16 / 870
1章 ここがわたしの生きる場所
第16話 勝負(下)
しおりを挟む
『獣のベアと一緒にしないでください。わたくしは魔を持つマジックベアです』
気持ち胸をそっている。誇らしいことのようだ。
「マジックベア?」
「マジックベア??」
わたしが首を傾げるとビリーが声をあげた。
「マジックベアなのか?」
「そう言ってる」
「マジックベアって言ったら魔物じゃんか」
魔物、いるんだね。そういえばもふさまは主人さまらしいけど、魔物とは違うのかな?
「魔物、問題?」
「領地の森に魔物いたらヤバいじゃんか」
「そーなの? でも、話わかる、いい子」
『いい子??』
マジックベアが目を白黒させている。
「そりゃそーだけど」
今も許してもらったばっかりだもんね、ビリーはバツが悪そうだ。
「魔物、森いないの普通?」
わたしはもふさまに尋ねる。
『こいつは魔物の中でも高位で積極的に人を害するわけではないからな。人が気づいてないだけで高位の魔物ならどこにでもいるぞ。下位の魔物は結界に引っかかるし暴れるから人の目につくんだ』
聞いたことを伝えると、ビリーが顔を青くしていた。
『してお前は蜜が欲しかったのか?』
アリクイじゃなかった、ベアさんからの疑問をビリーに伝える。
ビリーはわたしたちをちらっと見た。
ん?
「こいつらの母ちゃんが具合悪いって聞いて、蜜は力がわくって聞いたことあったから……」
母さまのために、くれようとしてたの?
ビリー、いい子だ。
『主人さまと対等に話す赤子よ。お前の母親は具合が悪いのか?』
「赤子、違う。母さまは具合悪い」
アリク……じゃないベアさんは両手で抱え込んでいた蜂の巣をじーっと見てから、上の部分を咥えて歩いてきて、わたしにそれを押しつけるようにする。
「くれ……るの?」
『わたくしはまた探すからいいです。早くお母様が良くなるといいですね』
「ありがと! 好きなもの、何?」
『え? わたくしのですか?』
わたしは頷く。
『ブンブンの蜜とシャケです』
おー、ブレないね。
「覚えとく!」
ベアシャケをいっぱい獲ろう。それで塩漬けや干物も作ってお礼をしよう。
「ビリー、ありがと。ベアさんに母さまへって蜜もらった!」
ビリーはにかっと笑う。
「そうか、良かったな! 蜜を食べたらきっと良くなる」
もふさまにも間に入ってくれて助けてくれたお礼を言う。蜂の巣は大切にバッグに入れたよ。
ベアさんと別れ、みんな心配しているだろうから川原へと急いだ。
川原へ行くと、子供だけでなく、大人も集まっていた。手には武器を抱えている。
「ビリー!」
紺色の髪をお団子にゆいあげた女性がビリーを見るなり走り寄って抱きしめた。その二人ごとイカツイ男性が抱え込む。
「母ちゃん、父ちゃん、心配かけてごめん」
周りの人々も、無事でよかったと胸を撫で下ろしている。
前領主に酷い目にあわされて、わたしたちは嫌われているけれど。ちょっと嫌な態度をとられて、嫌な人たちなのかなとチラッと思いもしたけれど、領地の人たちはとてもあったかくて優しくて、みんなで力を合わせることを知っている人たちみたいだ。
状況を知りたがる大人たちに、わたしたちはくる途中で打ち合わせした通りに、もふさまが吠えたら驚いたみたいで山に帰っていったのだと伝えた。
にわかには信じられないようだが、わたしたちが無事に帰ってきたので説得力はあったみたいだ。大人たちは仕事の途中で抜けてきたからと帰っていったが、その前に微妙な表情で女性たちに尋ねられた。
母親が具合が悪いと聞いたが、食事はちゃんとしているのかい?と。
兄さまが自分たちで作っているから大丈夫ですと、気にかけてくれたことにお礼を言うと、お母さんたちが顔を赤くした。やるな、兄さま、年齢を選ばず女性の心を鷲掴みだ!
夕方前にまた山に行く。大人にはしばらく山に入るなと言われたが、内緒で入る。ベアに関しては問題ないからね。
怖かったら川にいてと言ったのに、みんなで山に行くことになった。わたしたちの仕掛けた3つの罠のうち、ひとつにノシシがかかっていた。
落ちた時に足を怪我したようで、蹲ったまま、威嚇し、すごい目で見られている。
そうだ。罠を仕掛けるということはこういうことだった。
わたしたちの様子を見てカールが言った。
「おれも最初怖かったし、泣いた。でもさ、おれたちこうやって獣や何かの命をもらわないと飢え死にしちゃうんだ」
そうだよね。肉も魚も、野菜も。みーんなに命を分けてもらって、そうやってしか生きられないんだよね、わたしたち。
「獣を獲るので一番難しいのは、罠を用意することでも、道筋を考えることでもなくて、命を奪うことだと思う」
ああ、だから彼らは恐ろしい思いをした山に、一緒に入ってくれたんだ。最後の難関をわたしたちに教えるために。
カールが持ち手をわたしたちに向ける。大ぶりなナイフだ。
兄さまが受け取る。
「兄さま」
呼び掛けたアラ兄に、兄さまは微笑む。
「私にやらせてくれ」
そして穴に飛び込んだ。ノシシがキーキー鳴いた。
カールたちや双子は淵まで近寄って覗き込む。双子は歯を食いしばってお互いの手を握っていた。しっかり見なくちゃいけないと思うのに、足が動かない。ロビ兄に手を引かれた。わたしを淵に近づけながらも、顔はしっかりとロビ兄の胸につけられる。
ノシシの一際高くあがった鳴き声と同時に、わたしの頭を押さえる手に力が入る。
「……このあと、どうすればいい?」
淡々とした兄さまの声がする。
血抜きの方法を教わり、血は穴に埋めて隠滅する。他の獣が寄ってこないようにするためだそうだ。その間ずっとロビ兄の胸に顔を埋めていた。
兄さまたちの顔が青白かった。わたしだけ、甘えてごめん。
口数少なく川原まで歩いた。
ビリーが先についていて、獣が2匹横たわっていた。血抜きも終わっているようだ。
「そんなしけた顔すんな、獲った獣に失礼だろ?」
言われて、もっともだと思った。これは自然の摂理だから。生きていくには、また逆もあることだ。生き残ったら、讃え感謝をするべき、いや、するしかない。そう思うと勝負に持ち込んだのは良くないことだと思うが、おいしく糧にさせていただこうと思うので許してほしい。
みんなで検分だ。ビリーが獲ったのは山鴨と穴ベア。デフォルメされたアヒルみたいな容姿の山鴨と、尻尾が平べったく太いビーバーを思い起こさせる獣の穴ベアだった。
ビリーは小さいの2匹。兄さまは1匹だけど、割と大きめ。判定は兄さまの勝ちとなった。
ビリーは潔く負けを認め、仁王立ちして腕を組む。
「約束通り、ひとつ、なんでもいうことをきく!」
そう宣言した。みんなハラハラして兄さまをうかがう。
兄さまは言った。
「これからは、妹の名前をちゃんと呼んでほしい」
え? せっかく勝ったのに、そんなこと?
「そんなんでいいのかよ?」
「そんなじゃないよ。リディーにとって大切なことだから」
ビリーはわたしを見た。
「わかった。おい、リディア、これでいいか?」
わたしはもちろん頷いた。そして兄さまに飛びつく。
「兄さま、ありがと!」
兄さまはわたしの頭を撫でてくれる。ぎこちなく撫でた後、わたしをギュッとする。
「兄さま?」
「ごめん、ちょっとだけ」
やっぱりショックだったんだ。
「兄さま、辛いことさせてごめん」
手を伸ばして顔に添えると、兄さまは目を大きくする。
「初めてのことだったからで、辛くはないよ。ありがとう」
「「兄さま」」
双子がシンクロして抱きつく。挟まれてちょっと苦しかった。
気持ち胸をそっている。誇らしいことのようだ。
「マジックベア?」
「マジックベア??」
わたしが首を傾げるとビリーが声をあげた。
「マジックベアなのか?」
「そう言ってる」
「マジックベアって言ったら魔物じゃんか」
魔物、いるんだね。そういえばもふさまは主人さまらしいけど、魔物とは違うのかな?
「魔物、問題?」
「領地の森に魔物いたらヤバいじゃんか」
「そーなの? でも、話わかる、いい子」
『いい子??』
マジックベアが目を白黒させている。
「そりゃそーだけど」
今も許してもらったばっかりだもんね、ビリーはバツが悪そうだ。
「魔物、森いないの普通?」
わたしはもふさまに尋ねる。
『こいつは魔物の中でも高位で積極的に人を害するわけではないからな。人が気づいてないだけで高位の魔物ならどこにでもいるぞ。下位の魔物は結界に引っかかるし暴れるから人の目につくんだ』
聞いたことを伝えると、ビリーが顔を青くしていた。
『してお前は蜜が欲しかったのか?』
アリクイじゃなかった、ベアさんからの疑問をビリーに伝える。
ビリーはわたしたちをちらっと見た。
ん?
「こいつらの母ちゃんが具合悪いって聞いて、蜜は力がわくって聞いたことあったから……」
母さまのために、くれようとしてたの?
ビリー、いい子だ。
『主人さまと対等に話す赤子よ。お前の母親は具合が悪いのか?』
「赤子、違う。母さまは具合悪い」
アリク……じゃないベアさんは両手で抱え込んでいた蜂の巣をじーっと見てから、上の部分を咥えて歩いてきて、わたしにそれを押しつけるようにする。
「くれ……るの?」
『わたくしはまた探すからいいです。早くお母様が良くなるといいですね』
「ありがと! 好きなもの、何?」
『え? わたくしのですか?』
わたしは頷く。
『ブンブンの蜜とシャケです』
おー、ブレないね。
「覚えとく!」
ベアシャケをいっぱい獲ろう。それで塩漬けや干物も作ってお礼をしよう。
「ビリー、ありがと。ベアさんに母さまへって蜜もらった!」
ビリーはにかっと笑う。
「そうか、良かったな! 蜜を食べたらきっと良くなる」
もふさまにも間に入ってくれて助けてくれたお礼を言う。蜂の巣は大切にバッグに入れたよ。
ベアさんと別れ、みんな心配しているだろうから川原へと急いだ。
川原へ行くと、子供だけでなく、大人も集まっていた。手には武器を抱えている。
「ビリー!」
紺色の髪をお団子にゆいあげた女性がビリーを見るなり走り寄って抱きしめた。その二人ごとイカツイ男性が抱え込む。
「母ちゃん、父ちゃん、心配かけてごめん」
周りの人々も、無事でよかったと胸を撫で下ろしている。
前領主に酷い目にあわされて、わたしたちは嫌われているけれど。ちょっと嫌な態度をとられて、嫌な人たちなのかなとチラッと思いもしたけれど、領地の人たちはとてもあったかくて優しくて、みんなで力を合わせることを知っている人たちみたいだ。
状況を知りたがる大人たちに、わたしたちはくる途中で打ち合わせした通りに、もふさまが吠えたら驚いたみたいで山に帰っていったのだと伝えた。
にわかには信じられないようだが、わたしたちが無事に帰ってきたので説得力はあったみたいだ。大人たちは仕事の途中で抜けてきたからと帰っていったが、その前に微妙な表情で女性たちに尋ねられた。
母親が具合が悪いと聞いたが、食事はちゃんとしているのかい?と。
兄さまが自分たちで作っているから大丈夫ですと、気にかけてくれたことにお礼を言うと、お母さんたちが顔を赤くした。やるな、兄さま、年齢を選ばず女性の心を鷲掴みだ!
夕方前にまた山に行く。大人にはしばらく山に入るなと言われたが、内緒で入る。ベアに関しては問題ないからね。
怖かったら川にいてと言ったのに、みんなで山に行くことになった。わたしたちの仕掛けた3つの罠のうち、ひとつにノシシがかかっていた。
落ちた時に足を怪我したようで、蹲ったまま、威嚇し、すごい目で見られている。
そうだ。罠を仕掛けるということはこういうことだった。
わたしたちの様子を見てカールが言った。
「おれも最初怖かったし、泣いた。でもさ、おれたちこうやって獣や何かの命をもらわないと飢え死にしちゃうんだ」
そうだよね。肉も魚も、野菜も。みーんなに命を分けてもらって、そうやってしか生きられないんだよね、わたしたち。
「獣を獲るので一番難しいのは、罠を用意することでも、道筋を考えることでもなくて、命を奪うことだと思う」
ああ、だから彼らは恐ろしい思いをした山に、一緒に入ってくれたんだ。最後の難関をわたしたちに教えるために。
カールが持ち手をわたしたちに向ける。大ぶりなナイフだ。
兄さまが受け取る。
「兄さま」
呼び掛けたアラ兄に、兄さまは微笑む。
「私にやらせてくれ」
そして穴に飛び込んだ。ノシシがキーキー鳴いた。
カールたちや双子は淵まで近寄って覗き込む。双子は歯を食いしばってお互いの手を握っていた。しっかり見なくちゃいけないと思うのに、足が動かない。ロビ兄に手を引かれた。わたしを淵に近づけながらも、顔はしっかりとロビ兄の胸につけられる。
ノシシの一際高くあがった鳴き声と同時に、わたしの頭を押さえる手に力が入る。
「……このあと、どうすればいい?」
淡々とした兄さまの声がする。
血抜きの方法を教わり、血は穴に埋めて隠滅する。他の獣が寄ってこないようにするためだそうだ。その間ずっとロビ兄の胸に顔を埋めていた。
兄さまたちの顔が青白かった。わたしだけ、甘えてごめん。
口数少なく川原まで歩いた。
ビリーが先についていて、獣が2匹横たわっていた。血抜きも終わっているようだ。
「そんなしけた顔すんな、獲った獣に失礼だろ?」
言われて、もっともだと思った。これは自然の摂理だから。生きていくには、また逆もあることだ。生き残ったら、讃え感謝をするべき、いや、するしかない。そう思うと勝負に持ち込んだのは良くないことだと思うが、おいしく糧にさせていただこうと思うので許してほしい。
みんなで検分だ。ビリーが獲ったのは山鴨と穴ベア。デフォルメされたアヒルみたいな容姿の山鴨と、尻尾が平べったく太いビーバーを思い起こさせる獣の穴ベアだった。
ビリーは小さいの2匹。兄さまは1匹だけど、割と大きめ。判定は兄さまの勝ちとなった。
ビリーは潔く負けを認め、仁王立ちして腕を組む。
「約束通り、ひとつ、なんでもいうことをきく!」
そう宣言した。みんなハラハラして兄さまをうかがう。
兄さまは言った。
「これからは、妹の名前をちゃんと呼んでほしい」
え? せっかく勝ったのに、そんなこと?
「そんなんでいいのかよ?」
「そんなじゃないよ。リディーにとって大切なことだから」
ビリーはわたしを見た。
「わかった。おい、リディア、これでいいか?」
わたしはもちろん頷いた。そして兄さまに飛びつく。
「兄さま、ありがと!」
兄さまはわたしの頭を撫でてくれる。ぎこちなく撫でた後、わたしをギュッとする。
「兄さま?」
「ごめん、ちょっとだけ」
やっぱりショックだったんだ。
「兄さま、辛いことさせてごめん」
手を伸ばして顔に添えると、兄さまは目を大きくする。
「初めてのことだったからで、辛くはないよ。ありがとう」
「「兄さま」」
双子がシンクロして抱きつく。挟まれてちょっと苦しかった。
189
お気に入りに追加
1,287
あなたにおすすめの小説
公女様は愛されたいと願うのやめました。~態度を変えた途端、家族が溺愛してくるのはなぜですか?~
朱色の谷
恋愛
公爵家の末娘として生まれた8歳のティアナ
お屋敷で働いている使用人に虐げられ『公爵家の汚点』と呼ばれる始末。
お父様やお兄様は私に関心がないみたい。
ただ、愛されたいと願った。
そんな中、夢の中の本を読むと自分の正体が明らかに。
お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。
勇者としての役割、与えられた力。
クラスメイトに協力的なお姫様。
しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。
突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。
そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。
なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ!
──王城ごと。
王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された!
そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。
何故元の世界に帰ってきてしまったのか?
そして何故か使えない魔法。
どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。
それを他所に内心あわてている生徒が一人。
それこそが磯貝章だった。
「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」
目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。
幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。
もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。
そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。
当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。
日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。
「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」
──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。
序章まで一挙公開。
翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。
序章 異世界転移【9/2〜】
一章 異世界クラセリア【9/3〜】
二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】
三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】
四章 新生活は異世界で【9/10〜】
五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】
六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】
七章 探索! 並行世界【9/19〜】
95部で第一部完とさせて貰ってます。
※9/24日まで毎日投稿されます。
※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。
おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。
勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。
ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
凡夫転生〜異世界行ったらあまりにも普通すぎた件〜
小林一咲
ファンタジー
「普通がいちばん」と教え込まれてきた佐藤啓二は、日本の平均寿命である81歳で平凡な一生を終えた。
死因は癌だった。
癌による全死亡者を占める割合は24.6パーセントと第一位である。
そんな彼にも唯一「普通では無いこと」が起きた。
死後の世界へ導かれ、女神の御前にやってくると突然異世界への転生を言い渡される。
それも生前の魂、記憶や未来の可能性すらも次の世界へと引き継ぐと言うのだ。
啓二は前世でもそれなりにアニメや漫画を嗜んでいたが、こんな展開には覚えがない。
挙げ句の果てには「質問は一切受け付けない」と言われる始末で、あれよあれよという間に異世界へと転生を果たしたのだった。
インヒター王国の外、漁業が盛んな街オームで平凡な家庭に産まれ落ちた啓二は『バルト・クラスト』という新しい名を受けた。
そうして、しばらく経った頃に自身の平凡すぎるステータスとおかしなスキルがある事に気がつく――。
これはある平凡すぎる男が異世界へ転生し、その普通で非凡な力で人生を謳歌する物語である。
神々に天界に召喚され下界に追放された戦場カメラマンは神々に戦いを挑む。
黒ハット
ファンタジー
戦場カメラマンの北村大和は,異世界の神々の戦の戦力として神々の召喚魔法で特殊部隊の召喚に巻き込まれてしまい、天界に召喚されるが神力が弱い無能者の烙印を押され、役に立たないという理由で異世界の人間界に追放されて冒険者になる。剣と魔法の力をつけて人間を玩具のように扱う神々に戦いを挑むが果たして彼は神々に勝てるのだろうか
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、第一王子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
※プロットなしで書いているので辻褄合わせの為に後から修正することがあります
異世界転生した私は今日も大空を羽ばたきます!〜チートスキルで自由気ままな異世界ライフ〜
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
高橋かなはある日、過労死で突然命を落とす。
忙しすぎて自由のない日々。
死ぬ間際に見えたのは大空を自由に飛ぶ鳥の姿。
あぁ、鳥になりたい………
普段は鳥、時には人間、猫や犬までなんでも変身できる最強スキルで異世界生活楽しみます!
※章の始まりごとに追加していきます
テーマ
第一章 フェンリル
第二章 騎士団
第三章 転生令嬢
第四章 獣人
第五章 異世界、成長
忙しい時でも1週間に1回は投稿します。
ほのぼのな日常を書きたいな……
その日に思いついた話を書いているので、たまに意見を求めることがあります。
どうか優しい目で見守ってくださると嬉しいです!
※現在休載中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる