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4章 飛べない翼
第142話 砦②もがれた羽
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1日過ごして、わたしは同年代の女の子に厄介者と思われていることをひしひしと感じた。
リディア何した!? とセルフツッコミしたけど、それは逆で、何もしなかったことが原因なのかもしれなかった。とにかく居心地が悪い。
女の子たちは急にいっぱい話すようになったわたしに困惑し、男の子たちはわたしが泣かなくなったので扱いやすいと思うみたいで、遊びに誘ってくれるようになった。
子供たちは大人の手伝いをするのが推奨されているけれど、その時間は午前中と決められている。おじいさまの方針だ。子供は遊ばなくちゃいかんというのが持論だ。遊ぶ時間では男女に分かれることが多いようだ。わたしは兄さまたちと同じく男の子のグループに混ざるようにした。もふさまもその方が楽しそうだから。
忌憚なく接してくれるのはハンナぐらいで、大人たちは戸惑っている。それは砦の序列に関係しているみたいだ。この砦のボスはおじいさまだ。次がシヴァ。その次がマルティンおじさん。で、その次が父さまだった。ただ父さまはおじいさまの身内だし、今は遊びにきている枠なんだけど、マルティンおじさんを立てるべきか、父さまを立てるべきかで微妙な空気が生まれるようだ。マルティンおじさんでいいと思うんだけど。そしてその雰囲気は子供たちにも伝わっている。子供たちにしては、わたしたちが友達枠なのか辺境伯の家族なのかそこでつまずいているっぽい。兄さまは〝おじいさまの子供〟と知れ渡っているらしく、兄さまには従うていのようだ。
女の子にはそれがさらに顕著で、しかも何もできないみそっかすのわたしをボスの身内ってことで敬わなくちゃいけないのが嫌みたいだ。
いえ、あなたたち全然敬っていないから!
さて、本日も男の子グループに混じろうと思うと、女の子たちに捕まった。
遊ぶ時間に繕いものをしているようで、砦にいるのだからこれぐらいの役に立てというようなことを言われた。まあ、従いましょう。
みんなと並んで針を動かす。針仕事は鞄でずいぶん上達したはずだ。
「あら、できるようになったのね」
隣の女の子がわたしの手元を覗き込んで言う。
「ジュディー」
紺色の髪の子が鋭く声を上げる。わたしを褒めたオレンジ色の髪のジュディーはハッとしたように口をつぐんだ。
「レギーナさまはなんで来ないの?」
紺色の髪の子に尋ねられる。
「留守番、なった」
「リディアがワズラワセルからじゃないの?」
煩わせる? スゴイ言葉使ってきたな。大人がそう話しているのを聞いたんだろうな。どうやらわたしは砦で大人たちにも厄介者認定されているようだ。なんでかなー。
「いいわよね。辺境伯さまの家族だから追い出されないのよ。何もできなくて役に立たないのに砦にいるなんて迷惑だわ」
「本当、優秀なお兄さまたちと違って、リディアって迷惑よね」
畳み掛けるように言われ、チクンと胸が痛む。この痛みをわたしは知っていた。呼び水となり、感情が呼び覚まされる。
……リディア……。過去のわたしを想って泣きそうになった。
リディアはずっとここで、こういう扱いを受けてきたんだ。
家族は優しいし大好きだ、だから余計に言えなかった。
言い返しても、「できない」「役に立たない」「ダメだ」「迷惑」って言われ続けて、それであなたは〝嫌〟だなと漠然と思っていた。嫌な理由を考えてもわからないし、何をしてみても〝嫌〟なのは変わらなかった。それがあなたの〝疲れる〟だった。〝疲れる〟のが〝嫌〟な理由なら、自分も誰も傷つかないから。
砦にも好きな人たちはいるけれど少数だ。おじいさまとシヴァに会いたかったけど、心踊らなかったのは、わたしは砦が好きではなかったんだ。だから引っ越して嬉しかった。嬉しかったから、引越し先で柄にもなくすぐに外に出て走り回ったりしたんだ。
リディアは口が達者ではなかった。トロいし、不器用でガサツな上に大雑把。異質だったのかもしれない。それでも辺境伯のひ孫、表立って攻撃はできないから、大人のいないところで、何度も積み重ねるように言われてきたんだ。何もできなくて、役立たずで、迷惑だと。
別に何かをされるわけでもないから。リディア以外が手を組んでいるだけだから、リディアは声をあげることもできなかった。そうして、何も期待しないように、ただ疲れるからと、いろいろなことに蓋をした。
ひとつ思い出した。癇癪もちだと怖がられていた。できないって手足をバタバタして手がつけられなくなるんだと。思い出してきたよ。何か小声で言って、瞳を伏せる。そして決まって、お兄さまたちはあんなに立派なのにねと。せめてお兄さまたちの迷惑にならなうようにするべきだと言われ続けてたね。はっきりと言われなくても、それは澱のようにわたしの奥底に溜まり、目を伏せられるだけで言われているのと同じ効果を発揮するようになった。ものすごく怖くなって、いたたまれなくなって、できない自分に腹を立てた。自分を抑えられなくて手足をバタバタさせて心のままに大泣きした。ああ、癇癪にも理由があったんだね。原因となることが。
ここに居たくない。立ち上がる。
「あら。大好きな部屋に帰るの? だったら出てこなければいいのに」
少女たちを見渡す。言葉で攻撃はしてきていないが、にっこりと微笑んだのを見た。発言している子たちがその子の表情を確かめているのも見た。
心臓がバクバクいってる。わたしはこの状況が怖いみたいだ。それでも、それなりに経験を積んだ記憶のわたしの負けん気が首をもたげる。
「あなたたち、そこまでにしておけば、よかったのに。〝出てこなければいいのに〟は余計だったね」
わたしは普通の速度で歩き出す。
「リディア、どこに行くの? ネリーの言ったことが気に入らなかったなら私が謝るから許してあげて」
栗色の髪した子がおっとりと言った。お前だろ、言わせているのは。
「許せる、範囲、超えた」
栗色の子に微笑む。
「言いつけたって無駄よ。誰もそんな話し方しかできないリディアのいうことなんか信じない」
言ったのは紺の髪の子だろう。
わたしは振り返らなかった。
砦にいるからか、もうひとつ思い出したよ。
あれが最初だ。
アイラがやったんだよね?
リディア何した!? とセルフツッコミしたけど、それは逆で、何もしなかったことが原因なのかもしれなかった。とにかく居心地が悪い。
女の子たちは急にいっぱい話すようになったわたしに困惑し、男の子たちはわたしが泣かなくなったので扱いやすいと思うみたいで、遊びに誘ってくれるようになった。
子供たちは大人の手伝いをするのが推奨されているけれど、その時間は午前中と決められている。おじいさまの方針だ。子供は遊ばなくちゃいかんというのが持論だ。遊ぶ時間では男女に分かれることが多いようだ。わたしは兄さまたちと同じく男の子のグループに混ざるようにした。もふさまもその方が楽しそうだから。
忌憚なく接してくれるのはハンナぐらいで、大人たちは戸惑っている。それは砦の序列に関係しているみたいだ。この砦のボスはおじいさまだ。次がシヴァ。その次がマルティンおじさん。で、その次が父さまだった。ただ父さまはおじいさまの身内だし、今は遊びにきている枠なんだけど、マルティンおじさんを立てるべきか、父さまを立てるべきかで微妙な空気が生まれるようだ。マルティンおじさんでいいと思うんだけど。そしてその雰囲気は子供たちにも伝わっている。子供たちにしては、わたしたちが友達枠なのか辺境伯の家族なのかそこでつまずいているっぽい。兄さまは〝おじいさまの子供〟と知れ渡っているらしく、兄さまには従うていのようだ。
女の子にはそれがさらに顕著で、しかも何もできないみそっかすのわたしをボスの身内ってことで敬わなくちゃいけないのが嫌みたいだ。
いえ、あなたたち全然敬っていないから!
