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第六章 魔物の森の街建設編
リザードマン族
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グレゴリーウルフ族を受け入れた翌日、俺はマリアを連れてリザードマン族の住む洞窟の前に転移してきた。見かけ、トカゲの様な姿をしている一族だ。しかし二足歩行し、簡単な槍みたいなものを武器としている。竜人族が、おそらくは龍族の亜種として進化してきた種族だとすると、リザードマンは地竜の劣化種族って感じかもしれない。クラスはグレゴリーウルフと同じ「G」だ。魔物の森でこいつらと戦った記憶はないけど、もしかしたらワイルドクロコダイルか、火トガゲの進化形なのかもしれない。ともかく会って話をしないといけないので、俺と綾は洞窟に入って行った。
洞窟内は真っ暗だ。光は全然射さない。この種族、「赤外線感知」という上位スキル持ちだ。おそらく目で見なくても支障はないんだろう。しかし目が見えない訳ではなさそうだ。時々洞窟の外に出て、狩りや漁をしている。どっちかとうと漁をしていることが多い。魚の方が好きなのかもしれない。
マリアと手をつなぎながら、この種族のことをいろいろ話しながら奥に進んだ。
神覚で、洞窟内は全て把握済みだ。奥にある大空洞みたいな場所に皆集まっている。かなり震えているのは、こっちが何者か気が付いているのだろう。
「真っ暗な中で話をしてもいいけど、俺達は人族なんだ。明りを点けさせて貰うけど、何か不都合はあるか?」
「森の主よ。なぜここに来たのですか?」
族長と思われるやつが声を発した。
「この森の中央に住むことになったから、まあ挨拶回りみたいなものだ。で、明りを点けるぞ。」
族長の返事を待たずに、ライトの魔法で部屋全体を明るくした。話をするなら目を見てきちんとしなくちゃね。暗くてもお互い目を合わせてたけど。
「挨拶とは何でしょうか?我らは他のコロニーの領域には立ち入らず、川で魚を獲り、森で魔物を狩って生活しているだけです。森の王に逆らうつもりはありません。」
「森の王って俺のこと?俺は王を名乗ったこともはないよ。ちなみに森の主っていうのもなしね。特にこの森をどうこうしようとか思ってないし。」
「では、なぜ我らの所に来たのでしょう?」
「いや、だから挨拶だって。今までは俺と妻達だけで森の中央に住んでいたんだけど、今回森の中に住んでいたいろんな種族や、人族の世界に住んでいいた奴らとか大勢で住むことになったんで、念のため森の中に住んでいるいろんな種族の所を把握しておこうかと思ってな。」
「我らは、あなた様に敵対するつもりはありません。」
「うん、まあ、こうして観察してても敵対する様な感じではないとは思ってるし。敵対しても瞬殺できるんで、脅威でもないんだけど。一つ気になってね。お前達何で、こんな洞窟の奥深くにひっそり暮らしてるんだ?お前達の能力があれば、もっと自由に暮らせるんじゃないの?」
「我らは、集団での力はそれなりにあると自負しておりますが、個々の力は弱いことも自覚しています。一族を養うのに相当量の食糧は必要ですが、それを魔物を狩るだけでは賄うことはできません。それゆえ、夜陰に紛れて川で魚を獲ることで一族の生活を維持しております。」
「まあ、そっちにも暮らし方とか、伝統とかあるのかもしれないけど、俺の住んでる所、湖と川があるし、魚を養殖すれば食料を自給できると思うぞ。狩りとかするなら手伝えるだろうしな。」
「我らに、住む場所を与えて下さるのですか?」
「まあ、俺に忠誠を誓って、俺の元に来るならな。そこに住んでるのは全員俺の配下だから、俺と関係ないやつを入れることはできないからな。」
「我らがあなた様に忠誠を尽くすとして、我らにできることはありませんが。」
「別に、そんなの期待してないし、要求もしてないよ。俺は俺の配下になったやつらに、自分の住む場所と、自分の能力を使える機会を与えるだけだ。それをどう使うのかは、各自の勝手だ。そこまで俺は責任を持てないし、強制するつもりもない。」
「では、なぜ配下を増やしておられるのでしょうか?」
「俺とか、ここにいる俺の妻とかは、この大陸の中ならほとんどなんの脅威も感じないし、守る必要もないんだろうけど、成り行きでいろんな奴が来てるからな。そいつらを守るために、そいつらにとって脅威となりうる物があれば、全て排除しておこうと考えてるだけだ。それでも、すべての危険はなくならないから、後は自分達で自分の力を自分で鍛えてもらうしかないけどね。」
「我ら一同、あなた様に忠誠を誓います。」
その言葉で、その場にいた全員が平服した。
「そうか、じゃあ、お前達は全員、ここにいる俺の妻、マリアの眷族に入ってくれ。」
事前の打ち合わせ通り、マリアがリーダーを眷族に入れる。同時にその場の全員が眷族化した。
「住むのは、水辺がいいのか?この洞窟も半分水没してる感じだけど。」
「陸の上でも問題はありません。水の中でも数日なら生活できます。」
「まあ、じゃあ、湖の出口辺りでいいか。」
俺は、取り敢えず、街の中心部にゲートを開いて、その場にいる一族200人弱を全員移動させた。
広場に待っていた綾達と簡単な顔合わせの後、命名、役職を与えて、進化させた後、湖にいたい場所に、専用の家をサクサク作ってそこに住まわせることにした。養殖の場所については、前から綾が計画していたのでスムーズに進むだろう。また、川や他の湖での漁も出来るようになって、自前で魚の供給が出来るようになったのは大きい。
後の話になるけど、マリアがリザードマン族から数十名を選抜して、水中戦専門の軍として鍛えた。海の中にいる魔物との戦える力を持てたのは、養殖ができるようになったこと以上に俺達にとって大きな力になった。
俺自身も水中戦のために水魔法と空間魔法を使った新しい魔法を作るきっかけになったしね。リザードマン族をすんなり眷族化できたことの意味は大きいものだった。
その後、数日の間は、毎日新しい種族を迎えて街に住まわせてってことを繰り返してたら、街の中に人が溢れてきた。それぞれの種族の特徴を活かした仕事を持ち、自然と他種族との交流も増えているようだ。仕事仲間でもあるしね、特に言葉は眷族化することで全員にアルスラン語とノクターン語を付加してるし。新しい言語を作ろうかとも思ったけど、めんどくさいし、今後外の国と関わり合いを持つ可能性があるので、両方の言葉を共通言語とした。夫婦用の住宅の設置や、商店や、食堂用の建物の設置など基本的なものを作り終えて、後は、眷族になったホブオーク族が建築専門になって、土木工事を一手に引き受けてくれるようになった。俺の趣味だからたまには手伝うだろうけど、自分達の力で街を作って行くのはいいことなので、基本彼らに任せることにした。
あと、自然発生的に物々交換での商取引が始まり、俺達の料理レシピに触発された食堂や、ケーキ屋、服屋などができるようになるのも時間がかかるかと思ったけど、意外と早く分業化が進んでいくことになる。
洞窟内は真っ暗だ。光は全然射さない。この種族、「赤外線感知」という上位スキル持ちだ。おそらく目で見なくても支障はないんだろう。しかし目が見えない訳ではなさそうだ。時々洞窟の外に出て、狩りや漁をしている。どっちかとうと漁をしていることが多い。魚の方が好きなのかもしれない。
マリアと手をつなぎながら、この種族のことをいろいろ話しながら奥に進んだ。
神覚で、洞窟内は全て把握済みだ。奥にある大空洞みたいな場所に皆集まっている。かなり震えているのは、こっちが何者か気が付いているのだろう。
「真っ暗な中で話をしてもいいけど、俺達は人族なんだ。明りを点けさせて貰うけど、何か不都合はあるか?」
「森の主よ。なぜここに来たのですか?」
族長と思われるやつが声を発した。
「この森の中央に住むことになったから、まあ挨拶回りみたいなものだ。で、明りを点けるぞ。」
族長の返事を待たずに、ライトの魔法で部屋全体を明るくした。話をするなら目を見てきちんとしなくちゃね。暗くてもお互い目を合わせてたけど。
「挨拶とは何でしょうか?我らは他のコロニーの領域には立ち入らず、川で魚を獲り、森で魔物を狩って生活しているだけです。森の王に逆らうつもりはありません。」
「森の王って俺のこと?俺は王を名乗ったこともはないよ。ちなみに森の主っていうのもなしね。特にこの森をどうこうしようとか思ってないし。」
「では、なぜ我らの所に来たのでしょう?」
「いや、だから挨拶だって。今までは俺と妻達だけで森の中央に住んでいたんだけど、今回森の中に住んでいたいろんな種族や、人族の世界に住んでいいた奴らとか大勢で住むことになったんで、念のため森の中に住んでいるいろんな種族の所を把握しておこうかと思ってな。」
「我らは、あなた様に敵対するつもりはありません。」
「うん、まあ、こうして観察してても敵対する様な感じではないとは思ってるし。敵対しても瞬殺できるんで、脅威でもないんだけど。一つ気になってね。お前達何で、こんな洞窟の奥深くにひっそり暮らしてるんだ?お前達の能力があれば、もっと自由に暮らせるんじゃないの?」
「我らは、集団での力はそれなりにあると自負しておりますが、個々の力は弱いことも自覚しています。一族を養うのに相当量の食糧は必要ですが、それを魔物を狩るだけでは賄うことはできません。それゆえ、夜陰に紛れて川で魚を獲ることで一族の生活を維持しております。」
「まあ、そっちにも暮らし方とか、伝統とかあるのかもしれないけど、俺の住んでる所、湖と川があるし、魚を養殖すれば食料を自給できると思うぞ。狩りとかするなら手伝えるだろうしな。」
「我らに、住む場所を与えて下さるのですか?」
「まあ、俺に忠誠を誓って、俺の元に来るならな。そこに住んでるのは全員俺の配下だから、俺と関係ないやつを入れることはできないからな。」
「我らがあなた様に忠誠を尽くすとして、我らにできることはありませんが。」
「別に、そんなの期待してないし、要求もしてないよ。俺は俺の配下になったやつらに、自分の住む場所と、自分の能力を使える機会を与えるだけだ。それをどう使うのかは、各自の勝手だ。そこまで俺は責任を持てないし、強制するつもりもない。」
「では、なぜ配下を増やしておられるのでしょうか?」
「俺とか、ここにいる俺の妻とかは、この大陸の中ならほとんどなんの脅威も感じないし、守る必要もないんだろうけど、成り行きでいろんな奴が来てるからな。そいつらを守るために、そいつらにとって脅威となりうる物があれば、全て排除しておこうと考えてるだけだ。それでも、すべての危険はなくならないから、後は自分達で自分の力を自分で鍛えてもらうしかないけどね。」
「我ら一同、あなた様に忠誠を誓います。」
その言葉で、その場にいた全員が平服した。
「そうか、じゃあ、お前達は全員、ここにいる俺の妻、マリアの眷族に入ってくれ。」
事前の打ち合わせ通り、マリアがリーダーを眷族に入れる。同時にその場の全員が眷族化した。
「住むのは、水辺がいいのか?この洞窟も半分水没してる感じだけど。」
「陸の上でも問題はありません。水の中でも数日なら生活できます。」
「まあ、じゃあ、湖の出口辺りでいいか。」
俺は、取り敢えず、街の中心部にゲートを開いて、その場にいる一族200人弱を全員移動させた。
広場に待っていた綾達と簡単な顔合わせの後、命名、役職を与えて、進化させた後、湖にいたい場所に、専用の家をサクサク作ってそこに住まわせることにした。養殖の場所については、前から綾が計画していたのでスムーズに進むだろう。また、川や他の湖での漁も出来るようになって、自前で魚の供給が出来るようになったのは大きい。
後の話になるけど、マリアがリザードマン族から数十名を選抜して、水中戦専門の軍として鍛えた。海の中にいる魔物との戦える力を持てたのは、養殖ができるようになったこと以上に俺達にとって大きな力になった。
俺自身も水中戦のために水魔法と空間魔法を使った新しい魔法を作るきっかけになったしね。リザードマン族をすんなり眷族化できたことの意味は大きいものだった。
その後、数日の間は、毎日新しい種族を迎えて街に住まわせてってことを繰り返してたら、街の中に人が溢れてきた。それぞれの種族の特徴を活かした仕事を持ち、自然と他種族との交流も増えているようだ。仕事仲間でもあるしね、特に言葉は眷族化することで全員にアルスラン語とノクターン語を付加してるし。新しい言語を作ろうかとも思ったけど、めんどくさいし、今後外の国と関わり合いを持つ可能性があるので、両方の言葉を共通言語とした。夫婦用の住宅の設置や、商店や、食堂用の建物の設置など基本的なものを作り終えて、後は、眷族になったホブオーク族が建築専門になって、土木工事を一手に引き受けてくれるようになった。俺の趣味だからたまには手伝うだろうけど、自分達の力で街を作って行くのはいいことなので、基本彼らに任せることにした。
あと、自然発生的に物々交換での商取引が始まり、俺達の料理レシピに触発された食堂や、ケーキ屋、服屋などができるようになるのも時間がかかるかと思ったけど、意外と早く分業化が進んでいくことになる。
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