カースト最底辺からの成り上がり

けんもも

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第二章 ガノ王国編

冒険者ギルド

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翌朝、俺達の馬車にはミミも同乗していた。ミミには俺のメイドになったってことで話を合わせて貰った。ミミは二つ返事で俺の奴隷になった。
こちらがお願いした商品は全部用意して貰っていた。ただ、タオルみたいな布はとんでもなく数が多かったので、一部だけ貰うことにした。石鹸の原料となる物は結構な量を集めて貰っていた。それもそんなに大量に要らないので半分ぐらいだけ貰った。香辛料や調味料はありがたく貰った。特に砂糖もたくさん用意して貰っていた。ミミとの約束でおやつも準備しないといけないから、大いに役に立つと思う。
俺が荷物を入れているのは、実は盗賊の親玉が腰に巻いていたマジックアイテムポーチと言う遺跡級アイテムというものだ。何でも古代遺跡と言う超レアな迷宮が時々現れることがあるらしい。らしいと言うのはほとんどの人が見たこともないからだ。数十年、数百年に一度そう言うものが現れ、迷宮を探索した時に極まれに遺跡級と呼ばれる超レアなアイテムが手に入るのだそうだ。このマジックアイテムもそんな遺跡級アイテムの一つだ。ただし、俺の場合本当の遺跡級アイテムは上から別のポーチを被せて見た目を変えて彩に持たせている。俺が持っているのは元の形に似せて作ったただのウエストポーチで、出し入れする時に無限倉庫を発動しているだけだ。
いずれにせよ、俺がこの遺跡級アイテムを持っていると言うことで、俺が迷宮探索者であると言った嘘もそのまま信じられているみたいで、大旦那様も上手くそれを利用している感じだ。

ともかく予定通り、俺と彩はアルンガルト王国を脱出した。向かうはガノ王国だ。

馬車の操車は皆に覚えて貰うことにした。ただミミは口では旦那様~とか言うけど態度は完全に甘えっ子状態だ。常に俺か彩の膝の上に乗っている。アリスも本当は同じようにしたいんだろうけど、一つ年上としてのプライドなのか一番奴隷としてのけじめなのか解らないけどせいぜい身体を擦りつけて、お兄ちゃん、お兄ちゃんと寄って来る感じだ。

そうそう、ミミの隷属の首輪は俺が無事に外せた。ミミに聞いたらアリスみたいなチョーカーを付けて欲しいと言うことだったので、無限倉庫に入っていた黒いチョーカーを付けてやった。ちなみに、隷属の契約は特製の物じゃなくてもできるようだ。要は首が閉まるものであれば何でも契約ができるみたい。要するに魔法付加と同じ原理なのだと思う。ただし隷属魔法は呪い発動だから、空きスロットとか必要ないみたいだけど。

あとアリスは彩と一緒に俺と深く交合うようになった。どうやら俺の能力がそうした行為によって彩に移っていることに気付いた様で、最初彩を口説き落として、彩と2人掛かりで説得されてしまった。ことが終わって本当の所を聞いてみたら、これで仮に村の人に見つかっても巫女になるために連れ戻されなくて済むと考えたみたいだ。でもそれは、初めてをあげたその日に人生最大の快感を味わって失神したことの照れ隠しだと思うけどね。
ちなみにミミは隣でぐっすり眠っている。この子が性に目覚めるのはまだずっと先の様な気がする。目覚めたらそれはそれで大変そうだけどね。

あと道中、檜の大森林があったのでその大木を使っていろいろ作っている。最初作ったのは檜風呂だ。大木をくり抜いて総檜風呂の完成だ。桶やイスも檜で作った。あとテーブルといすのセット。食器、調理台など様々だ。お陰で俺の練金と鍛冶スキルがLV5になりカンストして、それぞれ、「精錬」と「生成」という上位スキルになった。また、ミミの料理を手伝って「料理」スキルを手に入れて、そのまま彩とアリスにも付与した。お陰で野宿だと言うのに俺達の食生活はかなり充実したものになった。ただ一点ミミからの不満は、おやつのレパートリーが少ないということだ。その辺りはガノに着いたら器具や食材をきちんと揃えるからってことで納得してもらってる。全くどっちが主人なのか解らない状態だ。

アリスはやはり獣人族としてのポテンシャルが高いのか、レベルが上がり能力値が上がっていくと跳躍や、投擲などのスキルを自分で獲得するようになった。俺はそれを学んで一気にレベルアップしていくんだけど、それでも物理攻撃系のスキル習得についてはアリスから学んだことが大きいと思う。

あといろいろスキルを使って実感したのは、物理攻撃のアクティブスキルのレベルアップは、余程の強敵に対して物理攻撃を駆使して戦わないと、LV2からLV3へのレベルアップ、それから先のレベルアップは非常に難しいようだ。それは俺や彩のように異世界転移者補正が掛っていても難しい。生産系や魔法系のスキルは割とバンバン上がっていくんだけどね。

それともう一点。俺の彩やアリスに対する能力の付与については同じ能力を付与するとそのスキルのレベルが上がることが解った。つまり俺達のスキルレベルが上がれば、本来スキルレベルが上がりにくいアリスのスキルレベルも上げることができるようになった。勿論、アリス達にはスキルレベルとか見えないし、視覚的に確認はできないんだけど、物理攻撃系に置いて、レベルが1つ違うのは体感的にかなり違って感じるのだ。例えるなら
LV1初心者
LV2一般人
LV3熟練者
LV4達人(超一流)
LV5伝説

ぐらいの違いがある。魔法系で言えば、
LV1初級
LV2中級
LV3上級
LV4聖人級
LV5伝説

ってぐらいの違いがある。
つまるとこと、LV5によってカンスト後の上級スキルについては、伝説を越える物なのかもしれない。残念ながら攻撃系スキルでのカンストは経験してないので詳細は解らないけど、きっと凄いんだろうなーと思う。それはパッシブ系の上位スキルを経験するとよくわかる。

それからいろいろ観察していて気付いたことだけど、魔力を完全に枯渇させて眠るとどうも魔力総量が増えることがわかった。ただしどの程度増えるかはランダムみたいだ。これが解って彩とアリスには寝る前に俺が枯渇を確認するまで魔法の練習をさせている。そのお陰か2人とも魔力操作が上手くなった。もう少し頑張れば俺のように同時に魔法を放てるようになると思う。

魔力の練習をしてるとミミもやりたそうにしてるから、練習だけはさせてる。まずは魔力を感じる練習だ、随分出来るようになってきてるので、その内、相性のよさそうな初級魔法を教えようかと考えている。


とにかく、そんな旅を続けて約二週間後に目的の国、ガノ王国に到着した。ガノ王国の王都テシナは、一言で言えば古き街並みと新しい街並みが混然一体となった他種族が溢れる活気のある街だ。ガノ王国の一番の特徴は伝説の勇者が召喚され開いた国と言うだけでなく、この大陸で一番の規模を持つミナナロ大迷宮を持ち、そこから出る様々なアイテムによって皆が潤っていると言うことに尽きると思う。

俺と彩は隠蔽の指輪の効果を使って名前以外の情報を書き換えてガノ国に入った。門の周辺は東南アジアの下町って雰囲気だ。露店が数多く立ち並び、行き交う人や馬車の数も多い。兵士の数も多いけどそれ以上に冒険者の数が多いのも特徴的だ。街の反対側にミナナロ大迷宮があるらしく、ほとんどの冒険者は迷宮探索をメインで生業を立てているらしい。俺達も門番の兵士に、

「迷宮探索に来たんだったら、まず冒険者登録をした方がいいぞ。迷宮の情報や、迷宮で得たドロップアイテムの買い取り、武器や防具、魔道具などの販売や、宿の斡旋もしてくれる。他の国で冒険者登録してないのなら冒険者として実績を上げれば王国の騎士団へスカウトされることもある。尤もB級冒険者になったら、騎士団に入るよりも稼ぎが良くなるからな、スカウトを断る者がほとんどだがな。はっはっはっ。」

「そうですか。わざわざありがとうございます。では一度訪ねてみようと思うのですが場所を教えて下さい。」

門番の兵士に教わった道を進むと、3階建てで周囲の建物よりひと際大きな建物が目に入った。3人を連れて中に入ると、中は一見すると市役所の喫茶室付きのロビーと受付が合わさった様な感じだった。お昼前と言うこともあって中は閑散としていた。受付も3ヶ所だけが開いているようだ。俺達はその内の一つ(別に美人さんの場所を狙った訳じゃないけど、人族の優しそうなお姉さんだった)に進んで、

「すみません。冒険者の登録をお願いしたいのですが。」

「こんにちは。冒険者の登録は初めてですか?他の国での登録があれば記録を継承出来ますが。」

「いえ、今回が初めてです。」

「登録には、ステイタスの確認が必要になりますがよろしいですか?」

ステイタスは基本、その個人にとっての生命線だ。入場の際には治安維持のために仕方ないとしても、一組織がその情報に触れると言うことは考えてみれば大変なことだ。

「はい、今回俺と、こっちの3人の登録をお願いします。」

ミミはスキル的には何も得ていないんだけど、冒険者登録してそこでパーティー処理して貰うと、経験値が自動配分されると言う話を聞いていたので今後の為にミミもパーティー登録しておこうと決めていたのだ。アリスにも隠蔽の指輪を渡していて情報の書き換えを行っている。スキル的にかなりやばい状況になってるしね。ちなみに指輪は右手の薬指に着けている。本人は左手の薬指に固執してたけど、本人がこの世界で成人と見なされる15歳になって気持ちが変わらなければってことで納得させている。ちなみにこの世界は一夫多妻制が当たり前だそうだ。彩もアリスと俺が結婚することを受け入れていると言うか、アリスのためにも結婚してやって欲しいと言われている。アリスのやつに何か言われたのかもしれない。2人に問いただしても理由を教えてくれないのでそれ以上の追及はしてないけど。

「完了しました。それでパーティー名は決まっていますか?」

「えっと、セイジ(sage)でお願いします。」

「セイジですね。重複名はないようです。これで完了しました。」

「その水晶版みたいなものですぐにわかるんですか?」

「そうですよ。これは読み取りだけですけどね。古代遺跡のレアアイテムですよ。元々冒険者ギルドと言うのは、古代遺跡のレアアイテムを手に入れた超S級冒険者が創設したもので、この大陸のどの国家にも属さない独立した自治組織ですから。改めまして、ようこそ冒険者ギルドへ。」

「そうなんですね。すみません、俺、そう言う知識がなくて。」

「問題ありませんよ。冒険者登録をされた方はその時点で我々の仲間と言うことになります。これからギルドのことを知って下さいね。
さて、これから基本的な話をしますね。まず現在タクヤさんは、冒険者に登録されましたのでクラスがFとなります。クラスは、E、D、C、B、A、S、SSと上がっていきます。クラスが上がるには規定のポイントが必要になります。ギルドが指定する依頼を完了するか、魔物の討伐によって得られるドロップアイテムを規定数換金させることでポイントが得られます。具体的には、FからEに上がるのに10ポイント、Dに昇格するのに20ポイントが必要になります。またパーティーのクラスはリーダーの冒険者クラスが反映されます。パーティーのクラスが高くなると指定される討伐依頼の内容や、換金ポイントが得られるアイテムのレア度が上がりますのでご注意くださいね。」

「解りました。ご丁寧にありがとうございます。それから宿泊するところを斡旋して頂けるとお聞きしたのですが。」

「はい、こちらの方で宿屋や月貸しの部屋の斡旋も行っています。」

「えっと一軒家とかもあるんでしょうか?」

「パーティーホームですね。通常Bクラス以上にならないと維持が大変ですが。」

「一応、そちらの方を見せて頂ければと思います。予算に合わないようでしたら宿屋か部屋貸しの方を検討しますので。」

「解りました。少しお待ちくださいね。資料をお持ちします。」

しばらくして戻ってきた受付のお姉さんは、

「今ある一軒家の物件は少し大きいものばかりで、唯一、元は貴族の別邸として使われていた物件があるのですが、街の外れに有って、敷地内の井戸が枯れたために水の便も良くないのですが価格自体は格安の物件があります。月に銀貨50枚ですので部屋貸しの価格と同じになります。」

「そこはすぐに入居可能でしょうか?」

「ええ、家具類は何もないですが、清掃は定期的に行われていますし、庭の手入れもされてますので契約して頂ければ大丈夫ですよ。」

「では、そこをお願いします。野宿には慣れていますので場所があるならしばらくの生活には困りません。」

「解りました。取り敢えず一ヶ月ということで契約しては如何でしょう。鍵と場所の地図をお渡ししますので。」

彩達には相談せずに決めちゃったけど、一軒家なら問題ないだろう。生活に必要な物品を買いながら家に向かうことにした。


「彩、勝手に決めちゃったけどごめんね。」

「拓哉の判断だし問題ないよ。寧ろ一軒家で生活できるから嬉しい。」

「アリスも嬉しい、お兄ちゃん。」

「旦那様、ミミは頑張りますですぞー。」

「まずは、市場を回って寝具とかいろいろ買おうか。魔道具屋に行ってコンロとかも買わないといけないしな。」

「旦那さまー。是非オーブンを購入して下さいませー。」

「約束だからな、いいのがあったらな。」

「いいのがなくても買って下されー。」

「いや、いいのがなかったらパスな。」
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