さて、本日も男の子グループに混じろうと思うと、女の子たちに捕まった。
遊ぶ時間に繕いものをしているようで、砦にいるのだからこれぐらいの役に立てというようなことを言われた。まあ、従いましょう。
みんなと並んで針を動かす。針仕事は鞄でずいぶん上達したはずだ。
「あら、できるようになったのね」
隣の女の子がわたしの手元を覗き込んで言う。
「ジュディー」
紺色の髪の子が鋭く声を上げる。わたしを褒めたオレンジ色の髪のジュディーはハッとしたように口をつぐんだ。
「レギーナさまはなんで来ないの?」
紺色の髪の子に尋ねられる。
「留守番、なった」
「リディアがワズラワセルからじゃないの?」
煩わせる? スゴイ言葉使ってきたな。大人がそう話しているのを聞いたんだろうな。どうやらわたしは砦で大人たちにも厄介者認定されているようだ。なんでかなー。
「いいわよね。辺境伯さまの家族だから追い出されないのよ。何もできなくて役に立たないのに砦にいるなんて迷惑だわ」
「本当、優秀なお兄さまたちと違って、リディアって迷惑よね」
畳み掛けるように言われ、チクンと胸が痛む。この痛みをわたしは知っていた。呼び水となり、感情が呼び覚まされる。
……リディア……。過去のわたしを想って泣きそうになった。
リディアはずっとここで、こういう扱いを受けてきたんだ。
家族は優しいし大好きだ、だから余計に言えなかった。
言い返しても、「できない」「役に立たない」「ダメだ」「迷惑」って言われ続けて、それであなたは〝嫌〟だなと漠然と思っていた。嫌な理由を考えてもわからないし、何をしてみても〝嫌〟なのは変わらなかった。それがあなたの〝疲れる〟だった。〝疲れる〟のが〝嫌〟な理由なら、自分も誰も傷つかないから。
砦にも好きな人たちはいるけれど少数だ。おじいさまとシヴァに会いたかったけど、心踊らなかったのは、わたしは砦が好きではなかったんだ。だから引っ越して嬉しかった。嬉しかったから、引越し先で柄にもなくすぐに外に出て走り回ったりしたんだ。
リディアは口が達者ではなかった。トロいし、不器用でガサツな上に大雑把。異質だったのかもしれない。それでも辺境伯のひ孫、表立って攻撃はできないから、大人のいないところで、何度も積み重ねるように言われてきたんだ。何もできなくて、役立たずで、迷惑だと。
別に何かをされるわけでもないから。リディア以外が手を組んでいるだけだから、リディアは声をあげることもできなかった。そうして、何も期待しないように、ただ疲れるからと、いろいろなことに蓋をした。
ひとつ思い出した。癇癪もちだと怖がられていた。できないって手足をバタバタして手がつけられなくなるんだと。思い出してきたよ。何か小声で言って、瞳を伏せる。そして決まって、お兄さまたちはあんなに立派なのにねと。せめてお兄さまたちの迷惑にならなうようにするべきだと言われ続けてたね。はっきりと言われなくても、それは澱のようにわたしの奥底に溜まり、目を伏せられるだけで言われているのと同じ効果を発揮するようになった。ものすごく怖くなって、いたたまれなくなって、できない自分に腹を立てた。自分を抑えられなくて手足をバタバタさせて心のままに大泣きした。ああ、癇癪にも理由があったんだね。原因となることが。
ここに居たくない。立ち上がる。
「あら。大好きな部屋に帰るの? だったら出てこなければいいのに」
少女たちを見渡す。言葉で攻撃はしてきていないが、にっこりと微笑んだのを見た。発言している子たちがその子の表情を確かめているのも見た。
心臓がバクバクいってる。わたしはこの状況が怖いみたいだ。それでも、それなりに経験を積んだ記憶のわたしの負けん気が首をもたげる。
「あなたたち、そこまでにしておけば、よかったのに。〝出てこなければいいのに〟は余計だったね」
わたしは普通の速度で歩き出す。
「リディア、どこに行くの? ネリーの言ったことが気に入らなかったなら私が謝るから許してあげて」
栗色の髪した子がおっとりと言った。お前だろ、言わせているのは。
「許せる、範囲、超えた」
栗色の子に微笑む。
「言いつけたって無駄よ。誰もそんな話し方しかできないリディアのいうことなんか信じない」
言ったのは紺の髪の子だろう。
わたしは振り返らなかった。
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