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3章 弱さと強さと冬ごもり
第116話 名も無いダンジョン⑦子供じゃない
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好奇心いっぱいに見られている気がするが、相手は魔物。
鑑定をかける。
デュカートの子供:首から手足、尾へと皮膜があり、広げて風を受けると飛行することが可能。草食で気性は穏やか。好奇心旺盛で、賢い。
え? これがデュカートなの? 体長がせいぜい20センチだよね。これを毛布にするといったらどんくらい倒さなくちゃいけないのよ。
それよりこのつぶらな瞳でワクワクした目。この子たちに攻撃されたわけでもないのに、こちらから何かするなんてできるわけがない。
ワンワンワンワンワン
あんあんわん
シューシュー
ギーギーギー
なんかいろんな鳴き方されているんですけど。
急に影に入った。3メートルはありそうな巨大ももんが。これは間違いなくこの子たちの親だろう。
魔法を仕掛けることも思いつかずアワアワしたわたしに、大人ももんがはくりっとした大きな目を近づけた。
目が悪いのか?
わたしの服を口で摘んで飛び上がった。
また飛ぶの? いやー。
また違う太い大きな木のうろにぽいっと入れられた。中がおかしい。木より広い空間。下はふわふわの極上の毛皮。毛皮は温かい。そして上からさっきわたしをぐるりと取り囲んだももんがたちが落ちてきて、温かい毛皮に飛びついた。寝そべっている胸のあたりに直行する。……これ、お母さん? 8つしかないお乳をみんなで取り合うようにして飲んでいる?
なんかわたし間違われた?
そろっと離れようとすると、ももんが母さんが顔をあげ、こちらを見た。
そしてわたしの顔をベロンと舐めた。
お母さんの動きが止まる。驚いたように。毛があまりないハゲチョロビン(はげちゃびんより、チョロリと毛がある意のわたしの作った造語)だと思ったのか、一層のこと激しく舐める。サイズは大きいが栄養が足りてないと思ったのか、自分の乳にわたしを近づけて飲ませようとする。
違います! わたし、あなたの子供じゃないから!
ももんが母さんが動いたために、乳を飲めなくなった子たちがキョトンとわたしを見た。キーキー子供たちが声を上げると、キューっとお母さんが言い含めるような鳴き声を出す。すると、子供たちがスペースを開けた。
お母さんに抱っこをされ、おっぱいに顔を押しやられる。
これ、なんの危機!?
命の危険があるよりは全然平和的展開だけど、わたし、あなたの子供じゃないの。赤ちゃんじゃないのよ。
魔物のおっぱい飲まされるって、わたしの何かを削るからやめて!
わたし赤ちゃんじゃない!
「違うから、いらないってば」
顔を背けても、一生懸命飲まそうとしている。いくら目が悪くてもサイズが全然違うでしょ。
その時、外で何かがぶつかり合う大きな音がした。蛇が尻尾を振るわしたようなシューシューっという音もする。ももんが母さんが小さく何かを言った。子供たちが奥に固まる。そしてお母さんはウロの穴を自分の体で塞いだ。
外で何かが?
わたしはお母さんの下に入り込んで、ウロから外を見た。
父さんももんがが、変な形の魔物と対峙している。
わたしが飛び出ようとすると、お母さんに服を引っ張られる。潤んだ目だ。お父さんの〝これから〟を予感しているような。
あ、この目はわかっている。わたしのことも。
わたしはお母さんにガバッと抱きついた。
わたしが自分の赤ちゃんじゃないとわかっているのに、子供だから、ももんがみたいに毛に覆われてないから栄養が足りてないと思って、お乳をくれようとしたんだ。
「わたし、弱いけど、強い」
この子たちのお父さんがいなくなるのは嫌だからね。
抱きつかれて驚いたお母さんを放してウロから飛び降りる。
魔法で風を逆噴射させて、なんとか着地。
ひよ!
肩の上でひよこちゃんが元気に鳴いた。肩に存在感はないし静かだったから避難していたのかと思っていた。
「ひよこちゃんも来ちゃったの? 中にいて」
ひよこちゃんは抗議するようにビービー鳴いた。
戻るのは嫌みたいだ。
「じゃ、一緒、戦おう」
変な形の魔物。コブラみたいな平たい顔をして、蛇なんだけど、お腹のところが的みたいになっている。丸いのだ。背丈は2メートルはある。
立ち上がるとももんが父さんの方が背は高い。威嚇はしているけど腰が引けている。天敵なのかもしれない。
ハイドラ:太鼓ヘビ。お腹の丸い部分を叩くといい音がする。得意技は丸飲み。自分より大きいものも丸飲みして、ゆっくりお腹の中で消化していく。
ヤバいやつじゃん!
わたしはその太鼓部分に風をお見舞いした。ドンというお腹に響く音がする。蛇は軽く後ろに下がった。風に押された?
おおーーーー。決してふざけたわけではない。
けれど、太鼓と聞いたら、とりあえず叩いてみるのが人情だろう。
あまりに響くいい音だったので、風を打ち込んでみる。
ドントトン
いい音、いいリズム。蛇は太鼓を鳴らすたびに後ろに下がる。某有名ゲームの達人にはなれそうになかったが、自分勝手にリズムを作っていいのなら楽しくできそうだ。
蛇がハーハーしている。疲れている感じ。
太鼓を鳴らされるのは疲れることなのか? ……お腹に風のパンチを何発も入れられたらそれはキツイか。それは悪いことをした。ここは一気に……。
風の刃で仕留めようと思ったのに、目の前に蛇の顔があった。
あ。
わたしはあらぬ方向に押し倒される。ももんが父さんだ。ももんが父さんに押された。
蛇はももんが父さんに狙いを定める。
首筋に向かって口を大きく開けた。
『リディア!』
「リディー」
ふたりを見た瞬間、助けを請うていた。
「ももんが父さん、助けて!」
もふさまも兄さまもわたしが叫んだことは意味不明だったと思うが、その場で〝助ける〟ような状況にいるのはももんが父さんだけだったからだろう、ピンクのトランポリンの弾みを利用して突進し、太鼓ヘビをもふさまが引き裂いた。
気づかなかったがその後ろにもいた3匹を兄さまともふさまで撲滅だ。煙となり白い魔石と白い革、それから瓶に入った何かを落とした。
ももんが父さんがわたしを抱きしめる。そして、兄さまともふさまをじーっと見た。ウロからももんが母さん、子供たちが飛び出してきて、わたしたちに群がる。
『青いのがリディアは無事だろうと言っていたが、気が気じゃなかった』
「リディーは、馴染んでるね」
ふたりの視線がそこはかとなく痛い。
わたしについていたひよこちゃんは、兄さまの肩へと居場所を変える。元々兄さまについていたひよこちゃんだったみたい。
わたしはももんが父さんに抱きつき、ももんが母さんに抱きついた。
「迎え来たから、行く。ありがと」
魔物もいろいろいるんだね。ダンジョンの中でも。彼らはわたしに危害を加える気は全くなかった。
ももんが父さんがわたしに何かを押し付ける。
え? これ、毛皮?
「デュカートは脱皮するでち」
脱皮? どういうこと? 蛇みたいに? セミみたいに? 蝶みたいに?
父さんももんがをじっと見てしまった。毛皮がどこかしらで割れ目ができるより、首の下にファスナーかなんかがあって脱ぐ方が理解できる気がして。ファスナーがないか確かめてしまう。ない!
次々とトランポリンに落ちてきた先頭で弾んだアオがよちよち歩いてくる。
「デュカートに信用されたんでちね。この階の試練はデュカートに認められることでち。サイレントリーフはデュカートを守り、ハイドラはデュカートの天敵なんでち。デュカートがハイドラにやられても、デュカートを誰かが倒しても、この階はクリアしたことにはならないんでち」
「アオくんはそれを知っていたんですね」
アルノルトさんが言って、アオは頷いた。
広場の真ん中に穴が空いた。地下へと続く階段が現れる。
「前マスターはそのこと書き残さなかったみたいでち。マスター、デュカート倒すつもりでいたから。だから言わなかったでち。おいらをクビにしていいでちよ」
鑑定をかける。
デュカートの子供:首から手足、尾へと皮膜があり、広げて風を受けると飛行することが可能。草食で気性は穏やか。好奇心旺盛で、賢い。
え? これがデュカートなの? 体長がせいぜい20センチだよね。これを毛布にするといったらどんくらい倒さなくちゃいけないのよ。
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なんかいろんな鳴き方されているんですけど。
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目が悪いのか?
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また飛ぶの? いやー。
また違う太い大きな木のうろにぽいっと入れられた。中がおかしい。木より広い空間。下はふわふわの極上の毛皮。毛皮は温かい。そして上からさっきわたしをぐるりと取り囲んだももんがたちが落ちてきて、温かい毛皮に飛びついた。寝そべっている胸のあたりに直行する。……これ、お母さん? 8つしかないお乳をみんなで取り合うようにして飲んでいる?
なんかわたし間違われた?
そろっと離れようとすると、ももんが母さんが顔をあげ、こちらを見た。
そしてわたしの顔をベロンと舐めた。
お母さんの動きが止まる。驚いたように。毛があまりないハゲチョロビン(はげちゃびんより、チョロリと毛がある意のわたしの作った造語)だと思ったのか、一層のこと激しく舐める。サイズは大きいが栄養が足りてないと思ったのか、自分の乳にわたしを近づけて飲ませようとする。
違います! わたし、あなたの子供じゃないから!
ももんが母さんが動いたために、乳を飲めなくなった子たちがキョトンとわたしを見た。キーキー子供たちが声を上げると、キューっとお母さんが言い含めるような鳴き声を出す。すると、子供たちがスペースを開けた。
お母さんに抱っこをされ、おっぱいに顔を押しやられる。
これ、なんの危機!?
命の危険があるよりは全然平和的展開だけど、わたし、あなたの子供じゃないの。赤ちゃんじゃないのよ。
魔物のおっぱい飲まされるって、わたしの何かを削るからやめて!
わたし赤ちゃんじゃない!
「違うから、いらないってば」
顔を背けても、一生懸命飲まそうとしている。いくら目が悪くてもサイズが全然違うでしょ。
その時、外で何かがぶつかり合う大きな音がした。蛇が尻尾を振るわしたようなシューシューっという音もする。ももんが母さんが小さく何かを言った。子供たちが奥に固まる。そしてお母さんはウロの穴を自分の体で塞いだ。
外で何かが?
わたしはお母さんの下に入り込んで、ウロから外を見た。
父さんももんがが、変な形の魔物と対峙している。
わたしが飛び出ようとすると、お母さんに服を引っ張られる。潤んだ目だ。お父さんの〝これから〟を予感しているような。
あ、この目はわかっている。わたしのことも。
わたしはお母さんにガバッと抱きついた。
わたしが自分の赤ちゃんじゃないとわかっているのに、子供だから、ももんがみたいに毛に覆われてないから栄養が足りてないと思って、お乳をくれようとしたんだ。
「わたし、弱いけど、強い」
この子たちのお父さんがいなくなるのは嫌だからね。
抱きつかれて驚いたお母さんを放してウロから飛び降りる。
魔法で風を逆噴射させて、なんとか着地。
ひよ!
肩の上でひよこちゃんが元気に鳴いた。肩に存在感はないし静かだったから避難していたのかと思っていた。
「ひよこちゃんも来ちゃったの? 中にいて」
ひよこちゃんは抗議するようにビービー鳴いた。
戻るのは嫌みたいだ。
「じゃ、一緒、戦おう」
変な形の魔物。コブラみたいな平たい顔をして、蛇なんだけど、お腹のところが的みたいになっている。丸いのだ。背丈は2メートルはある。
立ち上がるとももんが父さんの方が背は高い。威嚇はしているけど腰が引けている。天敵なのかもしれない。
ハイドラ:太鼓ヘビ。お腹の丸い部分を叩くといい音がする。得意技は丸飲み。自分より大きいものも丸飲みして、ゆっくりお腹の中で消化していく。
ヤバいやつじゃん!
わたしはその太鼓部分に風をお見舞いした。ドンというお腹に響く音がする。蛇は軽く後ろに下がった。風に押された?
おおーーーー。決してふざけたわけではない。
けれど、太鼓と聞いたら、とりあえず叩いてみるのが人情だろう。
あまりに響くいい音だったので、風を打ち込んでみる。
ドントトン
いい音、いいリズム。蛇は太鼓を鳴らすたびに後ろに下がる。某有名ゲームの達人にはなれそうになかったが、自分勝手にリズムを作っていいのなら楽しくできそうだ。
蛇がハーハーしている。疲れている感じ。
太鼓を鳴らされるのは疲れることなのか? ……お腹に風のパンチを何発も入れられたらそれはキツイか。それは悪いことをした。ここは一気に……。
風の刃で仕留めようと思ったのに、目の前に蛇の顔があった。
あ。
わたしはあらぬ方向に押し倒される。ももんが父さんだ。ももんが父さんに押された。
蛇はももんが父さんに狙いを定める。
首筋に向かって口を大きく開けた。
『リディア!』
「リディー」
ふたりを見た瞬間、助けを請うていた。
「ももんが父さん、助けて!」
もふさまも兄さまもわたしが叫んだことは意味不明だったと思うが、その場で〝助ける〟ような状況にいるのはももんが父さんだけだったからだろう、ピンクのトランポリンの弾みを利用して突進し、太鼓ヘビをもふさまが引き裂いた。
気づかなかったがその後ろにもいた3匹を兄さまともふさまで撲滅だ。煙となり白い魔石と白い革、それから瓶に入った何かを落とした。
ももんが父さんがわたしを抱きしめる。そして、兄さまともふさまをじーっと見た。ウロからももんが母さん、子供たちが飛び出してきて、わたしたちに群がる。
『青いのがリディアは無事だろうと言っていたが、気が気じゃなかった』
「リディーは、馴染んでるね」
ふたりの視線がそこはかとなく痛い。
わたしについていたひよこちゃんは、兄さまの肩へと居場所を変える。元々兄さまについていたひよこちゃんだったみたい。
わたしはももんが父さんに抱きつき、ももんが母さんに抱きついた。
「迎え来たから、行く。ありがと」
魔物もいろいろいるんだね。ダンジョンの中でも。彼らはわたしに危害を加える気は全くなかった。
ももんが父さんがわたしに何かを押し付ける。
え? これ、毛皮?
「デュカートは脱皮するでち」
脱皮? どういうこと? 蛇みたいに? セミみたいに? 蝶みたいに?
父さんももんがをじっと見てしまった。毛皮がどこかしらで割れ目ができるより、首の下にファスナーかなんかがあって脱ぐ方が理解できる気がして。ファスナーがないか確かめてしまう。ない!
次々とトランポリンに落ちてきた先頭で弾んだアオがよちよち歩いてくる。
「デュカートに信用されたんでちね。この階の試練はデュカートに認められることでち。サイレントリーフはデュカートを守り、ハイドラはデュカートの天敵なんでち。デュカートがハイドラにやられても、デュカートを誰かが倒しても、この階はクリアしたことにはならないんでち」
「アオくんはそれを知っていたんですね」
アルノルトさんが言って、アオは頷いた。
広場の真ん中に穴が空いた。地下へと続く階段が現れる。
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