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第一章 異世界遭遇編
初野宿
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夕飯のお肉をゲットしたことだし今夜の野宿の場所を決めるかな。
街道から少し外れたところに大きな岩場があるから、そっちがいいかな。
岩の後ろ側は少し広場になってるし、そこに荷台を置いたら寝床は確保できるかな。
日本だとキャンプの設置場所は水辺の近くってことになるんだろうけど、今は水魔法が使えるからね。
アイテムボックスから荷台を出して、野宿に使えそうなものもいろいろ出してみる。
食材もいろいろ持ってたみたいだな。寝床のテントみたいなやつも、かなり質のいいものを使ってたようだな。おそらく奴隷商人が使ってたやつだな。
日のあるうちにちょっと天日干ししておこう。
食材のダチョウもどきはマリアに渡した。
ダチョウの血抜きは俺が水魔法でやった。マリアが水魔法でそんなことやっている人始めて見たって言ってたけど、俺もできるとは思ってなかったけどマリアが血抜きの話をしたときに、俺の頭の中にピピット閃いた感じでやったらできたから、無問題。
マリアが詠唱は?とか言ってたけど、詠唱って何って心の中で思ったら突然頭の中に閃いたけど今さら唱えても変だから、俺のスキルだからって答えておいた。
マリアは一瞬びっくりした感じで
「もしかして無詠唱で魔法を使えるなんて、大魔導師様?」
笑ってごまかしておいた。
取り敢えずまず、竈だろうって思って、土魔法と練金スキルをつかって簡単なものを作ってみた。これも頭にイメージした時に、スキル発動できる感覚がピピッときたんだよね。
本当はシステムキッチンとはいかないまでも、アパートキッチン程度のものをイメージしながらつくってみたけど細かい部分になるとなんかうまくいかない感じ。
おそらく、土魔法のレベルか、練金のスキルレベルが不足しているんだろうなぁって思う。
ともかく、簡易キッチンができたところで薪材をくべて火魔法で火を付けた後、他の食材とか、調味料とかを渡してマリアに料理を始めてもらった。
水は大きなたらい一杯分渡してるから多分足りると思う。マリアも何も言ってなかったし。
さて、マリアに料理を任せた後、俺は次の作業をはじめた。
そう、お風呂作り。
湯船は、周りに丁度いい感じの岩があったから岩風呂と洗い場みたいな所を一枚岩をくり抜く感じでセットにして作ってみた。
勿論大きさは、二人入っても十分な広さ。
この大きさにしたのには深い意味はないよ。大きなお風呂が好きなだけで。
最後に荷台のリフォーム。
折角鉄格子の檻になっているんだからこれを生かした方がいいかな。
岩を使って、土魔法と使って鉄格子をうまく使って作ることにした。
荷馬車で曳いていくこともないし、荷馬車の枠自体は不要なので鉄格子の枠の部分だけ取り出して加工することにした。鉄筋コンクリ作りだなぁ。
広さは4畳ほどだけど窓も鉄格子入りだし、入口も内から鍵が掛けられるようにして外からみたら岩壁みたいに見えるし。
床は大理石風の床だと味気ないからダッシュで近くの木を何本か伐採して水魔法で水分を飛ばした後に、床材を練金してみた。
その上に奴隷商人のテントの床材が緋色のカーペットみたいに上等な物だったので、テントを分解して床材だけを敷いた上に、天日干しして火魔法と風魔法を使ってこころもち虫退治をして寝床を敷いた。
カンテラみたいなものがあったから、それを天井から下げれるようにしてリフォーム終了。
念のためこの状態でアイテムボックスに入るか確認して、取り出して同じ状態になっているかも確認した。
ただ、今夜はこの世界はじめての夜だし、どんな危険が待っているか全く不確定なんで、大きな岩の中を、このベッドルーム(ベッドはないけど)の大きさ分くり抜いてその中に置くようにした。これで、入口を閉じたら外からみたら全く解らないだろうしセキュリティはバッチリ。交代で不寝番とかまじありえないしね。
後は、トイレだな。
簡単に土魔法でくり抜いてもいいけど折角だし簡易トイレも作っちゃおうかな。
夕飯はもうちょっとかかるみたいだし。と言っても土魔法で穴を掘ってその上にイベントなんかでみかける簡易トイレを置くだけだけどね。
マリアがいるしきっと必要だよね。トイレのおしりふきはないから、悪党たちの衣類のうちおしりが拭けそうなやつを適度に切って使うことにした。
アイテムボックスの中にトイレットペーパーみたいなものはないから、こっちの世界ではどうやるのかわからないけどね。
おー、なんかいい匂いがしてきたなぁ。
竈の所にもどってみると、ちょうど出来上がったみたい。
おっと、テーブルとイスがなかった。
いい感じの岩があったから、サクッとテーブルとイスを練金してみた。
大理石のテーブルみたい。席は隣合わせに作ったけどね。
深い意味はないけど。
さて、マリアが食事を並べてくれるけど、なぜ一人分?
「材料が少なかった?もっとあるけど」
「いえ、私は、リュウ様がお済みになられた後、残った分を頂かせていただきます。
リュウ様、どうぞお召し上がり下さい。」
「ダメダメ。ハマダ家の家訓その一。食事は家族全員で一緒に食べること。
ハマダ家では、奴隷っていなかったから、マリアが奴隷という身分でもハマダ家の家族だからね。だから食事は一緒に食べること。」
「わかりました。では、一緒に頂きます。」
「よし、じゃあ、いただきます?」
「?」
「これは、食材と作ってくれた人への感謝の気持ちを表わしているんだよ。
食事の前にこうやって手を合わせて、いただきます。」
「えっと、それも家訓なのでしょうか?」
「うーん、これは俺が住んでいた所の習慣みたいなものかな。
だから、マリアには強制しないよ。」
「いただきます。」
マリアが、俺の隣に座って、小さな声でそう言って俺の方をみた。
少し照れてるような感じも、マジ女神だなぁ。
さて、この世界初めての食事はポトフのようなスープとパン。
味は、うーん日本のポトフとは違って、さっぱりしてる感じだけどまずまず。
お肉は、鶏肉よりもジューシーな感じ。
ダチョウもどきもなかなかやるなぁ。
「マリア、すごくおいしいよ。マリアは料理上手なんだなぁ。」
そういうと、マリアはやっと、ホッとしたような顔で食事を始めた。気を使わせちゃったかぁ。
街道から少し外れたところに大きな岩場があるから、そっちがいいかな。
岩の後ろ側は少し広場になってるし、そこに荷台を置いたら寝床は確保できるかな。
日本だとキャンプの設置場所は水辺の近くってことになるんだろうけど、今は水魔法が使えるからね。
アイテムボックスから荷台を出して、野宿に使えそうなものもいろいろ出してみる。
食材もいろいろ持ってたみたいだな。寝床のテントみたいなやつも、かなり質のいいものを使ってたようだな。おそらく奴隷商人が使ってたやつだな。
日のあるうちにちょっと天日干ししておこう。
食材のダチョウもどきはマリアに渡した。
ダチョウの血抜きは俺が水魔法でやった。マリアが水魔法でそんなことやっている人始めて見たって言ってたけど、俺もできるとは思ってなかったけどマリアが血抜きの話をしたときに、俺の頭の中にピピット閃いた感じでやったらできたから、無問題。
マリアが詠唱は?とか言ってたけど、詠唱って何って心の中で思ったら突然頭の中に閃いたけど今さら唱えても変だから、俺のスキルだからって答えておいた。
マリアは一瞬びっくりした感じで
「もしかして無詠唱で魔法を使えるなんて、大魔導師様?」
笑ってごまかしておいた。
取り敢えずまず、竈だろうって思って、土魔法と練金スキルをつかって簡単なものを作ってみた。これも頭にイメージした時に、スキル発動できる感覚がピピッときたんだよね。
本当はシステムキッチンとはいかないまでも、アパートキッチン程度のものをイメージしながらつくってみたけど細かい部分になるとなんかうまくいかない感じ。
おそらく、土魔法のレベルか、練金のスキルレベルが不足しているんだろうなぁって思う。
ともかく、簡易キッチンができたところで薪材をくべて火魔法で火を付けた後、他の食材とか、調味料とかを渡してマリアに料理を始めてもらった。
水は大きなたらい一杯分渡してるから多分足りると思う。マリアも何も言ってなかったし。
さて、マリアに料理を任せた後、俺は次の作業をはじめた。
そう、お風呂作り。
湯船は、周りに丁度いい感じの岩があったから岩風呂と洗い場みたいな所を一枚岩をくり抜く感じでセットにして作ってみた。
勿論大きさは、二人入っても十分な広さ。
この大きさにしたのには深い意味はないよ。大きなお風呂が好きなだけで。
最後に荷台のリフォーム。
折角鉄格子の檻になっているんだからこれを生かした方がいいかな。
岩を使って、土魔法と使って鉄格子をうまく使って作ることにした。
荷馬車で曳いていくこともないし、荷馬車の枠自体は不要なので鉄格子の枠の部分だけ取り出して加工することにした。鉄筋コンクリ作りだなぁ。
広さは4畳ほどだけど窓も鉄格子入りだし、入口も内から鍵が掛けられるようにして外からみたら岩壁みたいに見えるし。
床は大理石風の床だと味気ないからダッシュで近くの木を何本か伐採して水魔法で水分を飛ばした後に、床材を練金してみた。
その上に奴隷商人のテントの床材が緋色のカーペットみたいに上等な物だったので、テントを分解して床材だけを敷いた上に、天日干しして火魔法と風魔法を使ってこころもち虫退治をして寝床を敷いた。
カンテラみたいなものがあったから、それを天井から下げれるようにしてリフォーム終了。
念のためこの状態でアイテムボックスに入るか確認して、取り出して同じ状態になっているかも確認した。
ただ、今夜はこの世界はじめての夜だし、どんな危険が待っているか全く不確定なんで、大きな岩の中を、このベッドルーム(ベッドはないけど)の大きさ分くり抜いてその中に置くようにした。これで、入口を閉じたら外からみたら全く解らないだろうしセキュリティはバッチリ。交代で不寝番とかまじありえないしね。
後は、トイレだな。
簡単に土魔法でくり抜いてもいいけど折角だし簡易トイレも作っちゃおうかな。
夕飯はもうちょっとかかるみたいだし。と言っても土魔法で穴を掘ってその上にイベントなんかでみかける簡易トイレを置くだけだけどね。
マリアがいるしきっと必要だよね。トイレのおしりふきはないから、悪党たちの衣類のうちおしりが拭けそうなやつを適度に切って使うことにした。
アイテムボックスの中にトイレットペーパーみたいなものはないから、こっちの世界ではどうやるのかわからないけどね。
おー、なんかいい匂いがしてきたなぁ。
竈の所にもどってみると、ちょうど出来上がったみたい。
おっと、テーブルとイスがなかった。
いい感じの岩があったから、サクッとテーブルとイスを練金してみた。
大理石のテーブルみたい。席は隣合わせに作ったけどね。
深い意味はないけど。
さて、マリアが食事を並べてくれるけど、なぜ一人分?
「材料が少なかった?もっとあるけど」
「いえ、私は、リュウ様がお済みになられた後、残った分を頂かせていただきます。
リュウ様、どうぞお召し上がり下さい。」
「ダメダメ。ハマダ家の家訓その一。食事は家族全員で一緒に食べること。
ハマダ家では、奴隷っていなかったから、マリアが奴隷という身分でもハマダ家の家族だからね。だから食事は一緒に食べること。」
「わかりました。では、一緒に頂きます。」
「よし、じゃあ、いただきます?」
「?」
「これは、食材と作ってくれた人への感謝の気持ちを表わしているんだよ。
食事の前にこうやって手を合わせて、いただきます。」
「えっと、それも家訓なのでしょうか?」
「うーん、これは俺が住んでいた所の習慣みたいなものかな。
だから、マリアには強制しないよ。」
「いただきます。」
マリアが、俺の隣に座って、小さな声でそう言って俺の方をみた。
少し照れてるような感じも、マジ女神だなぁ。
さて、この世界初めての食事はポトフのようなスープとパン。
味は、うーん日本のポトフとは違って、さっぱりしてる感じだけどまずまず。
お肉は、鶏肉よりもジューシーな感じ。
ダチョウもどきもなかなかやるなぁ。
「マリア、すごくおいしいよ。マリアは料理上手なんだなぁ。」
そういうと、マリアはやっと、ホッとしたような顔で食事を始めた。気を使わせちゃったかぁ。
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