85 / 930
3章 弱さと強さと冬ごもり
第85話 兄妹喧嘩と女子会⑤女子はパワフル
しおりを挟む
「リディア一家が来てから、町が明るくなったよね」
「リディアのお母さん見た時、本当驚いたもん。女神さまが地上に降りてきたのかと思った!」
「お父さんもだよ。かっこよすぎ!」
「あ、リディアもかわいいよ」
「うん、かわいい」
家族を褒められてわたしは嬉しかったが、みんなに気を使わせ申し訳なかった。
「無理しなくていい。わたし、自分、見たことない」
「え? 鏡見たことないの?」
「鏡、ない」
「鏡、見てみる?」
ミニーに覗き込まれた。
「鏡、あるの?」
ミニーは頷いて、部屋を出ていった。戻ってきたときには、手鏡を持っていた。
手鏡を渡してくれる。
ごくんと喉が鳴った。
覚悟を決めてくるっと回転させて覗き込む。
プラチナブロンドの髪を肩まで伸ばした幼い女の子がわたしをみつめ返す。
父さまと同じ翠色の瞳は大きく、鼻は高くないが筋は通っている。小さい口もぷくんとしていて、頬もほんのり色づいていて。
なんだ、普通にかわいいじゃん。
そりゃ、ウチの家族みたいな、好みでないにしても誰もが認めざるを得ない美しさだったりかわいさ、かっこよさには絶対に届かないが、前世から比べたら、月とスッポンなんですけど。
なんだよ、こまっしゃくれたとか、似てないとか言われたから、相当まずいのかと思っていたよ。
「お兄さんたちまではいかなくても、リディアもかわいいって」
「うんうん、かわいいよ」
黙り込んだからがっかりしたと思ったのか、励ましてくれる。それはそれで微妙だ。
「兄さまたち、かわいい?」
ありがとうと手鏡を返してから、水を向けると大喜びで話し始めた。
「すっごい、かっこいいよね!」
「王子さまみたいだよ」
「足が長くて顔がちっちゃい」
「正面はもちろん、横顔も斜めからも、どこから見てもかっこいいってなんなの?」
「同じ青でもさ、澄んでいると違うよね。瞳見てると引き込まれそうになる」
「双子も天使みたい」
「やんちゃ天使ね」
「笑った顔、かわいい」
「みんな優しいし」
「領主さまもかっこいいもんね」
「うん、すっごく、かっこいい」
「大きいけど、怖くなくて、でも頼れる感じ」
「わかる。かっこいいのに、笑うとぼせー本能くすぐられる」
「母性本能ね」
「お母さん、かわいい」
「うん、とってもきれいでかわいい」
「胸大きいのに、ほっそいよね」
褒める褒める。
「あ、リディアも、かわいいよ」
「うん、面白いし」
だから無理して取ってつけたように褒めなくていいよ。ん? 面白い?って何?
もふさまが大きなあくびをしたので、背中を撫でた。
「フランツさま、マジでかっこ良すぎてヤバイよ」
薄いピンクの夜着のチェリはふんふん頷きながら言う。
「なんで〝さま〟づけ?」
疑問を口にすると、みんなで顔を合わせる。
「本当はリディアにも〝さま〟づけするよう言われてるの。ただ、本人が嫌がったら付けなくてもいいって。〝リディアさま〟がいい?」
わたしは首を横に振った。
「じゃあ、今は、リディアって呼ぶからね。フランツさまたちは本人から言われたら、その呼び方にするから」
「わかった」
「なんにせよ、町で一番かっこ良かったのはヴァレリーだったから、リディア一家を見て、目から鱗よ」
「ヴァレリー、誰?」
「家が市場寄りだから、なかなか見ないかもね」
「17歳。ヴァレリーはマリーナに夢中よ」
チェリが人差し指を立てた。
「マリーナ、誰?」
「牧場行ったことない? 奥だからね、モーモ飼ってるのよ。メーメとメーも」
牛と羊と山羊か?
