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第六章 魔物の森の街建設編
エルフ共和国
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エルフ王国改め、エルフ共和国は、一言で言えば、杜の都市だ。日本にも似た感じの都市があったけど、こっちは本当に言葉通りの街。木造建築が多いのと、大木は街中にそのまま残しているので、都市全体が、緑のおわれている感じだ。人種は、圧倒的にエルフ族が多く、人族などの他人種もいるけど、圧倒的に少ない。まあこの国もこれから少しずつ変わって行くうちに、人種構成も変化していくだろう。
道は、石畳ではないけど、綺麗に整備されていて、通りも道が直線的ではないものの、雑然としている訳でもなく、古都の雰囲気を感じさせる成熟した街って感じだ。
肉を焼く匂いも流れてくるところをみると、エルフ族も菜食主義って訳じゃないんだなぁって改めて認識させられた。ニーナが普通に肉を食べてるんで、違和感はなかったけど、俺の日本で読んだ固定された知識が、菜食主義だと漠然と思っていたのかもしれない。
道が広くなり大通りに面した場所にいろんなお店が並んでいたので、馬車を置いて少しお店を覗いてみることにした。一応余計なトラブルを避けるために、化身魔法で、俺と、綾、舞衣の髪の色を少し変えている。
最初に入ったのは、洋服屋さん。エルフの流行なのか、常識なのかわからないけど、マキシ丈の物がほとんどだった。俺としては、5人とも足が綺麗だし、見せてた方がよりかわいいとも思うけど、マキシ丈のワンピースとか、スカートなんかでも似合うかもって気がしてきた。綾とか舞衣なんかもいろいろ物色している。マリアに頼んだら、その内作れるんだろうけど、
「気に入った物があったら、買っていいよ。ここに来た記念ってことで。これくらいの丈の洋服ってなかったし、みんな似合うと思うよ。」
そう言って、自由に選ばせた。色合いも、パステル系っていうのか、淡い軽い色合いの物が多いし、上品なセレブって感じ。
ついでに帽子とかも選んで着替えたら、本当にどこのセレブだよって感じになった。マリアは、ベージュをベースとしたマキシ丈ワンピース。綾は、白いマキシスカートに上は薄いイエローのブラウス。ニーナは、ノースリーブの薄い黄緑色のマキシ丈のチュニックみたいなもの。舞衣は紺のたくさんギャザーの入ったロングスカートと上は白のブラウスにベージュのブレザー。セシリアは、パンツルックにしたようだ。
そのまま、いろいろ商店を覗いて、珍しそうな果物や、木の実、などを購入した。
馬車に戻って、エルフ共和国の街並みを後にしながら、城壁の門を潜った。証明書はかなり効果があるようで、門番の兵士は最敬礼で俺達の馬車を見送ってくれた。
馬車の中は、マリア達のおしゃべりで盛り上がってる。街並みとか、街の雰囲気とか皆気に入ったようだ。お店の人の対応も良かったしね。意識改革は、すぐには進まないいんだろうけど、それでも、王国でみられるような人種への差別意識は感じなかったし、いい国になって行くんだろうなぁって感じがした。
そうそう、俺達が乗っている馬車は、馬はゴーレムで作った。指示を与えれば、疲れることもなく、自動で歩いてくれるし、見た目変わらないから街中を走っていても目立たないしね。御者も、ゴーレムを作っていて、必要な時には交代できるようにしている。街中では、自分で操車した方がいいだろうけど、街道では、念話指示しとけば問題ないかと思って。また、馬車自体にも、いろいろ工夫している。一番は乗り心地。ばね板と、スプリングを組み合わせることで、ほとんど揺れを感じない。外見上、通常の馬車に見えるけど、俺が許可した人しか乗り込めないように結界を張り、ゴーレム馬を含めて物理攻撃無効と魔法攻撃無効の付与魔法をつけている。念のため、いざという時のために、内部は位相空間魔法で切り離せるように魔法陣を設置している。
内部には、背もたれつきのソファーベッドを置いている。亜空間領域とつないで、内部を拡張しようかとも思ったけど、森の家に転移した方が早いし止めにした。その代わり、キャンプ用の炊事ユニットや、寝室ユニットを作って、必要な時に、その場でキャンプ出来るように準備はしている。宿泊は、森の家に帰った方がいいだろうって思って新たには作っていない。どうしても必要な場合には、最初に作った、キャンプ用寝室(改)があるしね。多分、その辺りのユニットは使うことはないと思うけどね。
ともかく、俺達は無事エルフの国を出て、ドワーフ王国に向かって馬車を進めた。舗装はされてはないけど、馬車の通行は多いのか、街道はそれなりの広さと轍の跡が続いている。周囲には、広大なライカ(小麦)畑が続いている。穀倉地帯なのか?
「魔物の気配はないねー。王国の街道より安全かもね。」
「俺達が、結構、森の中の魔物を狩ったからなぁ。それに、エルフ王国自体、魔物の森専門の部隊を持ってたみたいだし、きっちり管理してるんじゃないかなぁ。」
「それで、リュウ兄、次の街ってどんな所なの?」
「取り敢えず、エルフ共和国内の他の都市には寄らないで、隣の国イータリーに行く予定。貿易を主産業にしているコボルト族を中心とした都市国家みたいだよ。自由貿易連邦は亜人を中心とした、都市国家が結構あるみたいだからね。ともかく、貿易が主産業なんだろうから、自由都市連邦内の大抵の物は集まっているし、いろいろ刺激があるんじゃないかなぁ。」
「今夜は、どうするの?森の家に帰るの?」
「森の家でもいいけど、旅行気分を味わうために、王都の家に泊まるっているのもいいかなぁって思ってるけど。舞衣や、セシリアは王都の家には泊ったことないだろう?」
「まあ、途中で景色のいい場所とかあったら、キャンプしてもいいし。」
そんな話をしながら、ゴーレム御者の操車で進む馬車の中は、家のリビング状態だ。俺が窓を見ながら座っている膝の上にニーナが座って一緒に外の景色を楽しんで、俺の背中合わせでマリアが座って裁縫をしていて、俺の隣でソファーに寝そべりながら綾と舞衣がオセロゲームしているのをセシリアがみている。オセロゲームは、俺の自作。後、将棋も出来るって言うことで、将棋も自作している。ちなみに、おやつにポテチを広げている。
ニーナは生まれ育ったのは、王国内のエルフの村みたいだけど、やはりエルフの国を見るのは思うところがあるのか、楽しそうだ。
「そう言えばさー、これだけ街道が安全なら、途中で魔物相手の戦闘訓練とかできないかもだから、夕食前に迷宮にでも潜ってみる?こっちの迷宮は、まだ先だし、またロンドの迷宮になるけど。」
「「「「「行くー(行きたーい)」」」」」
って、反応良すぎだろう。みんな戦うの好きだなぁ。まあ、俺も好きではあるけど。
その日は、結局、キャンプによさそうな場所は見つからなかったので、予定通り、迷宮に飛んで、小一時間ほど戦闘訓練して、露天風呂に入りながら、今日のエルフの街のことをあれこれ話した。
「いい街だったねー。」
「帝国の街や王都とも違って、落ち着いた雰囲気の街だった。リュウにぃにぃ、また行ってみたい。」
「セシリア、またいつでも行けるからな。まあ、あの街はこれからもっと変わって行くんだろうけど、ああして種族間の差別的な意識がないと俺達にとっては、いいよな。完全にはなくならないんだろうけどね。」
「服、かわいいのがいろいろあったね。王国ではみたことのないデザインだったし、いろいろ参考になった。」
「うん、お兄ちゃんに服買って貰えたし、ありがとね、お兄ちゃん。」
「おう、みんなが可愛くなるためだからな。これから行く街でも、欲しいのがあったら何でも言ってくれ。っていうか、皆にお金渡してるんだから、自分の好きなのを買っていいんだぞ。」
「ちゃうねん。リュウくんが選んで買ってくれるっていうのが大切なんやで。」
「リュウが気に入ってくれる服を着るのが一番だよ。」
「皆、何着ても似合うからなぁ。」
「そう言えば、今日買った、木の実とキノコで夕食を作ってみようか。山菜の炊き込みご飯とか作れそう。」
「ニーナは、木の実のクッキー作りたい。」
「どれもおいしそうだなぁ。木の実は軽く砕いてチョコに混ぜてもおいしいかもな。」
そんな、いつもと変わらないおしゃべりをしながら、夕日を眺めて露天に入っているこの時間が一番贅沢で、幸せだなぁ。
道は、石畳ではないけど、綺麗に整備されていて、通りも道が直線的ではないものの、雑然としている訳でもなく、古都の雰囲気を感じさせる成熟した街って感じだ。
肉を焼く匂いも流れてくるところをみると、エルフ族も菜食主義って訳じゃないんだなぁって改めて認識させられた。ニーナが普通に肉を食べてるんで、違和感はなかったけど、俺の日本で読んだ固定された知識が、菜食主義だと漠然と思っていたのかもしれない。
道が広くなり大通りに面した場所にいろんなお店が並んでいたので、馬車を置いて少しお店を覗いてみることにした。一応余計なトラブルを避けるために、化身魔法で、俺と、綾、舞衣の髪の色を少し変えている。
最初に入ったのは、洋服屋さん。エルフの流行なのか、常識なのかわからないけど、マキシ丈の物がほとんどだった。俺としては、5人とも足が綺麗だし、見せてた方がよりかわいいとも思うけど、マキシ丈のワンピースとか、スカートなんかでも似合うかもって気がしてきた。綾とか舞衣なんかもいろいろ物色している。マリアに頼んだら、その内作れるんだろうけど、
「気に入った物があったら、買っていいよ。ここに来た記念ってことで。これくらいの丈の洋服ってなかったし、みんな似合うと思うよ。」
そう言って、自由に選ばせた。色合いも、パステル系っていうのか、淡い軽い色合いの物が多いし、上品なセレブって感じ。
ついでに帽子とかも選んで着替えたら、本当にどこのセレブだよって感じになった。マリアは、ベージュをベースとしたマキシ丈ワンピース。綾は、白いマキシスカートに上は薄いイエローのブラウス。ニーナは、ノースリーブの薄い黄緑色のマキシ丈のチュニックみたいなもの。舞衣は紺のたくさんギャザーの入ったロングスカートと上は白のブラウスにベージュのブレザー。セシリアは、パンツルックにしたようだ。
そのまま、いろいろ商店を覗いて、珍しそうな果物や、木の実、などを購入した。
馬車に戻って、エルフ共和国の街並みを後にしながら、城壁の門を潜った。証明書はかなり効果があるようで、門番の兵士は最敬礼で俺達の馬車を見送ってくれた。
馬車の中は、マリア達のおしゃべりで盛り上がってる。街並みとか、街の雰囲気とか皆気に入ったようだ。お店の人の対応も良かったしね。意識改革は、すぐには進まないいんだろうけど、それでも、王国でみられるような人種への差別意識は感じなかったし、いい国になって行くんだろうなぁって感じがした。
そうそう、俺達が乗っている馬車は、馬はゴーレムで作った。指示を与えれば、疲れることもなく、自動で歩いてくれるし、見た目変わらないから街中を走っていても目立たないしね。御者も、ゴーレムを作っていて、必要な時には交代できるようにしている。街中では、自分で操車した方がいいだろうけど、街道では、念話指示しとけば問題ないかと思って。また、馬車自体にも、いろいろ工夫している。一番は乗り心地。ばね板と、スプリングを組み合わせることで、ほとんど揺れを感じない。外見上、通常の馬車に見えるけど、俺が許可した人しか乗り込めないように結界を張り、ゴーレム馬を含めて物理攻撃無効と魔法攻撃無効の付与魔法をつけている。念のため、いざという時のために、内部は位相空間魔法で切り離せるように魔法陣を設置している。
内部には、背もたれつきのソファーベッドを置いている。亜空間領域とつないで、内部を拡張しようかとも思ったけど、森の家に転移した方が早いし止めにした。その代わり、キャンプ用の炊事ユニットや、寝室ユニットを作って、必要な時に、その場でキャンプ出来るように準備はしている。宿泊は、森の家に帰った方がいいだろうって思って新たには作っていない。どうしても必要な場合には、最初に作った、キャンプ用寝室(改)があるしね。多分、その辺りのユニットは使うことはないと思うけどね。
ともかく、俺達は無事エルフの国を出て、ドワーフ王国に向かって馬車を進めた。舗装はされてはないけど、馬車の通行は多いのか、街道はそれなりの広さと轍の跡が続いている。周囲には、広大なライカ(小麦)畑が続いている。穀倉地帯なのか?
「魔物の気配はないねー。王国の街道より安全かもね。」
「俺達が、結構、森の中の魔物を狩ったからなぁ。それに、エルフ王国自体、魔物の森専門の部隊を持ってたみたいだし、きっちり管理してるんじゃないかなぁ。」
「それで、リュウ兄、次の街ってどんな所なの?」
「取り敢えず、エルフ共和国内の他の都市には寄らないで、隣の国イータリーに行く予定。貿易を主産業にしているコボルト族を中心とした都市国家みたいだよ。自由貿易連邦は亜人を中心とした、都市国家が結構あるみたいだからね。ともかく、貿易が主産業なんだろうから、自由都市連邦内の大抵の物は集まっているし、いろいろ刺激があるんじゃないかなぁ。」
「今夜は、どうするの?森の家に帰るの?」
「森の家でもいいけど、旅行気分を味わうために、王都の家に泊まるっているのもいいかなぁって思ってるけど。舞衣や、セシリアは王都の家には泊ったことないだろう?」
「まあ、途中で景色のいい場所とかあったら、キャンプしてもいいし。」
そんな話をしながら、ゴーレム御者の操車で進む馬車の中は、家のリビング状態だ。俺が窓を見ながら座っている膝の上にニーナが座って一緒に外の景色を楽しんで、俺の背中合わせでマリアが座って裁縫をしていて、俺の隣でソファーに寝そべりながら綾と舞衣がオセロゲームしているのをセシリアがみている。オセロゲームは、俺の自作。後、将棋も出来るって言うことで、将棋も自作している。ちなみに、おやつにポテチを広げている。
ニーナは生まれ育ったのは、王国内のエルフの村みたいだけど、やはりエルフの国を見るのは思うところがあるのか、楽しそうだ。
「そう言えばさー、これだけ街道が安全なら、途中で魔物相手の戦闘訓練とかできないかもだから、夕食前に迷宮にでも潜ってみる?こっちの迷宮は、まだ先だし、またロンドの迷宮になるけど。」
「「「「「行くー(行きたーい)」」」」」
って、反応良すぎだろう。みんな戦うの好きだなぁ。まあ、俺も好きではあるけど。
その日は、結局、キャンプによさそうな場所は見つからなかったので、予定通り、迷宮に飛んで、小一時間ほど戦闘訓練して、露天風呂に入りながら、今日のエルフの街のことをあれこれ話した。
「いい街だったねー。」
「帝国の街や王都とも違って、落ち着いた雰囲気の街だった。リュウにぃにぃ、また行ってみたい。」
「セシリア、またいつでも行けるからな。まあ、あの街はこれからもっと変わって行くんだろうけど、ああして種族間の差別的な意識がないと俺達にとっては、いいよな。完全にはなくならないんだろうけどね。」
「服、かわいいのがいろいろあったね。王国ではみたことのないデザインだったし、いろいろ参考になった。」
「うん、お兄ちゃんに服買って貰えたし、ありがとね、お兄ちゃん。」
「おう、みんなが可愛くなるためだからな。これから行く街でも、欲しいのがあったら何でも言ってくれ。っていうか、皆にお金渡してるんだから、自分の好きなのを買っていいんだぞ。」
「ちゃうねん。リュウくんが選んで買ってくれるっていうのが大切なんやで。」
「リュウが気に入ってくれる服を着るのが一番だよ。」
「皆、何着ても似合うからなぁ。」
「そう言えば、今日買った、木の実とキノコで夕食を作ってみようか。山菜の炊き込みご飯とか作れそう。」
「ニーナは、木の実のクッキー作りたい。」
「どれもおいしそうだなぁ。木の実は軽く砕いてチョコに混ぜてもおいしいかもな。」
そんな、いつもと変わらないおしゃべりをしながら、夕日を眺めて露天に入っているこの時間が一番贅沢で、幸せだなぁ。
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