77 / 823
3章 弱さと強さと冬ごもり
第77話 ケリーナダンジョン②カンルーの袋
しおりを挟む
「土人形!」
襲われる前になんとか目の前に土人形を作れたので、カンガルーは土人形と相撲をとっている。その背中にシヴァが剣を立てた。
2本の足でぴょんぴょん飛びながら距離をつめてきたカンガルーは、音を立て煙となって消えた。
と、薄いオレンジ色の魔石の他に毛皮の袋みたいのが落ちていた。
これは、ひょっとして、ドロップ!?
ふふふ、すっかり忘れていたけれど、わたしは今日は〝鑑定〟をするために来たのだった。
鑑定ができるようになったら、すぐに何でもいいから鑑定しようと思っていた。ところが、ベッドの上でやったのがよくなかった。気がつくと朝だった。もふさまに頬擦りし放題だったのに、それもいつもと同じぐらいしかしなかった。
鑑定をすぐに試すという機会を逃してしまったので、それだったら、最初はこれぞというときに鑑定を使おうと決めていたのだ。
今、まさに、これぞ、という時だよね。
ダンジョンで初めて(シヴァがだけど)倒した魔物。初めてのドロップ。
心の中で念じる。
毛皮の袋を鑑定。
ステータスボードとはまた違うけど、これも目の前に但し書きが現れた。毛皮の袋から罫線が伸びていて、ちゃんとこれのことだと示している。
カンルーの袋:カンルーの最上級の毛皮で作られた袋。丈夫で、撥水効果もある。
おおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!
ちょっと、この袋、いいんじゃありません? 人が作ったとは思えないし! これぞ、ダンジョンでドロップする収納箱の袋に!
「お嬢、すみません、大丈夫ですか?」
「リディー、大丈夫か? もう平気だぞ、お前が倒したようなものだ」
みんながわたしの周りに集まっていた。
ぼうっとして見えたからだろう、心配をさせたみたいだ。
「だいじょぶ。父さま、カンルー、メジャー?」
「カンルーとよく知っていたな。メジャーとは何だ?」
「ええと、有名? よく聞く? いっぱいいる?」
『弱い魔物だが、まあ、よくいるな』
「主人さまのおっしゃる通り、わりとどこででも出くわすぞ」
「父さま、この袋、しよう」
「この袋? ん、これはどうしたんだ?」
「魔石と一緒に出てきました」
シヴァが答える。
「ドロップした」
「ドロップ?」
おじいさまが首を傾げる。
「そうか、こういうことを、リディーはドロップと呼ぶのだな」
父さまが頷き、袋を手に取る。
「試練の部屋でもないのに、魔石以外の物が出ることもあるのだな」
わたしの前にバラバラと魔石が落とされる。
『我はこんなに狩ったのに、ドロップとやらはしないぞ』
「リー、土人形作って」
ロビ兄に言われて、土人形を出す。
「あいつに触れて。戦わなくていい」
? ロビ兄があいつといった指差した先には、牛サイズの赤毛のキツネみたいな魔物がいた。
サラマンフォックス:火を吐く。尻尾の毛が高価
「土人形、サラマンフォックスにタッチ」
土人形は、スススとサラマンフォックスに近づいて、高速でキツネの体にタッチするとそのまま飛び退いた。
ロビ兄が走り出したので慌てて言う。
「火、吐くって」
ロビ兄がステップを踏んで止まると、ロビ兄が着地しようとしたところに火を噴かれた。
「リー、ありがと」
そう言って、噴いている火に風魔法をぶつけ渦を作り、キツネへと火を巻きつける。
「キャキャキャキャン」
真っ黒の煙がのぼり、ポンと弾けるような音がして、赤い魔石と長い毛が束ねられたものが現れた。尻尾の毛と同じ色だ。
「アラン?」
ロビ兄がアラ兄を呼ぶ。
「オレの土人形で倒しても、魔石だけだ」
そう言ってわたしをじっと見る。
ロビ兄が、一歩、二歩と近づいてきた。
そしてわたしの両肩に手を置く。
「リー、土人形で魔物を触りまくれ」
え?
おじいさまも、父さまもやってくる魔物をビシバシ狩っている。
『そういうことか』
「どういう、こと?」
『恐らくリディアの魔が触れると〝ドロップ〟しやすくなるんじゃないか?』
なんですと?
それは、検証しないと!