「行ったことない」
「チーズもおいしいよ。マリーナ姉は牧場の一人娘なの。17歳」
「マリーナ姉は器量もいいし、優しいから大人気で、ジルと、エドガーとヴァレリーが取り合っているの」
チェリが憧れるように胸の前で手を組んだ。
「わたしが見たとこ、ジルに気持ちが傾いているかな?」
「嘘、あたしマリーナ姉にはエドガーが一番合っていると思う!」
カトレアの見立てにマールが意見する。
「ヴァレリーは顔はいいけど、押しが弱いから」
ヨムがそんなこと言うなんてと驚いて見てしまう。
「ジルは牧場やっていく柄じゃないよね?」
「でしょ。だからエドガーがいいと思うのよ」
本人たちの意思関係なく外野で盛り上がる。しかも平均年齢、当人たちの半分以下だ。
「確かにエドガーなら動物の扱い慣れているしね。牧場で馬を増やすのもありかもね」
カトレアがまとめた。
「あ、エドガー、馬屋の?」
「そう、アンダーさん家の長男よ」
大きい村や小さい村に海のご馳走を届けてくれた兄弟のお兄ちゃんだ。頼もしく性格も良さそうだった。
「で、ヨムはヤスとどうなのよ?」
チェリに急に話を振られて、ヨムの顔がカーッと赤くなった。
「どうもこうも……ただの幼馴染みよ」
「幼馴染みって言ったら、この町みんな幼馴染みでしょ?」
チェリは遠慮がない。
「もし、好きなら、早いとこ伝えておいた方がいいよ」
そう言ったカトレアをみんなが見る。
「ヤスは大工の棟梁を目指すんじゃない? そのために10歳になったら見習いに入るでしょ。他の仕事と違って、大工は呼ばれたらその地に赴くわ。ヤスは人当たりがいいから、いいなって思う女の子は出てくると思うよ? すぐ告白する積極的な子もいるよ、絶対!」
おーーー、なんか恋バナになってきた。
「うん、わたし大きい村に行った時、女の子がビリーとヤスに話しかけているの、見たよ」
「ビリーも男気があるからねー」
とカトレアはマールの肩を叩く。
「な、何よ」
「マールのはバレバレだから」
今度はマールが顔を赤くした。
「あたしの場合はっ。ビリーは好きな子がいるからさ」
え? ビリーはマールとじゃないの? わたしがマールを見たのに気づいたようだ。
「リディアはおませね。うん、あたしは好きだよ。ビリーが。でもビリーは好きな子がいるの」
「ビリーだけじゃないよ。町のほとんどの男の子が好きだったよね、ペリーのこと」
「ペリー?」
「家が……税を払えなくて町から出て行ったんだ。すっごくかわいい子だった」
「性格もいいしね。大人しいけど、意思は強くて」
「ビリーが最初にリディアたちに突っかかったのは、ペリーのことが悔しくて、いないのが淋しくてまだ心の整理ができてなくて、あたるようなことを言ったんだと思う」
そう言ったマールはとても大人っぽく見えた。
「チェリはどうなの? 好きな人いるの?」
ヨムの逆襲だ。
「わたしはテンダーが好き。ついて回っているのに、馬が好きなんだなってぬかすのよ。鈍感すぎるわ」
逆襲にならなかった。チェリはオープンな性格らしい。
「テンダーはエドガーの弟。13歳」
ミニーが教えてくれた。そして続ける。
「あたしはカールが好き」
「「「「え?」」」」
ミニーの告白にみんな驚く。わたしも驚いた。
「ミニー、もう好きな人いるの? え? カールのどこが好きなの?」
「優しい。のんびりしてそう。でも意思強い」
ミニーは頬に手をやって、頬を赤らめた。
ミニーのおませさんめ。
「カールね。うん、優しいね。行動力もあるしね」
うんうん、チェリが頷く。
「で、カトレアは?」
マールが聞いた。
「……教会に週一でくる見習さんがいるでしょ? ダドリーさん」
「! 30歳ぐらいだよね?」
「27よ!」
間髪入れずに言った。歳を把握済み、本気だ。
「27なら結婚してるんじゃない?」
「それが結婚してないのよ」
「おじさんじゃん」
「おじさんじゃなくて、あれはシブいというの」
シブ専だったか。
「リディアはまだ好きな人いないよね?」
カトレアが明るい声を出す。
「ミニーはおしゃまなのよ。早く恋した方がいいってことでもないし」
