異世界ハーレム漫遊記

けんもも

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第二章 迷宮都市編

二人の妹

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翌朝、目覚めたとき、俺はマリアに後ろから抱きついた感じだった。
俺が目覚めるとマリアも目覚めたようだ。肩越しに朝の挨拶をして、その体勢のまま後ろから頂いた。
後ろから視線を感じて振り向いたら、綾が目覚めていた。
俺は、アルスラン語で、おはようって言いながら朝の挨拶をした。
ちょっと硬めのキスだったけど、綾も

「おはよう、リュウくん」

って声を出して、ん?と何か気付いた感じ。
マリアが俺の後ろから抱きついてきて肩口から顔を出して、綾に

「おはよう、綾」

って挨拶をするのを聞いて、プチパニックになったようだ。

「えっ、私、言葉がわかる。私、喋れてるよね。」

「綾、ちゃんと喋れてるわ。改めまして、私はマリアよ。よろしくね。」

「マリアさんの言葉が分かる。リュウくん、あなたの力なの?」

「綾が望んだ能力がついたようだね、よかった。」

涙を流しながら俺を見つめている綾の涙にやさしくキスをしながら、もう一度キスを交わした。
今度は綾もリラックスして俺を受け入れ、綾の方から差し入れてきた。
少し濃厚なキスをした後そのまま頂きました。

「ありがとう、お兄ちゃん。」

「お兄ちゃん?」

「あっ、ごめんなさい。リュウ君って私が昔大好きだった近所のお兄ちゃんに雰囲気が似てるんだ。」

「いいよ、綾、今日から俺は、綾のお兄ちゃんな。」

「えへへ。」

そういいながら、俺の胸に顔を埋めた。マリアが反対側に移って、綾と抱き合いながら、

「じゃあ、私は、お姉ちゃん?」

かわいく、綾に要求した。

「いいの?私、マリアさんをお姉ちゃんって呼びたい。」

美しい姉妹の完成だ。言葉が通じあうようになって二人で話を始めた。
俺がごろんと仰向けになったら、ニーナがピョンと俺の上に乗っかかってきて、挨拶をしてきた。

「おはようにゃ、リュウ兄。」

「リュウ兄?」

「ニーナも旦那さまのこと、お兄ちゃんって呼びたい。私の大好きなお兄ちゃん。リュウ兄って呼んじゃダメ?」

そんな上目づかいで言わなくても大丈夫。

「いや、いいよ。ニーナが呼びやすいようにね。一度に二人も妹が出来て嬉しいよ。」

ニーナが嬉しそうに、俺の体中にキスの嵐を降らせた。
俺からはお礼に、昨夜最後に一番盛り上がった体位ですっきりさせてあげました。
俺もすっきりしたけどね。

3人を伴って少しぬるめのお風呂に入って、今日の予定を話し合った。
ニーナも綾が言葉を話せるようになって、おしゃべりに話を咲かせている。
俺はそんな二人を眺めながら、マリアに今日はエジンバラに行って買い物をしたいと思うけどって提案してみた。

「リュウがやりたいように。私はリュウと一緒ならどこでもいい。でもとってもいい提案だと思う。ありがと、リュウ。」

だって。マリアはぶれないなぁ。本当に女神。
見つめあってたらまた盛り上がって、そのまま突入しそうになったけど、濃厚なキスだけでお互い満足できた。
おしゃべりをしていた、綾とニーナが物欲しそうな目でこっちを見ていたから、二人ともこっちに抱き寄せて、二人にも濃厚なキスをして上げた。
二人にも、今日は午前中買い物に出かけることと、午後からは、鍛錬する予定であることを告げた。

3人でキッチンに立って、朝食の準備をしている姿は、仲の良い3姉妹だなぁ。
よかった3人が仲良くて。

出かける前に、綾にそのまま一人で部屋を使いたいかを聞いてみた。部屋は要らないということだったので、寝具とが、綾の使わない着替えとかを一旦俺のアイテムボックスに収納した。
綾には、今日は、全員で出かけるから不用心だからね。自分で荷物を全部持って歩いた方が安全だからってことで納得してもらった。
もうしばらく様子をみて綾たちにもアイテムボックスを付加してあげよう。
でも、ある程度力がついたときに、自分たちの生き方を決めてからでもいいかなって思ってる。アイテムボックスのスキルは、こっちの世界では一流冒険者とか大金持ちの代名詞みたいなものみたいだし。
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