろを振り返る。
「何に対して?」
「えっ?」
「うまくできていないって言って怒らせて、でしょ?」
アイラが口添えしている。
〝できない〟にも〝うまく〟をつけると印象が変わるもんだね。
「そ、そう。うまくできていないって言ってごめんね。謝るから、許して。もうその犬をけしかけるのはやめて」
?
「けしかけるって何?」
男の子のひとりが言った。
「リディアが怒って、犬をけしかけたの。吠えて追いかけ回されたの」
「それでネリーは転んじゃったんですって」
アイラが付け足す。
『我はそんなことはしない』
「いつ?」
「さっきよ」
「さっきって?」
「食堂に来る前よ」
「わたし、部屋にいた」
「じゃあ、その後でしょ」
「部屋からハンナと一緒に、食堂に来た」
「じゃあ、その前にでしょ」
「もふさまは午後はずっとおれたちと一緒だったぜ?」
ネリーの顔がカーッと赤くなる。
「とにかく、犬をけしかけないでくれればいいから」
わたしは言い捨てていこうとしたネリーの手首をとった。
「何よ」
「嘘つかないで。嘘ついたこと、謝って。もふさまは嫌がる子供を追いかけ回すなんてことはしない」
わたしは伝わるようにを心掛けて、文にしてゆっくりと話した。
ネリーはアイラをすがるように見る。
「なんだ、ネリーの勘違いだったのね。じゃれつかれたのを追いかけられたと思って」
「もふさま、兄さまたちと一緒だった。ネリーにじゃれついてもいない。嘘だと認めて、謝って。それに、できない言ったのは、うまくできないって言ったんじゃなかった。できなくて、役立たずで、わたしが迷惑って言った」
アイラ以外の女の子たちの顔からスッと表情が抜け落ちた。
「ネリーはそんなふうに言ってないと思うけれど、リディアはそう受け取ったのね? ネリー、勘違いさせるような言葉になったことを謝ればいいんじゃない?」
アイラが促す。
「ネリー、自分が何したか、よく考えて。何を謝るべきか、自分で考えて」
わたしがいうと、ネリーがグッと詰まる。
「どうかしたの?」
白いエプロンで手を拭きながら、背の高い女性がこちらに歩いてきた。
「ネリーのおばさん」
ネリーのおばさんか。
「リディアがネリーに謝れって」
オレンジ色の髪のジュディーがおばさんに泣きつくように言った。
「あれま、ネリーったらリディア嬢ちゃまの機嫌を損ねるようなことを何を言ったんだい?」
「機嫌を損ねるという問題、では、ありません。ネリーはわたしがもふさまをけしかけて、犬に追いかけ回されたと嘘をつきました。追いかけまさわれたとされる時間、もふさまはシヴァや男の子たちと剣の練習の場にいました。それは男の子たちみんなが知っています」
「ネリー、あんた、そんなしょうもない嘘をついたのかい?」
ネリーの目から涙がこぼれ落ちる。
「お嬢さま、うちの子が申し訳ありませんでした。でもそんなことでみんなの前で吊し上げなくてもいいじゃありませんか」
「……ここは、砦です」
「そんなこと知ってますよ」
「敵に攻められたら、体を張って守らなければ、なりません」
「だから、そんなこと言われなくても、知っていますよ」
「嘘をつく人に、命を預けられますか?」
おばさんはハッとした。
「嘘の情報を流すような人を、信じられますか?」
みんなの視線がネリーに集中する。
ここは砦だ。戦いの最前線になりうる場所だ。子供だからと見逃される甘い場所ではないのだ。
おばさんはネリーの頭を下げさせた。
「ネリー、嘘をついたことを悔い改めなさい。そのための謝罪よ」
「ご、ごめんなさい。嘘をつきました。ごめんなさい」
「もふさまに追いかけられた、嘘の謝罪は受け取りました。みんな、このことで、ネリーにとやかく言わないでください。わたしは謝罪を受け取りました」
おばさんはわたしに頭を下げて、ネリーを引っ張っていく。
アイラと目が合う。彼女はにっこり微笑んだ。
「リディアは強くなったのね。でも、辺境伯の身内だからって、やりすぎなんじゃない?」
「立場は、関係ない。悪いことは悪い。嘘も悪いことだけど、唆すのも悪いこと。傷つけるのも悪いこと」
震えそうになるのを抑えて、わたしはじっとアイラをみつめた。
「嬢ちゃま、もう遊ぶのは終わりですか?」
ハンナは40代のふっくらとした女性だ。旦那さんを亡くしてからも砦で働いていて、頼りになる存在だ。子供ふたりは王都に近い町で働いていると昨日知った。
「うん、居心地悪い、出てきた」
ハンナは首を傾げた。
「何かありましたか?」
わたしは迷って視線を落とした。
「……嬢ちゃまが話すようになったのはいいですけど」
ハンナはホウキを置いて膝をつき、わたしの目の高さに視線を合わせる。
「赤ちゃんのように〝言葉〟を言うのではなくて、文章にして話すようにしましょう」
文章?
「嬢ちゃまは貴族です。赤ちゃんみたいな話し方をいつまでもしていたら、笑われてしまいますよ」
そういえばさっきも変な話し方とか言われたな。
「わたし、文章、違う?」
「今言ったのは〝わたしの話し方は文章とは違いますか?〟と言いたかったんですか?」
ん? わたしが尋ねたのはハンナのいう通りであっているんだけど。
わたしはなんて言ったっけ?
〝わたしのは文章で違う?〟って言ったよね?
あ、ああ。文章。主語に述語に修飾語。いろいろ抜けている気がする。わたし、話そうと思うと気持ちばかり先走っているから……。
「レギーナさまも、ジュレミーさまも、嬢ちゃまがいっぱい話すのが嬉しくて、窘めなかったんですね。それでしたら、ハンナが教えてさしあげます。これからは話す時は文章にして、ゆっくりでいいからわかりやすく伝わるように心がけて話しましょうね」
「そうする。ありがと」
わたしにもいっぱい足りないことはあるもんな。
でも、居心地悪いのも勘弁だし、怖いって震えているのも嫌だ。
ぶつかり合うならもっと明るくやって欲しい。あれはジメジメしていかん。
それに……、一度だけだったけど……あれは病んでいる。その時で終わっていればいいけれど、……もし増長していたら……。
針仕事を教えてくれると言ったのはアイラだった。マルティンおじさんの一人娘だ。ふたりで砦に来て、マルティンおじさんはアイラのお母さんのことについて一言も話さないと聞いた。
栗色の髪、茶色の目。おっとりとした話し方。優しげな少女だった。わたしより3つ上だったと思う。子供ながらいろいろと仕事もできて聞き分けもよく、アイラは来てすぐに小さな女の子たちのリーダーになり、大人たちからも頼りにされていたように思う。わたしにも針の使い方を教えてくれたが、わたしはうまく縫えなかった。「うまくできないと、こうよ」そう手に針でチクッとやられた。わたしは一瞬だったが痛みに驚いて、そして親切に教えてくれていたお姉さんからされたことにびっくりして大泣きをした。
すぐに母さまや大人たちがやってきて、アイラに話を聞いた。
アイラは針仕事を教えていたら、リディアが自分で間違って手に針を刺してしまって泣いたのだと、ちゃんと見ていられなくてごめんなさい、怪我をさせてごめんなさいと、シクシク泣き出した。
母さまも大人も、それはアイラが悪いんじゃないと、わたしが針を習うにはまだ小さすぎたのねと話は導かれた。
リディアは首を横に振ったし、違うと言ったけれど、言おうとしているうちに、いつまでも泣かないのよと話が終結してしまった。
それからじわじわと、アイラはわたしを攻撃するようになった。話すのが得意でないリディアはアイラの言う通りの〝何もできない癇癪もちですぐに泣く子〟と認識されていった。
あの時わたしが黙らなければ、今違っていたかもしれない。と反省する点はある。けれど……わたしの言いたいことは、喧嘩するなら正々堂々と、だ。言いたいけれど、ここはおじいさまの管理する場で、ことを荒げたくない気持ちもある。
「嬢ちゃま、指を食べてはダメですよ。おしゃぶりは治っていませんね」
クチノナカニカクセバ、イタイコトデキナイ……。
あ。
ああ……、そうか、……そうだったんだ。
「嬢ちゃま、おやつを食べましょうか? 指よりもずっとおいしいですよ」
「……うん」
「では、食堂に行きましょうね」
ハンナはわたしと手を繋いで、食堂に向かって歩き出す。
途中で兄さまたちと、もふさまと合流した。男の子たちはシヴァに稽古をつけてもらっていたようだ。例によって、そこにもふさまが乱入していたらしい。
食堂には少女たちが先に来ていて、わたしが兄さまたちといるのを見て、顔色が悪くなる。
言いつけられると思った? でもあちらの方が人数が多いから、結託すればわたしの言うことの方が信憑性がない。
小麦粉を練った焼き菓子に砂糖のシロップをかけたものが出された。
……これだって、十分な甘味だ。最近のおやつや食事の豪華さを再認識した。
足元で、もふさまも無言で食べている。
「リディア」
わたしの後ろに女の子の団体さまが来た。
「何?」
冷たく聞き返す。
「さっきは悪かったわ。謝る」
兄さまたちも後ろを振り返る。
「何に対して?」
「えっ?」
「うまくできていないって言って怒らせて、でしょ?」
アイラが口添えしている。
〝できない〟にも〝うまく〟をつけると印象が変わるもんだね。
「そ、そう。うまくできていないって言ってごめんね。謝るから、許して。もうその犬をけしかけるのはやめて」
?
「けしかけるって何?」
男の子のひとりが言った。
「リディアが怒って、犬をけしかけたの。吠えて追いかけ回されたの」
「それでネリーは転んじゃったんですって」
アイラが付け足す。
『我はそんなことはしない』
「いつ?」
「さっきよ」
「さっきって?」
「食堂に来る前よ」
「わたし、部屋にいた」
「じゃあ、その後でしょ」
「部屋からハンナと一緒に、食堂に来た」
「じゃあ、その前にでしょ」
「もふさまは午後はずっとおれたちと一緒だったぜ?」
ネリーの顔がカーッと赤くなる。
「とにかく、犬をけしかけないでくれればいいから」
わたしは言い捨てていこうとしたネリーの手首をとった。
「何よ」
「嘘つかないで。嘘ついたこと、謝って。もふさまは嫌がる子供を追いかけ回すなんてことはしない」
わたしは伝わるようにを心掛けて、文にしてゆっくりと話した。
ネリーはアイラをすがるように見る。
「なんだ、ネリーの勘違いだったのね。じゃれつかれたのを追いかけられたと思って」
「もふさま、兄さまたちと一緒だった。ネリーにじゃれついてもいない。嘘だと認めて、謝って。それに、できない言ったのは、うまくできないって言ったんじゃなかった。できなくて、役立たずで、わたしが迷惑って言った」
アイラ以外の女の子たちの顔からスッと表情が抜け落ちた。
「ネリーはそんなふうに言ってないと思うけれど、リディアはそう受け取ったのね? ネリー、勘違いさせるような言葉になったことを謝ればいいんじゃない?」
アイラが促す。
「ネリー、自分が何したか、よく考えて。何を謝るべきか、自分で考えて」
わたしがいうと、ネリーがグッと詰まる。
「どうかしたの?」
白いエプロンで手を拭きながら、背の高い女性がこちらに歩いてきた。
「ネリーのおばさん」
ネリーのおばさんか。
「リディアがネリーに謝れって」
オレンジ色の髪のジュディーがおばさんに泣きつくように言った。
「あれま、ネリーったらリディア嬢ちゃまの機嫌を損ねるようなことを何を言ったんだい?」
「機嫌を損ねるという問題、では、ありません。ネリーはわたしがもふさまをけしかけて、犬に追いかけ回されたと嘘をつきました。追いかけまさわれたとされる時間、もふさまはシヴァや男の子たちと剣の練習の場にいました。それは男の子たちみんなが知っています」
「ネリー、あんた、そんなしょうもない嘘をついたのかい?」
ネリーの目から涙がこぼれ落ちる。
「お嬢さま、うちの子が申し訳ありませんでした。でもそんなことでみんなの前で吊し上げなくてもいいじゃありませんか」
「……ここは、砦です」
「そんなこと知ってますよ」
「敵に攻められたら、体を張って守らなければ、なりません」
「だから、そんなこと言われなくても、知っていますよ」
「嘘をつく人に、命を預けられますか?」
おばさんはハッとした。
「嘘の情報を流すような人を、信じられますか?」
みんなの視線がネリーに集中する。
ここは砦だ。戦いの最前線になりうる場所だ。子供だからと見逃される甘い場所ではないのだ。
おばさんはネリーの頭を下げさせた。
「ネリー、嘘をついたことを悔い改めなさい。そのための謝罪よ」
「ご、ごめんなさい。嘘をつきました。ごめんなさい」
「もふさまに追いかけられた、嘘の謝罪は受け取りました。みんな、このことで、ネリーにとやかく言わないでください。わたしは謝罪を受け取りました」
おばさんはわたしに頭を下げて、ネリーを引っ張っていく。
アイラと目が合う。彼女はにっこり微笑んだ。
「リディアは強くなったのね。でも、辺境伯の身内だからって、やりすぎなんじゃない?」
「立場は、関係ない。悪いことは悪い。嘘も悪いことだけど、唆すのも悪いこと。傷つけるのも悪いこと」
震えそうになるのを抑えて、わたしはじっとアイラをみつめた。
135
お気に入りに追加
1,239
あなたにおすすめの小説
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
善人ぶった姉に奪われ続けてきましたが、逃げた先で溺愛されて私のスキルで領地は豊作です
しろこねこ
ファンタジー
「あなたのためを思って」という一見優しい伯爵家の姉ジュリナに虐げられている妹セリナ。醜いセリナの言うことを家族は誰も聞いてくれない。そんな中、唯一差別しない家庭教師に貴族子女にははしたないとされる魔法を教わるが、親切ぶってセリナを孤立させる姉。植物魔法に目覚めたセリナはペット?のヴィリオをともに家を出て南の辺境を目指す。
【完結】婚姻無効になったので新しい人生始めます~前世の記憶を思い出して家を出たら、愛も仕事も手に入れて幸せになりました~
Na20
恋愛
セレーナは嫁いで三年が経ってもいまだに旦那様と使用人達に受け入れられないでいた。
そんな時頭をぶつけたことで前世の記憶を思い出し、家を出ていくことを決意する。
「…そうだ、この結婚はなかったことにしよう」
※ご都合主義、ふんわり設定です
※小説家になろう様にも掲載しています
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。
今日も学園食堂はゴタゴタしてますが、こっそり観賞しようとして本日も萎えてます。
柚ノ木 碧/柚木 彗
恋愛
駄目だこれ。
詰んでる。
そう悟った主人公10歳。
主人公は悟った。実家では無駄な事はしない。搾取父親の元を三男の兄と共に逃れて王都へ行き、乙女ゲームの舞台の学園の厨房に就職!これで予てより念願の世界をこっそりモブ以下らしく観賞しちゃえ!と思って居たのだけど…
何だか知ってる乙女ゲームの内容とは微妙に違う様で。あれ?何だか萎えるんだけど…
なろうにも掲載しております。
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
失われた力を身に宿す元聖女は、それでも気楽に過ごしたい~いえ、Sランク冒険者とかは結構です!~
紅月シン
ファンタジー
聖女として異世界に召喚された狭霧聖菜は、聖女としての勤めを果たし終え、満ち足りた中でその生涯を終えようとしていた。
いや嘘だ。
本当は不満でいっぱいだった。
食事と入浴と睡眠を除いた全ての時間で人を癒し続けなくちゃならないとかどんなブラックだと思っていた。
だがそんな不満を漏らすことなく死に至り、そのことを神が不憫にでも思ったのか、聖菜は辺境伯家の末娘セーナとして二度目の人生を送ることになった。
しかし次こそは気楽に生きたいと願ったはずなのに、ある日セーナは前世の記憶と共にその身には聖女としての癒しの力が流れていることを知ってしまう。
そしてその時点で、セーナの人生は決定付けられた。
二度とあんな目はご免だと、気楽に生きるため、家を出て冒険者になることを決意したのだ。
だが彼女は知らなかった。
三百年の時が過ぎた現代では、既に癒しの力というものは失われてしまっていたということを。
知らぬままに力をばら撒く少女は、その願いとは裏腹に、様々な騒動を引き起こし、解決していくことになるのであった。
※完結しました。
※小説家になろう様にも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる