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わたし、魔法少女になっても彼女を殴るのやめました(それはわたしの好みじゃありません)
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自分の仕事じゃないから。
理由として使うのにこんな最適な言葉はなかなかないと思う。
これ以上便利で説得力のある言葉もそうそうないと思う。
自分を救いだすために。
だって何を言われも、このひとことがあればそれで大抵すんでしまう。
仕事じゃないから、やらなくてもいい。
仕事じゃないから、できなくてもいい。
わたしの仕事じゃないから、どうでいい。
もうそこで、話しは全部終わっちゃう。
続きなんてあるわけなく。
もし自分の目の前に、困ってるひとがいたとしても。
たとえ自分の足下に、助けを求めるひとがいたとしても。
この魔法の言葉を唱えれば、たちどろころに自分とは何のつながりもない。
それが、この世界一の働き者のやり方みたいだった。
だったら逆に、自分の仕事だったらどうだろう。
それは鏡に写った硬貨の裏表のようだった。
いままでの言葉の意味は同じまま、全部がそっくりそのまま裏返る。
自分を拘束するものに。
だって何を言ったところで、このひとことあれば大抵それですまされてしまう。
仕事だから、やらなくてはいけない。
仕事だらか、できなくてはいけない。
わたしの仕事だから、どうにかしなくちゃいけない。
ここからさらに、話は続いていくことになる。
終わることなんてなく。
たとえ自分の全部を、知らないうちに奪われていたとしても。
もし自分のやりたくないことを、させらることになったとしても。
この魔法の言葉を唱えられたら、いつの間にか他人のために使い捨てられる。
それがこの世界の、魔法少女の在り方らしかった。
そうだというなら、わたしの訊きたいことと知りたいことはもう決まった。
それをたしかめる前にまず。
「じゃあ、その他称女神さまの仕事って何なわけ?」
そのよっぽどお忙しいに違いないお仕事ってどんなもの?
「それはさっきも言った通り、彼女の仕事はこの世界の安定、ただそれだけだよ」
はあー、それだけですか。それはまたきっと、それだけの大仕事なんだろね。
他のことなんて、やってる余裕がないくらいに。
「それってちゃんと成果がでてるの? いっつもどこでもあっちこっちで、悪いことばっかり起こってるよ」
前にあんたは、やっただけじゃなく成果をだして初めて仕事になるって、わたしに言ったよね。
「そこは勿論だよ。それこそキミの言う悪いことばかりが起こるこんな世界がいまだにちゃんと成立していることこそが、彼女の仕事の成果を何より証明しているよ」
「あんまりそんなふうには見えないよ」
わたしなんかが見てるだけでも、とてもじゃないけどそんなふうには見えないよ。
「それはそうだよ。彼女の仕事に人類救済や社会平和は含まれていないからね。それは全て人間の責任で、人間が責任を持ってなんとかしないといけないことだからね。ひとをあてにしてはいけないよ」
それって、神さまが人間のために何かしてくれるなんて思い上がりもいいところってことなのかな。
そういうことなら何となくわかる。
母も神さまなんているとしたら、それはお願いですから何とかしてくださいと祈るものじゃなくて、頼むから何もしないでくださいと頭を下げるものだって言ってたし。
けど、それだと。
「その他称女神さまにとって、人間なんてどうでもいいってこと?」
「それこそ人間がこの世界のヒエラルキーの頂点だという思い上がりだね。この世界には人間以外のものがどれだけ存在してるか、知っているかな?」
いや、知ってるわけないし。
でもとりあえず、わかんないくらたくさんいるのはわかる。
ひとには数えきれないくらいには。
もしかしたら、その他称女神さまでも。
「んー、何かいっぱいいくらでも」
「そうだね。そのいっぱいいるものを個々に特定して選別するんて、土台無理な話しだよ。だから彼女の目には全てが同じにみえている。全てが均しくなるようみえていると言ってもいいかな」
あー、やっぱりそういうことかあ。
「それって、この世界にあるものの区別がついてないってこと?」
「そうだよ。例えば、キミは虫を区別することができるかい?」
そんなの無理に決まってる。
だって全部同じにみえるから。
「ううん。全然」
「それと同じことだよ。でも、キミの場合は虫以外でも変わることは無さそうだけどね」
「そんことないよ」
そんなこと、ないと思うけど。
「そうかい、それならいいけど。それでも彼女の目は世界の全てをあまねく見渡し、彼女の手は世界のあらゆるところまで伸ばすことができる。そうやって細い針の上に辛うじて載っているような状態のこの世界が、傾いて崩れ落ちてしまわないようにバランスをとっている。善いことも悪いことも、ひとつところに片寄ることがないように。それが彼女の仕事の全てさ」
そうなんだ。じゃあ、といことは。
「世界中で悪いことが起こってるのは、その他称女神さまのせいなんだね」
「彼女のせいだと言うのは語弊があるかな。確かに彼女の采配の結果ではあるけれど。何より、彼女は何も起こしていない。そんな権限も権能ない。この世界で起こる全ての原因をつくったのも、その原因を起こすのも彼女意外のこの世界のいるもの全てだよ。彼女はただ、起こるべくして起こる結果の発現を移すだけ。善いことだろうと悪いことだろと満遍なく世界中にね。そこに何があろうと、何がいようと関係なく。ただ世界のバランスをとるために。だけどそれ故に彼女の目には全てが均しく同じに見えて、だからこそ彼女は限り無く 平等だ」
あんな不公正な仕組みをつくったひとが、みんなには平等だなんて。
しかもその理由が、全部変わらないからだなんて。
全部、代わりがきくものだからだなんて。
わたしは無意識のうちに、唇が三日月みたいな笑顔になってしまう。
クスクスと、裂けた口のすき間から刃物を研ぐような笑い声がこぼれてしまう。
あんまりおかしくって、わたしは嗤わずにはいられなかった。
その嗤いをなんと呼ぶのか、それをこの緑の目は口にしなかった。
そんなことお構いなしに、わたしの嗤いはとまらない。
だって、それじゃあ彼女には。
「その彼女には、この世界に大事なものが何もないってことじゃない」
彼女にとってこの世界は、何の価値もないってことじゃない。
「その通りだよ。今更だけど、彼女は人間のいうような神でもなんでもない。彼女自身も世界の一部であり、世界を安定させるため部品のひとつ。この世界の維持と管理を仕事とするモノ。ただそれだけにしか過ぎない存在だよ。それでもキミはまだ、彼女を殴りたいのかい?」
「ああ、それならもういいや。そんなのいくら殴っても、何にも面白くないに決まってるしね。それにわたし、拳で殴りあったりなんて好みじゃないしね」
そんな野蛮なこと、やったことないし。
「そうなの? ボクはてっきりキミは感謝を伝えるためには、言葉だけじゃなく拳まで使う子なのかと思っていたよ」
「そんなことあるわけないでしょ。ただ時と場合と相手によるかもしれないだけで」
もちろんそんなことにならないように、全力をつくして回避するけど。
「そうなんだ。それじゃあ、もうそろそろいいかな。キミの興味の無いことに対する確認は?」
「うん。もういいよ」
やっぱり気づいてたか。
まあ、それはそうだよね。
わたしとっくに左手、開けてたもんね。
「それでキミの本当に知りたいたことはなんだい?」
それはいままでの話しを聞いて思ったこと。
いままでの、話しを聞けば思うこと。
魔法少女の話は聞いた。
彼女の話も一応聞いた。
そしてわたしがやったことを思い返せば、残りは自然と言葉になった。
「そもそもどうして、世界はこんなことになってるの?」
わたしはさっきと同じ言葉で違う意味を問いかける。
残りの話、世界の話を訊くために。
何であいつらみたいのが、この世界に来てるのか。
何でわたしがあいつらを、殺さなくっちやいけないのか。
世界を守る気なんかなくっても、あいつらは殺していいのかどうか。
わたしが自分のためだけに、あいつらを殺しちゃってもいいのかどうか。
わたしが知りたいホントのことを訊くために。
まあダメって言われてもやるけどね。
何も変わらず同じまま、わたしらしくやるけどね。
理由として使うのにこんな最適な言葉はなかなかないと思う。
これ以上便利で説得力のある言葉もそうそうないと思う。
自分を救いだすために。
だって何を言われも、このひとことがあればそれで大抵すんでしまう。
仕事じゃないから、やらなくてもいい。
仕事じゃないから、できなくてもいい。
わたしの仕事じゃないから、どうでいい。
もうそこで、話しは全部終わっちゃう。
続きなんてあるわけなく。
もし自分の目の前に、困ってるひとがいたとしても。
たとえ自分の足下に、助けを求めるひとがいたとしても。
この魔法の言葉を唱えれば、たちどろころに自分とは何のつながりもない。
それが、この世界一の働き者のやり方みたいだった。
だったら逆に、自分の仕事だったらどうだろう。
それは鏡に写った硬貨の裏表のようだった。
いままでの言葉の意味は同じまま、全部がそっくりそのまま裏返る。
自分を拘束するものに。
だって何を言ったところで、このひとことあれば大抵それですまされてしまう。
仕事だから、やらなくてはいけない。
仕事だらか、できなくてはいけない。
わたしの仕事だから、どうにかしなくちゃいけない。
ここからさらに、話は続いていくことになる。
終わることなんてなく。
たとえ自分の全部を、知らないうちに奪われていたとしても。
もし自分のやりたくないことを、させらることになったとしても。
この魔法の言葉を唱えられたら、いつの間にか他人のために使い捨てられる。
それがこの世界の、魔法少女の在り方らしかった。
そうだというなら、わたしの訊きたいことと知りたいことはもう決まった。
それをたしかめる前にまず。
「じゃあ、その他称女神さまの仕事って何なわけ?」
そのよっぽどお忙しいに違いないお仕事ってどんなもの?
「それはさっきも言った通り、彼女の仕事はこの世界の安定、ただそれだけだよ」
はあー、それだけですか。それはまたきっと、それだけの大仕事なんだろね。
他のことなんて、やってる余裕がないくらいに。
「それってちゃんと成果がでてるの? いっつもどこでもあっちこっちで、悪いことばっかり起こってるよ」
前にあんたは、やっただけじゃなく成果をだして初めて仕事になるって、わたしに言ったよね。
「そこは勿論だよ。それこそキミの言う悪いことばかりが起こるこんな世界がいまだにちゃんと成立していることこそが、彼女の仕事の成果を何より証明しているよ」
「あんまりそんなふうには見えないよ」
わたしなんかが見てるだけでも、とてもじゃないけどそんなふうには見えないよ。
「それはそうだよ。彼女の仕事に人類救済や社会平和は含まれていないからね。それは全て人間の責任で、人間が責任を持ってなんとかしないといけないことだからね。ひとをあてにしてはいけないよ」
それって、神さまが人間のために何かしてくれるなんて思い上がりもいいところってことなのかな。
そういうことなら何となくわかる。
母も神さまなんているとしたら、それはお願いですから何とかしてくださいと祈るものじゃなくて、頼むから何もしないでくださいと頭を下げるものだって言ってたし。
けど、それだと。
「その他称女神さまにとって、人間なんてどうでもいいってこと?」
「それこそ人間がこの世界のヒエラルキーの頂点だという思い上がりだね。この世界には人間以外のものがどれだけ存在してるか、知っているかな?」
いや、知ってるわけないし。
でもとりあえず、わかんないくらたくさんいるのはわかる。
ひとには数えきれないくらいには。
もしかしたら、その他称女神さまでも。
「んー、何かいっぱいいくらでも」
「そうだね。そのいっぱいいるものを個々に特定して選別するんて、土台無理な話しだよ。だから彼女の目には全てが同じにみえている。全てが均しくなるようみえていると言ってもいいかな」
あー、やっぱりそういうことかあ。
「それって、この世界にあるものの区別がついてないってこと?」
「そうだよ。例えば、キミは虫を区別することができるかい?」
そんなの無理に決まってる。
だって全部同じにみえるから。
「ううん。全然」
「それと同じことだよ。でも、キミの場合は虫以外でも変わることは無さそうだけどね」
「そんことないよ」
そんなこと、ないと思うけど。
「そうかい、それならいいけど。それでも彼女の目は世界の全てをあまねく見渡し、彼女の手は世界のあらゆるところまで伸ばすことができる。そうやって細い針の上に辛うじて載っているような状態のこの世界が、傾いて崩れ落ちてしまわないようにバランスをとっている。善いことも悪いことも、ひとつところに片寄ることがないように。それが彼女の仕事の全てさ」
そうなんだ。じゃあ、といことは。
「世界中で悪いことが起こってるのは、その他称女神さまのせいなんだね」
「彼女のせいだと言うのは語弊があるかな。確かに彼女の采配の結果ではあるけれど。何より、彼女は何も起こしていない。そんな権限も権能ない。この世界で起こる全ての原因をつくったのも、その原因を起こすのも彼女意外のこの世界のいるもの全てだよ。彼女はただ、起こるべくして起こる結果の発現を移すだけ。善いことだろうと悪いことだろと満遍なく世界中にね。そこに何があろうと、何がいようと関係なく。ただ世界のバランスをとるために。だけどそれ故に彼女の目には全てが均しく同じに見えて、だからこそ彼女は限り無く 平等だ」
あんな不公正な仕組みをつくったひとが、みんなには平等だなんて。
しかもその理由が、全部変わらないからだなんて。
全部、代わりがきくものだからだなんて。
わたしは無意識のうちに、唇が三日月みたいな笑顔になってしまう。
クスクスと、裂けた口のすき間から刃物を研ぐような笑い声がこぼれてしまう。
あんまりおかしくって、わたしは嗤わずにはいられなかった。
その嗤いをなんと呼ぶのか、それをこの緑の目は口にしなかった。
そんなことお構いなしに、わたしの嗤いはとまらない。
だって、それじゃあ彼女には。
「その彼女には、この世界に大事なものが何もないってことじゃない」
彼女にとってこの世界は、何の価値もないってことじゃない。
「その通りだよ。今更だけど、彼女は人間のいうような神でもなんでもない。彼女自身も世界の一部であり、世界を安定させるため部品のひとつ。この世界の維持と管理を仕事とするモノ。ただそれだけにしか過ぎない存在だよ。それでもキミはまだ、彼女を殴りたいのかい?」
「ああ、それならもういいや。そんなのいくら殴っても、何にも面白くないに決まってるしね。それにわたし、拳で殴りあったりなんて好みじゃないしね」
そんな野蛮なこと、やったことないし。
「そうなの? ボクはてっきりキミは感謝を伝えるためには、言葉だけじゃなく拳まで使う子なのかと思っていたよ」
「そんなことあるわけないでしょ。ただ時と場合と相手によるかもしれないだけで」
もちろんそんなことにならないように、全力をつくして回避するけど。
「そうなんだ。それじゃあ、もうそろそろいいかな。キミの興味の無いことに対する確認は?」
「うん。もういいよ」
やっぱり気づいてたか。
まあ、それはそうだよね。
わたしとっくに左手、開けてたもんね。
「それでキミの本当に知りたいたことはなんだい?」
それはいままでの話しを聞いて思ったこと。
いままでの、話しを聞けば思うこと。
魔法少女の話は聞いた。
彼女の話も一応聞いた。
そしてわたしがやったことを思い返せば、残りは自然と言葉になった。
「そもそもどうして、世界はこんなことになってるの?」
わたしはさっきと同じ言葉で違う意味を問いかける。
残りの話、世界の話を訊くために。
何であいつらみたいのが、この世界に来てるのか。
何でわたしがあいつらを、殺さなくっちやいけないのか。
世界を守る気なんかなくっても、あいつらは殺していいのかどうか。
わたしが自分のためだけに、あいつらを殺しちゃってもいいのかどうか。
わたしが知りたいホントのことを訊くために。
まあダメって言われてもやるけどね。
何も変わらず同じまま、わたしらしくやるけどね。
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