「婚約者、いる」
「「「「「えーーーーーーーーーーー」」」」」
大声だったので、みんな慌てて口を押さえる。
「あ、貴族だもんね。そっか」
「ああ、びっくりした!」
「相手は? 会ったことあるの?」
「うん」
「かっこいい?」
「うん、すっごく」
みんながそう認めてたもんね。
「性格は?」
「優しい。賢い。強くて、なんでもできる」
「えー。じゃぁ、リディアはお嫁に行っちゃうの? 領地から出るの?」
「領地か、辺境か、どっちか思う」
「? ふーーん」
「でも、リディアに婚約者がいたのが、1番の今日の驚きだね」
「うん!」
まぶたがくっつくまで話倒して、夜は更けた。
「リディアのお母さん見た時、本当驚いたもん。女神さまが地上に降りてきたのかと思った!」
「お父さんもだよ。かっこよすぎ!」
「あ、リディアもかわいいよ」
「うん、かわいい」
家族を褒められてわたしは嬉しかったが、みんなに気を使わせ申し訳なかった。
「無理しなくていい。わたし、自分、見たことない」
「え? 鏡見たことないの?」
「鏡、ない」
「鏡、見てみる?」
ミニーに覗き込まれた。
「鏡、あるの?」
ミニーは頷いて、部屋を出ていった。戻ってきたときには、手鏡を持っていた。
手鏡を渡してくれる。
ごくんと喉が鳴った。
覚悟を決めてくるっと回転させて覗き込む。
プラチナブロンドの髪を肩まで伸ばした幼い女の子がわたしをみつめ返す。
父さまと同じ翠色の瞳は大きく、鼻は高くないが筋は通っている。小さい口もぷくんとしていて、頬もほんのり色づいていて。
なんだ、普通にかわいいじゃん。
そりゃ、ウチの家族みたいな、好みでないにしても誰もが認めざるを得ない美しさだったりかわいさ、かっこよさには絶対に届かないが、前世から比べたら、月とスッポンなんですけど。
なんだよ、こまっしゃくれたとか、似てないとか言われたから、相当まずいのかと思っていたよ。
「お兄さんたちまではいかなくても、リディアもかわいいって」
「うんうん、かわいいよ」
黙り込んだからがっかりしたと思ったのか、励ましてくれる。それはそれで微妙だ。
「兄さまたち、かわいい?」
ありがとうと手鏡を返してから、水を向けると大喜びで話し始めた。
「すっごい、かっこいいよね!」
「王子さまみたいだよ」
「足が長くて顔がちっちゃい」
「正面はもちろん、横顔も斜めからも、どこから見てもかっこいいってなんなの?」
「同じ青でもさ、澄んでいると違うよね。瞳見てると引き込まれそうになる」
「双子も天使みたい」
「やんちゃ天使ね」
「笑った顔、かわいい」
「みんな優しいし」
「領主さまもかっこいいもんね」
「うん、すっごく、かっこいい」
「大きいけど、怖くなくて、でも頼れる感じ」
「わかる。かっこいいのに、笑うとぼせー本能くすぐられる」
「母性本能ね」
「お母さん、かわいい」
「うん、とってもきれいでかわいい」
「胸大きいのに、ほっそいよね」
褒める褒める。
「あ、リディアも、かわいいよ」
「うん、面白いし」
だから無理して取ってつけたように褒めなくていいよ。ん? 面白い?って何?
もふさまが大きなあくびをしたので、背中を撫でた。
「フランツさま、マジでかっこ良すぎてヤバイよ」
薄いピンクの夜着のチェリはふんふん頷きながら言う。
「なんで〝さま〟づけ?」
疑問を口にすると、みんなで顔を合わせる。
「本当はリディアにも〝さま〟づけするよう言われてるの。ただ、本人が嫌がったら付けなくてもいいって。〝リディアさま〟がいい?」
わたしは首を横に振った。
「じゃあ、今は、リディアって呼ぶからね。フランツさまたちは本人から言われたら、その呼び方にするから」
「わかった」
「なんにせよ、町で一番かっこ良かったのはヴァレリーだったから、リディア一家を見て、目から鱗よ」
「ヴァレリー、誰?」
「家が市場寄りだから、なかなか見ないかもね」
「17歳。ヴァレリーはマリーナに夢中よ」
チェリが人差し指を立てた。
「マリーナ、誰?」
「牧場行ったことない? 奥だからね、モーモ飼ってるのよ。メーメとメーも」
牛と羊と山羊か?