自分が戦うのは嫌だが、土人形ちゃんに魔物をタッチさせるくらいならなんでもない。大きな土人形も複雑な動きをさせなければ、魔力もせいぜいマイナス3だ。
わたしのお守りをいいつかっていたものの、みんなが魔物をバッサバッサ倒しているのを見て、シヴァも疼いていたみたいなんだよね。
というわけで、わたしは父さま、おじいさま、もふさま、時には兄さまと双子に預けられ、土人形を動かした。いちいち言うのがめんどくさくなったので、家族の周りに現れた魔物にはすかさずタッチをして逃げるよう言い含めた。
倒すと魔石だけでなく、何かドロップするのは余計に楽しいらしく、盛り上がりまくりだ。最初は兄さまや双子がはしゃいでいたが、途中からは大人の方が楽しくなってしまったようで、どっちが子供なのかわからなくなっていた。
土人形だけなのか、他の魔法も有効なのかは確かめた。
わたしたちの前に現れたカンルー3匹に、突風をお見舞いした。
一瞬目を瞑られただけだったけど。
兄さまと双子が剣で戦い、もふさまが足を噛んでまわり、3匹は煙となった。2つ袋が落ちて、ひとつはカンルーのお肉がドロップ。高価らしい。
もふさまがまだ生きている魔物を口に咥えて持ってきて、ナイフの先でいいから触るよう言われた。言われた通りナイフの先でつんつんした。もふさまがとどめをさせばそれもドロップした。
魔を通したり、わたしが触ったりしたものは、ドロップしやすくなるみたいだ。どうしてなのかは謎だ。それに絶対ではない。何割かは魔石だけという結果だった。
カンルーは積極的に狩ってもらったので、袋は23個もゲットすることができた!
おじいさまに守ってもらっているときに尋ねられた。
「リディアは鑑定ができるようになったのか?」
「おじいさま、教えてもらったから〝知って〟できた」
そう言うと、心配そうに頭を撫でられた。
検証も終えたことだし、みつけた階段を上がる。
空気が違った。蒸し暑い。そして、いうならば。ジャングル、アマゾン。行ったことないけどっ!
ジャングルといえば、嫌な予感しかしないんですけど。
なんか、危険なのいるよねー。凶悪なの、いるよねー。そんなのを模したフィールドにいる魔物なんて、もっと凶悪なんじゃないのー?
襲われる前になんとか目の前に土人形を作れたので、カンガルーは土人形と相撲をとっている。その背中にシヴァが剣を立てた。
2本の足でぴょんぴょん飛びながら距離をつめてきたカンガルーは、音を立て煙となって消えた。
と、薄いオレンジ色の魔石の他に毛皮の袋みたいのが落ちていた。
これは、ひょっとして、ドロップ!?
ふふふ、すっかり忘れていたけれど、わたしは今日は〝鑑定〟をするために来たのだった。
鑑定ができるようになったら、すぐに何でもいいから鑑定しようと思っていた。ところが、ベッドの上でやったのがよくなかった。気がつくと朝だった。もふさまに頬擦りし放題だったのに、それもいつもと同じぐらいしかしなかった。
鑑定をすぐに試すという機会を逃してしまったので、それだったら、最初はこれぞというときに鑑定を使おうと決めていたのだ。
今、まさに、これぞ、という時だよね。
ダンジョンで初めて(シヴァがだけど)倒した魔物。初めてのドロップ。
心の中で念じる。
毛皮の袋を鑑定。
ステータスボードとはまた違うけど、これも目の前に但し書きが現れた。毛皮の袋から罫線が伸びていて、ちゃんとこれのことだと示している。
カンルーの袋:カンルーの最上級の毛皮で作られた袋。丈夫で、撥水効果もある。
おおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!
ちょっと、この袋、いいんじゃありません? 人が作ったとは思えないし! これぞ、ダンジョンでドロップする収納箱の袋に!
「お嬢、すみません、大丈夫ですか?」
「リディー、大丈夫か? もう平気だぞ、お前が倒したようなものだ」
みんながわたしの周りに集まっていた。
ぼうっとして見えたからだろう、心配をさせたみたいだ。
「だいじょぶ。父さま、カンルー、メジャー?」
「カンルーとよく知っていたな。メジャーとは何だ?」
「ええと、有名? よく聞く? いっぱいいる?」
『弱い魔物だが、まあ、よくいるな』
「主人さまのおっしゃる通り、わりとどこででも出くわすぞ」
「父さま、この袋、しよう」
「この袋? ん、これはどうしたんだ?」
「魔石と一緒に出てきました」
シヴァが答える。
「ドロップした」
「ドロップ?」
おじいさまが首を傾げる。
「そうか、こういうことを、リディーはドロップと呼ぶのだな」
父さまが頷き、袋を手に取る。
「試練の部屋でもないのに、魔石以外の物が出ることもあるのだな」
わたしの前にバラバラと魔石が落とされる。
『我はこんなに狩ったのに、ドロップとやらはしないぞ』
「リー、土人形作って」
ロビ兄に言われて、土人形を出す。
「あいつに触れて。戦わなくていい」
? ロビ兄があいつといった指差した先には、牛サイズの赤毛のキツネみたいな魔物がいた。
サラマンフォックス:火を吐く。尻尾の毛が高価
「土人形、サラマンフォックスにタッチ」
土人形は、スススとサラマンフォックスに近づいて、高速でキツネの体にタッチするとそのまま飛び退いた。
ロビ兄が走り出したので慌てて言う。
「火、吐くって」
ロビ兄がステップを踏んで止まると、ロビ兄が着地しようとしたところに火を噴かれた。
「リー、ありがと」
そう言って、噴いている火に風魔法をぶつけ渦を作り、キツネへと火を巻きつける。
「キャキャキャキャン」
真っ黒の煙がのぼり、ポンと弾けるような音がして、赤い魔石と長い毛が束ねられたものが現れた。尻尾の毛と同じ色だ。
「アラン?」
ロビ兄がアラ兄を呼ぶ。
「オレの土人形で倒しても、魔石だけだ」
そう言ってわたしをじっと見る。
ロビ兄が、一歩、二歩と近づいてきた。
そしてわたしの両肩に手を置く。
「リー、土人形で魔物を触りまくれ」
え?
おじいさまも、父さまもやってくる魔物をビシバシ狩っている。
『そういうことか』
「どういう、こと?」
『恐らくリディアの魔が触れると〝ドロップ〟しやすくなるんじゃないか?』
なんですと?
それは、検証しないと!
自分が戦うのは嫌だが、土人形ちゃんに魔物をタッチさせるくらいならなんでもない。大きな土人形も複雑な動きをさせなければ、魔力もせいぜいマイナス3だ。
わたしのお守りをいいつかっていたものの、みんなが魔物をバッサバッサ倒しているのを見て、シヴァも疼いていたみたいなんだよね。
というわけで、わたしは父さま、おじいさま、もふさま、時には兄さまと双子に預けられ、土人形を動かした。いちいち言うのがめんどくさくなったので、家族の周りに現れた魔物にはすかさずタッチをして逃げるよう言い含めた。
倒すと魔石だけでなく、何かドロップするのは余計に楽しいらしく、盛り上がりまくりだ。最初は兄さまや双子がはしゃいでいたが、途中からは大人の方が楽しくなってしまったようで、どっちが子供なのかわからなくなっていた。
土人形だけなのか、他の魔法も有効なのかは確かめた。
わたしたちの前に現れたカンルー3匹に、突風をお見舞いした。
一瞬目を瞑られただけだったけど。
兄さまと双子が剣で戦い、もふさまが足を噛んでまわり、3匹は煙となった。2つ袋が落ちて、ひとつはカンルーのお肉がドロップ。高価らしい。
もふさまがまだ生きている魔物を口に咥えて持ってきて、ナイフの先でいいから触るよう言われた。言われた通りナイフの先でつんつんした。もふさまがとどめをさせばそれもドロップした。
魔を通したり、わたしが触ったりしたものは、ドロップしやすくなるみたいだ。どうしてなのかは謎だ。それに絶対ではない。何割かは魔石だけという結果だった。
カンルーは積極的に狩ってもらったので、袋は23個もゲットすることができた!
おじいさまに守ってもらっているときに尋ねられた。
「リディアは鑑定ができるようになったのか?」
「おじいさま、教えてもらったから〝知って〟できた」
そう言うと、心配そうに頭を撫でられた。
検証も終えたことだし、みつけた階段を上がる。
空気が違った。蒸し暑い。そして、いうならば。ジャングル、アマゾン。行ったことないけどっ!
ジャングルといえば、嫌な予感しかしないんですけど。
なんか、危険なのいるよねー。凶悪なの、いるよねー。そんなのを模したフィールドにいる魔物なんて、もっと凶悪なんじゃないのー?
147
お気に入りに追加
1,239
あなたにおすすめの小説
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
【完結】婚姻無効になったので新しい人生始めます~前世の記憶を思い出して家を出たら、愛も仕事も手に入れて幸せになりました~
Na20
恋愛
セレーナは嫁いで三年が経ってもいまだに旦那様と使用人達に受け入れられないでいた。
そんな時頭をぶつけたことで前世の記憶を思い出し、家を出ていくことを決意する。
「…そうだ、この結婚はなかったことにしよう」
※ご都合主義、ふんわり設定です
※小説家になろう様にも掲載しています
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
転生したら、伯爵家の嫡子で勝ち組!だけど脳内に神様ぽいのが囁いて、色々依頼する。これって異世界ブラック企業?それとも社畜?誰か助けて
ゆうた
ファンタジー
森の国編 ヴェルトゥール王国戦記
大学2年生の誠一は、大学生活をまったりと過ごしていた。
それが何の因果か、異世界に突然、転生してしまった。
生まれも育ちも恵まれた環境の伯爵家の嫡男に転生したから、
まったりのんびりライフを楽しもうとしていた。
しかし、なぜか脳に直接、神様ぽいのから、四六時中、依頼がくる。
無視すると、身体中がキリキリと痛むし、うるさいしで、依頼をこなす。
これって異世界ブラック企業?神様の社畜的な感じ?
依頼をこなしてると、いつの間か英雄扱いで、
いろんな所から依頼がひっきりなし舞い込む。
誰かこの悪循環、何とかして!
まったりどころか、ヘロヘロな毎日!誰か助けて
善人ぶった姉に奪われ続けてきましたが、逃げた先で溺愛されて私のスキルで領地は豊作です
しろこねこ
ファンタジー
「あなたのためを思って」という一見優しい伯爵家の姉ジュリナに虐げられている妹セリナ。醜いセリナの言うことを家族は誰も聞いてくれない。そんな中、唯一差別しない家庭教師に貴族子女にははしたないとされる魔法を教わるが、親切ぶってセリナを孤立させる姉。植物魔法に目覚めたセリナはペット?のヴィリオをともに家を出て南の辺境を目指す。
母の中で私の価値はゼロのまま、家の恥にしかならないと養子に出され、それを鵜呑みにした父に縁を切られたおかげで幸せになれました
珠宮さくら
恋愛
伯爵家に生まれたケイトリン・オールドリッチ。跡継ぎの兄と母に似ている妹。その2人が何をしても母は怒ることをしなかった。
なのに母に似ていないという理由で、ケイトリンは理不尽な目にあい続けていた。そんな日々に嫌気がさしたケイトリンは、兄妹を超えるために頑張るようになっていくのだが……。
チートな親から生まれたのは「規格外」でした
真那月 凜
ファンタジー
転生者でチートな母と、王族として生まれた過去を神によって抹消された父を持つシア。幼い頃よりこの世界では聞かない力を操り、わずか数年とはいえ前世の記憶にも助けられながら、周りのいう「規格外」の道を突き進む。そんなシアが双子の弟妹ルークとシャノンと共に冒険の旅に出て…
これは【ある日突然『異世界を発展させて』と頼まれました】の主人公の子供達が少し大きくなってからのお話ですが、前作を読んでいなくても楽しめる作品にしているつもりです…
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
2024/7/26 95.静かな場所へ、97.寿命 を少し修正してます
時々さかのぼって部分修正することがあります
誤字脱字の報告大歓迎です(かなり多いかと…)
感想としての掲載が不要の場合はその旨記載いただけると助かります
モブに転生したので前世の好みで選んだモブに求婚しても良いよね?
狗沙萌稚
恋愛
乙女ゲーム大好き!漫画大好き!な普通の平凡の女子大生、水野幸子はなんと大好きだった乙女ゲームの世界に転生?!
悪役令嬢だったらどうしよう〜!!
……あっ、ただのモブですか。
いや、良いんですけどね…婚約破棄とか断罪されたりとか嫌だから……。
じゃあヒロインでも悪役令嬢でもないなら
乙女ゲームのキャラとは関係無いモブ君にアタックしても良いですよね?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる