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2章 わたしに何ができるかな?
第60話 不機嫌
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父さまは家の方を見て、少しだけ眉を動かした。
馬を庭に放せば、冬を目前としているのに青々と茂る柔らかい草を食み出した。
わたしは掌にスプーンいっぱいぐらいのお砂糖をのせて、お馬さんに見せる。
ベチョベチョに舐めてくれた。
動物をもふれるチャンスを逃さないよう、バッグにいろいろ常備している。
みんなやりたいというから、ひとり一回ずつ、掌にお砂糖をのせると、お馬さんたちは順番にみんなの掌をなめた。頬擦りもさせてくれた。
シヴァからブラシを借りて、お馬さんたちのブラッシングもする。届かないから下の方しかできないんだけどね。
「今日の約束は町で夕方からではなかったですか?」
「すみません。イダボアの物盗りのことを早くにお伝えした方がいいかと思いまして」
ウィリアムさんが頭を下げる。
「夕方に会うときでよかったのに。わざわざ来ていただくのも大変ですから」
気遣うような台詞であっても、昨日まで割と敵意を見せなかった父さまが、少し怒っているのを感じ困惑しているのが窺える。
「すみません、あの、そちらはもしかして、辺境伯さまでしょうか?」
「そうです。私の祖父です」
「私は、冒険者、青のエンディオンのリーダー、ウィリアム・トウセーと申します」
ウィリアムさんはおじいさまに丁寧な礼をした。メンバーさんたちも後ろに控えて頭を下げる。
「トウセー伯の3男は騎士を蹴って好き勝手していると聞いたが、なかなかどうして立派にやっているじゃないか」
ウィリアムさんは背筋をピシッと伸ばして頭を下げる。
「ありがとうございます」
「こちらの手続きで、調査は終わりということでいいですか?」
テーブルにウィリアムさんたちを促して、父さまは母さまが持ってきた書類を渡す。
ウィリアムさんは受け取り、目を走らせていく。
「……ほとんど終えていますが、いくつか確認させていただきたく」
「もう私が話せることはありませんよ」
「先に物盗りの報告をさせてください」
ウィリアムさんに促されてドードリーさんが詳細を話し出した。
わたしたちはシヴァと一緒に馬のブラッシングを頑張っていた。聞き耳だけ立てる。
会話が聞きたいと思っていると、父さまたちは大きな声で話し出したのでラッキーだ。
物盗りは2、3日前にイダボアにやってきたゴロツキらしい。きれいな白い犬を連れた家族づれは目立ち、その買い込みぶりがお金持ちと思われたらしい。馬車に大量に運ばれた品物を見て待ち伏せしたという。そう報告を聞いて父さまが尋ねる。
「まさかその報告を鵜呑みにしているんですか? 奴らは護衛がいたことに対して〝聞いていない〟と言った。命令を下した人がいるのは明白だ。それが誰かは調べないのですか?」
「口を割らないようです」
「でしたら、何もわかっていないのと同じですね」
なのに何を報告にきたんだと副音声が聞こえる気がする。
父さまが嫌味を言っている。父さまはこの中に敵がいるから、嫌な態度をとって遠ざけようとしているんだろう。
「はい、申し訳ありません。ですから、提案にきました。私たちをしばらく護衛に雇っていただけませんか?」
「結構です」
キッパリ父さまは拒否する。
「……私たちは何か気に触ることをしたのでしょうか?」
「いいえ、あの日助けていただいたことには感謝しております。護衛がいらないというのは、これから私たちは旅に出るので」
旅行?
「た、旅ですか? どちらに?」
驚いている。わたしも驚いた。
「船の予約が取れたのでね。領地のことも落ち着いたし、しばらく祖父が領地を見ていてくれるというし、外国にでも行こうと思いまして」
音がして、見ると椅子が倒れていた。
ウィリアムさんが乱暴に立ち上がったみたいだ。
「あ、失礼しました。あの、その予約は何かの間違いだと思います」
隣のエトライさんが倒れた椅子を立たせている。
「間違い?」
「……はい」
下を見て言葉を詰まらせてから
「シュタイン伯とご家族には、レアワームの裏付け調査にご協力いただくため、出国制限が出ています」
うわー、マジだった。いや、嘘だとは思っていなかったんだけど。ちゃんと聞くと衝撃だ。
ウィリアムさんたちはそれを知っていた。いや、監視も含まれていたんだね、わたしたちがどこにも行けないように。
「レアワームの件なら、私でこと足りるでしょう。せっかく予約が取れたんです。おじいさま、子供たちを連れて行ってくださいませんか?」
「……いいだろう」
「ご家族にも制限がかかっております」
「私は今まであなた方の調べに真摯に答えて参りました。子供たちに尋ねることもないでしょう。制限を解いてください」
「……それはできません」
「私は相当に信用がないようですね。今後裏付け調査については町で話しましょう。こちらにはもう来ないでください」
「あの……外国には?」
「予約はできましたから行ってみますよ。あなたのいうことが本当かそこでわかりますでしょうしね」
「あの、本当に制限が出ているので、行っても無駄です。予約証を渡してください」
「?」
「わたしが予約を取り消す手続きをしてきます。今ここで全額お返ししますから」
「嫌だといったら?」
「ジュレミー、この方たちはお前たちを守ってくれた方々なんだろう? なに、調査が終わるまでなんだからそこまで困らせることではないだろう」
渋々という感じで父さまはカードみたいなものをウィリアムさんに渡した。
ウィリアムさんはカードを確かめる。
「モロールの役所ですね。何をやっているんだ。ああ、辺境伯のお名前で取られたので見逃してしまったのでしょう。申し訳ありません」
そう言って懐から出した袋から、サイズがおかしい輝く硬貨を出して父さまに渡す。
父さまも懐から袋を出して、ウィリアムさんが渡したのより少し小さい、けどそれにしたって大きな輝く硬貨を4枚ウィリアムさんへと突き出した。
「いえ、ご迷惑をお掛けしましたので、そちらはお納めください」
「いいえ、そんな配慮は結構です」
父さまはウィリアムさんに、無理やり硬貨を押し付けた。
「国内なら出かけてもいいのだろう? 何、ひ孫たちをちょっと鍛えたくてな」
おじいさまがウィリアムさんに尋ねた。
「国内でしたら大丈夫です。行き先を教えていただけますとありがたいです。辺境伯が直接鍛える指導をされるのですか? ぜひ、ご同行をお許し願いたいです」
「それは断る」
にっこりとおじいさまは断った。
優しかったからオーケーをもらえると思っていたんだろう、ウィリアムさん固まっている。
「ジュレミーが珍しく怒っているからな。恩人ということで筋を通すのに、予約証を返品したし、行き先は伝えよう。だが、それ以上、関わってくれるな」
ウィリアムさん、二の句が繋げない。
「3日ごとに町に行きます。質問などありましたら、その時にまとめてお願いします。出かけるなら、宿屋に私宛の手紙でも残してください、質問事項を書いて。私も手紙で返信しますから。それでは、今日はお引き取りください」
バツが悪そうにウィリアムさんたちは帰っていった。
「父さま」
駆け寄ると抱き上げてくれる。
「リディーただいま。どうした?」
どうしたっていうか……。父さま、どうした?っなんだけど、どっちかといえば。
「会話が聞こえたのか? 怖かったか?」
「父さま、怒ってる?」
父さまの周りに兄さまたちも集まってくる。
「そう見えたか? なら成功だな。あれは演技だ」
「演技?」
ロビ兄がおうむ返しする。
「婚約の手続きは済ませたが、王族が絡んだら何をされるかわからないから、念には念を入れた。今は流行らないのだが〝蕾覧〟という婚約した若いふたりを認め、後ろ盾にもなると約束を取り付ける制度があるんだ。貴族3人に婚約を承認してもらい、証書で残す。昔は派閥を明確にするのに、両家を結ぶ後ろ盾になることをしたんだ。これだと婚約するふたりの両家以外に、3貴族と、その貴族が提出印をもらう役所と教会に記録が残る。多ければ揉み消すことが難しくなる。今、懇意の貴族に手続きをお願いしている。それがわかって承認を受ける前に妨害されたくはないから、今日何をしに行ったかに気持ちが向わないよう一芝居打つことにしたんだ。調べられても、墓参りにいき、湖を見て、船旅を思いついてモロールで予約をとったように見せかけてはいるが、な。冒険者のAランクだし、王家からの信頼も厚いできる者なのだろうから小細工をしてみた。あの中に敵がいるのなら近づいてほしくないし、ちょうどいい」
ばっと父さまに抱きつく。
「どうした?」
「父さま、ありがとう。おじいさまも」
わたしを守るために、嫌な人を演じてくれて。
馬を庭に放せば、冬を目前としているのに青々と茂る柔らかい草を食み出した。
わたしは掌にスプーンいっぱいぐらいのお砂糖をのせて、お馬さんに見せる。
ベチョベチョに舐めてくれた。
動物をもふれるチャンスを逃さないよう、バッグにいろいろ常備している。
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「今日の約束は町で夕方からではなかったですか?」
「すみません。イダボアの物盗りのことを早くにお伝えした方がいいかと思いまして」
ウィリアムさんが頭を下げる。
「夕方に会うときでよかったのに。わざわざ来ていただくのも大変ですから」
気遣うような台詞であっても、昨日まで割と敵意を見せなかった父さまが、少し怒っているのを感じ困惑しているのが窺える。
「すみません、あの、そちらはもしかして、辺境伯さまでしょうか?」
「そうです。私の祖父です」
「私は、冒険者、青のエンディオンのリーダー、ウィリアム・トウセーと申します」
ウィリアムさんはおじいさまに丁寧な礼をした。メンバーさんたちも後ろに控えて頭を下げる。
「トウセー伯の3男は騎士を蹴って好き勝手していると聞いたが、なかなかどうして立派にやっているじゃないか」
ウィリアムさんは背筋をピシッと伸ばして頭を下げる。
「ありがとうございます」
「こちらの手続きで、調査は終わりということでいいですか?」
テーブルにウィリアムさんたちを促して、父さまは母さまが持ってきた書類を渡す。
ウィリアムさんは受け取り、目を走らせていく。
「……ほとんど終えていますが、いくつか確認させていただきたく」
「もう私が話せることはありませんよ」
「先に物盗りの報告をさせてください」
ウィリアムさんに促されてドードリーさんが詳細を話し出した。
わたしたちはシヴァと一緒に馬のブラッシングを頑張っていた。聞き耳だけ立てる。
会話が聞きたいと思っていると、父さまたちは大きな声で話し出したのでラッキーだ。
物盗りは2、3日前にイダボアにやってきたゴロツキらしい。きれいな白い犬を連れた家族づれは目立ち、その買い込みぶりがお金持ちと思われたらしい。馬車に大量に運ばれた品物を見て待ち伏せしたという。そう報告を聞いて父さまが尋ねる。
「まさかその報告を鵜呑みにしているんですか? 奴らは護衛がいたことに対して〝聞いていない〟と言った。命令を下した人がいるのは明白だ。それが誰かは調べないのですか?」
「口を割らないようです」
「でしたら、何もわかっていないのと同じですね」
なのに何を報告にきたんだと副音声が聞こえる気がする。
父さまが嫌味を言っている。父さまはこの中に敵がいるから、嫌な態度をとって遠ざけようとしているんだろう。
「はい、申し訳ありません。ですから、提案にきました。私たちをしばらく護衛に雇っていただけませんか?」
「結構です」
キッパリ父さまは拒否する。
「……私たちは何か気に触ることをしたのでしょうか?」
「いいえ、あの日助けていただいたことには感謝しております。護衛がいらないというのは、これから私たちは旅に出るので」
旅行?
「た、旅ですか? どちらに?」
驚いている。わたしも驚いた。
「船の予約が取れたのでね。領地のことも落ち着いたし、しばらく祖父が領地を見ていてくれるというし、外国にでも行こうと思いまして」
音がして、見ると椅子が倒れていた。
ウィリアムさんが乱暴に立ち上がったみたいだ。
「あ、失礼しました。あの、その予約は何かの間違いだと思います」
隣のエトライさんが倒れた椅子を立たせている。
「間違い?」
「……はい」
下を見て言葉を詰まらせてから
「シュタイン伯とご家族には、レアワームの裏付け調査にご協力いただくため、出国制限が出ています」
うわー、マジだった。いや、嘘だとは思っていなかったんだけど。ちゃんと聞くと衝撃だ。
ウィリアムさんたちはそれを知っていた。いや、監視も含まれていたんだね、わたしたちがどこにも行けないように。
「レアワームの件なら、私でこと足りるでしょう。せっかく予約が取れたんです。おじいさま、子供たちを連れて行ってくださいませんか?」
「……いいだろう」
「ご家族にも制限がかかっております」
「私は今まであなた方の調べに真摯に答えて参りました。子供たちに尋ねることもないでしょう。制限を解いてください」
「……それはできません」
「私は相当に信用がないようですね。今後裏付け調査については町で話しましょう。こちらにはもう来ないでください」
「あの……外国には?」
「予約はできましたから行ってみますよ。あなたのいうことが本当かそこでわかりますでしょうしね」
「あの、本当に制限が出ているので、行っても無駄です。予約証を渡してください」
「?」
「わたしが予約を取り消す手続きをしてきます。今ここで全額お返ししますから」
「嫌だといったら?」
「ジュレミー、この方たちはお前たちを守ってくれた方々なんだろう? なに、調査が終わるまでなんだからそこまで困らせることではないだろう」
渋々という感じで父さまはカードみたいなものをウィリアムさんに渡した。
ウィリアムさんはカードを確かめる。
「モロールの役所ですね。何をやっているんだ。ああ、辺境伯のお名前で取られたので見逃してしまったのでしょう。申し訳ありません」
そう言って懐から出した袋から、サイズがおかしい輝く硬貨を出して父さまに渡す。
父さまも懐から袋を出して、ウィリアムさんが渡したのより少し小さい、けどそれにしたって大きな輝く硬貨を4枚ウィリアムさんへと突き出した。
「いえ、ご迷惑をお掛けしましたので、そちらはお納めください」
「いいえ、そんな配慮は結構です」
父さまはウィリアムさんに、無理やり硬貨を押し付けた。
「国内なら出かけてもいいのだろう? 何、ひ孫たちをちょっと鍛えたくてな」
おじいさまがウィリアムさんに尋ねた。
「国内でしたら大丈夫です。行き先を教えていただけますとありがたいです。辺境伯が直接鍛える指導をされるのですか? ぜひ、ご同行をお許し願いたいです」
「それは断る」
にっこりとおじいさまは断った。
優しかったからオーケーをもらえると思っていたんだろう、ウィリアムさん固まっている。
「ジュレミーが珍しく怒っているからな。恩人ということで筋を通すのに、予約証を返品したし、行き先は伝えよう。だが、それ以上、関わってくれるな」
ウィリアムさん、二の句が繋げない。
「3日ごとに町に行きます。質問などありましたら、その時にまとめてお願いします。出かけるなら、宿屋に私宛の手紙でも残してください、質問事項を書いて。私も手紙で返信しますから。それでは、今日はお引き取りください」
バツが悪そうにウィリアムさんたちは帰っていった。
「父さま」
駆け寄ると抱き上げてくれる。
「リディーただいま。どうした?」
どうしたっていうか……。父さま、どうした?っなんだけど、どっちかといえば。
「会話が聞こえたのか? 怖かったか?」
「父さま、怒ってる?」
父さまの周りに兄さまたちも集まってくる。
「そう見えたか? なら成功だな。あれは演技だ」
「演技?」
ロビ兄がおうむ返しする。
「婚約の手続きは済ませたが、王族が絡んだら何をされるかわからないから、念には念を入れた。今は流行らないのだが〝蕾覧〟という婚約した若いふたりを認め、後ろ盾にもなると約束を取り付ける制度があるんだ。貴族3人に婚約を承認してもらい、証書で残す。昔は派閥を明確にするのに、両家を結ぶ後ろ盾になることをしたんだ。これだと婚約するふたりの両家以外に、3貴族と、その貴族が提出印をもらう役所と教会に記録が残る。多ければ揉み消すことが難しくなる。今、懇意の貴族に手続きをお願いしている。それがわかって承認を受ける前に妨害されたくはないから、今日何をしに行ったかに気持ちが向わないよう一芝居打つことにしたんだ。調べられても、墓参りにいき、湖を見て、船旅を思いついてモロールで予約をとったように見せかけてはいるが、な。冒険者のAランクだし、王家からの信頼も厚いできる者なのだろうから小細工をしてみた。あの中に敵がいるのなら近づいてほしくないし、ちょうどいい」
ばっと父さまに抱きつく。
「どうした?」
「父さま、ありがとう。おじいさまも」
わたしを守るために、嫌な人を演じてくれて。
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