「行ったことない」
「チーズもおいしいよ。マリーナ姉は牧場の一人娘なの。17歳」
「マリーナ姉は器量もいいし、優しいから大人気で、ジルと、エドガーとヴァレリーが取り合っているの」
チェリが憧れるように胸の前で手を組んだ。
「わたしが見たとこ、ジルに気持ちが傾いているかな?」
「嘘、あたしマリーナ姉にはエドガーが一番合っていると思う!」
カトレアの見立てにマールが意見する。
「ヴァレリーは顔はいいけど、押しが弱いから」
ヨムがそんなこと言うなんてと驚いて見てしまう。
「ジルは牧場やっていく柄じゃないよね?」
「でしょ。だからエドガーがいいと思うのよ」
本人たちの意思関係なく外野で盛り上がる。しかも平均年齢、当人たちの半分以下だ。
「確かにエドガーなら動物の扱い慣れているしね。牧場で馬を増やすのもありかもね」
カトレアがまとめた。
「あ、エドガー、馬屋の?」
「そう、アンダーさん家の長男よ」
大きい村や小さい村に海のご馳走を届けてくれた兄弟のお兄ちゃんだ。頼もしく性格も良さそうだった。
「で、ヨムはヤスとどうなのよ?」
チェリに急に話を振られて、ヨムの顔がカーッと赤くなった。
「どうもこうも……ただの幼馴染みよ」
「幼馴染みって言ったら、この町みんな幼馴染みでしょ?」
チェリは遠慮がない。
「もし、好きなら、早いとこ伝えておいた方がいいよ」
そう言ったカトレアをみんなが見る。
「ヤスは大工の棟梁を目指すんじゃない? そのために10歳になったら見習いに入るでしょ。他の仕事と違って、大工は呼ばれたらその地に赴くわ。ヤスは人当たりがいいから、いいなって思う女の子は出てくると思うよ? すぐ告白する積極的な子もいるよ、絶対!」
おーーー、なんか恋バナになってきた。
「うん、わたし大きい村に行った時、女の子がビリーとヤスに話しかけているの、見たよ」
「ビリーも男気があるからねー」
とカトレアはマールの肩を叩く。
「な、何よ」
「マールのはバレバレだから」
今度はマールが顔を赤くした。
「あたしの場合はっ。ビリーは好きな子がいるからさ」
え? ビリーはマールとじゃないの? わたしがマールを見たのに気づいたようだ。
「リディアはおませね。うん、あたしは好きだよ。ビリーが。でもビリーは好きな子がいるの」
「ビリーだけじゃないよ。町のほとんどの男の子が好きだったよね、ペリーのこと」
「ペリー?」
「家が……税を払えなくて町から出て行ったんだ。すっごくかわいい子だった」
「性格もいいしね。大人しいけど、意思は強くて」
「ビリーが最初にリディアたちに突っかかったのは、ペリーのことが悔しくて、いないのが淋しくてまだ心の整理ができてなくて、あたるようなことを言ったんだと思う」
そう言ったマールはとても大人っぽく見えた。
「チェリはどうなの? 好きな人いるの?」
ヨムの逆襲だ。
「わたしはテンダーが好き。ついて回っているのに、馬が好きなんだなってぬかすのよ。鈍感すぎるわ」
逆襲にならなかった。チェリはオープンな性格らしい。
「テンダーはエドガーの弟。13歳」
ミニーが教えてくれた。そして続ける。
「あたしはカールが好き」
「「「「え?」」」」
ミニーの告白にみんな驚く。わたしも驚いた。
「ミニー、もう好きな人いるの? え? カールのどこが好きなの?」
「優しい。のんびりしてそう。でも意思強い」
ミニーは頬に手をやって、頬を赤らめた。
ミニーのおませさんめ。
「カールね。うん、優しいね。行動力もあるしね」
うんうん、チェリが頷く。
「で、カトレアは?」
マールが聞いた。
「……教会に週一でくる見習さんがいるでしょ? ダドリーさん」
「! 30歳ぐらいだよね?」
「27よ!」
間髪入れずに言った。歳を把握済み、本気だ。
「27なら結婚してるんじゃない?」
「それが結婚してないのよ」
「おじさんじゃん」
「おじさんじゃなくて、あれはシブいというの」
シブ専だったか。
「リディアはまだ好きな人いないよね?」
カトレアが明るい声を出す。
「ミニーはおしゃまなのよ。早く恋した方がいいってことでもないし」
「婚約者、いる」
「「「「「えーーーーーーーーーーー」」」」」
大声だったので、みんな慌てて口を押さえる。
「あ、貴族だもんね。そっか」
「ああ、びっくりした!」
「相手は? 会ったことあるの?」
「うん」
「かっこいい?」
「うん、すっごく」
みんながそう認めてたもんね。
「性格は?」
「優しい。賢い。強くて、なんでもできる」
「えー。じゃぁ、リディアはお嫁に行っちゃうの? 領地から出るの?」
「領地か、辺境か、どっちか思う」
「? ふーーん」
「でも、リディアに婚約者がいたのが、1番の今日の驚きだね」
「うん!」
まぶたがくっつくまで話倒して、夜は更けた。
204
お気に入りに追加
1,379
あなたにおすすめの小説

転生貧乏令嬢メイドは見なかった!
seo
恋愛
血筋だけ特殊なファニー・イエッセル・クリスタラーは、名前や身元を偽りメイド業に勤しんでいた。何もないただ広いだけの領地はそれだけでお金がかかり、古い屋敷も修繕費がいくらあっても足りない。
いつものようにお茶会の給仕に携わった彼女は、令息たちの会話に耳を疑う。ある女性を誰が口説き落とせるかの賭けをしていた。その対象は彼女だった。絶対こいつらに関わらない。そんな決意は虚しく、親しくなれるように手筈を整えろと脅され断りきれなかった。抵抗はしたものの身分の壁は高く、メイドとしても令嬢としても賭けの舞台に上がることに。
これは前世の記憶を持つ貧乏な令嬢が、見なかったことにしたかったのに巻き込まれ、自分の存在を見なかったことにしない人たちと出会った物語。
#逆ハー風なところあり
#他サイトさまでも掲載しています(作者名2文字違いもあり)

さようなら、わたくしの騎士様
夜桜
恋愛
騎士様からの突然の『さようなら』(婚約破棄)に辺境伯令嬢クリスは微笑んだ。
その時を待っていたのだ。
クリスは知っていた。
騎士ローウェルは裏切ると。
だから逆に『さようなら』を言い渡した。倍返しで。

結婚30年、契約満了したので離婚しませんか?
おもちのかたまり
恋愛
恋愛・小説 11位になりました!
皆様ありがとうございます。
「私、旦那様とお付き合いも甘いやり取りもしたことが無いから…ごめんなさい、ちょっと他人事なのかも。もちろん、貴方達の事は心から愛しているし、命より大事よ。」
眉根を下げて笑う母様に、一発じゃあ足りないなこれは。と確信した。幸い僕も姉さん達も祝福持ちだ。父様のような力極振りではないけれど、三対一なら勝ち目はある。
「じゃあ母様は、父様が嫌で離婚するわけではないんですか?」
ケーキを幸せそうに頬張っている母様は、僕の言葉にきょとん。と目を見開いて。…もしかすると、母様にとって父様は、関心を向ける程の相手ではないのかもしれない。嫌な予感に、今日一番の寒気がする。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
20年前に攻略対象だった父親と、悪役令嬢の取り巻きだった母親の現在のお話。
ハッピーエンド・バットエンド・メリーバットエンド・女性軽視・女性蔑視
上記に当てはまりますので、苦手な方、ご不快に感じる方はお気を付けください。


悪役令嬢?いま忙しいので後でやります
みおな
恋愛
転生したその世界は、かつて自分がゲームクリエーターとして作成した乙女ゲームの世界だった!
しかも、すべての愛を詰め込んだヒロインではなく、悪役令嬢?
私はヒロイン推しなんです。悪役令嬢?忙しいので、後にしてください。

【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?

転生した愛し子は幸せを知る
ひつ
ファンタジー
♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢
宮月 華(みやつき はな) は死んだ。華は死に間際に「誰でもいいから私を愛して欲しかったな…」と願った。
次の瞬間、華は白い空間に!!すると、目の前に男の人(?)が現れ、「新たな世界で愛される幸せを知って欲しい!」と新たな名を貰い、過保護な神(パパ)にスキルやアイテムを貰って旅立つことに!
転生した女の子が周りから愛され、幸せになるお話です。
結構ご都合主義です。作者は語彙力ないです。
第13回ファンタジー大賞 176位
第14回ファンタジー大賞 76位
第15回ファンタジー大賞 70位
ありがとうございます(●´ω`●)

【完結】貧乏令嬢の野草による領地改革
うみの渚
ファンタジー
八歳の時に木から落ちて頭を打った衝撃で、前世の記憶が蘇った主人公。
優しい家族に恵まれたが、家はとても貧乏だった。
家族のためにと、前世の記憶を頼りに寂れた領地を皆に支えられて徐々に発展させていく。
主人公は、魔法・知識チートは持っていません。
加筆修正しました。
お手に取って頂けたら嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる