愛弟日記4

けい兄たん

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4-212 甘酒

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4-212 甘酒
俺:   読書中

愛弟:   兄さん、マンガ読んでるの?

それってストーリーなんか難しいでしょ。

俺:   うん 頭の体操になるかな へへへ

愛弟:   微笑

俺:   おまえの好きなベートーヴェンのピアノ・ソナタ第29番第三楽章〔アダージョ・ソステヌート〕を聴いたり、このマンガのうつくしいストーリーの風景をむりやりシンクロさせたりして楽しむのがマイブームさ

ベートーヴェンは
このピアノ・ソナタを
1817年11月、
オーストリア🇦🇹の
東部のメートリンクの町で作曲し始めたらしいけど

ベートーヴェンが、生きていた頃の街並みや11月の空を想像するのは楽しいよ 微笑

ピアノの冷たいカンジのメロディーが、秋のオーストリアの風景とこのマンガの世界観が俺の心の中でミキシングされて魅惑されるんだぁ……

愛弟:   あ、ソレ同感❤️笑顔

俺:   ふふふ 笑顔

愛弟:   にいちゃん、抱いて

ふたり:   抱擁

見つめ合う 笑顔

愛弟:   にいちゃん、ボク、
甘酒買ってきてあるから、

いま作ってくるね

にこにこ笑顔で台所へ向かう愛弟ちゃん〕

しばらくして

愛弟:   おまちどうさま

コト

愛弟:   はい、召し上がれ

俺:   ありがとう😊

愛弟:   にこっと微笑む愛弟ちゃん

愛弟:   熱いから気をつけて

俺:   フーフー ズズ

愛弟:   フーフー ズズ

ふたり:   にこにこ笑顔

俺:   おいしい❤️

愛弟:   おいしいね❤️

俺:   ションの作ったのはおいしいなぁ

愛弟:   えへへ にこにこ〕

俺:   愛している男に作ってもらった甘酒を飲む男の図

窓の外は霙(みぞれ)が降っていた

ストーヴは静かに鳴っていた

愛弟ちゃんはベートーヴェンのピアノ・ソナタ第29番第三楽章をレコーダで再生し始めた

11月のふたりの部屋にはベートーヴェンのピアノ・ソナタが流れていた……

愛弟:   兄さん、ボク、違うのリクエスト❤️

俺:   何だ?

愛弟:   JUJUの

「やさしさで溢れるように」

俺:   オッケー

俺はiPad で再生し始めた

俺:   彼女のやさしい声質も良いよな

愛弟:   でしょ。 にこにこ笑顔😃


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