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第二章 迷宮都市編
エジンバラ3日目 魔道具屋編
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翌朝、昨日より少しゆっくり宿を出た。
朝食は昨日美味しそうな香りを出していた近くの食堂に入ってみた。
剣や杖などをもった冒険者風の集団や、奴隷を連れたちょっと身なりのいい商人風のやつなどで割と混んでる。
メニューは、雑炊みたいな朝食でお代わりしたいぐらいだった。
お米ではなく地球でいえばジャポニカ米、パエリアとかに使う様なお米に似た、コルという作物の実らしいけど、王都の南方から入ってくるらしく量は多くは出回っていないとのことだった。
マリアにこの料理をまた食べてみたいって食べてるときに話したら、食べ終わってから
マリアが店主のところにいろいろ聞きに行ってくれた。
マリア、相変わらず、女神・・・
コルを仕入れている商店と、料理の方法を簡単に教えてもらってた。
いつか作ってもらえるのが楽しみ。
今日は魔道具屋に行く。
宿で聞いて、この街でも有名なお店を何軒か教えてもらった。
その中で、家庭用具の魔道具屋に入ってみた。
なるほど、キャンプ用の寝室に置いているカンデラはこの魔道具だったんだ。
神眼でみても、魔道具ってカテゴリーは出てこないからね。
で、これら魔道具を動かしているのが先日の魔石らしい。
魔道具はその魔石の魔力を少しずつ流しながら使うらしく、魔石の魔力がなくなると、魔石を交換することでまた使えるようになるらしい。乾電池みたいな感じか。
なるほど、いろいろあるものだ。
この際だから、キャンプ用の寝室のライトとかも別のものに変えることにしよう。マリアの好きなライトを選ばせた。明るく光と薄暗い光に切り替えできるものにした。
あーそう言えば宿の部屋は光が薄暗い感じになってるけど、夜にマリアがいつも以上の燃えてたのって薄暗い方がよかったとかかな。
キャンプ用の寝室はいつもカンデラを明るくして眠ってたからね。
俺は明るいところでたっぷり堪能したい派なんだけど薄暗いのもいいからね。今度から気をつけよう。
あとはコンロの魔道具があった。IHコンロみたいなものかな。
マリアに聞いたらこれでも十分に料理はできるとのこと。むしろ火加減とか簡単に調整できてやりやすかもしれないって言ってたけど、お値段が高そうなのでちょっと躊躇してたみたい。
勿論即買い上げ。マリアのため、俺の為だし。
魔石を結構消費するとのことだけど、魔石なんていつでも取り放題だし、無問題。
マリアが欲しがっていた魔法びんみたいなものは、最初に入った店では扱ってなかったので、少し小物の魔道具を扱っているらしい次のお店に入ってみた。
ここでは、魔道具と魔アクセサリーとよばれるものをいろいろ取り揃えていた。
魔法びんは、希望の大きさのものがあったみたいで、マリアも納得したみたい。
ただ、魔法びんを選ぶのに、じっくり選びたそうだったので、俺は離れて、魔アクセサリーの所に行ってみた。
魔アクセサリーというのは、いろいろ付与魔法をかけられたアクセサリーのことで、いろんな種類があったけども俺が気になったのは店長が立っているレジの後ろのショーケースの中に飾ってあるアクセサリーで、「身代わりの指輪」ってやつ。
指輪には赤い石が埋め込まれたやつと、黒い石が埋め込まれたやつ、あとエメラルドグリーンと白いホワイトオパール珠のような石が埋め込まれたやつの4種類があって、デザインは同じだけど石の種類が違うだけで性能は全部一緒とのことだった。
ただし「身代わり」の性能を試すわけにもいかず、完全にネタ指輪と言われているらしいけど指輪のサイズは自動に調整できるし、結婚指輪にも使えるとか店員が売り込みをかけてきている。
どうもこれを作ったのが今は亡き大魔法使いと呼ばれてた人物らしく、その人が作ったんだったら間違いなく本物だろうということで、値段を安く出すこともできず、さりとて一般の付加魔法アクセサリーのように性能チェックもできないために、正に死蔵品に近いみたい。
しかし、俺にはわかる。あれら4つは間違いなく身代わりの付加魔法がつけられた指輪なんだよね。
値段を聞いたら1つ金貨10枚=100万円結婚指輪として2つ同時なら金貨15枚とか言ってきてるんで、試しに4つとも全部買うって言ったら25枚でって言ったので、即買いましたとも。
後ろの方でマリアがまだ魔法びんを選んでいたので、店員にはそのままでいいからすぐに引き渡すように言って金貨を25枚渡してあげた。
さてこのアクセサリーどこで渡そうか、タイミングが大切だよね、一応指輪だし。
無事魔道具屋で買い物を済ませて、コルを売っている商店が近くにあるということで次にそこに向かった。
コルの実はお米で言うと脱穀前のもみ殻状態で取り扱っていて、食べる分を適宜脱穀する必要があるようだ。
割と傷みやすい商品らしい。で、一遍にどれくらいの商品を売ってくれるか聞いたら、俵一俵分ほどはすぐに売れるってことだったので、脱穀している分を含めて全部購入した。地球の強力粉と同じライカ粉と比べて倍近い値段がするみたいだけど、そもそもライカ粉とかかったことないから高いのか安いのかよくわからない。
ともかく金貨で1枚分近くにもなる量をしかも脱穀してもらった状態で買い上げたんで、何か大きな宴会か食堂でも開くのかとか聞かれたけどアイテムボックス持ちだって言ったらなんか納得したみたい。
こんなに大容量を一度に入れられるとは思ってなかったみたいだけど、俺ならワンタッチ。店頭で脱穀済みとして売っていた、10キロ分ぐらいはそのままマリアにもってもらった。
なくなったら俺の所から適宜補充したらいいからしばらくは大丈夫でしょう。
そう言えば、醤油みたいな調味料がないものかなって思って聞いてみたけど、その手の発酵食品的なものはこの世界にない感じ。まあ今はコルを美味しく食べるために入手可能な限りの調味料類を買っておこうと思って、マリアをつれてスパイス類を多く売っているお店に直行した。
自分の記憶を頼りに、タンメリックに似た黄褐色のスパイス類や何種類かのスパイスを少量ずつ買って、ついでにライカ粉(日本の小麦粉)も10キロほど買っておいた。
「今回はちょっと材料が足らないから作れないけど、材料が揃ったら俺がおいしい料理を作ってあげるね。」
マリアは俺が料理をできること言ったことに驚いたみたいだけど、ちゃんと落ち着いたら、マリアと一緒に料理しようねっていったら、「楽しみ」って甘えてきた。
うん、この世界には男子厨房に立たずなんて言葉はないようだ。
お昼を回ったので、広場で露天売りしていた串焼き(一角兎)とか、蜂蜜水みたいなものを一緒に飲んで、いろんな商店とか露店を冷やかしながらメイド服を頼んでおいたお店に向かった。
前回来た時にはスリップとメイド服と下着で気がつかなったけど、櫛とかの小物もお店の片隅に置いてあった。お直ししたメイド服を着替えている間に、鼈甲みたいなコハクみたいな褐色透明な綺麗な櫛を見つけて購入することにした。
折角の綺麗な銀髪なんだから、お手入れも大事だろうし。プレゼントしよう。
石鹸も、香りの高いいいものが置いてあったのでまとめて購入した。
見つからないうちに先に購入してしまおうとレジカウンターの方に向かった先に、俺は見てしまった。
これは美少女最終兵器ではないだろうか。
そう美少女の絶対領域を作り出す、ニーソックスとガーターベルト。
これしかないでしょう。ニーソックスの在庫がいくつあるか確認させたら
黒と白が2つずつならすぐにお持ちできますってことだったで御購入。
どうやら店長の新作らしい。この店長の感性凄げー。
値段?金貨が飛んで行きましたとも。しかし、一遍の悔いもなし。
マリアの試着が終わって、俺にも着ているところを見せてくれるのかと思ったら、またもとの服に着替えて出てきました。試着したメイド服を待っている俺に見せるって確かに変だよね。通常使用では家事をする際の制服だし。
ともかくスリップとかメイド服を包んでもらってあらたに、先日買ったものより丈が短いキュロットスカートを俺が選んだら、それは短すぎて恥ずかしいとかマリアがもじもじしてたんで、
「大丈夫、俺にまかせろ。最終兵器があるから、この丈で完璧になる。」
って自信満々に説得したら納得してくれた。死蔵アイテムには絶対にしないからなー、マリア。
これでしばらくは大丈夫かな。明日からは基本毎日迷宮に潜って頑張ろう。
夕飯は昨日と同じ場所に向かうことにした。
今夜はどんな美味しいものがでてくるかなぁって思ったら、ワイルド・ウルフのステーキでした。この肉めっちゃうまい。
全部売らないで残しておけばよかったかも・・・
マリアもおいしいおいしいって食べてた。考えてみたら、ついこの前こいつらに襲われたんだよね、マリアって。立場逆転だねー。うん、いいことだ。
宿に戻って、お風呂にも入って、ベッドに入ろうとしたらマリアが自分のアイテムボックスからメイド服を身につけて一言
「ご主人様、どうですか?」
はい。いただきます、すぐに頂きますとも。俺はベッドから飛び降りてマリアをお姫様だっこしてベッドに運びました。
「ご主人様、着たままですか?」
ってちょっと上目使い気味に訊ねてきたので、即頂こうと思ったけどおれは、おもむろにアイテムボックスから櫛を取り出して、やさしく髪を梳いてあげた。
ちょっとびっくりしてたけど、すぐに、気持ち良さそうにされるままにしてたから、きっとマリア幸せ計画は成功したんだと思う。
「いつも、綺麗でいてくれてありがとうね。この櫛はマリアへのプレゼントね。」
「あの、もしリュウがよければ、その櫛でときどき髪を梳いて欲しい。お願いします。」
はい、お願いされました。ときどきとは言わず、毎日でもOKだからね。
その後は、いつも以上に満たされた時間を過ごしながら3回頂きました。
マリアは疲れてぐっすり眠っているみたいだ。よかった。
さて、明日から迷宮都市か。
どれくらいの規模があるのかわからないけど、古い街みたいだし。
当面の目標としては
1.迷宮攻略の目的は、俺はスキルレベルアップと新しいスキルの奪取。
マリアは、戦闘技術の向上を目指す。LVアップとか、ダンジョン攻略は気にしない。
2.拠点の形成を考える。いい宿があれば問題ないけど、可能ならばマリアと二人で生活できる拠点を探す。
3.迷宮についての情報収集。時々は、マリアと一緒に夜に飲み屋とかに出かけるのも必要かもしれない。今のところ、夕食を食べたら、朝までずっとマリアと部屋に籠って生活しているし。
4.マリアの幸せを実現する。
以上。
もう寝よう。
朝食は昨日美味しそうな香りを出していた近くの食堂に入ってみた。
剣や杖などをもった冒険者風の集団や、奴隷を連れたちょっと身なりのいい商人風のやつなどで割と混んでる。
メニューは、雑炊みたいな朝食でお代わりしたいぐらいだった。
お米ではなく地球でいえばジャポニカ米、パエリアとかに使う様なお米に似た、コルという作物の実らしいけど、王都の南方から入ってくるらしく量は多くは出回っていないとのことだった。
マリアにこの料理をまた食べてみたいって食べてるときに話したら、食べ終わってから
マリアが店主のところにいろいろ聞きに行ってくれた。
マリア、相変わらず、女神・・・
コルを仕入れている商店と、料理の方法を簡単に教えてもらってた。
いつか作ってもらえるのが楽しみ。
今日は魔道具屋に行く。
宿で聞いて、この街でも有名なお店を何軒か教えてもらった。
その中で、家庭用具の魔道具屋に入ってみた。
なるほど、キャンプ用の寝室に置いているカンデラはこの魔道具だったんだ。
神眼でみても、魔道具ってカテゴリーは出てこないからね。
で、これら魔道具を動かしているのが先日の魔石らしい。
魔道具はその魔石の魔力を少しずつ流しながら使うらしく、魔石の魔力がなくなると、魔石を交換することでまた使えるようになるらしい。乾電池みたいな感じか。
なるほど、いろいろあるものだ。
この際だから、キャンプ用の寝室のライトとかも別のものに変えることにしよう。マリアの好きなライトを選ばせた。明るく光と薄暗い光に切り替えできるものにした。
あーそう言えば宿の部屋は光が薄暗い感じになってるけど、夜にマリアがいつも以上の燃えてたのって薄暗い方がよかったとかかな。
キャンプ用の寝室はいつもカンデラを明るくして眠ってたからね。
俺は明るいところでたっぷり堪能したい派なんだけど薄暗いのもいいからね。今度から気をつけよう。
あとはコンロの魔道具があった。IHコンロみたいなものかな。
マリアに聞いたらこれでも十分に料理はできるとのこと。むしろ火加減とか簡単に調整できてやりやすかもしれないって言ってたけど、お値段が高そうなのでちょっと躊躇してたみたい。
勿論即買い上げ。マリアのため、俺の為だし。
魔石を結構消費するとのことだけど、魔石なんていつでも取り放題だし、無問題。
マリアが欲しがっていた魔法びんみたいなものは、最初に入った店では扱ってなかったので、少し小物の魔道具を扱っているらしい次のお店に入ってみた。
ここでは、魔道具と魔アクセサリーとよばれるものをいろいろ取り揃えていた。
魔法びんは、希望の大きさのものがあったみたいで、マリアも納得したみたい。
ただ、魔法びんを選ぶのに、じっくり選びたそうだったので、俺は離れて、魔アクセサリーの所に行ってみた。
魔アクセサリーというのは、いろいろ付与魔法をかけられたアクセサリーのことで、いろんな種類があったけども俺が気になったのは店長が立っているレジの後ろのショーケースの中に飾ってあるアクセサリーで、「身代わりの指輪」ってやつ。
指輪には赤い石が埋め込まれたやつと、黒い石が埋め込まれたやつ、あとエメラルドグリーンと白いホワイトオパール珠のような石が埋め込まれたやつの4種類があって、デザインは同じだけど石の種類が違うだけで性能は全部一緒とのことだった。
ただし「身代わり」の性能を試すわけにもいかず、完全にネタ指輪と言われているらしいけど指輪のサイズは自動に調整できるし、結婚指輪にも使えるとか店員が売り込みをかけてきている。
どうもこれを作ったのが今は亡き大魔法使いと呼ばれてた人物らしく、その人が作ったんだったら間違いなく本物だろうということで、値段を安く出すこともできず、さりとて一般の付加魔法アクセサリーのように性能チェックもできないために、正に死蔵品に近いみたい。
しかし、俺にはわかる。あれら4つは間違いなく身代わりの付加魔法がつけられた指輪なんだよね。
値段を聞いたら1つ金貨10枚=100万円結婚指輪として2つ同時なら金貨15枚とか言ってきてるんで、試しに4つとも全部買うって言ったら25枚でって言ったので、即買いましたとも。
後ろの方でマリアがまだ魔法びんを選んでいたので、店員にはそのままでいいからすぐに引き渡すように言って金貨を25枚渡してあげた。
さてこのアクセサリーどこで渡そうか、タイミングが大切だよね、一応指輪だし。
無事魔道具屋で買い物を済ませて、コルを売っている商店が近くにあるということで次にそこに向かった。
コルの実はお米で言うと脱穀前のもみ殻状態で取り扱っていて、食べる分を適宜脱穀する必要があるようだ。
割と傷みやすい商品らしい。で、一遍にどれくらいの商品を売ってくれるか聞いたら、俵一俵分ほどはすぐに売れるってことだったので、脱穀している分を含めて全部購入した。地球の強力粉と同じライカ粉と比べて倍近い値段がするみたいだけど、そもそもライカ粉とかかったことないから高いのか安いのかよくわからない。
ともかく金貨で1枚分近くにもなる量をしかも脱穀してもらった状態で買い上げたんで、何か大きな宴会か食堂でも開くのかとか聞かれたけどアイテムボックス持ちだって言ったらなんか納得したみたい。
こんなに大容量を一度に入れられるとは思ってなかったみたいだけど、俺ならワンタッチ。店頭で脱穀済みとして売っていた、10キロ分ぐらいはそのままマリアにもってもらった。
なくなったら俺の所から適宜補充したらいいからしばらくは大丈夫でしょう。
そう言えば、醤油みたいな調味料がないものかなって思って聞いてみたけど、その手の発酵食品的なものはこの世界にない感じ。まあ今はコルを美味しく食べるために入手可能な限りの調味料類を買っておこうと思って、マリアをつれてスパイス類を多く売っているお店に直行した。
自分の記憶を頼りに、タンメリックに似た黄褐色のスパイス類や何種類かのスパイスを少量ずつ買って、ついでにライカ粉(日本の小麦粉)も10キロほど買っておいた。
「今回はちょっと材料が足らないから作れないけど、材料が揃ったら俺がおいしい料理を作ってあげるね。」
マリアは俺が料理をできること言ったことに驚いたみたいだけど、ちゃんと落ち着いたら、マリアと一緒に料理しようねっていったら、「楽しみ」って甘えてきた。
うん、この世界には男子厨房に立たずなんて言葉はないようだ。
お昼を回ったので、広場で露天売りしていた串焼き(一角兎)とか、蜂蜜水みたいなものを一緒に飲んで、いろんな商店とか露店を冷やかしながらメイド服を頼んでおいたお店に向かった。
前回来た時にはスリップとメイド服と下着で気がつかなったけど、櫛とかの小物もお店の片隅に置いてあった。お直ししたメイド服を着替えている間に、鼈甲みたいなコハクみたいな褐色透明な綺麗な櫛を見つけて購入することにした。
折角の綺麗な銀髪なんだから、お手入れも大事だろうし。プレゼントしよう。
石鹸も、香りの高いいいものが置いてあったのでまとめて購入した。
見つからないうちに先に購入してしまおうとレジカウンターの方に向かった先に、俺は見てしまった。
これは美少女最終兵器ではないだろうか。
そう美少女の絶対領域を作り出す、ニーソックスとガーターベルト。
これしかないでしょう。ニーソックスの在庫がいくつあるか確認させたら
黒と白が2つずつならすぐにお持ちできますってことだったで御購入。
どうやら店長の新作らしい。この店長の感性凄げー。
値段?金貨が飛んで行きましたとも。しかし、一遍の悔いもなし。
マリアの試着が終わって、俺にも着ているところを見せてくれるのかと思ったら、またもとの服に着替えて出てきました。試着したメイド服を待っている俺に見せるって確かに変だよね。通常使用では家事をする際の制服だし。
ともかくスリップとかメイド服を包んでもらってあらたに、先日買ったものより丈が短いキュロットスカートを俺が選んだら、それは短すぎて恥ずかしいとかマリアがもじもじしてたんで、
「大丈夫、俺にまかせろ。最終兵器があるから、この丈で完璧になる。」
って自信満々に説得したら納得してくれた。死蔵アイテムには絶対にしないからなー、マリア。
これでしばらくは大丈夫かな。明日からは基本毎日迷宮に潜って頑張ろう。
夕飯は昨日と同じ場所に向かうことにした。
今夜はどんな美味しいものがでてくるかなぁって思ったら、ワイルド・ウルフのステーキでした。この肉めっちゃうまい。
全部売らないで残しておけばよかったかも・・・
マリアもおいしいおいしいって食べてた。考えてみたら、ついこの前こいつらに襲われたんだよね、マリアって。立場逆転だねー。うん、いいことだ。
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「ご主人様、どうですか?」
はい。いただきます、すぐに頂きますとも。俺はベッドから飛び降りてマリアをお姫様だっこしてベッドに運びました。
「ご主人様、着たままですか?」
ってちょっと上目使い気味に訊ねてきたので、即頂こうと思ったけどおれは、おもむろにアイテムボックスから櫛を取り出して、やさしく髪を梳いてあげた。
ちょっとびっくりしてたけど、すぐに、気持ち良さそうにされるままにしてたから、きっとマリア幸せ計画は成功したんだと思う。
「いつも、綺麗でいてくれてありがとうね。この櫛はマリアへのプレゼントね。」
「あの、もしリュウがよければ、その櫛でときどき髪を梳いて欲しい。お願いします。」
はい、お願いされました。ときどきとは言わず、毎日でもOKだからね。
その後は、いつも以上に満たされた時間を過ごしながら3回頂きました。
マリアは疲れてぐっすり眠っているみたいだ。よかった。
さて、明日から迷宮都市か。
どれくらいの規模があるのかわからないけど、古い街みたいだし。
当面の目標としては
1.迷宮攻略の目的は、俺はスキルレベルアップと新しいスキルの奪取。
マリアは、戦闘技術の向上を目指す。LVアップとか、ダンジョン攻略は気にしない。
2.拠点の形成を考える。いい宿があれば問題ないけど、可能ならばマリアと二人で生活できる拠点を探す。
3.迷宮についての情報収集。時々は、マリアと一緒に夜に飲み屋とかに出かけるのも必要かもしれない。今のところ、夕食を食べたら、朝までずっとマリアと部屋に籠って生活しているし。
4.マリアの幸せを実現する。
以上。
もう寝よう。
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