32 / 45
わたし、魔法少女になってからやっと家に帰れました(これからはただいまだけじゃありません)
しおりを挟む
そうして何とか事情を説明したわたしは、ふたり揃って京の家までついていった。
京は「もう何ともないから大丈夫、ひとりでちゃんと帰るれるよ。それにもう暗いんだから帰りはこいしのほうが危ないよ」
そう言って心配してくれる優しさは素直にホントに嬉しかったけど、逆にわたしのほうが「京のことが心配だから」の一点張りで押し通した。
それはもう強引に。押し倒すような勢いで。
そんなわたしの勢いに押し倒される前に「うー、もう!わかった、わかったよ。でも本当にこいしも帰るとき気をけるんだよ」と言って折れてくれた。
もし京が折れてくれなかったらわたしが骨を折るつもりだったから、そう言ってくれてホントによかった。
そのときはお腹にパンチするなり首にチョップするなりして気を失わせて手足の関節を固めてから、ちゃんと家まで運ぶつもりだった。
魔法少女になってでも。
魔法少女のちからを使ってでも。
これじゃホントに危ないなのは誰かわかったもんじゃない。
本末転倒なのもわかってる。
それでもあんな目に遭ったばかりの友だちを、ひとりで帰らせるわけにはいかなかった。
一日に二回もあいつらに襲われる可能性って、いったいどれくらいなのか全然知らない。
そもそも一生のうちであいつらに出逢ってしまうのが、どれくらいの確率なのかさっぱり知らない。
それに暗くて危ないのは、京だって同じこと。
あいつらに出逢わなくっても、普通の不審者や変質者に遭遇する危険はあるんだから。
なおのこと、京を夜道にひとりで帰らせるわけにはいかなかった。
だからこそ、ほっとくわけにはいかなかった。
わたしが安心するために。
わたしの心配を解消するために。
じゃあそのあとは?
もし京を家に送って、また今度は家族まるごと襲われたら?
でもそんなの、きにしだしたらキリがない。
そのときはそのときで、また魔法少女になって全力ダッシュで駆けつけるしかない。
そしてまた、同じようにやるだけだ。
同じように、殺すだけだ。
そしてわたしのほうなら大丈夫。
そういう危険な目に遭わないための実際的な方法と、もし遭ってしまったときの実行的な手段は教えられている。
それはもう母からみっちりと。
「女の子なんだから、いざというときちゃんと自分自身だけは護れるようにならないとね」と言われて。
それが本質的に、どういう意味をもっているかまでしっかりと。
だからわたしはひとりでもなんとかなる。
むしろひとりのほうがどうにかできる。
いまのわたしなら、母からの教えを差し引いても。
どうとでもできるし、なんとでもなる。
あいつらだろうとなんだろうと、やっちゃえばいいだけだ。
でもそれっていいんだろうか。
さっきも思ったけど、それをやった場合どうなるんだろう。
まあ、それはあとで訊けばいっか。
もしそんことになったら、逃げればいいんだし。
逃げられることなら逃げてしまえばいいんだから。
それは間違ったことじゃないと思う。
なにも必要ないのに無理することなんかない。
無理してやる必要なんかない。
それは最後の手段だ。
最後の、そして最悪の手段だ。
でもわたしはその最悪の手段を、最高に愉しんだ。
最悪の状況を、最高に悦んだ。
それは全部、母の教えに破ること。
でもあのときわたしは、逃げるわけにはいかない理由があった。
無理してでも、やらなきゃいけない必要があった。
少なくともわたしはそう思う。
わたしだけはそう確信する。
だってその結果が、わたしと一緒にいてくれるんだから。
だから、わたしは正しいことをしたはずだ。
でも身を護るっていうのは、危ない目に遭わないこと。
危ない目に遭わないために一番大事なのは、危ないことを徹底的に避けること。
危険なことには足も首をつっこまないこと。
信号が黄色だったら一目散に逃げること。
じゃないと足も首も生命まで、残らず全部持っていかれることになる。
わたしが殺したあいつらみたいに。
黄色信号でも引き返さずに、赤信号を無視したあいつらみたいに。
そんなあいつらに食べられた京は、ホントに何にも悪くない。
黄色くも赤くもない、ただいつもどおりの日常のなかにいただけだ。
そこに土足で踏み込んだのはあいつらだ。
だから悪いのは全部あいつらだ。
京は何にも悪くない。でも、ただ運だけが悪かった。
そこだけは、あいつらと同じだった。
あいつらに出逢ってしまった京と、わたしに出逢ってしまったあいつらと。
そしてあいつらは京を食べた。
だからわたしのしたことは間違ってないはずだ。
そなことをこころの隅で思いながら、わたしはいつもと違う帰り道を京と並んで歩いていた。
そうして京の家まで何事もなく無事たどり着いた。
京は「ありがと、ついてきてくれて」と言い、わたしは「気にしないで」と返す。
そして今度こそお互い「また明日」と言って別れた。
また明日、「おはよう」と言っていつもどおりの日常を始めるために。
そのあとわたしはどこにもよらず、真っ直ぐ自分の家へと帰る。
誰もいない、真っ暗なわたしの家に。
それでもアパートに着く頃には、辺りはすっかり夜に呑まれて真っ黒になっていた。
ぽつりと立っている街灯の頼りない灯りが、余計に闇の深さを強調していた。
今日はいろいろあったからしょうがないか。
こうやって家に帰れただけでも、わたしホントに運がいいだ。
こうして帰る家があるだけ、わたしはホントに幸せだ。
そのわたしの帰るべき家には、当然灯りはついてない。
いつもどおり、真っ暗だ。
逆に灯りがついてたほうが異常なんだけど。
異常で、非日常の合図なんだけど。
もしそんなことになってたら、いままでだったら即警察に駆け込むところ。
でもいまのわたしなら、ひとりでやってやれないことはない。
たとえ相手が、ただの人間だったとても。
「ねえ」
「なんだい?」
いままでずっと姿を消していた緑の目が、いつの間にかわたしの背中にのっていた。
「もし魔法少女が人間を殺したらどうなるの?」
わたしはずっと気になっていたことを、いまここで訊いてみる。
家の扉を開ける前に、訊いておきたかった。
「どうにもならないし、どうもしないよ。更に言うなら別に構わないよ」
それって。
「魔法少女としては問題ないよ。そんなことで魔法少女である資格は失わないし、魔法少女であることに変わりはないよ。この世の誰も魔法少女を罰することも、その罪を問うこともできないからね。でも、もしキミがその姿のままで人間を殺すなら当然その責任は全てキミが背負うことになるよ。警察に追われ、司法に裁かれ、法律に殉じて刑に服すことになる。それだけのことだよ」
魔法少女は人間を殺してもいいって言ってるのと同じじゃないのか。
「そう、それだけのことなんだ」
それだけで、何もないんだ。
「そうだよ。勿論、キミはそんなことしないと信じてるし、ボクはそんなことにならないよう願っているけどね」
それを聞いて安心した。
そして首からぶら下げてた鍵を使って、錠を開けて家に入る。
「ただいま」
返ってこないとわかっていても、帰ってきたら必ず言うと決めていた。
だけど、そこに。
「おかえり」
ありえないはずの返事があった。
誰のものかはわかってるけど。
「なんであんたが応えるの?」
わたしと一緒に帰ってきたんだから、その返事はおかしいでしょ。
それに、あんたはこの家に入るの初めてのはずだよね。
「そうした方が自然かなって思ってね。もしかして嫌だった?」
「別に嫌じゃないけど……」
そう言いながら靴を脱ぎ、部屋にあがって灯りをつける。
うん、よかった。止まってない。
そうして明るくなった部屋を見て、わたしはようやく帰ってこれたと実感できた。
でもそれだけじゃないって気づいてた。
「ただいま」を言ったら「おかえり」を言ってもらえること。
それがホントの意味で帰ってきたことの条件だって。
それがいまはこの緑の目でも。
あんまり認めたくはないけれど。
そんな誰かがいることが、帰ってくることに意味をもたせてくれるんだって。
京は「もう何ともないから大丈夫、ひとりでちゃんと帰るれるよ。それにもう暗いんだから帰りはこいしのほうが危ないよ」
そう言って心配してくれる優しさは素直にホントに嬉しかったけど、逆にわたしのほうが「京のことが心配だから」の一点張りで押し通した。
それはもう強引に。押し倒すような勢いで。
そんなわたしの勢いに押し倒される前に「うー、もう!わかった、わかったよ。でも本当にこいしも帰るとき気をけるんだよ」と言って折れてくれた。
もし京が折れてくれなかったらわたしが骨を折るつもりだったから、そう言ってくれてホントによかった。
そのときはお腹にパンチするなり首にチョップするなりして気を失わせて手足の関節を固めてから、ちゃんと家まで運ぶつもりだった。
魔法少女になってでも。
魔法少女のちからを使ってでも。
これじゃホントに危ないなのは誰かわかったもんじゃない。
本末転倒なのもわかってる。
それでもあんな目に遭ったばかりの友だちを、ひとりで帰らせるわけにはいかなかった。
一日に二回もあいつらに襲われる可能性って、いったいどれくらいなのか全然知らない。
そもそも一生のうちであいつらに出逢ってしまうのが、どれくらいの確率なのかさっぱり知らない。
それに暗くて危ないのは、京だって同じこと。
あいつらに出逢わなくっても、普通の不審者や変質者に遭遇する危険はあるんだから。
なおのこと、京を夜道にひとりで帰らせるわけにはいかなかった。
だからこそ、ほっとくわけにはいかなかった。
わたしが安心するために。
わたしの心配を解消するために。
じゃあそのあとは?
もし京を家に送って、また今度は家族まるごと襲われたら?
でもそんなの、きにしだしたらキリがない。
そのときはそのときで、また魔法少女になって全力ダッシュで駆けつけるしかない。
そしてまた、同じようにやるだけだ。
同じように、殺すだけだ。
そしてわたしのほうなら大丈夫。
そういう危険な目に遭わないための実際的な方法と、もし遭ってしまったときの実行的な手段は教えられている。
それはもう母からみっちりと。
「女の子なんだから、いざというときちゃんと自分自身だけは護れるようにならないとね」と言われて。
それが本質的に、どういう意味をもっているかまでしっかりと。
だからわたしはひとりでもなんとかなる。
むしろひとりのほうがどうにかできる。
いまのわたしなら、母からの教えを差し引いても。
どうとでもできるし、なんとでもなる。
あいつらだろうとなんだろうと、やっちゃえばいいだけだ。
でもそれっていいんだろうか。
さっきも思ったけど、それをやった場合どうなるんだろう。
まあ、それはあとで訊けばいっか。
もしそんことになったら、逃げればいいんだし。
逃げられることなら逃げてしまえばいいんだから。
それは間違ったことじゃないと思う。
なにも必要ないのに無理することなんかない。
無理してやる必要なんかない。
それは最後の手段だ。
最後の、そして最悪の手段だ。
でもわたしはその最悪の手段を、最高に愉しんだ。
最悪の状況を、最高に悦んだ。
それは全部、母の教えに破ること。
でもあのときわたしは、逃げるわけにはいかない理由があった。
無理してでも、やらなきゃいけない必要があった。
少なくともわたしはそう思う。
わたしだけはそう確信する。
だってその結果が、わたしと一緒にいてくれるんだから。
だから、わたしは正しいことをしたはずだ。
でも身を護るっていうのは、危ない目に遭わないこと。
危ない目に遭わないために一番大事なのは、危ないことを徹底的に避けること。
危険なことには足も首をつっこまないこと。
信号が黄色だったら一目散に逃げること。
じゃないと足も首も生命まで、残らず全部持っていかれることになる。
わたしが殺したあいつらみたいに。
黄色信号でも引き返さずに、赤信号を無視したあいつらみたいに。
そんなあいつらに食べられた京は、ホントに何にも悪くない。
黄色くも赤くもない、ただいつもどおりの日常のなかにいただけだ。
そこに土足で踏み込んだのはあいつらだ。
だから悪いのは全部あいつらだ。
京は何にも悪くない。でも、ただ運だけが悪かった。
そこだけは、あいつらと同じだった。
あいつらに出逢ってしまった京と、わたしに出逢ってしまったあいつらと。
そしてあいつらは京を食べた。
だからわたしのしたことは間違ってないはずだ。
そなことをこころの隅で思いながら、わたしはいつもと違う帰り道を京と並んで歩いていた。
そうして京の家まで何事もなく無事たどり着いた。
京は「ありがと、ついてきてくれて」と言い、わたしは「気にしないで」と返す。
そして今度こそお互い「また明日」と言って別れた。
また明日、「おはよう」と言っていつもどおりの日常を始めるために。
そのあとわたしはどこにもよらず、真っ直ぐ自分の家へと帰る。
誰もいない、真っ暗なわたしの家に。
それでもアパートに着く頃には、辺りはすっかり夜に呑まれて真っ黒になっていた。
ぽつりと立っている街灯の頼りない灯りが、余計に闇の深さを強調していた。
今日はいろいろあったからしょうがないか。
こうやって家に帰れただけでも、わたしホントに運がいいだ。
こうして帰る家があるだけ、わたしはホントに幸せだ。
そのわたしの帰るべき家には、当然灯りはついてない。
いつもどおり、真っ暗だ。
逆に灯りがついてたほうが異常なんだけど。
異常で、非日常の合図なんだけど。
もしそんなことになってたら、いままでだったら即警察に駆け込むところ。
でもいまのわたしなら、ひとりでやってやれないことはない。
たとえ相手が、ただの人間だったとても。
「ねえ」
「なんだい?」
いままでずっと姿を消していた緑の目が、いつの間にかわたしの背中にのっていた。
「もし魔法少女が人間を殺したらどうなるの?」
わたしはずっと気になっていたことを、いまここで訊いてみる。
家の扉を開ける前に、訊いておきたかった。
「どうにもならないし、どうもしないよ。更に言うなら別に構わないよ」
それって。
「魔法少女としては問題ないよ。そんなことで魔法少女である資格は失わないし、魔法少女であることに変わりはないよ。この世の誰も魔法少女を罰することも、その罪を問うこともできないからね。でも、もしキミがその姿のままで人間を殺すなら当然その責任は全てキミが背負うことになるよ。警察に追われ、司法に裁かれ、法律に殉じて刑に服すことになる。それだけのことだよ」
魔法少女は人間を殺してもいいって言ってるのと同じじゃないのか。
「そう、それだけのことなんだ」
それだけで、何もないんだ。
「そうだよ。勿論、キミはそんなことしないと信じてるし、ボクはそんなことにならないよう願っているけどね」
それを聞いて安心した。
そして首からぶら下げてた鍵を使って、錠を開けて家に入る。
「ただいま」
返ってこないとわかっていても、帰ってきたら必ず言うと決めていた。
だけど、そこに。
「おかえり」
ありえないはずの返事があった。
誰のものかはわかってるけど。
「なんであんたが応えるの?」
わたしと一緒に帰ってきたんだから、その返事はおかしいでしょ。
それに、あんたはこの家に入るの初めてのはずだよね。
「そうした方が自然かなって思ってね。もしかして嫌だった?」
「別に嫌じゃないけど……」
そう言いながら靴を脱ぎ、部屋にあがって灯りをつける。
うん、よかった。止まってない。
そうして明るくなった部屋を見て、わたしはようやく帰ってこれたと実感できた。
でもそれだけじゃないって気づいてた。
「ただいま」を言ったら「おかえり」を言ってもらえること。
それがホントの意味で帰ってきたことの条件だって。
それがいまはこの緑の目でも。
あんまり認めたくはないけれど。
そんな誰かがいることが、帰ってくることに意味をもたせてくれるんだって。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
白い結婚三年目。つまり離縁できるまで、あと七日ですわ旦那様。
あさぎかな@電子書籍二作目発売中
恋愛
異世界に転生したフランカは公爵夫人として暮らしてきたが、前世から叶えたい夢があった。パティシエールになる。その夢を叶えようと夫である王国財務総括大臣ドミニクに相談するも答えはノー。夫婦らしい交流も、信頼もない中、三年の月日が近づき──フランカは賭に出る。白い結婚三年目で離縁できる条件を満たしていると迫り、夢を叶えられないのなら離縁すると宣言。そこから公爵家一同でフランカに考え直すように動き、ドミニクと話し合いの機会を得るのだがこの夫、山のように隠し事はあった。
無言で睨む夫だが、心の中は──。
【詰んだああああああああああ! もうチェックメイトじゃないか!? 情状酌量の余地はないと!? ああ、どうにかして侍女の準備を阻まなければ! いやそれでは根本的な解決にならない! だいたいなぜ後妻? そんな者はいないのに……。ど、どどどどどうしよう。いなくなるって聞いただけで悲しい。死にたい……うう】
4万文字ぐらいの中編になります。
※小説なろう、エブリスタに記載してます
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
飯屋の娘は魔法を使いたくない?
秋野 木星
ファンタジー
3歳の時に川で溺れた時に前世の記憶人格がよみがえったセリカ。
魔法が使えることをひた隠しにしてきたが、ある日馬車に轢かれそうになった男の子を助けるために思わず魔法を使ってしまう。
それを見ていた貴族の青年が…。
異世界転生の話です。
のんびりとしたセリカの日常を追っていきます。
※ 表紙は星影さんの作品です。
※ 「小説家になろう」から改稿転記しています。

【完結】転生少女は異世界でお店を始めたい
梅丸
ファンタジー
せっかく40代目前にして夢だった喫茶店オープンに漕ぎ着けたと言うのに事故に遭い呆気なく命を落としてしまった私。女神様が管理する異世界に転生させてもらい夢を実現するために奮闘するのだが、この世界には無いものが多すぎる! 創造魔法と言う女神様から授かった恩寵と前世の料理レシピを駆使して色々作りながら頑張る私だった。
追い出された万能職に新しい人生が始まりました
東堂大稀(旧:To-do)
ファンタジー
「お前、クビな」
その一言で『万能職』の青年ロアは勇者パーティーから追い出された。
『万能職』は冒険者の最底辺職だ。
冒険者ギルドの区分では『万能職』と耳触りのいい呼び方をされているが、めったにそんな呼び方をしてもらえない職業だった。
『雑用係』『運び屋』『なんでも屋』『小間使い』『見習い』。
口汚い者たちなど『寄生虫」と呼んだり、あえて『万能様』と皮肉を効かせて呼んでいた。
要するにパーティーの戦闘以外の仕事をなんでもこなす、雑用専門の最下級職だった。
その底辺職を7年も勤めた彼は、追い出されたことによって新しい人生を始める……。
転生無双なんて大層なこと、できるわけないでしょう!〜公爵令息が家族、友達、精霊と送る仲良しスローライフ〜
西園寺わかば🌱
ファンタジー
転生したラインハルトはその際に超説明が適当な女神から、訳も分からず、チートスキルをもらう。
どこに転生するか、どんなスキルを貰ったのか、どんな身分に転生したのか全てを分からず転生したラインハルトが平和な?日常生活を送る話。
- カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました!
- アルファポリス様にて、人気ランキング、HOTランキングにランクインしました!
- この話はフィクションです。
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~
深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公
じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい
…この世界でも生きていける術は用意している
責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう
という訳で異世界暮らし始めちゃいます?
※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです
※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています

転生テイマー、異世界生活を楽しむ
さっちさん
ファンタジー
題名変更しました。
内容がどんどんかけ離れていくので…
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ありきたりな転生ものの予定です。
主人公は30代後半で病死した、天涯孤独の女性が幼女になって冒険する。
一応、転生特典でスキルは貰ったけど、大丈夫か。私。
まっ、なんとかなるっしょ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる