異世界ハーレム漫遊記

けんもも

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第四章 魔物の森編

鉱山都市マヤ

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翌日、朝の日課を終わらせてから、鉱山都市の途中の道に転移した。

と、その時すぐに領域覚に、多数の魔物と人の反応があった。この先で魔物に襲われているようだ。すぐに、武器だけを出して、全員臨戦態勢で現場に向かった。馬車3台がグレゴリーウルフの群れに襲われていた。初めて会った群れよりも大きく、グレゴリーウルフが2匹いる。ワイルドウルフの数も18、俺達が向かって行くと、群れは一斉に俺達の方に臨戦態勢をとった。マリア達の訓練とか言ってられないので、俺は、一気に全てのスキルと能力値を奪った。襲われて亡くなった人たちのスキルも一気に取得YESを念じた。動きの悪くなった狼など、マリア達の相手ではなく、3人で無双して一気に殲滅した。

すでに生きている人はいないようだ。サッと確認したところ、聖教会の枢機卿やら司祭やら、騎士、お付きのメイドたちだったようだ。周囲には、たくさんの物品が出てきたので、おそらく全員がアイテムボックス持ちだったんだろう。取り敢えず、物品とウルフの死体や馬車など一切合財アイテムボックスに収納した。馬も全頭やられていたので後で食用にしようと思って収納した。あとは、20人ほどの遺骸だ。そのままほっておくのも拙いか、かと言ってどこかに届けるのも厄介なことになるのは目に見えているので、かわいそうだが使えそうな武器とか装備とか装飾品はどんどこアイテムボックスに収納して、遺体は土魔法で周囲の土ごと土の中に埋めた。血の後は水魔法で流して後はもうない。
取り敢えず一旦家に戻ることにして、自分達の馬車の所に戻って転移した。

家に帰って皆で話したけど、救えなかったのは仕方ないし、自分達のベストはつくしたと言うことで納得し、ともかく当初の計画通り鉱山都市にはついていた方がいいだろうと言うことになって、また転移して間もなく鉱山都市に入った。

鉱山都市マヤ。最初街に着くまでは掘立小屋だけあるような、街というより集落って感じじゃないかと思っていたけど、かなり拓けた街だった。城壁もしっかりした作りで、兵の練度もそれなりって感じだ。街から出て裏の方に続く鉱山には、俺達は立ち入り出来ないらしい。割と厳重に管理されているようだ。
で、鉱石で質のいいものはそれなりの値段がするけど、質の悪い石は捨て値みたいな価格で売られていた。俺は自分の練金レベルを上げる訓練にも使えると思って、捨て値の石をほとんど買い取った。練習用だから大量に使えるならこれがいいと言っておいた。
また、水晶や宝石も少し取れるようだ。ルビーとエメラルドそれとホワイトオパールとオニキスなど手ごろな石をいろいろ買った。街の商店では、鉱石や宝石以外さほど珍しいものは売ってなかったし、しばらく街を散策した後裏道に入って迷宮都市の家に転移した。

魔物の森について、今後の攻略について、話し合った。現在の攻略をそのまま進めてもいいし、もう一方の攻め口として、鉱山都市周辺から、攻めるのもいいかもって提案した。と言うのも、グレゴリーウルフの集団がいる以上、もしかしたらあっちから攻めるのが鍛錬相手にはいいかもって感じがするのと、鉱山から水晶などの鉱物が出るということは、あの付近に火山なり地脈があって温泉があるかもしれないって気がするからだ。天然温泉が見つかれば超ラッキーだし。魔物の森近くになるだろから、その対策は必要だろうけど、まず上手く作れば問題ない気もする。

結局その日は、いつもの場所で森の探検をして、夕方マリア達が当番で夕食を作っている時に、俺は練金を行った。握りこぶしぐらいの石から、ミスリルは小指の先程しか取れなかった。鉄の含有は多いみたいなので、そっちは結構とれたけどね。夕食の時間までせっせと練金して、かなりの量のミスリル鉱と鉄鉱が手に入った。不純物なしの鉱石なんで使い勝手はいいと思う。あれだけ大量の石からこれだけかって気もするけど、そこは気にしたら負けだし、その分スキルが上がってるからね。
スキルと言えば、自分のスキルを確認して吹いた。聖魔法がかなり伸びていて、念話石を持たずに念話が出来るようになっていたのにはびっくり。さらには、念話を付加したり、身代わりの魔法を付加したりできるようになっていた。これは凄いことになった。あとアイテムボックスのレベルも随分と上がっていた。取り敢えずこっちの考察は今夜じっくりやろう。

夕飯はマリアの得意料理の唐揚げだ。血抜きしたワイルドウルフを使ったようだ。この肉いろいろ使えるからなぁ。そう言えば馬の肉もあった。綾に馬刺しとか食べたことあるかを聞いたけど、生より焼き肉の方が好きだと言うので、馬刺しはやめにした。寄生虫がいるのかどうか知らないけど、確かに日本の食材と同じに考えない方がいいね。

そうそう、今日はセーラー服の日で、みんなセーラー服を着ている。よく似合うなぁ。特に綾はやっぱりこの恰好が一番映えると思う。夕食を食べた後、お風呂の準備中に綾と向かって美味しく頂いていたら、他の二人も来ちゃったんで、お風呂前に着たまま頂いてしまった。お風呂でも頂いたけどね、様式美として。

ベッドで皆が寝静まってからいろいろ試してみた。まずアイテムボックスの付与は持っている状態でも可能だった。しかも付加するポイントは使用する魔力に比例している。俺の魔力からすれば微々たるもの、まず俺自身に付加して一気にカンストさせたら、上位スキルの「空間魔法」に変化した。何が出来るのかは明日試してみようと思う。次に、3人のアイテムボックスをLV10まで上げた。カンストさせなかったのは、カンストのアナウンスが頭に響くと起こしてしまうかもしれないからだ。カンストは、今度また何かイベントを達成したら行おうと思う。

マリアと綾にアイテムボックスとか剣術とかを付加している時に、ふと違和感があってみなおしてみたら、クラスが「G」に変化していた。綾も「G」、でもニーナは「H」のままだ。何だこれ、何で突然クラスがアップしたんだ?って考え直したら、グレゴリーウルフを討伐したのが原因じゃないかと考え付いた。あの時、先行していたマリアと綾がグレゴリーウルフを一閃していた。でも、ニーナはワイルドウルフの殲滅をしていた。俺がこの世界に来て、最初に倒したのも、グレゴリーウルフで、俺だけが、クラスが「G」となっていて、王都を含めて今までいろんな人や、魔物を鑑定してきたけど、「H」以外をみたことはなかった。綾が俺と同じ異世界トリップ者であるのに「H」のままだったから、俺だけなんでって思っていたけど、これが原因じゃないだろうか。つまり、上のクラスの魔物の討伐。その偉業と言うか経験をするとクラスが変わる。グレゴリーウルフが上位種と呼ばれているなら、現在俺達3人は人の上位種になっているってことじゃないかなぁ。
能力値の付加もニーナには限界っぽい感じがするけど、マリア達にはそう言った嫌な感じがしない。限界突破したってことかな。まあ能力値についてはしばらく待とう。まだ情報不足だし。

後は聖魔法の念話機能はかなり便利。どれくらいのレベルで使えるようになるのか不明だけど、これは早急に聖魔法のレベル上げ頑張った方がよさそうだな。付加魔法の多用で順調に上がって入るんだけど、できるだけ早く上げれる方法を探したい。



翌朝、いい目覚めだ。すっきりして、マリアを前から、綾を後ろから頂いて、ニーナを前で抱えながら頂いて、お風呂に入った。
湯船で、昨日はレベルの高い魔物を倒したんで、自分達の能力が大きく変わってるはずだから、今日は午前中いろいろ確かめてみようと提案した。

ちなみに朝の時点でのステイタスはこんな感じ。

名前 リュウ・ハマダ
種族 人族 LV.18(1034/3600)
年齢 18
性別 男
職業 自由人
クラス G
HP 936501/936501
MP 313400/313400
筋力値 842626
体力値 936501
魔力値 313400
精神値 155250
敏捷値 634534
幸運値 20340
ユニークスキル 神眼 神授受 転移 領域覚 
スキル 剣術(LV.9(52/90))、体術(LV.9((61/90))、投擲(LV.6(4/60))、弓術(LV.3(13/30))、斧術(LV.4(20/40))、棒術(LV.7(11/70))、跳躍(LV.9(64/90))、索敵(LV.4(7/40))、夜目(LV.4(13/10))、魔力管理(LV.3(5/30))、風精霊魔法(LV.2(12/20))、火魔法(LV.3(9/30))、水魔法(LV.3(15/30))、風魔法(LV.1(8/10)、土魔法(LV.3(8/30))、回復魔法(LV.3(2/30))、隷属魔法(LV.2(3/20))、闇魔法(LV.2(2/20))、聖魔法(LV.7(8/80) 、空間魔法(LV.1(1/10)、物理耐性(LV.5(3/50))、鍛冶(LV.5(12/50))、錬金(LV.5(14/50))、木工(LV.5(7/50)、調合(LV.4(3/40))、料理(LV.5(3/50))、アルスラン語(LV.10(89/100))、ノクターン語(LV.4(38/40))、ドワーフ語(LV.2(15/20))、エルフ語(LV.2(14/20))、魔物語(LV.(4/40))、兎語(LV.1(1/10)、統率(LV.6(4/30))、威圧(LV.3(5/30))、馬術(LV.4(14/40))、飼育(LV.3(4/30))


名前 マリア・ハマダ
種族 兎族 LV.27(1200/5400)
年齢 16
性別 女
職業 リュウの妻(第一)
クラス G
HP 10000/10000
MP 10000/10000
筋力値 10000
体力値 10000
魔力値 10000
精神値 10000
敏捷値 10000 
幸運値 1000
ユニークスキル 領域覚
スキル 剣術(LV.5(1/50))、体術(LV.5(1/50))、跳躍(LV.5(1/50))、風精霊魔法(LV.3(2/30))、回復魔法(LV.3(1/30))、水魔法(LV.3(28/30))、火魔法(LV.3(11/30))、聖魔法(LV.3(5/20)、物理耐性(LV.3(1/30))、料理(LV.3(25/30))、裁縫(LV.3(13/30))、アルスラン語(LV.2(5/20))、兎語(LV.2(11/20))、馬術(LV.2(14/20))、飼育(LV.2(12/20))、アイテムボックス(LV.10(90/100))


名前 アヤ・ハマダ
種族 人族 LV25(3300/5000)
年齢 16
性別 女
職業 リュウの妻(第二)
クラス G
HP 10000/10000
MP 10000/10000
筋力値 10000
体力値 10000
魔力値 10000
精神値 10000
敏捷値 10000
幸運値 1000
ユニークスキル 領域覚
スキル 剣術(LV.5(1/50))、体術(LV.5((1/50))、投擲(LV.5(1/50))、棒術(LV.5(1/50))、風精霊魔法(LV.3(2/30))、聖魔法(LV.3(1/30))、回復魔法(LV.1(1/10))、物理耐性(LV.3(1/30))、料理(LV.3(10/30) 、裁縫(LV.2(13/20))、アルスラン語(LV.3(1/30))、馬術(LV.2(11/20))、飼育(LV.2(2/20))、アイテムボックス(LV.10(90/100))


名前 ニーナ・ハマダ
種族 人族 LV.25(2300/5000)
年齢 14
性別 女
職業 リュウの妻(第三)
クラス H
HP 10000/10000
MP 10000/10000
筋力値  10000
体力値 10000
魔力値 10000
精神値 10000
敏捷値 10000
幸運値 1000
ユニークスキル 領域覚
スキル 剣術(LV.5(1/50))、体術(LV.5((1/50))、投擲(LV.5(1/50))、弓術(LV.5(1/50))、跳躍(LV.5(1/50))、風精霊魔法(LV.3(26/30))、水魔法(LV.3(11/30))、聖魔法(LV.3(1/30))、回復魔法(LV.1(1/10))、物理耐性(LV.3(1/30))、料理(LV.3(10/30)、アルスラン語(LV.3(1/30))、エルフ語(LV.2(3/20))、馬術(LV.2(17/20))、飼育(LV.2(5/20))、アイテムボックス(LV.10(90/100))


3人とも、剣術、体術、魔法など明らかに能力が上がっていることを認識したようだ。また、アイテムボックスなどの補助的なスキルはどうなっているかを確かめさせた。
激変しているようだ。
まず、アイテムをこれまで俺がしていたように触ることで収納できるようになっていること。また装備の装着などがイメージしただけで脱着が可能になっていること。馬車なども収納可能になっていることなどが主に変わっている点だ。

喜びながら遅めの朝食の準備に向かったので、俺はミスリルと宝石を使ってブレスレットをサクッと作って念話魔法を付加した。

朝食を食べながら、皆にブレスレッドをプレゼントした。俺が念話石を作成可能になったことを伝えたら、ちょっとびっくりしてたけど、

「リュウなら当然ね。」
「お兄ちゃん、ならいつかは自分で作れると思ってた。」
「ニーナ、お兄ちゃんとお揃い、いつでもおしゃべりできる?」

って、温かい言葉を言われた。
で、今後、聖魔法を鍛えた方が、大きく成長すると思うと言うことを話して、毎日暇な時には、浄化魔法と回復魔法を使うように指導した。

「リュウ、綾とニーナは神殿で修行してないけど、回復魔法使えるの?」

と聞いてきたので、

「大丈夫。俺の嫁だから使えると思うから、マリアが指導してあげて。」

と訳のわからない言い訳をして、マリアに丸投げした。

早速、マリアが、回復魔法の詠唱を教えてあげたら、綾もニーナもすぐに手のひらに柔らかい光が集まって、回復魔法の発動を確認。もう、3人は大喜び、俺は当然って顔をして2人の頭を撫でてやった。

俺がこれをやらせようと思ったのは、魔法レベルは、最初のLV3の前半までは頻繁に魔法を発動することで、すぐに上がることに気がついたからだ。普通の人なら1日に1回ぐらいしか使えない浄化の魔法を、3人は100回ぐらい発動できる魔力量があるし、それを俺が吸い上げまとめることによって、効率よく全員の聖魔法のレベル上げをしようと考えたからだ。特に、アイテムボックスのスキルが空間魔法と言うものに上位変換した以上、回復魔法も上位変換する可能性があるので、皆の協力を得て試してみようと思った
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